- 若いうちに医療保険に入る必要性を知りたい
- 若いうちから医療保険に加入するメリットデメリットを把握したい
- 自分に適した保険の加入時期を知りたい
万が一に備えて、若いうちから医療保険への加入を検討している方は多いだろう。
しかし、健康リスクが低いこと、また保険料が日々の生活費を圧迫することなどから、判断に迷っているという方もまた多いのではないだろうか。
そこで本記事では、若年層における医療保険の必要性や若いうちから加入するメリット、さらに自分に適した加入時期を把握する方法について解説していく。
現在医療保険への加入を検討しているという若年層の方には、ぜひ最後まで読んでほしい。
若いうちでも医療保険が必要な理由
若いうちでも医療保険が必要な理由を知っているだろうか。
「年齢が若いと病気にかかりにくいし…」と後回しにしがちだが、しっかりと医療保険について理解した上で加入するかどうかを検討すべきである。
では、「なぜ医療保険が必要なのか」を中心に医療保険や、加入するタイミングについて解説していくので今後の参考にしてほしい。
もしものシーンに備える医療保険とは?
医療保険というキーワードを聞いても、「医療保険ってそもそもどんな保険なのかな?」と感じる人もいるだろう。
では、具体的に医療保険はどのような保険を指すのか理解していこう。
医療保険とは、病気やケガが原因で入院や手術を行った場合、保険金や給付金を受け取ることで経済的な負担を抑える役割を果たすものだ。
医療保険には「公的医療保険」と「民間医療保険」の2種類があり、多くのケースでは公的医療保険が適用されない部分をカバーするという目的で、民間医療保険に加入する人がいる。
若い人こそ医療保険が必要な理由
入院・手術・通院などのもしものリスクに備えられる医療保険だが、なぜ若い人こそ医療保険が必要なのだろうか。
ここでは具体的な理由を解説していくので、医療保険への加入を検討してみてはいかがだろうか。
上記で紹介した通り「公的医療保険」には、カバーできる費用とカバーできない費用がある。
下記で費用について紹介するので、1つ1つ確認していこう。
- 高額療養費
- 入院時食事療養費
- 入院時生活療養費
- 傷病手当金(国民健康保険は対象外)
- 出産手当金(国民健康保険は対象外)
- 出産育児一時金
- 埋葬料・家族埋葬料
- 入院時の差額ベッド代(個室や2人部屋などを利用する場合)
- 入院時の食事代
- 日用品・雑貨などの入院に必要なアイテムを購入するお金
- 高度先進医療費などの保険適用外治療
- 正常分娩
- 予防注射
- 美容整形手術
- マッサージなどの施術
- 人間ドックなどの健康診断
- 「治療が必要」と医師に診断されなかったもの
- 仕事が原因ケガや病気(労災保険)
- 通勤中の事故(労災保険)
- 上記理由から家族にサポートしてもらう場合の交通費 など
日本の公的医療保険制度は「他国に比べ整っている」と言われているが、公的医療保険ですべての費用をカバーできる訳ではない。
例えば、病気やケガが原因で入院をしている場合、「できれば1人で過ごしたい…」と考える人もいるだろう。
しかし、「お金がこれ以上かかるのは嫌だな…」と考えると、個室を選びたくても選べず、ストレスが貯まってしまう可能性が高い。
もし、医療保険に加入しておけば保険金を受け取れるため、自分が過ごしたい環境などを選べるため、しっかりと治療に専念できるように変わるだろう。
また、若い人は他の世代に比べると貯蓄が低い傾向にあるため、予想もできないようなタイミングで高額な医療費の負担があると生活が苦しくなる可能性がある。
しかし、医療保険に加入しておけば、保障内容に合わせた保険金を受け取れるため、経済的負担が軽くなるのだ。
そして、若いうちに医療保険に加入することで毎月の保険料が安くなるのだ。
医療保険は基本的に年齢が若い人ほど病気などのリスクが低いため、保険料が安い傾向にある。
医療保険(終身型)であれば、毎月の保険料が一生涯上がらないため、支出のバランス調整やライフプランを立てやすくなるだろう。
このように、若い人こそ医療保険に加入すると複数のメリットがあるため、「保険加入した方がいいかな?」と気になった人は加入を検討してみるといいだろう。
医療保険に加入するタイミング
医療保険に興味のある人は、「医療保険に加入するタイミングっていつがいいの?」と気になるだろう。
医療保険に加入するタイミングは非常に重要なため、現在のステージと見比べていこう。
医療保険に加入すべきタイミングは、「自分のライフステージが変わったタイミング」である。
なぜなら、各ライフステージによって必要な保障は異なるためだ。
具体的にどのようなことを指すのか、下記で紹介していくので参考にしてほしい。
- 就職したタイミング
- 結婚したタイミング
- 妊娠・出産したタイミング(妊娠を考え始めたタイミング)など
以上のようなタイミングで自分自身と向き合い、適切なタイミングで必要な保障を受けられる保険に加入するといい。
医療保険には若いうちから加入した方がいい?
