GMO外貨のレバレッジは最大何倍？レバレッジの確認方法から変更可否まで

「GMO外貨のレバレッジ倍率が知りたい」「レバレッジの変更方法や確認方法がわからない」とお悩みではないだろうか？

レバレッジは上手に活用することで大きなリターンが期待できる一方、さまざまなリスクが存在する。

本記事ではGMO外貨のレバレッジの仕組みやメリット、計算方法などを詳しく解説する。

GMO外貨のレバレッジとは

FX取引に興味があるのであれば、レバレッジという言葉をよく耳にすることがあるだろう。

レバレッジの倍率や変更について解説する前に、レバレッジの基本情報をおさらいしておこう。

下記の3つを解説する。

FX取引におけるレバレッジの定義と仕組み

FX取引におけるレバレッジとは、手元にある資金よりも多い金額で取引ができることだ。

例えば10万円の資金でも「レバレッジ20倍」を利用すれば、200万円分の取引ができるといった具合である。

個人口座の場合、最大25倍まで取引が可能だ。実際にある資金よりも何倍もの資金で取引ができる仕組みを、レバレッジという。

FX取引にレバレッジを利用するメリットとリスクレバレッジを決める基準

FX取引にレバレッジを利用するメリットは、単純に「手元の資金以上の取引ができる」ことだ。

通常の投資であれば、どうしても資金力のある人が有利になる。資金力がない人は少額で取引をしても大きな利益が得にくかったり、取引できる商品が限られたりするだろう。

しかしレバレッジを利用することで、何倍もの資金で取引をすることができる。

少ない資金でも大きなリターンを狙えるのがレバレッジのメリットだ。しかしその一方で、損失の幅も大きくなることを理解しておこう。

下記の条件で株価が1円下落したときの損失の差に注目してほしい。

1ドル100円・資金100万円
レバレッジなし（100万円）	損失1万円
レバレッジ25倍（2,500万円）	損失25万円

このように、リターンも損失も大きくなるのがレバレッジの特徴だ。

そのため、初心者がレバレッジを利用する際は冷静かつ慎重に始めることをおすすめする。

なるべくレバレッジをかけすぎないように注意すべきだ。下記でレバレッジの計算方法を解説するので、ぜひ理解してほしい。

FX取引におけるレバレッジの計算方法

レバレッジは為替レート、取引数量を掛け算し、投資金額で割って求めることが可能だ。

計算式にすると下記のようになる。

レバレッジ＝（為替レート×取引数量）÷ 投資金額

例えば投資金額が10万円、為替レートが1ドル＝100円、取引数量が1万ドルのときは（100円×1万ドル）÷10万円でレバレッジは10倍になる。

取引数量が5,000ドルのときは（100円×5,000ドル）÷10万円でレバレッジは5倍である。

このような計算方法になるため、FX取引でレバレッジを利用する人は必ず覚えておこう。

GMO外貨では、1倍コース、10倍コース、25倍コースの中から選択することが可能だ。

GMO外貨のレバレッジは最大何倍？

ここからはGMO外貨の最大レバレッジ倍率、レバレッジ倍率の確認方法や変更可否ついて解説を行う。

他のFX会社との比較も紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

GMO外貨の最大レバレッジ倍率

GMO外貨の最大レバレッジ倍率は、25倍だ。1倍、10倍、25倍の3パターンから選ぶことができる。

最小取引単位が1,000通貨のため、5,000円ほどの資金があれば取引することが可能だ。初心者は低めのレバレッジから始めよう。

他のFX会社との比較

ここからは、最大レバレッジ、初回入金額、取引単位について他のFX会社と比較していく。

