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ネット申し込み可能な個人年金保険とは?ネット申し込みの手順からおすすめ商品まで詳しく解説

この記事で解決できるお悩み
  • 個人年金保険をネット申し込みできる会社が知りたい
  • 個人年金保険を活用するメリットやデメリットが知りたい
  • おすすめの個人年金保険が知りたい

個人年金保険の申し込み手段としてインターネットを利用する人が増えている。

スムーズな申し込み手続きと時間節約が期待できる反面、ネットの操作方法や安全性、適切な内容の選択に不安を感じる方もいるのではないか。

そこで本記事では、そんな個人年金保険のネット申し込みの概要や個人年金保険を活用するメリットとデメリット、さらにおすすめの商品を説明する。

個人年金保険の申し込みをネットからやりたいと考えている方には、ぜひ参考にしてほしい。

目次

個人年金保険のネット申し込みをするには

個人年金保険のネット申し込みとは 生命保険ナビ

老後の生活資金を準備する手段として「個人年金保険」への加入を検討している方も多いだろう。

商品によっては自宅にいながらネットで気軽に申し込むこともできる。

ここでは、個人年金保険のネット申し込みの流れやネット申し込み対応の保険会社、申し込み時に必要な物と注意点などを解説していく。

個人年金保険のネット申し込みのプロセス

個人年金保険にネット申し込みをする際は、以下のようなステップで手続きを進めることになる。

  1. 自分に合う商品を探す
  2. 保障内容・保険料をチェックする
  3. 公式サイトから申し込みページへ進む
  4. 必要情報を入力する
  5. 健康状態の告知を行う
  6. 保険会社側で審査が行われる
  7. 審査通過で保険契約が完了する

ネット申し込みの場合、対面で申し込む場合と違って書類の記入などが必要ない。

自宅にいながら簡単な手続きだけで申し込める点が大きな特徴だ。

しかし、保険商品の詳細の説明を営業担当者から受けることはできない。

複数の保険会社から資料請求をするなどして、慎重に比較した上で加入する商品を選ぼう。

また、保険会社の公式サイトでは年齢や将来受け取りたい年金額を入力するだけで保険料の概算を確認できるシミュレーションが用意されているケースが多い。

事前に保険料の予算を決めておき、無理なく保険契約を継続できるかどうかチェックしてから加入手続きを進めることが大切だ。

個人年金保険のネット申し込みが可能な保険会社

近年、インターネットで契約が完結できるタイプの生命保険は増えてきている。

しかし残念ながら、個人年金保険をネット申し込みできるケースはまだあまり多くはない。

そもそもネット申し込みに対応している保険会社の中で、個人年金保険を販売している生命保険会社が少ないというのが現状だ。

例えばアクサダイレクト生命やライフネット生命は、ネット申し込みに対応している代表的な生命保険会社である。

いずれの保険会社も死亡保険や医療保険、がん保険、就業不能保険などを提供しているものの、個人年金保険の提供はない。

このようにネット申し込みに対応している個人年金保険はあまり多くないが、太陽生命ダイレクトの「スマ保険」はネット申し込みができる数少ない個人年金保険だ。

見積もりから契約までネットで完結できるため、気軽に申し込める点が特徴となっている。

「代理店に行って保険契約をするのが面倒くさい」「ネットで気軽に加入したい」という方は、太陽生命ダイレクトの「スマ保険」を検討してみてはいかがだろうか。

個人年金保険のネット申し込みに必要な物と申し込み時の注意点

個人年金保険をネット申し込みする際、一般的には以下の書類が必要となる。

必要な書類
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • クレジットカードまたは銀行のキャッシュカード・通帳
  • 健康診断書など自分の健康状態をチェックできる書類