若いうちから医療保険に加入することで、どのようなメリット・デメリットがあるのだろうか。
メリット・デメリットを比較しながら、「医療保険に加入するべきか」について考えていこう。
ここでは、おすすめの医療保険も紹介するので、ぜひ今後の参考にしてほしい。
若いうちに医療保険に加入するメリット
若いうちに医療保険に加入するメリットは、上記で紹介した通り保険料が安くなるポイントだと言える。
下記の画像で、年代別の月々の保険料を記載しているので、確認していこう。
このように、病気を患うリスクは若い人の方が少ないため、毎月の保険料を抑えられる傾向があるのだ。
言い方を変えれば、日々病気になるリスクが上がっていることになり、1度でも病気を患うと加入できる医療保険が減ってしまう。
自分にベストな医療保険に加入したいと思っている人は、医療保険の選択肢が狭くなるのは避けたいところだろう。
そのため、健康状態が良好のうちに医療保険に加入しておけば、数多くの選択肢から医療保険を選べるため、このポイントも大きなメリットである。
若いうちに医療保険に加入するデメリット
若いうちに医療保険に加入するデメリットも把握することで、医療保険をうまく活用できるため、メリットと比較しながら確認していこう。
上記で紹介した通り、若い世代は病気になるリスクが他の世代に比べると低い傾向にある。
そのため、病気をせずに20代が終わるケースも少なくない。
健康に過ごせたおかげで、「毎月保険料だけ払って、損をしたな…」と感じてしまうことがあるのはデメリットのひとつである。
また、医療保険(終身型)に加入している場合、インフレに弱いのもデメリットだと言えるだろう。
インフレとは、インフレーションの略で「物価が上がっている状態」を指す。
簡単に言うと、昔100円で買えたお菓子が、今は150円出さないと買えなくなっている状態のことである。
「昔100円で買えたお菓子→10年後150円」になったということは、10年間の間でお金の価値が落ちたということになる。
つまり、将来受け取る解約返戻金などが「現在の価値で800万円」であった場合、数十年後に受け取る際には「契約時の800万円の価値より下がる」となるのだ。
このように、上記2ポイントは若いうちから医療保険に加入するデメリットになるため、しっかりと考えてから加入を決めることをおすすめする。
年齢が若い人におすすめの医療保険
年齢が若い人におすすめの医療保険を紹介するので、候補の1つとして検討してみてはいかがだろうか。
終身医療保険プレミアムZ
チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ」は、20代の人におすすめしたい保険である。
保険料が非常にリーズナブルなため、無理することなく医療保険に加入できるのだ。
- 25歳男性:1,229円
- 25歳女性:1,034円
保険料は一生涯上がらず、約1,000種類もの手術などが対象になる。
また、日帰り入院・入院の有無を問わずに手術を受けたときなど、入院期間が短期化している現在の医療に適した保険である。
手術・放射線治療・骨髄提供を行ったときは、回数無制限で保障を受けられるため、経済的負担を軽減できるだろう。
医療保険CURE Next
オリックス生命の「医療保険CURE Next」は、七大生活習慣病のサポートが手厚いため、発症してしまっても安心して治療を受けられる保険である。
- 25歳男性:1,145円
- 25歳女性:1,405円
七大生活習慣病とは、上記に記載している7種類の病気を指し、多くの日本人が発症している。
具体的に説明すると、日本人の人口の約14.5%(1,894万人)もの人が患っているのだ。入院している患者の約29.8%は、七大生活習慣病が原因で入院している。
また、七大生活習慣病の中でも、1〜3の病気は日本人の死因の約50%を占めており、「三大疾病」と呼ばれている。
医療保険CURE Nextであれば、三大疾病は支払限度日数が無制限・七大生活習慣病の支払限度日数は120日と長期に設定されている。
そのため、入院が長期化しやすい七大生活習慣病や三大疾病を患っても、経済的負担を気にせずに継続して治療を受けられるのだ。
終身医療保険 じぶんへの保険3
ライフネット生命の「終身医療保険 じぶんへの保険3」は、日帰り入院でも保険金を受け取れる保険である。
上記で紹介した通り、現在は入院日数が短期化しているため、時代にあった医療保険だと言える。
また、5日以内の入院の場合でも5日分の保険料を受け取れるため、経済的負担が軽減される。
三大疾病が原因で入院したケースは支払限度日数が無制限で、先進医療は通算2,000万円まで保障されるため、幅広いサポートを受けられる。
- 25歳男性:1,424円
- 25歳女性:1,616円
なお、「どんな人が医療保険に加入するのか」によって最適な保険商品は変わる。
属性別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくとより理解が深まるはずだ。
若いうちに加入するといい保険
ここでは、医療保険以外にも若い世代にこそおすすめしたい保険について解説する。
死亡保険
万が一、自分が亡くなった場合に備えた死亡保険は、十分な貯蓄がない人は加入しておくといいだろう。
