- 大学生は保険に加入すべきなのかわからない
- 大学生に最適な保険の種類を知りたい
- 大学生が保険に加入するデメリットを知りたい
大学生が本当に保険加入が必要なのか、疑問に思ったことはないだろうか。
また、どの保険が大学生にとって必要なのか、わからない方も多いだろう。
本記事では、大学生が保険に加入する必要性や大学生に最適な保険を紹介している。
保険に入るか悩んでいる、もしくは保険の見直しをしたいと考えている大学生にぜひ読んでいただきたい。
大学生に保険は必要なのか
大学生活を満喫する中で、保険について考えることはまだあまりないかもしれない。
しかし、若いうちから保険について正しく理解しておくことは、将来の安心に繋がるはずだ。
ここでは、大学生が保険について考えるべき理由とその必要性について詳しく説明しよう。
保険に入っている大学生の割合
現在、大学生の中で保険に加入している割合はどれくらいになるだろうか?
生命保険文化センターの2022年度生活保障に関する調査の年齢別生命保険加入率によると、
大学1、2年に相当する18-19歳は25.4%の加入率となっている。
ちなみに、20歳代は51.5%と跳ね上がるが、これは20-29歳まですべてが対象となっている。
20歳代のなかには、すでに大学を卒業し就職していたり、結婚していたりするかもしれず、この数値はあまり参考にならないのではないか。
18-22歳程度の大学生であれば、25.4%を上回ることはあっても、せいぜい30%程度と考えるのが妥当であろう。
これは生命保険に限定した調査であり、損害保険や病気・ケガのための医療保険まで含めるともう少し加入率はあがるかもしれないが、それでも大多数はまだ保険に未加入であることが想定できる。
保険の必要性
大学生にとって、保険が必要な理由は多岐にわたる。
いくつかの例を以下に挙げよう。
自転車事故やケガに備える
大学生は自転車で通学することも多いが、ふと気を抜いた瞬間に交通事故に巻き込まれることもある。
たとえば、一瞬脇見をしたときに停車中の自動車にぶつかり、相手の車を損傷してしまったり、自身もケガを負ったりする可能性があるだろう。
そんなときも対応する保険に加入しておくことで、医療費や相手の車の修理費用の負担を軽減することができる。
住居トラブルに備える
一人暮らしのアパートやシェアハウスで生活する大学生にとって、住居に関するトラブルは避けられない。
水漏れや火災などの災害が起きた際、他の部屋の住民に迷惑をかけてしまうかもしれない。
家財に対する保険があれば、こうしたトラブルに対する安心材料となるだろう。
貴重品の損傷や紛失に備える
大学生の多くはノートパソコンやタブレットなどを使って、勉強にも活用しているはずだ。
しかし、落として壊してしまったり、盗難に遭ったりすることも珍しくないのが現状である。そういった状況に備えて保険に加入しておけば、これらの貴重品の損傷や盗難に対しても非常に役立つだろう。
これらのシナリオは、大学生活において発生する可能性のあるリスクの一部である。
いずれも、それぞれの状況に対応した保険に加入しておくことで、リスクに対処し経済的な負担を軽減できるはずだ。
そのため、大学生でも保険に加入することを検討する余地は十分にあるだろう。
大学生における保険に入らないリスクとは
大学生が保険に加入しないことでどのようなリスクがあるのだろうか。
以下に、考えられるリスクをいくつか挙げてみよう。
- 医療費の負担
大学生活において、急な病気やケガになる可能性がある。
入院したり手術を受けたりすることで、多額の医療費がかかってしまうし、アルバイトなどで生計を立てている人は収入が激減してしまうおそれもある。
- 自転車事故による損害
自転車通学する大学生にとって、交通事故のリスクは避けられない。
自転車事故で相手にケガをさせたり相手の車に損傷を与えたりした場合、損害賠償や修理費用がかかり、経済的な負担が大きくなる。
- 貴重品の損傷や紛失
ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどの貴重品が壊れたり、盗難に遭ったりする可能性がある。
これらの貴重品に対する補償がないと、再び手に入れるために大きな費用がかかってしまう。
- 住居トラブル
一人暮らしをしている大学生にとって、住居に関する問題は避けられない。
