- オプトレ!と松井証券FX(MATSUI FX)の違いが知りたい
- それぞれのメリットを知りたい
- どちらを選べばいいのかわからない
FX取引とバイナリーオプション取引とは、どちらも為替相場を対象とした金融商品だが、その取引方法や利益の出し方は大きく異なる。
本記事では、バイナリーオプション取引の代表格である「オプトレ!」と、初心者に人気のFX取引サービス「松井証券FX(MATSUI FX)」を例に挙げ、両者の特徴や違いを詳しく解説していく。
FX口座とオプションに特化した口座との違いを理解したい方、バイナリーオプションの基本を学びたい方にとって、有益な参考資料となるはずだ。
ぜひ最後まで読んで、自分に適した投資方法を見つける手がかりとしていただきたい。
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オプトレ!と松井証券FX(MATSUI FX)の主な違い
まずは、オプトレ!とMATSUI FXの相違点について確認していこう。
取引対象が違う
オプトレ!はバイナリーオプション取引、MATSUI FXは外国為替証拠金取引(FX)である。
オプトレ!は、外国為替市場における通貨ペアの「為替レート」を取引の対象としている。
トレーダーは「為替レートが設定された目標値に対してどう動くか」を予測し、それが正しければペイアウト(予測的中で得られる利益)が得られるという仕組みである。
たとえば、ラダー取引では、指定された2時間後の為替レートが特定の目標レートを上回るか下回るかを予測する。
レンジ取引では、為替レートが設定された範囲内に収まるかどうかを予測する。
一方、MATSUI FXは実際の通貨を売買し、為替レートの変動による為替差益を狙う取引である。
たとえば、米ドル/円が上昇する(円安)と予想する場合はドルを買い(ロングポジション)、逆に下落を予想する場合はドルを売る(ショートポジション)。
レートの変動による買値と売値の差から、利益や損失が発生する。
リスクとリターンの特性が違う
オプトレ!では、予測が外れた場合は購入金額の全額を失うことになるが、損失が購入金額を超えることはない。
リターンは、予測が的中した場合に得られるペイアウトだ。これも事前に定められており、変動することはない。
一方、MATSUI FXはレバレッジを活用することで、少額の資金で大きな取引が可能となる。
レバレッジとは、手持ち資金の数倍から数十倍の取引を可能にする仕組みである。
これにより、大きな収益を期待できる反面、損失も大きくなる可能性がある。つまり、リスクもリターンも固定されていない。
取引の仕組みが違う
オプトレ!は1日11回の2時間区切り(「回号」と呼ばれる)での取引で、各回号ごとに結果が判定される。
たとえば、午前7時25分から始まる回号では、2時間後の為替レートが判定基準となる。
一方、MATSUI FXは24時間取引が可能で、投資家は任意のタイミングで売買を行い、ポジションも決済できる。
2時間の間に1回だけ取引することもできるし、複数回の取引を繰り返すこともできる。
手数料とコストが違う
オプトレ!もMATSUI FXも、取引手数料は無料だが、取引の仕組みの中にコストが含まれている。
オプトレ!では、購入時に支払う金額にコストが含まれており、これはペイアウト額に影響を与える。
具体的には、予測が的中した場合に得られる利益が、実際の市場価格から見たときに低く設定されており、この差額がコストとなる。
一方、MATSUI FXの利用者は、スプレッドとして取引のたびにコストを負担する。
スプレッドとは、通貨の売値と買値の差であり、取引時に発生する実質的なコストである。
たとえば、買値が110.00円、売値が109.95円の場合、この0.05円が取引ごとにかかるコスト(スプレッド)となる。
オプトレ!と松井証券FX(MATSUI FX)の主な違い
以下に、MATSUI FXとLIGHT FXの主要な違いを表形式で整理した。
松井証券FX(MATSUI FX) | オプトレ!(GMO外貨) | |
---|---|---|
取引形態 | 外国為替証拠金取引(FX) | 外国為替の為替レートを対象としたバイナリーオプション取引 |
取引の種類 | 通貨の売買 | ラダー取引、レンジ取引(いずれもヨーロピアンタイプ) |
取引できる時間 | 原則24時間(土日を除く) | 1日11回(2時間ごとの区切り) |
取引通貨ペア | 20通貨ペア | 8通貨ペア |
最小取引単位 | 1通貨単位 | 1口単位(40円~990円) |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
リスク | 相場によってリスク幅が決まる | リスクが固定されている |