スムーズに手続きを進めるためにも、上記の書類を事前に準備しておくことをおすすめする。

特に健康診断書などの書類は普段使わないため、どこに片付けたか分からないという方も多いだろう。

手元に準備した上で申し込みページに進もう。

また、保険商品によってネット申し込みで必要な書類等は異なる。

上記で紹介したものが必要でなかったり、ほかの書類が必要だったりするケースも考えられるため、事前に必要書類を確認しておくことをおすすめする。

ネット申し込み可能!個人年金保険の特徴を深掘り

個人年金保険を利用するメリットとデメリット 生命保険ナビ

ネット申し込みの利用などで気軽に加入できる個人年金保険だが、メリットとデメリットがある。

老後の生活資金を準備する目的で加入を検討している方は、それぞれをしっかりと把握した上で入るべきかどうかを判断することが大切だ。

ここでは、個人年金保険を利用する4つの特徴と、個人年金保険が向いている人について解説していく。

個人年金保険の4つの特徴

個人年金保険の特徴は、主に以下の4つにまとめられる。一つずつ確認していこう。

個人年金保険で老後の資金を計画的に準備できる

1つ目は老後の生活資金を計画的に準備できるという点だ。「貯蓄が苦手」という方でも堅実に資金を準備できる点は大きなメリットと言えるだろう。

以前「老後2,000万円問題」が話題となったように、老後の生活資金は公的年金だけでは不足する可能性が高い。

そのため、早いうちから計画的に貯蓄を行っていく必要がある。

個人年金保険に加入していれば自動で保険料が積み立てられていき、途中で資金を引き出すことも不可能だ。

「手元にお金があるとつい使ってしまう」という方でも、継続して資金を積み立てていくことができる。

個人年金保険の保険料は個人年金保険料控除の対象となる

2つ目は保険料が個人年金保険料控除の対象となり、税負担を軽減できるという点だ。

老後の生活資金を準備しつつ、所得税・住民税の負担を抑えられる点は大きな魅力と言えるだろう。

個人年金保険料控除は、最大で年間4万円(2011年12月31日以前の契約は最大5万円)が保険料を支払った年の課税所得から引かれる仕組みとなっている。

課税所得が少なくなる分、所得税・住民税の金額も少なくなるため、手取り収入を増やすことが可能だ。

また「個人年金保険料控除」は、定期保険や終身保険が対象となる「一般生命保険料控除」とは別で利用できる。

すでに定期保険などで一般生命保険料控除を上限まで使い切っている場合でも、追加で控除を受けられる点が大きな特徴だ。

個人年金保険を途中解約するとによる元本割れリスクがある

3つ目は途中解約による元本割れリスクについてだ。満期を迎える前に保険を解約した場合は解約返戻金を受け取れるが、払い込んだ保険料を下回る可能性が高くなっているため注意しておこう。

