- FXの基本的な仕組みを知りたい
- FXのおすすめの取引手法を知りたい
- FXの口座開設方法と手数料について知りたい
- FXの税金やチャート分析の基本を理解したい
FXとは、外貨の売買を通じて利益を狙う金融取引である。FXはリスクが高いイメージがあることから、「興味はあるけど初心者にはハードルが高い」「FXはいくらから取引できるのか」と不安や疑問を感じている人も多いかもしれない。
しかし、FXの基本的な仕組みであるFXの手数料やFXの税金、ループイフダンなどのFXの取引手法を理解していれば、FX初心者の主婦や学生でもFXを気軽に楽しむことができる。また東京金融取引所によって導入された取引の透明性と信頼性が大幅に向上している「くりっく365」というサービスも存在する。
本記事では、FXの概要や取引手法、FXの口座開設方法について解説、またFX経験者の体験談も紹介する。
おすすめのFX口座を開設して取引判断にFXテクニカル分析を行い、FX取引で利益を得ていこう。
FXの仕組みとは?
FXは株式や投資信託と共によく知られる金融取引だが、「具体的にどのような取引なのか分からない」「外貨預金と何が違うのだろう」と疑問を感じている人も多いだろう。
まずは、FXの仕組みや主な取引スタイルについて確認していこう。
FXとは
FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」と訳される。
異なる通貨ペアを売買したときの価格差で損益が決まる取引だ。
たとえば、米ドル/日本円が1ドル=155円のときに買いを入れて、1ドル=157円のときに売りを入れるとする。
この場合は、売買の価格差である2円が利益となる仕組みだ。
外貨預金と似た取引だが、外貨預金と大きく異なるのは「通貨の現物を取引しない」という点である。
FXの取引の対象となるのは、「通貨の売買の価格差」であるため、通貨そのものを売買するわけではない。
そのため、FXは「売り」から入れることも大きな特徴だ。
現物取引の場合は、「外貨を買って売却すること」で利益を得るので、上昇相場でなければトレードの機会を得られない。
一方、FXは「通貨を売って後日買い戻す」という取引が可能だ。この仕組みにより、相場が下落基調のときでも利益を得られるメリットがある。
FXの代表的な取引スタイル
FXは、取引を行う間隔によって次の4つの取引スタイルに分けられる。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
それぞれ具体的にどのような取引スタイルか紹介していこう。
スキャルピング
スキャルピングとは、数秒や数分などごく短い時間で売買を繰り返すことで利益を積み上げていくスタイルである。
細かい相場の変動の中で取引を行うことから、初心者にとっては「トレードのタイミングが分からない」と感じることも少なくない。
また、FX会社によってはスキャルピングを禁止しているところもあるため、スキャルピングを行う場合はFX会社選びが重要となってくる。
デイトレード
デイトレードはポジションを次の日に持ち越さず、その日のうちに決済する取引スタイルである。
スキャルピングに比べて長い時間ポジションを保有するので、相場によってはまとまった利益を狙うことも可能だ。
ポジションを次の日まで保有することがないので、心理的な負担がないのも嬉しいポイントである。
スイングトレード
スイングトレードは、数日間にわたってポジションを保有するスタイルだ。
スキャルピングやデイトレードのように相場に張り付いてトレードのタイミングを探る必要がないので、「隙間時間を活用してFXをしたい」という人にも取り組みやすいスタイルといえる
。ただし、相場動向によっては大きな損失を被ることもあるため、相場の急変が起きた際はすぐに情報をキャッチできるようにしておくことが重要である。
ポジショントレード
最後に、ポジショントレードとはスイングトレードよりも長い期間ポジションを保有するスタイルで、中には1年以上ポジションを保有するケースも見られる。
その分、エントリーするタイミングは慎重に見極める必要があるが、短期間の相場変動に取引を左右されないメリットがある。
FXのレバレッジ取引とは
FXの大きな特徴として、「レバレッジ」をかけられることが挙げられる。レバレッジとは、証拠金を預け入れることで、実際の入金額よりも大きな金額で取引ができる仕組みのことだ。
たとえば、50万円を入金した場合、通常は50万円分の取引しかできないが、10倍のレバレッジをかけると500万円分の取引が可能となる。
これにより、効率よく利益を得られるメリットがあるが、その分リスクも大きくなる点に注意が必要だ。
なお、日本国内では投資家保護の観点からレバレッジに制限が設けられており、FXでは25倍が最大レバレッジとなっている。
