- ライフネット生命が販売する保険の特徴が知りたい
- ライフネット生命と他社保険商品との違いがわからない
- 自分に適した生命保険を選ぶポイントが知りたい
ライフネット生命は、ネットでいつでも申し込みができる利便性が人気の保険会社で、CM効果による認知度も高い。
ただ、保険選びで大切なのは自分に合った商品を選ぶことだ。
そのため、ライフネット生命と他社を比較し、より良い保険に入りたいと考える方もいるだろう。
そこで本記事では、ライフネット生命の保険の特徴を踏まえ、他社保険との比較を行う。
また、自分に適した保険を選ぶポイントについても解説する。
どの保険会社にするべきか悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてほしい。
他社の保険と比較する前に!ライフネット生命が販売する保険の特徴
ライフネット生命は、ネット型保険として有名な保険会社だ。24時間365日、いつでも都合がいいタイミングで保険の加入申し込みができる。
保険金請求もネット上で完結するため、自分で保険関係の手続きができる方にとって、非常に使い勝手がいい魅力がある。
まずは、ライフネット生命の特徴やメリット、具体的な魅力について解説する。
ライフネット生命の会社概要
ライフネット生命は「正直に、わかりやすく、安くて、便利に。」を謳っている。
ネット上で保険の契約と審査だけでなく、保険金請求まで行うことができる。
保有契約件数は55万件以上あり、多くの方から利用されていることがわかる。
「生命保険は営業員と話してから加入するもの」という価値観を持っている方は多いが、ライフネット生命は多くの契約者を抱えており、順調に契約者数を伸ばしている。
実際に、保有契約件数は右肩上がりで増えていることから、人気が高まっていることも見て取れる。
ライフネット生命は、保険商品に含まれる手数料を開示しており、顧客の商品理解を深めることも重視している。
顧客に保険商品の特性やリスクなどを理解してもらったうえで契約している点も、ライフネット生命の魅力だ。
保険会社の財務安全性を図る「ソルベンシー・マージン比率」は、2023年3月時点で3,158%となっている。
200%を下回ると金融庁から是正勧告が行われるが、ライフネット生命は3,000%以上もの数値となっていることから、財務健全性も申し分ない。
「J.D. パワー2023年生命保険契約満足度調査」において、3年連続でダイレクト生保 No.1に輝いた実績もあるため、顧客満足度も優れている。
保険商品について相談したいときは電話やチャットで質問できるため、契約前に疑問や不安を払拭できるだろう。
ライフネット生命の取扱保険商品
ライフネット生命では、以下のように死亡や高度障害、入院などに備えるためのさまざまな保険商品を取り扱っている。
- 定期死亡保険「かぞくへの保険」
- 終身医療保険「自分への保険3」
- 終身医療保険「自分への保険レディース」
- がん保険「ダブルエール」
- 就業不能保険「働く人への保険3」
ライフネット生命では、営業外交員が多く在籍している保険会社と比較すると、保険商品の数は少ない。
選択肢が多すぎないことで「自分にとって最適な保険」が見つけやすくなっている。
ライフネット生命は、商品のラインナップだけでなく、保障内容もシンプルでわかりやすい特徴がある。
「人生に本当に必要な保障のみ」提供していることから、保険に詳しくない方でも安心して契約できるだろう。
また、ライフネット生命は保険金・給付金の支払いが迅速だ。書類の到着から原則5営業日以内、最短2日で給付金を振り込んでいる。
実際の支払いまでに要する平均日数は「3.29日」となっており、必要なときに素早く給付金を受け取れる。
保険は「万が一の際に経済的なサポートを受けるため」に加入するものだ。
保険金の支払いまでがスムーズである点は、保険加入者にとって非常に重要なポイントと言える。
その点、ライフネット生命はスムーズに対応してくれることから、大きな安心材料となるだろう。
ライフネット生命を利用するメリット・デメリット
ライフネット生命はネット型保険という特徴があるが、以下のようなメリットがある。
- 保険料が安い
- 取扱商品・保障内容がシンプルでわかりやすい
- 財務健全性が高く安心
- コンタクトセンターとウェブサイトが高評価を得ている
ライフネット生命はシンプルな保険を取り扱っているため、保険に詳しくない方でも安心して契約できる。
また、保険料も安いため、家計への負担を抑えることが可能だ。
これは、ライフネット生命が店舗を構えず、営業外交員を抱えていない点が大きな理由だ。
運営に関するコストを省いて、その分保険料を抑えるという形で契約者に還元している。