下記の表で確認してほしい。

会社名	最大レバレッジ	初回入金額	取引単位
GMO外貨「外貨ex」	25倍	規定なし	1,000通貨	詳しくはこちら
GMOクリック証券 「FXネオ」	25倍	規定なし	1,000通貨	詳しくはこちら
トレイダーズ証券 「みんなのFX」	25倍	規定なし	1,000通貨	詳しくはこちら
外貨どっとコム 「外貨ネクストネオ」	25倍	規定なし	1,000通貨
SBI FXトレード	25倍	規定なし	1通貨
JFX「MATRIX TRADER」	25倍	1万円	1,000通貨
ヒロセ通商「LION FX」	25倍	1万円	1,000通貨
IG証券	25倍	規定なし	1万通貨
サクソバンク証券	25倍	規定なし	1,000通貨
トレイダーズ証券 「LIGHT FX」	25倍	規定なし	1,000通貨	詳しくはこちら
LINE証券「LINE FX」	25倍	規定なし	1,000通貨
松井証券	25倍	規定なし	1通貨
マネーパートナーズ 「パートナーズFX nano」	25倍	規定なし	100通貨
インヴァスト証券 「トライオートFX」	25倍	規定なし	1,000通貨
アイネット証券 「ループイフダン」	25倍	規定なし	1,000通貨
セントラル短期FX 「FXダイレクトプラス」	25倍	規定なし	1,000通貨
外為オンライン 「外為オンラインFX」	25倍	5千円	1,000通貨
FXブロードネット	25倍	規定なし	1,000通貨
ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF GX-FX」	25倍	規定なし	1,000通貨
auカブコム証券 「auカブコムFX」	25倍	規定なし	1,000通貨
マネーパートナーズ 「パートナーズFX」	25倍	規定なし	1万通貨
ゴールデンウェイ・ジャパン「FXTF MT4」	25倍	規定なし	1,000通貨
楽天証券「楽天FX」	25倍	規定なし	1,000通貨
マネックス証券「FX PLUS」	25倍	規定なし	1,000通貨
外為オンライン（くりっく365）	25倍	規定なし	1万通貨
岡三証券（くりっく365）	25倍	規定なし	1万通貨
マネースクエア「トラリピFX」	25倍	規定なし	1,000通貨
アイネット証券 「アイネットFX」	25倍	5千円	1万通貨
楽天証券「楽天MT4」	25倍	規定なし	1,000通貨
岡三証券「岡三アクティブFX」	25倍	規定なし	1,000通貨
トレイダーズ証券 「みんなのシストレ」	25倍	規定なし	1,000通貨	詳しくはこちら
StoneX証券「MetaTrader4」	25倍	5万円	1,000通貨
フィリップ証券 「フィリップMT5」	25倍	規定なし	1,000通貨
ひまわり証券 「ループ・イフダン口座」	25倍	規定なし	1,000通貨
ひまわり証券 「レギュラー口座」	25倍	規定なし	1万通貨
FXブロードネット（くりっく365）「FXブロードネット365」	25倍	3万円	1万通貨

GMO外貨でのレバレッジ倍率の変更可否

GMO外貨では取引画面よりレバレッジコースを変更することが可能だ。

それぞれの変更方法は下記で確認してほしい。

パソコンからの変更方法
パソコン版取引画面・お客さま情報→レバレッジ設定 外貨ex for Windows・メインメニュー→お客さま情報→レバレッジ変更

スマホ・タブレットからの変更方法
外貨exアプリ・メニュー→レバレッジ変更 iPhone/Android Cymo・メニュー→登録情報変更→レバレッジ変更 スマートフォン版取引画面・各種設定→レバレッジ設定