扶養する家族がいないケースでは、葬儀費用代として最低限で問題ない。
しかし、扶養する家族がいるケースでは、自分が亡くなったあとも家族が暮らせるよう、高額な保険料に設定しておくと安心である。
個人年金保険
公的年金だけでは「老後生活に不安を感じる…」と考える場合、個人年金保険に加入しておくといいだろう。
契約時に設定した年齢から保険金を受け取れるため、老後資金を準備するのに適した保険である。
就業不能保険
病気やケガが原因で働けなくなった際に、保険金を受け取れる保険である。
公的保障ではまかなえない部分をカバーできるので、もしものシーンで大きな力になる保険だ。
上記が2023年11月時点で、若い人にこそおすすめしたい医療保険のため、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。
自分に適した保険の加入時期を知る方法
医療保険は、すべての人が同じタイミングで加入する方がいいという訳ではない。
なぜなら、医療保険に加入する最適なタイミングは人によって異なるためだ。
ここでは、「自分に適切な加入時期」を知るための3ポイントを解説していくので、実際に考えてみてはいかがだろうか。
ライフプランから今後のリスクを把握する
「どのようなライフプランを歩んでいきたいと考えているか」から、発生する可能性があるリスクを炙り出せる。
例えば、Aさん(25歳女性)が結婚したとする。結婚したタイミングで配偶者と話し合ったうえで、医療保険への加入や見直しを行う方がいいだろう。
このタイミングであれば「子どもが欲しいから出産時に多く保険金をもらえる保険がいいな」と考えられ、子どもが生まれたときを見越した保険選びが可能だ。
このように、自分が予定しているライフプランから自分に合った保険を探すことが可能である。
「医療保険はまだいらないと思ってたけど、妊娠したら保険に加入しにくくなるし、今のうちに契約しておこう」というように、Aさんにとって加入すべきタイミングを導き出せるのだ。
加入目的を明確にして「望んでいる保障内容」を知る
「なんとなく必要だと思ったから」「友達に加入をおすすめされて」などの理由から、医療保険に加入する人も多いだろう。
しかし、このような方法で決めてしまうと、自分にとって必要な保障を理解できず、必要以上の保険料を支払うことになるため、注意が必要である。
医療保険に加入する目的が明確になっていれば、「自分にとって必要な保障」がわかり、保険料も適切な価格に抑えられるのだ。
例えば、「がん家系だから特にがんに備えたい」と考えている人であれば、がんに特化した保険を選ぶといいだろう。
基本的に、支払限度日数(60日型・90日型・120日型など)分しか入院給付金を受け取れないが、がんに特化した保険であれば支払日数が無制限の保険商品もある。
このように目的を明確にすれば自分にベストな保険を選べるので、「どうして医療保険に加入したいのか」というポイントを考えてみてはいかがだろうか。
保険料や払込期間を無理のない範囲で設定する
医療保険は、毎月保険料を支払わなければ保障を受けられない。
特に貯蓄性の高い医療保険は、一定期間以上保険料を支払わなければ「損」をする可能性がある。
また、上記のよう保険に加入する目的が「なんとなく」などの曖昧な理由の場合、どこまでの保障を付ければいいのか把握できない。
となれば、手厚いサポートが受けられる保険や、さまざまな特約を付帯させてしまう可能性が高い。
そのような結果につながると、毎月の保険料が高くなり、生活・趣味・スキルアップのための講座代などを削らなければならなくなる。
保険料の払込期間も、契約時に重視すべきポイントである。なぜなら、このポイントも保険料に影響するためだ。
毎月保険料を支払い続けていくよりも、65歳などの設定した期間まで保険料を払い込む方が保険料が高くなり、結果生活が苦しくなる可能性が否めない。
現在独身だとしても「もし結婚したら払い続けられるかな?」と考えながら、保険を選んでいくといい。
以上のように、無理のない範囲で病気などのリスクに備えられるよう、計算することをおすすめする。
しかし、保険商品を選ぶことに難しさを感じ、「どうやって選んでいこう…」と悩んでしまう人も少なくない。
そのような人におすすめなのが、「保険の専門家」に相談すると言うことだ。
「生命保険ナビ」では、自分が信頼できる専門家と無料でマッチングできるため、専門家の意見が聞きたいと考えている人はぜひ登録してみてはいかがだろうか。
まとめ
本記事では、若いうちから医療保険に入るメリットデメリットと加入の必要性を解説した。
また、自らのライフスタイルに合わせて医療保険を選ぶためのポイントについて詳しく解説したので、保険選びの参考にしてほしい。
しかし、ライフプランを考えたり、それに適した保障内容、保険期間などを検討することは難しいことも多い。
そのため、保険選びを検討する際には、プロのアドバイスも活用しながら自分に最適な保険を見つけることが大切だ。
「生命保険ナビ」は、全国の保険のプロの中からあなたの条件や意向にあった担当者が選べるサービスであるため、専門家とともに自分に最適な保険を見つけることができる。
保険に関して少しでも疑問や不安がある方は、以下のボタンから申し込んでみてほしい。