初心者におすすめの取引手法
FXにはさまざまな取引手法があるため、経験が浅い人にとっては「どんなトレードが向いているのか分からない」と悩むことも少なくない。
ここからは、初心者におすすめの取引手法や注意点について解説していこう。
デモトレードを活用する
FX会社によっては、デモトレードの機能を提供しているところがある。
デモトレードとは、仮想の資金によってFXのトレードを体験できる機能だ。
FXをなかなか始められない人の中には、「取引が難しそう」「トレードの流れが理解できるか不安」と考えている人も多いだろう。
その点、デモトレードでは自分の資金を減らすことなく、実際のトレードに近い環境で取引を体験することができる。
取引の流れやツールの使い方などを事前に学ぶことができるので、初心者はまずデモトレードから活用してみることがおすすめだ。
少額取引から始める
FXでは大きな損失を被ることもあるため、はじめは少額取引から始めることを検討したい。
たとえば、100万円の取引で10%の損失が生じると10万円の損失を負うが、10万円の取引であれば1万円の損失に抑えられる。
まずは「取引に慣れる」ということを目標にして、小さなロットからトレードを始めるようにしよう。
なお、最小取引単位はFX会社によって異なる。主なFX会社での最小取引単位は下記の通りだ。
ここで、FXに必要な金額を最小取引単位別に比較してみよう。米ドル/日本円で1ドル=160円のときに必要な金額は下記の通りだ。
①最小取引単位1,000通貨の場合
②最小取引単位1通貨の場合
より少額から取引を始めるためには、最小取引単位が小さいFX会社を選ぶことがおすすめといえる。
レバレッジ倍数を低めに設定する
FXでは、レバレッジをかけた取引で大きなリターンを狙うことができる。
しかし、高レバレッジ取引ではその分リスクも大きくなる点に注意が必要だ。
特に初心者の場合は、「ハイレバレッジで大きなリターンを掴みたい」という気持ちが大きくなるかもしれない。
しかし、いきなり大きな損失を負ってしまうと、FXの取引を続けられない可能性もある。
場合によっては自己資金以上の大きな損失を被ることもあるため、はじめはレバレッジをかけない、もしくは低レバレッジの取引から始めることを検討してみよう。
メジャー通貨からチャレンジする
FXには多くの通貨ペアがあり、FX会社によっては数十種類の通貨ペアを取り扱うところも少なくない。
通貨ペアによってさまざまな特徴があるが、FXをこれから始める初心者は、メジャー通貨ペアから始めることがおすすめだ。
メジャー通貨ペアの例として、次のようなものが挙げられる。
- EUR/USD(ユーロ/米ドル)
- USD/JPY(米ドル/日本円)
- GBP/USD(英ポンド/米ドル)
- USD/CHF(米ドル/スイスフラン)
- AUD/USD(オーストラリアドル/米ドル)
- USD/CAD(米ドル/カナダドル)
- NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)
メジャー通貨ペアは取引量が多く流動性が高いため、売買が成立しやすいメリットがある。
新興国通貨などのマイナー通貨は金利が高い魅力があるものの、ボラティリティが高く、大きな損失を負うリスクも高い。
まずは、値動きを追いやすく、情報収集もしやすいメジャー通貨ペアから始めてみることを検討しよう。
変動が大きいタイミングは避ける
FXは平日のほぼ24時間取引ができることが魅力だが、中には取引を避けた方がよいタイミングがある。
たとえば、日本時間の朝方はマーケットへの参加者が少なく、流動性が低くなる傾向にある。
流動性が低い市場では、思うようなレートで約定できなかったり、スプレッドが広がりやすくなったりするため、なるべく取引を避ける方がよいだろう。
また、主要な経済指標が発表されるタイミングも市場の変動が大きくなりやすい。
特に中央銀行による金融政策の発表や、雇用統計・消費者物価指数・国内総生産(GDP)などの発表前後は大きく市場が変動するケースが多い。
市場が大きく動くタイミングはトレードのチャンスでもあるが、経験が浅いうちは大きな変動の中で損失を被ってしまうリスクも高い。
取引の経験を積むまでは、注目の高い経済イベントに合わせてトレードすることは避ける方がおすすめだ。
FX口座の開設方法と必要書類
FXを始めるためには、FX会社で専用口座を開設する必要がある。ここでは、FX口座の開設方法と必要書類について確認していこう。
FX口座の開設方法
多くのFX会社ではオンラインでの口座開設に対応しており、下記の流れで手続きを完了できる。
- FX会社の公式サイトより口座開設を申し込む
- 氏名や住所、生年月日など必要事項を入力する