決済方法 | 任意のタイミングで決済可能 | 権利行使による自動決済 |
取引戦略 | トレンドフォロー、スキャルピングなど多様 | 上昇・下降・レンジ予測 |
必要証拠金 | ポジションサイズに応じて必要 | なし |
追加証拠金 | 発生する可能性あり | なし(購入時に代金の全額を支払う) |
ロスカット | あり | なし |
デモ口座 | なし | あり |
知識確認テスト | 不要 | 必要(一定点数が取れなければ取引はできない) |
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オプトレ!と松井証券FX(MATSUI FX)のメリット・デメリット
ここでは、オプトレ!とMATSUI FXの特徴を、メリット・デメリットの形で整理する。
両者の対比は、そのままFX取引とバイナリーオプション取引の比較としても捉えられる。
オプトレ!のメリット・デメリット
まずは、バイナリーオプション取引のオプトレ!について、メリットとデメリットを確認していこう。
オプトレ!のメリット | オプトレ!のデメリット |
---|---|
リスクが固定されているため、最大損失が明確である 短期間(2時間)で結果が出る 予測が的中すれば固定ペイアウトが得られるため、収益の予測がしやすい 為替レートの細かな変動を気にせず、大まかな方向性の予測で取引できる ラダー取引とレンジ取引を、戦略に応じて使い分けができる デモ口座が提供されており、実際の取引前にツールの使い勝手を試せる | 予測が外れた場合、購入金額の全額を失うリスクがある 1日11回の取引機会に限られており、取引時間が制約される バイナリーオプションの特性上、大きなリターンを得る可能性が限られている レバレッジがないため、大きな利益を得るには多額の投資が必要 知識確認テストが必要で、取引開始までのハードルが高い 取り扱い通貨ペアが9種類と比較的少ない |
オプトレ!の良い点は、デモ口座の提供がある点だ。登録不要、完全無料で、ブラウザ版の取引を体験できる(スマホおよびPC)。
まずは試してみることで、「どんな取引なのか」「どのようなチャンスとリスクがあるのか」「どのような手順で取引するのか」を体験しながら理解できる。
松井証券FX(MATSUI FX)のメリット・デメリット
以下は、FX取引ができるMATSUI FXを利用するメリットとデメリットである。
MATSUI FXのメリット | MATSUI FXのデメリット |
---|---|
レバレッジを活用した取引で、少額でも大きな取引ができ、資金効率が高い 24時間取引が可能。任意のタイミングで売買と決済ができるため、高頻度取引も可能 20通貨ペアと取り扱いが豊富多様な注文方法(指値注文、成行注文など)をサポートしており、柔軟な取引が可能 自動売買により継続的に取引が可能。戦略や損切りラインを自由に設定できる | レバレッジの利用により、損失拡大のリスクがある 証拠金管理が必要であり、追証のリスクがある為替変動による損益の幅が大きくなるため、リスク管理が重要 市場の変動によっては、スプレッドが広がることもある ある程度のFX取引の知識と経験が必要 |
オプトレ!とMATSUI FXの「レンジ取引」を比較
ここまでの情報でもう明らかだと思うが、オプトレ!とMATSUI FXでは取引対象が異なるため、単純にサービスを比較するだけではその違いが十分に理解できない。
そのためここでは、「レンジ取引」にのみ焦点を当て、両者の違いをより鮮明にすることを試みる。
両者とも、レンジ幅を予測する点では共通しているが、以下のような点で異なっている。
MATSUI FX | オプトレ! | |
---|---|---|
取引の仕組み | あらかじめ設定した条件に基づき、システムが自動的に新規注文と決済注文を繰り返す | 2時間ごとの固定された時間枠内で、レンジ内外の予測を行い、単発の取引を行う |
取引期間 | 運用停止するまで取引が継続される | 各回号(2時間)ごとに完結。 |
リスクとリターン | レバレッジ利用により、大きな利益と損失の可能性がある(損失が証拠金を超えることもある)。 | リスクもリターンも限定される |
決済方法 | 設定した益出し幅に達した時点で決済、または任意のタイミングで手動決済 | 判定時間における為替レートにより、自動的に権利行使される |
取引戦略 | レンジ相場での小さな値動きを繰り返し利用する | レンジ内か外かの2択予測 |
カスタマイズ性 | 注文条件(売買、注文レンジ、数量、注文値幅、益出し幅、運用停止ライン)を細かく設定できる | 取引の基本的な仕組みは固定されており、カスタマイズの余地は限られる |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
