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40代におすすめの医療保険とは?保険選びのポイントも解説

この記事で解決できるお悩み
  • 40代におすすめの医療保険が知りたい
  • 40代から新たに加入する医療保険を選ぶ際のポイントが知りたい
  • 今まで入っていた医療保険を40代で見直す際の注意点が知りたい

40代を迎え、ライフスタイルの変化や健康リスクの高まりから、老後について考える機会が増えたという方も多いだろう。

そのような方の中に、「一度今の医療保険を見直したい」「老後への備えができるおすすめの医療保険に新たに加入したい」などと悩んでいる方はいるだろうか。

そこで本記事では、40代の方におすすめの医療保険や保険を選ぶポイント、さらに保険を見直す際の注意点について解説する。

40代に必要な医療保険は、20代や30代の時とは変化する。

ぜひ本記事を参考にして、医療保険を上手に活用してほしい。

目次

なぜ40代に医療保険が必要なのか

なぜ40代に医療保険が必要なのか 生命保険ナビ

民間の医療保険は任意で加入できる商品だが、なぜ40代に医療保険に加入する必要があるのだろうか。

「同年代がどの程度医療保険に加入しているのか」「40代ではどういったリスクに備えるべきか」という点を把握し、自分に合った商品を検討することが大切だ。

ここでは、年代ごとの医療保険加入率や40代が医療保険に加入すべき理由について解説していく。

年代ごとの医療保険加入率

公益財団法人生命保険文化センターによる「2022(令和4)年度『生活保障に関する調査』」によると、各年代の疾病入院給付金が支払われる生命保険への加入率は以下の表の通りだ。

年代加入率(全体)加入率(男性)加入率(女性)
18〜19歳19.0%17.2%20.6%
20歳代35.7%28.5%43.8%
30歳代67.7%64.4%70.2%
40歳代71.6%66.9%74.9%
50歳代75.3%70.9%78.3%
60歳代71.6%67.8%74.9%
70歳代61.5%55.5%66.5%
出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」