- 本人確認書類を提出する
- FX会社で口座開設の審査が行われる
- 口座開設完了
FXはリスクの高い金融取引であることから、口座開設や取引開始にあたっていくつかの基準が設けられている。
審査基準はFX会社によって異なるが、ここでは例としてGMOクリック証券の基準の一部を確認してみよう。
- 成人であること
- インターネットの利用環境が整っていること
- 証券会社にお勤めではないこと
- 100万円以上の金融資産をお持ちであること
- 80歳以下の成人であること
- 原則、金融商品取引業者の従業員でないこと
取引開始にあたっては、100万円以上の金融資産が必要になるなど細かく基準が設けられている。
審査基準は約款などに記載されていることが多いので、口座開設前に確認しておくと安心だ。
FX口座開設の必要書類
FX口座の開設には、本人確認書類とマイナンバーの提出が必要となる。
本人確認書類として提出できるものとして、次のような書類が挙げられる。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 各種健康保険証
- 住民基本台帳カード
- 在留カード など
なお、マイナンバーの確認書類には、マイナンバーカードや通知カード、マイナンバー入り住民票などが利用できる。
FX会社を選ぶときのポイント
日本国内には多くのFX会社があり、それぞれ特徴が異なる。
口座開設を行うFX会社を選ぶ際は、次のようなポイントを中心に比較してみよう。
- 取扱通貨ペア数
- 最小取引単位
- スプレッド
- スワップポイント
- 各種手数料
- デモ口座の有無
- ツールの使いやすさ
- 機能
- ・入出金の利便性
たとえば、「スマートフォンで手軽に取引したい」という人は、スマホアプリの使いやすさや機能を重視したい。反対に「本格的なテクニカル分析を楽しみたい」という人は、上級者向けのツールが揃えられているFX会社が向いている。
まずは自分の意向を把握し、それに見合ったFX会社を選ぶようにしよう。
FX会社で活用したい口座開設キャンペーン
FX会社で口座開設を行う際は、ぜひキャンペーンを活用したい。
各FX会社は、新規口座開設を行う人を対象にキャンペーンを実施していることが多い。よく見られるのは、現金やポイントがプレゼントされるキャンペーンや、取引量に応じてキャッシュバックが行われるものだ。
中にはエントリー手続きが必須となっているものもあるので、口座開設を行う際は必ずキャンペーン内容や要件についてもチェックしておくことがおすすめだ。
FXのリスクとデメリット
FXに取り組む際は、次の4点に注意する必要がある。
- 入金額以上の損失が出ることがある
- 流動性リスクがある
- 夜間に相場が急変するケースがある
- 確定申告が必要となる場合がある
それぞれくわしく解説していこう。
入金額以上の損失が出ることがある
FXのレバレッジ取引では、発生する損失額の仕組みについて理解しておきたい。
現物取引の場合、100万円の投資資金に対して発生する損失は最大100万円だ。
しかし、レバレッジ取引ではロスカットのタイミングによっては入金額以上の損失が発生することがあるため、100万円以上の損失を負う可能性がある。
ハイレバレッジでの取引は少ない自己資金でFXを行えるメリットがあるが、少しの変動でロスカットにつながりやすい点や、入金額以上の損失が発生するリスクがある点を押さえておこう。
流動性リスクがある
FXでは、流動性リスクについても必ず理解しておきたい。流動性リスクとは、市場の参加者が少ないことで売買が成立しなくなるリスクである。
FXに限らず、金融取引は需要と供給のバランスによって成立する。つまり「買いたい人」と「売りたい人」のニーズが合致して初めて取引が成立するということだ。
たとえば、トレーダーが少ないマイナー通貨のペアなどは、取引量が少ないことでなかなか注文が約定しなかったり、思ったようなレートで約定してしまったりするリスクがある。
結果として、損失につながったり、スプレッドがかさんでしまったりすることにもつながるため、市場の流動性は十分留意しておきたい。
初めてFXに取り組む際は、流動性が高いメジャー通貨ペアを中心に取り組むとよいだろう。
夜間に相場が急変するケースがある
外貨で取引するFXでは、時差の都合上日本時間の深夜に相場が急変することも珍しくない。
そのため、ポジションを持ち越していると「朝起きたら強制ロスカットされていた」「気が付いたら損失が広がっていた」というケースも起こり得る。
特に、日本時間の21時〜翌2時ごろはロンドン市場とニューヨーク市場の時間が重なることから取引量も大きく増える。
経済指標の発表や金利動向などによって、トレンドが発生することもあるので注意が必要だ。