火災、水漏れ、窃盗などのトラブルが発生する可能性があり、これらの状況に対処するために費用がかかり自己負担が増えてしまう。
保険は将来への備えとして、安心して生活を送るために非常に重要な要素といえるだろう。
大学生も保険に加入することで、これらのリスクに対処できる安心感を得られるはずだ。
大学生も必要?大学生が保険に加入するメリット・デメリット
大学生が保険に加入することは、リスクへの備えと経済的な安心を得ることができる一方で、費用とリスクのバランスを考える必要がある。
保険に加入することのメリットとデメリットについて考えてみよう。
加入するメリット
- 医療費の負担軽減
保険に加入することで、急な病気やケガによる医療費の負担を軽減することができる。
たとえば、大学生活でサッカーの試合中にケガをしてしまった場合、治療やリハビリに掛かる費用を保険で充当することで、学業やアルバイト、その他のアクティブな活動に支障をきたすことなく、安心して治療に専念できるだろう。
- 家財の補償
さらに、家財を補償する保険に加入することで、大学生活において貴重なアイテムや住居を守ることが可能だ。
たとえば、盗難に巻き込まれた場合や、自宅の火災によって貴重なノートパソコンやスマートフォンが損傷した場合、これらの財産を補償することで、急な損失からくる経済的なストレスを和らげることができるだろう。
- 個人賠償への備え
相手にケガを負わせたり、人の物に損害を与えてしまったり、損害賠償が必要なときに、個人賠償責任のための保険に加入しておくことが可能だ。
保険には個人賠償責任のための補償が含まれているものもある。
たとえば、スポーツやアクティビティ中に他者にケガを負わせてしまった場合や、人の物に損害を与えてしまった際に、損害賠償に備えておくことができる。
これにより、法的な問題や責任の重圧から解放され、安心して学業や学生生活に専念できるだろう。
加入するデメリット
- 保険料の支払い
具体的なデメリットのひとつは、保険料の支払いだろう。
保険に加入するためには、保険料を支払う必要がある。保険の種類や保険会社によるが、1年ごとにまとめて支払ったり、4年間分を一括前払いしたりすることもある。
いずれにしても、保険料は予算に影響を与える出費であるため、学生生活においては慎重な計画が必要となる。
- 特定の条件や制約事項
保険契約には特定の条件や制約事項が含まれることがある。
たとえば、契約内容によっては日常生活全般での事故がすべて補償される一方で、講義中や校内での事故に限定される場合もある。
契約をする際には、これらの条件や制約事項をよく理解し、注意深く確認することが重要だ。
特に、保険が提供する範囲や条件について十分な認識を持っておくことで、必要な時にしっかりと補償を受けることができるだろう。
大学生の保険の選び方
大学生が保険を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておこう。
大学生のための保険にも、医療保険、傷害保険、家財保険、個人賠償責任保険、学生総合共済など、さまざまな種類がある。
自身のニーズや予算に合った保険を選ぶことが大切だ。
たとえば、ある大学生はサッカー部に所属しており、他の学生に比べ、ケガをする可能性が高い状況にあった。
彼には傷害保険が必要で、ケガをした場合の医療費やリハビリテーション費用をカバーしてくれるものが理想的だった。
一方で、別な大学生は貴重な家電製品を持っており、防犯のために家財保険が必要と感じていた。
このように、自身のライフスタイルやリスクに合った保障を提供してくれる保険を選ぶことが大切といえるだろう。
少なくとも大学4年間を補償してくれる保険を選ぶのは最低条件だが、学生専用の保険だと卒業したあとの補償はなくなってしまう。
そのあとも補償を続けたいのであれば、最初から通常の保険を選んでおいたほうがいい場合もある。
適切な補償内容の保険が提供されているかどうかにもよるが、保険期間も合わせて考えるようにしよう。
保険会社やプランによって、保険料や補償内容は異なる。
補償の種類、補償額、保険料、保険期間、支払い方法など、いくつものポイントを洗い出して、比較検討しよう。
自身に最適な保険プランを見つける手助けとなるだろう。
大学生に必要な保険の種類