そのため、「できるだけ保険料を抑えたい」と考えている方にとって、ライフネット生命は好相性といえる。
基本的には「自分で必要な保険を選択する」というスタンスだが、契約者に対するサポートは充実しているので安心だ。
2022年の「HDI格付けベンチマーク(公開格付け調査・生命保険業界)」において、「問合せ窓口格付け(コンタクトセンター)」「Webサポート格付け(ウェブサイト)」の両部門で最高評価の三つ星を獲得しており、サポート体制は万全だ。
しかし、一方で以下のようなデメリットがある点に注意しよう。
- 保障内容がカスタマイズしづらい
- 営業員とじっくり話せない
ライフネット生命の魅力に「商品と保障内容のシンプルさ」があるが、裏返せば保障内容のカスタマイズ性に欠ける。
きめ細かい保障内容で契約したいと考えている場合、ライフネット生命では希望を叶えられない可能性が考えられる。
また、多くの保険外交員を抱えている保険会社と違い、ライフネット生命では人件費を削減している。
そのため、「じっくりと外交員と話して、信頼できるか確認してから契約したい」と考えている方は、不安を感じる可能性がある。
とはいえ、電話やチャットで相談できる環境は整備されているため、過度に心配する必要はないだろう。
ライフネット生命を他社と比較してみよう
以下で、ライフネット生命が販売している中で特に人気が高い商品を解説する。
ライフネット生命の保険は、シンプルでわかりやすい保障となっている。
同じ種類の他社保険と比較検討したうえで特徴や魅力を解説するので、参考にしてみてほしい。
医療保険 じぶんへの保険3
ライフネット生命は「じぶんへの保険3」という終身医療保険を取り扱っている。
保険料を抑えられる「エコノミーコース」と、保障を手厚くした「おすすめコース」から選択可能だ。
エコノミーコースで入院給付金日額が5,000円の場合、30歳男性の保険料は月々1,578円、30歳女性の保険料は月々1,701円だ。
終身型の保険なので、保険料は一生涯上がらない点も安心材料となる。
「じぶんへの保険3」は、短期入院も手厚く保障している点が特徴だ。
日帰り入院でも、5日分の入院給付金が受け取れるため、けがや病気による収入減に手厚く備えることができる。
おすすめコースの場合、3大生活習慣病や先進医療にもしっかり備えられる。
がん・心疾患・脳血管疾患に備えたい場合は、おすすめコースの加入を検討するといいだろう。
他社の保険の中には、チューリッヒ生命やオリックス生命などのように、ライフネット保険よりも保険料が安い終身医療保険が存在する。
しかし、日帰り入院でも5日分の入院給付金が受け取れる点はライフネット生命ならではの魅力だ。
入院を伴わない手術を受けた際でも手術給付金の支払対象となるため、短期入院に備えたい場合はライフネット生命の「じぶんへの保険3」が向いている。
がん保険 ダブルエール
ライフネット生命が取り扱っている、がん保険「ダブルエール」は終身型のがん保険で、がんの診断から治療まで経済的にサポートしてくれる。
「シンプル」「ベーシック」「プレミアム」の3種類があり、保険料負担や保障内容を鑑みて、最適なコースを選択できる。
いずれのコースでも、がんの診断を受けたときにまとまった一時金が受け取れるため、当面の生活費や治療費を工面する際に役立つだろう。
ベーシックとプレミアムの場合、入院・通院に関係なくがんの治療費をサポートしてくれる。
がんの治療費負担と収入減少のサポートを受けられるため、「働けなくなったらどうしよう」という不安を軽減できるだろう。
さらに、がん先進医療に関しても、技術料と同額を通算2,000万円まで保障している。
先進医療は全額自己負担となるため、先進医療を受けたい希望を持っている方におすすめだ。
がん診断一時金が100万円のシンプルタイプに契約した場合、30歳男性の保険料は月々1,290円、30歳女性の保険料は月々1,437円だ。
他社の終身がん保険と比較してもトップクラスの安さを誇っているため、保険料を抑えながらがんに備えたい方におすすめできる。
就業不能保険 働く人への保険3
就業不能保険の「働く人への保険3」は、病気やケガで長期間働けなくなったときに備える保険だ。
ケガや病気になるリスクは常にあるうえに、近年はうつ病などの精神疾患に罹患してしまう方も増えている。
ライフネット保険の就業不能保険に加入すれば、病気やケガで長期間働けないときに、毎月所定の給付金を受け取れる。就業不能給付金は、「月額10万円〜50万円」の範囲で、5万円単位で設定できる。
14日以上継続して入院したとき、所定の精神疾患により就業不能状態に該当したときは一時金が受け取れる。
ケガや病気に見舞われて「収入が減ってしまった!」というときでも、就業不能保険に加入していれば経済的な不安を軽減できるだろう。