夜間の強制ロスカットを避けるためには、「自動売買ツールを活用する」「高すぎるレバレッジをかけない」など工夫をするようにしよう。
確定申告が必要となる場合がある
FXに取り組む際は、確定申告が必要となる要件についても確認が必要だ。
確定申告の要否は各個人によって異なるが、会社員の場合は給与所得以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要となる。
仮に、FXで年間20万円の利益を得た場合は確定申告を行わなければならない。
また、この年間20万円という水準のなかには、副業などで得た所得も含まれる。
FXの他に副業もしている場合は、それぞれを合わせて年間20万円を超えるかどうかで確定申告の要否を判断するようにしよう。
なお、FXで発生する税金については、次の章でくわしく解説しているため、そちらも併せて確認していただきたい。
FXの手数料と税金
FXを始める前には、取引で発生するコストと税金についても理解を深めておこう。
FXで発生するコスト
FXで発生する主なコストは、下記の通りだ。
- 口座管理手数料
- 入出金手数料
- 取引手数料
- スプレッド・ロスカット手数料
ただし、国内のFX業者については口座管理手数料や取引手数料を無料としているところが多い。
その代わり、取引では「スプレッド」と呼ばれるコストが発生する。
スプレッドとはFX会社が提示する売値と買値の差額で、トレーダーが実質的に負担する手数料のようなものだ。
このスプレッドはFX会社によって異なっており、同じ通貨ペアを取引する場合でもどの業者を選ぶかによってコスト負担に差が生まれる。
FX会社を選ぶ際は、原則固定のスプレッドが提示されているFX会社などを選ぶようにするとよいだろう。
FXで得た利益に対する税金
FXで得た利益は、「先物取引に係る雑所得」として申告分離税の対象となる。
税率は20.315%で、利益額にかかわらず一律の税率が適用される仕組みだ。
この点は株式や投資信託と変わりないが、FXは株式などのように税金が源泉徴収されない。
したがって、利益の水準によっては確定申告が必要となる。
ただし、FXの利益はデリバティブ取引などと損益通算することが可能だ。
たとえば、FXの取引で年間30万円の利益、オプション取引で年間40万円の損失が出た場合、これらを相殺して年間10万円の損失としてみなす仕組みである。
FX以外にもデリバティブ取引を行う場合は、損益通算をしたうえで確定申告が必要になるかどうかを判断するようにしよう。
税負担を抑えるためのポイント
FXでかかる20.315%の税負担を抑えるには、いくつかの方法がある。
まずは、必要経費を計上することだ。たとえば、取引にかかった手数料やツールの購入費、トレード手法を学ぶために購入した書籍代などが挙げられる。
FXのために支払ったものがある場合は、きちんと経費として計上するようにしよう。
また、FXで損失が出た場合は繰越控除を行うことで、その後の利益を圧縮できる効果がある。
繰越控除は翌年以降3年間適用されるため、損失が出た年も確定申告を行っておくことがおすすめだ。
FX取引におけるテクニカル分析とチャート分析の基本
FXではテクニカル分析のスキルを身につけることが欠かせない。ここでは、テクニカル分析の基本やチャートの分析方法などについて紹介していこう。
FXのテクニカル分析とは?
FXのテクニカル分析とは、為替の値動きを示すチャートを分析することで、今後の値動きを予測したり、エントリーのタイミングをはかったりする手法である。
チャートは過去と同じ値動きを辿りやすい傾向にあり、トレンドやパターンを把握することで将来の値動きを把握できる可能性がある。
FX会社にはテクニカル分析のツールを提供しているところも多く、そうしたものを活用することでより精度の高いトレードへとつなげることが可能だ。
FXの主要なチャート分析方法
ひとくちにテクニカル分析といっても、さまざまな手法がある。ここでは、主要なチャート分析を確認しよう。
- 移動平均線分析
- RSI(相対力指数)
- MACD(移動平均収束拡散指数)
- ボリンジャーバンド・ストキャスティクス
たとえば、移動平均線分析は、チャート上に移動平均線を引くことでトレンドの方向性を掴むものである。
ひと目でトレンドの強さや方向性を確認できるので、初心者でも取り組みやすいテクニカル分析のひとつだ。
まずはポピュラーなものから取り組んでみて、自分と相性のよい分析方法を見つけるとよいだろう。
初心者がテクニカル分析を身につけるコツ
まずは、先ほど紹介したような簡潔なテクニカル分析から取り組むことがおすすめだ。
移動平均線やRSIなどはどのツールにも搭載されていることが多く、デモトレードでも試しやすい。
デモトレードでは実際に損失を負う心配がないので、そうした環境で経験を積むのもよいだろう。