松井証券の自動売買は、あらかじめ設定した条件に基づいて、新規注文と決済注文を自動的に繰り返すリピート系の自動売買だ。
設定したレンジ内での取引を繰り返すため、レンジ相場でも利益を積み上げることが期待でき、長期間の取引でコツコツ利益を積み上げる戦略に向いている。
一方、オプトレ!のレンジ取引は、為替レートが設定された範囲内に収まるかどうかを予測するバイナリーオプション取引である。
為替レートの大まかな方向性を予測することで、短期間で結果を得られる点に特徴がある。
これらの特徴は、FX取引が良いか、バイナリーオプション取引が良いかを判断するうえでも役に立つ。
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オプトレ!と松井証券FX(MATSUI FX)はどちらを選ぶべきか
ここであらためて「FX取引が良いか、バイナリーオプション取引が良いか」という視点で考察してみよう。
そのうえで、オプトレ!とMATSUI FXに向いている人についても整理していく。
FX取引かバイナリーオプション取引か
FX取引とバイナリーオプション取引は、為替市場が対象という点は共通しているが、その性質や取引方法には大きな違いがある。
FX取引(MATSUI FX)は、為替レートの変動から利益を得る方法で、より柔軟な取引戦略を立てることができる。
レバレッジの活用により、小額の資金でも大きな取引が可能であるうえ、長期的な相場観に基づいた運用や短期的なスキャルピングなど、多様な取引スタイルに対応できる。
一方、バイナリーオプション取引(オプトレ!)は、為替レートの方向性や範囲を予測する単純な仕組みである。
取引時間が固定され、大まかな方向性の予測だけで取引できるため、初心者にも取り組みやすい面がある。
選択の際は、自身の投資目的、リスク許容度、取引に割ける時間、相場分析のスキルなどを総合的に考慮することが重要である。
両者の特性を理解し、自身の投資スタイルに合った取引方法を選択することが、長期的な投資成功の鍵となるだろう。
オプトレ!がおすすめな人
それでは、どんな人にオプトレ!がおすすめなのかを整理してみよう。
- 短期的な取引を好む投資家
- 2時間という固定された取引時間内で結果が出るため、即時的な取引を好む人に適している
- リスクを限定したい人
- 最大損失額が購入金額に限定されるため、リスク管理を重視する投資家に向いている
- 相場の大まかな方向性を予測するのが得意な人
- 細かな価格変動よりも、全体的なトレンドを読む力がある投資家に適している
- 時間をかけて相場分析する余裕がない人
- 取引時間が短く、大まかな方向性の予測だけで取引できるため、時間的制約のある投資家に向いている
- シンプルな取引を好む初心者
- 取引の仕組みが比較的単純で、初心者でも理解しやすい
松井証券FX(MATSUI FX)がおすすめな人
一方のMATSUI FXは、以下のようなタイプにおすすめだ。
- 大きな利益を狙いたい人
- レバレッジを活用することで、小額の資金でも大きな取引が可能であり、大きな利益を狙える
- 長期的な相場観に基づいて取引したい人
- ポジションを長期保有することができ、じっくりと相場を見極めたい投資家に適している
- 多様な取引手法を駆使したい人
- スキャルピングやスイングトレード、長期保有など、さまざまな取引スタイルを試したい投資家に向いている
- 相場分析のスキルを持つ経験者
- 為替市場の動向をリアルタイムで追い、柔軟に対応する能力が求められるため、ある程度の取引経験がある人に向いている
- 自動売買システムを活用したい人
- MATSUI FXの自動売買を活用して便利に取引してみたい人
オプトレ!と松井証券FX(MATSUI FX)の違いを理解して求める成果につなげよう
オプトレ!とMATSUI FXは、取引対象や仕組みが異なるため、単純な優劣比較ではなく、各投資家の目的や取引スタイルに基づいて検討するのが望ましい。
短期的な予測や固定されたリスク・リターンを好む投資家にはオプトレ!が、長期的な相場観や多様な取引手法を活用したい投資家にはMATSUI FXが適している。
両サービスとも初心者から経験者まで対応できる設計となっているため、FXの経験の有無に関わらず、自身の投資スタイルや目標に合わせて選択すると良いだろう。
公式サイトで詳細な情報を確認し、自分に合っているのがどちらかを検討してはいかがだろうか。
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オプトレ!とMATSUI FXの違いに関するQ&A
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