特約を付加すれば、復帰を応援するための「復帰支援一時金」を受け取ることが可能だ。
復帰のプロセスにおいて、収入などが元通りになるまでの経済的不安を軽減する目的で受け取れる一時金なので、有効活用しよう。
他社の就業不能保険を見ても、「復帰支援一時金」という給付金の仕組みを設けているのはライフネット生命だけだ(2023年11月現在)。
自分が働けなくなったとき、家族の生活保障が必要な方は、ライフネット生命の就業不能保険への加入を検討するといいだろう。
ライフネット生命と他社の保険を比較してあなたに最適な保険を選ぶポイント
自分にとって最適な保険に加入するためには、安易に契約するのではなく、自分のニーズを満たしているか確認することが欠かせない。
深く考えずに保険契約をすると、万が一のときに十分な保険金を受け取れず、保険に加入した意味が失われてしまう。
以下で、生命保険をはじめ、自分にとって最適な保険に加入する際のポイントを解説する。
加入する目的を明確にする
保険に加入する際には、「なぜ保険に加入するのか」という目的を整理しよう。
無目的に保険に入る方は少ないだろうが、「営業マンに言われたから、何となく」という弱い理由で保険に加入するケースは少なくない。
例えば、「自分に万が一のことが起きても、家族が困らないように」という理由があれば、死亡保険への加入を検討するだろう。
このように、保険に加入する目的と、実際に加入する保険という手段が合致していなければ保険に加入する意味はない。
保険商品にはさまざまな種類があるうえに、各保険会社も時代に適応した新しい保険商品を開発・販売している。
選択肢が多すぎると判断に迷ってしまうが、きちんと保険に加入する目的を整理したうえで、最適な保険商品を探そう。
自分の年齢やライフスタイルを考慮して必要な保障内容を決める
年齢やライフスタイルに応じて、備えるべきリスクは異なる。
自分の置かれている状況や今後のライフステージなどを勘案して、必要な保障内容を決めよう。
例えば、結婚を控えており将来的に子どもを持ちたいと考えている方であれば、家族を守るための保障が必要となる。
具体的には、死亡保障や就業不能保険に加入し、自分に万が一のことが起きても、家族が経済的に困窮しないように備えるのが適切な手段となる。
一方で、自分自身が高齢になるにつれて、必要な保障は小さくなる。
子どもが成長すれば必要な保障額も少なくなるため、老後資金を用意するために余計な保険を解約するフェーズと言えるだろう。
自分の年齢やライフスタイルを考慮しないと、余計な保険に加入して保険料を無駄にすることになる。
逆に、保障が不十分だと万が一の事態が起きたときに自分や家族の生活が守れない。
自分の年齢やライフスタイル、将来起こるべき出来事をシミュレーションして、必要な保険に加入することを意識しよう。
支払える保険料や必要な保障期間を正確に把握する
保険に加入したら、継続的に保険料を支払う必要がある。
保険料は家計にとってコストとなるため、長期的に払えるかどうかをシミュレーションすることが大切だ。
「保障は手厚いほうが安心できる」と安直に契約すると、保険料を無駄に払うことになりかねない。
また、本来必要ではない保険に対して保険料を支払うことも、まったく合理的ではない。
保険料だけでなく、必要な保障期間についても考えよう。
「保障は一生涯あったほうがいい」という方は終身保険に加入し、「特定の期間だけ保障があればいい」という方は定期型の掛け捨て型保険が向いている。
家族構成やライフプランによって最適な保険は異なる。
単に「保障があれば安心」で済ませるのではなく、保険料負担や保障期間に関してもきちんと考えることが大切だ。
ライフネット生命の保険は他社と比べて保険料が安い商品が多い!
本記事では、ライフネット生命の保険の特徴を踏まえ他社保険との比較を行い、さらに自分に適した保険を選ぶポイントについても解説した。
ライフネット生命は、保険金の支払い余力を示すソルベンシーマージン比率が高く、信用力の高い会社と言える。
また、他社と比べても保険料の安い商品が多い。ただ、大事なのは自分に必要な保障内容の保険があるか、他社と比較して見極めることだ。
保険に加入する目的を明確にした上で、保険料や保証期間も含め、適切に判断してほしい。
自分に適した保険を一人で選ぶことに疑問や不安があれば、保険のプロに相談することも選択肢となる。
一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、あなたに最適な保険を選ぶことができるはずだ。
また、保険のプロは数多く存在し、その中から自分にとって最適な担当を見つけるのは難しいだろう。
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