また、テクニカル分析を行う際は、「どれくらい自分の予測が有効だったか」と振り返ることも重要だ。
こうしてトライ&エラーを繰り返すことで予測の精度が上がり、使いやすいテクニカル分析も分かってくるだろう。
FX取引の体験談とおすすめの取引手法
FXでは、先輩トレーダーの体験談を参考に教訓を得ることも重要だ。
ここからは、実際のトレーダーの体験談や初心者におすすめの取引方法を紹介していこう。
実際のFXトレーダーの体験談
FXを始める際は、「本当に利益が出るのだろうか」と不安を抱く人も多い。
実際にトレーダーから寄せられた体験談の中には、下記のような利益を得た人の声も多く聞かれている。
利益が出た人の体験談
FXを始めて一年くらいした際に、タイミングがよくドル円で1日に50万円ほどの利益を出すことができた。当時の元手からすると、桁違いの利益であり、舞い上がりそうになった。
一昨年と昨年、米国の金利がどんどん上がる時に乗れて買いのロット数を増やし、押し目買いをしながら利益をあげました。
ドル円が上昇トレンドだった時にロングポジションでエントリーしたところ、順調に値が上がり、利益確定すると約5万円の利益になりました。
コロナ禍の始まりである2020年3月頃のドル円や豪ドル円のフラクラに近い暴落で、一気に100万円以上の利益が出た。
指標発表の直前に皆が予想していた上がる方向にいれていたら一気に10万円プラスになり勝つ事ができました。
取引のタイミングによっては、まとまった利益を上げた人もいるようだ。特にコロナ禍や経済指標発表前後など、相場が大きく動いたタイミングでは短期間で利益を得た人も多い。
もちろんトレードについてしっかりと勉強する必要があるが、短期間でリターンを得られるのはFXの魅力のひとつといえる。
だがその一方で、次のように損失を被った人の体験談も聞かれた。
損失を被った人の体験談
損切するのが惜しくて含み損が大きくなってしまい、いろいろな情報に惑わされ怖くなり、大きな損が出ている時に焦って決済してしまいました。
塩漬けでポジションを持っていたらスワップもひかれ、証拠金もなくなってしまい強制ロスカットを食らった経験があります。
レバレッジをかけてコツコツとクロス円を積み上げていたら急激な為替変動が起きてロスカットとなりました。金額は少ないですが、前日に少し利益があったのでどうするか悩みながら寝てしまい、 朝起きたら利益が自分の目標を上回っていたのですぐ利確しました。
レバレッジで大勝負をして大負けしたことがある。小さく負けた時に大勝負で少し取り戻したのでいい気分になっていた。
FXを始めた頃は勉強もせずに直感で上がる、下がると思っていましたが勘が外れて大損していました。 きちんと勉強しないといけないですね。
レバレッジ取引では、リスクが高くなる分損失幅も大きくなる。決してギャンブル感覚でレバレッジをかけるのではなく、トレード手法やエントリーのタイミングについてしっかりと勉強したうえで取り組むことが重要だ。
自分に合った取引方法を見つけるポイント
FXにはさまざまなトレード手法があるが、その中から自分に合ったものを見つけるためには、まず投資意向をしっかりと把握することが重要だ。
投資意向とは、金融取引を行う上での考え方のことである。
「何のために資産運用を行うのか」「どれくらいのリターンを目指すのか」「どれくらいの金額を運用に回すのか」といったことを具体的に考えてみよう。
そのうえで、それに見合ったトレード手法を選ぶことがおすすめだ。
初心者におすすめの取引方法
初めてFXに取り組む人にとっては、「どのようなトレードが向いているか分からない」と悩むことも少なくない。
たとえば、経験が浅いうちはレバレッジをかけずに取引することも検討したい。
レバレッジ取引は資金効率を上げるメリットがあるものの、少しの変動でロスカットにつながりやすい側面もある。
そのため、「よく分からないうちに損失が確定してしまった」ということにもなりかねない。
まずトレードや相場の流れを掴むためには、レバレッジをかけないトレードから始めてみるのもよいだろう。
また、売りから入れるFXでは「逆張り」も行えるが、最初は素直にトレンドを追っていくトレンドフォローがおすすめだ。
まずは、トレンドに従って利益を積み上げる基本から習得していくとよいだろう。
FXとは通貨の価格差から利益を得るトレード
FXとは、2つの通貨を売買したときの価格差で損益を得る取引である。
FXにはさまざまな通貨ペアや取引手法があり、レバレッジをかけた取引にも対応している。
トレードスタイルによってリターン・リスクの度合いも異なるため、FXを始める際はきちんと仕組みについて理解しておくことが重要だ。
まずは少額取引やノンレバレッジの取引から始め、自分に合ったやり方を探してみよう。