全体的な加入率では50代がもっとも高く、40代・60代も7割を超える加入率となっている。

20代以下の世代に比べると、年齢を重ねるごとに加入率が高くなる傾向にあることがわかる。

また、すべての年代において男性よりも女性の方が加入率が高い。

女性には乳がんや子宮がんなどの性別特有の疾病があるため、男性よりも手厚い医療保障を備えていると考えられる。

上記の表からも分かる通り、医療保険は30代から40代以降にかけて加入率が高くなっていく。

同世代の加入率を参考にして、自分が医療保険に加入すべきかどうかを判断しよう。

40代が医療保険に加入すべき理由

40代が医療保険への加入を検討すべき理由としては、主に以下の3点が挙げられる。

  • 病気のリスクが高まるため
  • 支出が多くなりやすい時期であるため
  • 年齢を重ねると入れる保険の選択肢が狭まるため

病気のリスクは年齢とともに上昇する傾向にあり、40代になると若い頃よりも病気にかかる可能性が高くなってしまう。

入院・手術による治療費の負担が大きくなるリスクがあるため、医療保険に加入して万が一のときの経済的負担を軽減させておく必要がある。

また、40代になると家庭を築いていたり、マイホームを購入していたりするケースも多い。

子どもの教育資金や住宅ローンの支払いなどがある中、入院・手術をすることになると治療費が家計に大きな負担となり得る。

入院や手術で給付金を受け取れる医療保険に加入しておき、出費が多い40代のリスクを抑えておく必要性が高い。

そして医療保険に申し込む際、自身の健康状態や過去の病歴などを保険会社に告知しなければならない。

過去に大きな病気をしていたり、手術を受けたりしている場合、医療保険の加入が難しくなるケースがある。

40代でまだ大きな病気にかかっていないのであれば、契約できなくなる前に医療保険に加入しておくべきだろう。

このように、40代は医療保険への加入を検討し始めるタイミングとしてひとつのきっかけになる場合が多い。

40代を迎えて医療保険に未加入の場合は、この機会に検討してみると良いだろう。

加入済みでも見直しが必要

若いうちに医療保険に加入しており、すでに医療保障を備えている40代の方も保障内容を見直すことをおすすめする。

医療保険の見直しが必要な理由は主に以下の2点だ。

  • 加入時と必要な保障内容が変わっている可能性が高い
  • 医療を取り巻く環境が変化している

医療保険に加入してから期間が経過していると、結婚・出産をしていたり、マイホームを購入していたりする場合がある。

加入当初とは必要な保障内容が変化していて、万が一の保障が不足している可能性がある点が見直しをおすすめする理由だ。

例えば独身者の場合、自分ひとりの生活を守っていければ十分であるため、最低限の医療保障しか備えていないケースが多い。

しかし結婚・出産で家族が増えている場合、より手厚い保障を準備する必要があるだろう。

定期的に保険の見直しを行い、必要な保障内容を備えられているか確認しておこう。

また、医療を取り巻く環境は日々変化しており、それに合わせて医療保険も変化を続けている。

昔加入した医療保険が現在の医療事情に合わない可能性もあるため注意が必要だ。

例えば、がん保険は以前まで入院保障がメインだったが、近年の入院日数の短期化や通院による治療の増加を受けて通院保障を手厚くしている。

古いがん保険に加入したままの場合、十分な保障を得られない可能性があるのだ。

すでに医療保険に加入している方も、ぜひこの機会に保障内容を見直してみてはいかがだろうか。

40代におすすめの医療保険と保険を選ぶポイント

40代におすすめの医療保険と保険を選ぶポイント 生命保険ナビ

ここまで解説してきた内容を踏まえ、40代から医療保険に加入したり、契約中の保険を見直して違う保険に乗り換えたりすることを検討している方も多いだろう。

保険を選ぶ際のポイントをしっかりと押さえ、自分に合った商品を契約することが大切だ。

ここでは、40代で医療保険を選ぶ際のポイントと40代男性・女性にそれぞれおすすめの医療保険をご紹介する。

「いつ医療保険に入るか」によって最適な保険商品は変わる。

年代別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくと、より40代の加入者が重視するべきポイントが理解できるはずだ。

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40代で医療保険を選ぶ際のポイント

40代の方が医療保険に加入する際に押さえておきたいポイントは以下の3つだ。

  • 公的保障を踏まえて必要な保障額を算出する
  • 保険料の予算を決めておく
  • 女性は女性特有の病気にも備える

まず、医療保険で「どのくらい保障が必要なのか」という点を明確にしよう。

公的医療保険制度である程度の保障は得られるため、不足分を計算してカバーできる保障額を設定することが大切だ。

公的医療保険では治療にかかる費用などは原則3割の自己負担で済む。

一方、入院期間中の差額ベッド代や食費は全額自己負担となる。入院1日あたりどれくらいの金額を受け取りたいか計算し、必要な保障額を設定しよう。

また、保険料をどの程度負担できるか予算を決めておくことも重要だ。

40代は住宅ローンの支払いや子どもの教育費などで支出が増えるケースが多いため、無理なく支払える保険料に設定することが大切だ。

そして40代女性の場合、女性特有の病気に対しての備えも充実させておくことをおすすめする。

乳がんや子宮がんなど、女性特有の病気で入院・手術をする可能性を考慮し、手厚い保障を準備しておこう。

医療保険の中には「女性向け特約」など女性特有の疾病を手厚く保障できる特約が設けられている場合がある。

また、女性特有の疾病を基本保障で手厚く備えられる女性向けの医療保険も提供されている。

女性特有の病気に安心して備えられる商品を探すと良いだろう。

40代男性におすすめの医療保険

40代男性におすすめの医療保険は以下の3つだ。

  • チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
  • オリックス生命「医療保険キュア・ネクスト」
  • ライフネット生命「終身医療保険 じぶんへの保険3」

チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ」は、手頃な保険料でケガや病気の備えを得られる商品である。

終身タイプとなっているため、割安な保険料が一生涯続くことが特徴となっている。

一定期間継続した10日以上の入院がなければ還付金を受け取れる点も魅力だ。

オリックス生命の「医療保険キュア・ネクスト」は、七大生活習慣病に特に手厚い保障を備えられる商品である。

入院患者の3人に1人が七大生活習慣病と言われているため、入院のリスクをしっかりとカバーできる。

さらに入院期間が長期化しやすい三大疾病は、支払い日数が無制限となっている点も特徴だ。

ライフネット生命の「終身医療保険 じぶんへの保険3」は、短期入院を手厚く保障する商品である。

日帰り入院を含めた5日以内の入院であっても、一律5日分の給付金を受け取れることが大きな特徴だ。

保険料・保障内容も一生涯変わらないため、将来の見通しを立てやすい点も魅力となっている。

想定されるリスクをカバーできる商品を選び、万が一の保障を充実させておこう。

40代女性におすすめの医療保険

40代女性におすすめの医療保険は以下の3つだ。

  • はなさく生命「女性のためのはなさく医療」
  • オリックス生命「医療保険キュア・レディ・ネクスト」
  • アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの終身医療(女性プラン)」

はなさく生命の「女性のためのはなさく医療」は、女性限定の充実した保障で手厚く備えられる商品だ。

女性特有の病気で入院した場合、主契約に上乗せして給付金を受け取れたり、日帰り入院でも最高10万円の一時金を受け取れたりと、手厚い保障を受けられる。

オリックス生命の「医療保険キュア・レディ・ネクスト」は、女性向けの保険として幅広いリスクをカバーできる商品だ。

三大疾病を手厚くできる保障や万が一の死亡保障などを特約で上乗せできるため、ニーズに合わせた保障をカスタマイズできる。自分に合った保険プランを設計しやすい点が特徴となっている。

アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトの終身医療(女性プラン)」は、手頃な保険料でリスクに備えられる女性向け保険だ。