GMO外貨での取引にレバレッジを活用する方法

ここからは、取引を検討している人に向けて下記の内容を解説していく。

ぜひ参考にしてほしい。

GMO外貨でのレバレッジの設定方法

レバレッジは、お客さま情報項目の中にある「レバレッジ設定」から設定することができる。

注意事項を確認後「承諾する」をチェックし、1倍コース、10倍コース、25倍コースから選ぼう。

デモ取引を通じた具体的な取引シミュレーションの実施

「いきなり取引するのは不安」と思う人も多いだろう。GMO外貨では、本取引をする前にデモ取引を行うことができる。

実際に本取引で使用する画面やツールを使って、具体的にシミュレーションを行えるため、取引の流れやツールの使い方などを体験することが可能だ。

無料でデモ口座を開設し、10万円〜1億円の範囲内で仮想資金を設定しよう。

金額は事前に「400万円」と入力されているため、自分が実際に運用する資金に変更してから行うのがおすすめだ。

損切りラインの設定と証拠金維持率の確認

FX取引を行う上で、損切りラインの設定と証拠金維持率の確認は重要だ。

「損切りライン」とは「価格がいくらまで下がったら決済するか」を表すもので、事前に設定するのがおすすめだ。

実際に価格が下がると、焦りから冷静な判断ができなくなってしまったり、また価格が上がることを期待して決済するタイミングを逃してしまったりすることが考えられる。

損失を小さくするためにも、損切りラインは必ず設定しよう。

また、証拠金維持率の確認も重要なポイントだ。

証拠維持金率が一定のラインを下回ると、追加証拠金が必要になったりロストカットされたりする可能性があるため、証拠金維持率はなるべく高くキープすることが大事である。

証拠金維持率は下記の計算方法で求めることができる。

証拠金維持率＝有効証拠金額（資産合計＋評価損益金−出金依頼金額）÷ 取引証拠金×100

「ややこしい」と感じる人は、取引画面の「口座状況照会」で確認するといいだろう。

取引の振り返り

FX取引をする中で、一旦冷静になり取引の振り返りを行うのはリスクを抑えてリターンを得るために重要だ。

レバレッジ倍率、取引回数、不必要な取引をしていないかなど、定期的に見直し改善をしていこう。

また、資産状況や相場状況に変化があった際に柔軟に対応することで、次回以降の取引でさらにリターンを狙える可能性がある。

FX取引を行う際には、ぜひ取引の振り返りをし、現状に合わせて運用していこう。

レバレッジなしでもGMO外貨で取引できるのか

ここからはレバレッジなしのFX取引について解説を行う。

リスクを最小限に抑えたい投資家にとって、レバレッジなしのFX取引にはどのようなメリット・デメリットがあるのか、GMO外貨でのレバレッジなしのFX取引の方法やリスク管理のポイントについても紹介する。

レバレッジなしのFX取引のメリット・デメリット

レバレッジなしのFX取引を行うメリットは、さまざまなリスクを軽減できることだ。

例えばロスカット。ロスカットとは本来投資家が膨大な損失を負わないための仕組みだが、投資家の意に沿わない形で強制決済となることもある。

レバレッジなしのFX取引であれば、ロスカットのリスクを限りなく抑えることが可能だ。

また、手元の資金の範囲内で取引するため、生活に困ってしまうほどの大きな損失を負う可能性も低くなる。

一方レバレッジなしのFX取引のデメリットと言えば、手元にある資金の範囲でしか取引ができないことだ。

例えば100万円分の取引を行う際、レバレッジ25倍であれば4万円の資金で取引が可能だが、レバレッジなしの場合は100万円の資金を用意する必要がある。

リスクを抑えられるとともに、大きなリターンが狙えない、取引をする際に資金準備をする必要があることが、レバレッジなしのデメリットと言えるだろう。

GMO外貨でのレバレッジなしの取引の可否

GMO外貨ではレバレッジなしでの取引が可能だ。レバレッジなしで取引したい場合は、レバレッジコース選択の際に1倍コースを選択しよう。

レバレッジなしのFX取引におけるリスク管理のポイント

レバレッジなしで取引を行う場合、レバレッジありに比べてリスクは軽減できるがリスク管理は必要だ。

そこでここからはリスク管理のポイントについて解説を行う。

自身のリスク許容度を把握し、余剰資金で取引を行う

自分はどれくらいのリスクであれば対応できるのかを、事前に把握しておくことは重要である。

また、とにかく初めは少額からスタートさせるのがおすすめだ。毎月の支出や資産状況から余剰資金を割り出そう。

「生活ができなくなってしまった」「借金をしなければいけない」このような事態を防ぐためにも、自身のリスク許容度を把握し余剰資金の範囲内で取引を行うことを心がけよう。

正しく損切りを設定する

FX取引での為替変動リスクの対処法として、事前に損切りを設定し正しいタイミングで損切りをすることが挙げられる。

「相場の動きが予測と違う」なんてことはよくあることで、どんなに知識や経験を積んでも100%防ぐのは不可能だ。

そこで大事になるのが、損切りの設定である。損切りを迷っているうちにロスカットされないためにも、事前に設定しておくといいだろう。

1〜2%の負け幅を意識する

リスク管理の一環として意識したいのは、負け幅を2%以内に抑えることだ。

例えば100万円で運用する場合、負け幅を2万円以内に設定できれば、生活に影響を及ぼすほどのダメージを回避することができる。

FX取引では、リターンに期待しつつも常に冷静な判断やいかにリスクを抑えるかを意識することが重要だ。

GMO外貨のレバレッジは最大25倍

GMO外貨では最大25倍のレバレッジが利用可能だ。GMO外貨で設定する際に1倍コース、10倍コース、25倍コースの中から選択しよう。

レバレッジを利用することで手元の資金よりも大きな金額で取引をすることが可能だ。

取引の幅が広がる上に、大きなリターンにも期待できるだろう。

しかし損失を負うリスクも大きくなるため、リスク管理の一環としてレバレッジなしの取引も検討するといい。

GMO外貨でレバレッジを上手に活用しリターンを狙おう。

GMO外貨のレバレッジに関するQ＆A