最後に、大学生におすすめの保険の種類について紹介する。大学生活に合った保険プランを見つけるのに役立つ情報だ。
学生総合共済
学生総合共済は、困ったときの学生どうしのたすけあいの制度である。
加入者の病気やケガ、父母扶養者の万が一の際に、全国の加入者の掛金から共済金を支払うことによって、加入者の経済的な損失を補い、少しでも学業を継続できるよう生活の安定をはかることを目的としている。
1年間の掛金は、14,400円と決まっており、学生生活にあった保障内容が提供されている。
保障内容は以下の通りとなる。
- 病気やケガによる入院・手術などの保障
- ケガによる通院保障
- 学業復帰支援臨時費用共済金
- こころの早期対応保障共済金
- ストーカー被害見舞金
- 扶養者が亡くなられた場合でも学業を続けるための保障
こころの病を含めた病気やケガの保障や、ストーカー被害への対応、本人や親(扶養者)の死亡に対する保障もついているが、保険金額はそれほど高く設定されてはいない。
なんの保険にも入らないのは不安だが、特別保障を厚くする必要も考えられない、という人には最適な保険だろう。
生命保険
生命保険は、本人が死亡したり高度障害の状態になったりした場合に、家族や配偶者に保険金が支払われるというものだ。
自分に万が一のことが起きたら、自分の親や恋人に保険金を残したい、と考える大学生はあまりいないのではないだろうか。
その観点では、どうしても大学生に生命保険が必要とは言えないだろう。
ただ、終身まで有効な生命保険であれば、保険金は大学生で契約したときのまま、一生涯変わらず同じ金額のままとなる。
大学を卒業後、就職して結婚し子どもができても、ずっと安い保険料を継続することができ、将来にわたって、家計に多くの負担をかけずに生活を続けることができる。
そう考えると、大学生のうちから生命保険に加入することもメリットがあるだろう。
また、若いうちはまだ健康で医療上のリスクもそれほど高くはないだろうから、保険加入時の告知も健康状態に関しては問題なく行える人が多いはずだ。
受取人は、必要があれば柔軟に変更できるので、将来結婚したときには配偶者を受取人に変更すればよい。
医療保険
医療保険は、大学生にとって健康リスクに備えるために非常に重要といえる。
大学生は、スポーツに遊びにとアクティブに活動する分、病気やケガの可能性も増えるため、医療保険で備えておくのは、意味のあることといえる。
もちろん、医療費は公的医療保険で保障されているため、通院や入院、手術となっても、自己負担は3割で済むため、大きな病気やケガがなければ、経済面での負担はそれほど大きくはないだろう。
とはいえ、今後想定外のことが起きるかもしれないし、万が一のときの多大な出費に備えるという意味でも、医療保険に加入することは検討しておきたい。
なお、医療保険の特徴は以下の通りである。
- 病気やケガによる医療費を保険でカバー
- 医療保険は、病気やケガによる医療費のうち、公的医療保険でまかなわれる3割自己負担以外のところをカバーする。これにより、医療費の支払いが膨大になるというリスクを軽減できる。
- 健康なうちに加入することで保険料が低く
- 大学生のうちに、若く健康な状態で医療保険に加入することで、保険料を低く抑えることができるはずだ。その医療保険が、一生涯保障が続くタイプであれば、将来にかけて費用負担を軽減するという点で重要といえる。
- 大学生のうちに、若く健康な状態で医療保険に加入することで、保険料を低く抑えることができるはずだ。その医療保険が、一生涯保障が続くタイプであれば、将来にかけて費用負担を軽減するという点で重要といえる。
大学生には身近なリスクに備えられる学生生活に合った保険が必要!
本記事では、大学生が保険に入る必要性から大学生におすすめの保険までを解説した。
保険加入は、自分自身や家族の将来を守るためのものであり、自分の環境やリスクに合わせた保険を選ぶことが大切だ。
しかし、これには多くの情報と専門的な知識が必要になってくるため、悩むポイントも多いだろう。
そこで、保険のプロに相談してみてはいかがだろうか。
保険のプロは専門的な視点でのアドバイスを提供してくれるため、大学生のあなたも自分のライフスタイルに合った保険を選べるはずだ。
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