個人年金保険で支払った保険料はすべてが積み立てられているわけではなく、一部を万が一の保障や商品の維持に必要な経費に充当している。

積み立てられている分は解約返戻金として受け取れるが、保障や経費に充てられている分は戻ってこない。

特に、早期解約の場合は解約返戻金をまったく受け取れない、またはごくわずかしか受け取れない可能性がある。

事前に商品のパンフレットなどを確認し、途中で解約した場合の解約返戻金について確認しておこう。

個人年金保険はインフレに弱い

4つ目はインフレ局面に弱いという点だ。インフレが起こり、モノやサービスの価格が上昇するような状況では個人年金保険の価値が目減りするため注意しておこう。

例えば現時点で老後の1ヶ月の生活費を月30万円と仮定していても、今後の物価上昇によっては月40万円になってしまう可能性がある。

月30万円の前提で資産を準備していても、老後を迎えると「10万円足りない」となってしまうリスクがあるのだ。

特に定額タイプの個人年金保険は、あらかじめ決められた利率で運用されるため受け取れる年金額は契約時点で確定している。

物価が上昇した時に年金の価値が目減りするリスクがある点は頭に入れておくと良いだろう。

また、運用利率が変動する変額タイプの商品の場合、インフレ時には利率が上がる可能性が高い。

定額タイプに比べるとインフレに強い商品となっているため、物価上昇対策をしたい場合は変額タイプも視野に入れておこう。

なお、定額型・変額型を含む個人年金保険の種類ごとの特徴については以下の記事で解説している。

「詳しく知りたい」「あらためておさらいしたい」という方がいればぜひ参考にしてほしい。

あわせて読みたい

個人年金保険が向いている人とは

これらの特徴を踏まえ、個人年金保険の利用が向いている人のタイプは以下の通りだ。

  • フリーランス・個人事業主などの自営業者
  • 貯蓄が苦手な人
  • 老後の趣味などにお金をかけたい人

フリーランス・個人事業主などの自営業者は厚生年金保険に加入していないため、将来受け取れる年金額が会社員・公務員などに比べて少ない。

個人年金保険に加入し、自分で老後の収入源を増やしておく必要性が高い。

また、貯蓄が苦手なタイプの人も個人年金保険が向いている。

老後まで継続して貯金を続けることは容易ではないが、個人年金保険であれば保険料を自動で積み立ててくれる。堅実に老後資金を準備したい方におすすめの商品だ。

そして、退職後にお金をかけて趣味を楽しみたいと考えている方も個人年金保険を検討しよう。

公的年金や退職金、老後までに貯めた貯蓄以外に年金も受け取ることができれば、充実したセカンドライフを楽しめるだろう。

「老後の資金が足りるか心配」「充実した老後を過ごしたい」とお考えの方は、ぜひ個人年金保険への加入を検討してみよう。

おすすめの個人年金保険

おすすめの個人年金保険 生命保険ナビ

ここまで解説してきた内容を踏まえ、実際に加入する商品を迷っている方も多いのではないだろうか。

多くの生命保険会社から販売されており、どの商品が自分に向いているのか判断することは容易ではない。

ここでは、おすすめの個人年金保険についてご紹介していく。

いずれもネット申し込みに対応している商品ではないが魅力的な特徴を持っているため、ぜひ商品選びの参考にしてみてほしい。

【日本生命】みらいのカタチ 年金保険

おすすめ商品の1つ目は日本生命の「みらいのカタチ 年金保険」だ。

7〜65歳が申し込み可能年齢となっており、将来の資金を計画的に準備したい方におすすめの商品となっている。

「みらいのカタチ 年金保険」の特長として以下の3点が挙げられる。

  • いつからいつまで、いくら受け取れるのかを自由に設定できる
  • 保険料払込免除特約を付加できる
  • 年金開始時期・受け取り期間を変更できる

「みらいのカタチ 年金保険」は、将来必要な資金について「いつからいつまで」「いくら」受け取れるのかを自由に設定できることが特徴だ。

「65歳から75歳まで」「年間で100万円」など、希望に合わせて年金プランを設計できる。

また、所定の3大疾病等に所定の事由に該当した場合、保険料の払込を免除される特約を付加できる。

万が一病気で保険料を支払うことが厳しくなった場合でも、老後の生活資金を準備できる点が特徴だ。

そして、年金の受給を開始するタイミングや受け取り期間なども変更できる。

「70歳まで働くことになった」「もっと長く年金を受給したい」などのニーズにも対応できる。

「年金プランを自由に設計したい」と考えている方は、日本生命の「みらいのカタチ 年金保険」がおすすめだ。

【第一生命】しあわせ物語

おすすめ商品の2つ目は第一生命の「しあわせ物語」だ。

0歳〜74歳が契約年齢となっており、幅広い年代で老後の資金を準備できる商品となっている。

「しあわせ物語」の特徴として以下の3点が挙げられる。

  • 年金額が契約時に確定している
  • 簡単な手続きで申し込める
  • 特約の付加によって個人年金保険料控除が受けられる

「しあわせ物語」は、契約時に将来受け取れる年金額が確定しているタイプの商品だ。

老後の生活資金や子どもの教育資金など、将来の資金計画を立てやすいことが特徴となっている。

また、「しあわせ物語」は健康状態の告知は必要ない。

面倒な手続きをしなくても申し込める点も魅力だ。

そして、所定の要件を満たした上で「個人年金保険料税制適格特約(S60)」を付加すると「個人年金保険料控除」が受けられる。

所得税・住民税の負担を軽減しながら老後の生活資金を準備できる点も大きな特徴となっている。

「計画的にセカンドライフの資金を準備したい」という方は、第一生命の「しあわせ物語」がおすすめだ。

【住友生命】たのしみワンダフル

おすすめ商品の3つ目は住友生命の「たのしみワンダフル」だ。

0歳〜75歳が契約年齢範囲となっており、将来受け取る年金を自分で準備できる個人年金保険となっている。

「たのしみワンダフル」の特長として以下の3点が挙げられる。

  • 保険料払込期間満了後に据置期間を設けることで年金額を増やせる
  • 保険料が一定額を超えると受け取り率がアップする
  • 所定の要件を満たして特約を付加することで税負担を軽減できる

「たのしみワンダフル」では保険料の払込を終えた後、年金受け取り開始までに据置期間を設けることで受け取れる年金額を増やすことができる。

早めに年金を準備し始めることで受け取れる年金を増やせる点が魅力の商品だ。

また、保険料が一定額を超えると「たのしみランク」が適用され、受け取り率がアップする仕組みが設けられている。

月換算の保険料が15,000円以上の場合に適用され、効率良く老後の資産を準備できる。

所定の要件を満たし、「個人年金保険料税制適格特約(’90)」を付加することで個人年金保険料控除を受けることが可能だ。

所得税・住民税の負担を軽減しながら老後の生活資金を準備できる。

「年金を増やす仕組みを活用したい」という方は、住友生命の「たのしみワンダフル」がおすすめだ。

ネット申し込みできる個人年金保険を効果的に活用しよう

まとめ 生命保険ナビ

  本記事では、個人年金保険のネット申し込みの概要や個人年金保険を活用するメリットとデメリット、さらにおすすめの商品を説明した。

個人年金保険でネット申し込みをすることで申し込み時間を節約し、保険会社毎の内容比較が簡単にできるようになる。

ただし、個人年金は老後の生活を支える重要な資産となるため、ネット申し込みをする際はカスタマーサポートやセキュリティ対策面などに注目し、慎重に会社を選ぶ必要がある。

また、個人年金保険は貯蓄ができる一方、中途解約すると元本割れしてしまう可能性もある保険だ。

そのため、利用すべきかどうかは個人の状況により分かれ、本記事の内容だけでは判断できないという人もいるだろう。

そんな時は保険のプロに相談することも検討しよう。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、必要性や適切な保険商品について的確に判断することができるはずだ。

また、保険のプロは数多く存在し、その中から自分にとって最適な担当を見つけることは難しいだろう。

そんな時はマッチングサイト「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、ぜひ活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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