ネットの強みを活かし、コストを抑えた手頃な保険料を実現できる点が魅力となっている。

終身タイプであるため、同じ保険料が継続するところも大きなメリットである。

女性特有の疾病を手厚くできる医療保険を選び、万が一のリスクに備えておこう。

40代で医療保険を見直す際の注意点

40代で医療保険を見直す際の注意点 生命保険ナビ

前述の通り、医療保険に加入済みであっても保障内容は定期的に見直す必要がある。

医療保険の見直しをする際にはいくつか注意すべき点があるため、確認した上で見直しを進めよう。

ここでは、40代で医療保険を見直す際の注意点を3つご紹介する。

家族構成の変化に応じて必要な保障内容を確認する

すでに医療保険に加入していても、結婚前や子どもの誕生前に契約した商品だった場合、必要な保障内容をカバーできていない可能性が高い。

家族構成の変化に合わせ、必要な保障内容がどういったものか確認した上で見直しを行おう。

例えば結婚後は自分一人の生活だけでなく、パートナーの生活も保障しておく必要がある。

特にパートナーが専業主婦(夫)の場合、自分が入院したときの経済的リスクは高い。

入院給付金や手術給付金が手厚いタイプの医療保障に切り替えることを検討しよう。

また、子どもが生まれてからは生活費だけでなく、教育費についても視野に入れなければならない。

さらにマイホームを購入している場合、住宅ローンの負担もかかる。

ケガや病気で働けない期間が長くなる場合のリスクを考慮し、入院・手術に対する備えをより充実させておこう。

一方、20代前半で子どもが生まれた家庭では、40代半ば頃には子どもが独立するケースもあるだろう。

子どもが独立している場合は、保障を減らして保険料の節約を視野に入れることをおすすめする。

このように、家族構成の変化に応じて必要な保障内容は変わっていく。

医療保険を見直す際は、現在の家族構成と必要な保障内容を確認しよう。

保険の更新時期を確認する

加入済みの医療保険が定期タイプの場合、あらかじめ定めた保険期間が満了すると保障はなくなってしまう。

満期を迎えたタイミングで更新することもできるため、見直しの際に加入している商品の更新時期を確認しておくことが大切だ。

更新時期が近い場合は以下の2点を押さえておくと良いだろう。

  • 保険料が高くなっても同じ保障内容を継続すべきか検討する
  • ほかの商品でより良い契約ができないか探す

保険の更新を行うと、更新時の年齢で保険料が再計算されることとなる。

以前までと同じ保障内容で更新をしても保険料が高くなるケースがほとんどだ。

「保険料が増額しても同じ保障内容を継続させるか」「保障を削減して保険料を安く抑えるか」という点をじっくり検討しよう。

また、加入時点では魅力的だった商品でも、現在の状況に合わない可能性はある。

ほかに良い商品がある場合は、更新せずに乗り換えることも可能だ。更新時期が近いのであれば、ほかの医療保険について調べてみるのも良いだろう。

医療保険と同時に加入を検討すべき保険

医療保険の保障内容を見直す際、ほかの保障内容が不足していることに気付くケースもあるだろう。

特に40代の場合、医療保険以外にも以下のような保険への加入を検討しておくと良い。

  • 就業不能保険
  • 死亡保険
  • 個人年金保険

就業不能保険は、ケガや病気で働けなくなったときの収入減少を保障する保険だ。

長期入院で働けないケースだけでなく、医療保険ではカバーできない在宅療養なども保障の対象となる。

子どもの教育費や住宅ローンなどで支出が多い40代だからこそ、収入が減少するリスクを手厚くカバーしておく必要性が高い。

死亡保険は、死亡または高度障害状態となったときにまとまった保険金が支給される保険だ。

残された家族の生活費や子どもの教育費などを準備できる。定期タイプの死亡保険などを活用し、子どもが独立するまでの死亡保障を手厚くしておくと良いだろう。

個人年金保険は、保険料を積み立てて運用を行い、老後に年金形式で受け取るタイプの保険商品だ。

公的年金以外に個人で年金を準備しておくことで、豊かな老後生活を実現できる。

収入面で余裕がある場合は、老後に向けた資産形成として活用することをおすすめする。

もちろん上記の保険にすべて加入する必要はなく、上記に記載がない保険商品を活用しても問題ない。

今後のライフプランをイメージし、自分や家族にとってどのような保障が必要かを検討した上で最適な保険に加入しよう。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、40代の方におすすめの医療保険や保険を選ぶポイント、さらに保険を見直す際の注意点について解説した。

40代の医療保険加入率は20代・30代と比べて高い。

これは、がんや心疾患などによる死亡リスクが上昇に伴い、万一の際の保障が必要になることが要因である。

また、収入や家族構成の変化に伴い必要な保障内容も変化するため、40代は今まで加入していた医療保険の内容を見直す時期でもある。

保障内容が足りないと感じた場合は、新たな医療保険に加入することも検討しよう。

しかし、今回紹介したおすすめ商品はほんの一部で、最適な保険は個人の事情によっても変化する。

もし、どの医療保険に入るべきかの判断に悩んでいる方がいれば、保険のプロに相談することも積極的に検討してほしい。

一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、自分に最適な医療保険を選ぶことができるはずだ。

また、保険のプロは数多く存在し、その中から自分にとって最適な担当を見つけるのは難しいだろう。

そんな時はマッチングサイト「生命保険ナビ」を使えば、自身の条件に合った保険のプロを簡単に見つけることができる。

無料で利用できるので、是非活用してほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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