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FXのスキャルピングとは?スキャルピングのルールと成功のための秘訣を解説

この記事で解決できるお悩み
  • FXのスキャルピングについて理解したい
  • スキャルピングがなぜだめなのか知りたい
  • スキャルピングに向いている人の特徴を知りたい

「FXのスキャルピングに興味があるがどんなものかいまいちよくわからない」「スキャルピングに成功する方法を知りたい」などと考えている方は多いのではないだろうか。

今回の記事では、スキャルピングとはそもそも何か、ということから詳しく解説しつつ、向いている人・向いていない人について具体的に紹介する。

成功するためのコツや勝率を上げるポイントも紹介するので、興味のある方はぜひ参考にしてみてほしい。

目次
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スキャルピングとは?

スキャルピングと呼ばれる手法の特徴 わたしのIFAコラム

まずは、スキャルピングとはどのようなものかを確認していこう。

合わせて、メリット・デメリットや必要なスキルも紹介する。

スキャルピングとは何か

FXのスキャルピングとは、数秒や数分など非常に短い時間で売り買いを行うトレード手法のことだ。

1回の売買で得られる利益は小さいが、何度もトレードを積み重ねることでコツコツ利益を増やしていくことを目的に行う。

語源となっているのは英語の「scalp」で「頭の皮を剥ぎ取る」という意味だ。

頭皮の薄い皮を何度も剥ぎ取るように薄い売買益をもぎ取っていくという様子を表している。

FXの売買手法を売買タイミングで分類すると、以下のように分けられる。

スキャルピング秒単位〜分単位の短い時間で売買を繰り返すスタイル
デイトレード数時間程度で売買を繰り返し、その日のうちに取引を完結するスタイル
スイングトレード数日〜数週間程度の期間で売買を行うスタイル
長期保有数ヶ月〜数年程度の長期間ポジションを保有するスタイル

上記の通り、複数のトレードスタイルの中でもスキャルピングは最も取引スパンの短い手法となり、1回のトレードで狙うリターンも最も小さい。

1日あたり数十回〜数百回程度取引することも珍しくなく、常にチャートに張り付いて価格動向を見張るようなスタイルが一般的だ。

瞬時に相場を分析する判断力やスピーディーに注文を行うテクニックが求められる。

スキャルピングのメリット・デメリット

続いて、メリット・デメリットをそれぞれ確認していく。

メリットとしては、以下のような点が挙げられる。

スキャルピングのメリット
  • 資金効率が良い
  • 大きな損失を抱えるリスクが低い
  • トレードの経験を積める

まず、最大の魅力が資金効率の良さだ。

数秒〜数分といった短い時間でトレードを行うため、空いた時間を効率よく活用して利益を狙える。

例えば、仕事の休憩時間に20分だけトレードする、寝る前の1時間をトレードに充てる、といったように1日の隙間時間を利用して副業のように稼ぐことも可能だ。

さらに、他の売買手法と比較して、1回の取引で大きな損失が生じにくいのもメリットに挙げられる。

ポジションの保有時間が短いため、「チャートを見ていないうちに資産が半減してしまった」「知らないうちにロスカットがかかってしまった」といったような事態が起こりにくい。

加えて、何度もトレードや相場の分析を重ねることで、FXのスキルが早く身につきやすいのも魅力と言えるだろう。

一方、デメリットとして以下のようなポイントには注意が必要だ。

  • 1回で得られるリターンは小さい
  • 取引コストが大きくなりやすい
  • メンタル・体力が削られやすい

1回のトレードで生じる損失を抑えやすいということは、得られるリターンも小さくなりやすいということだ。

まとまった利益を確保するためには、何十回〜何百回と取引を積み重ねていく必要がある。

1回の取引で得られる利益が少額だと、なかなかモチベーションを維持しにくいという人もいるため注意しよう。

取引の回数が増えるということは、取引コストが大きくなりやすいということでもある。

FXではスプレッドが実質的な取引コストとなり、これは毎回のトレードに対してかかってくるものだ。

スプレッドが広いFX業者を選んでしまうと、取引コストも大きくなり、本来得られる利益が圧迫されやすくなってしまうため気を付けたい。

さらに、短時間で何度も発注を行うため、メンタルや体力が徐々に削られてきやすい。

すぐにイライラしてしまう人や、体力に自信のない人の場合、体や心に負担がかかると操作ミスが発生したり取引ルールを守れなくなったりしてしまうかもしれない。

スキャルピングに必要なスキルとは何か

大きく分類すると以下の3つのスキルが重要だと言える。

  • 素早い判断力・決断力
  • 為替市場の相場を分析するスキル
  • 相場の変動に焦らないメンタル

まずは、数秒〜数分といったわずかな時間で適切な判断を行うための判断力や決断力が重要だ。

1分1秒を争う場面では、たった数秒の判断の遅れがトレード成果に影響を与えることもある。

そして、相場を常にチェックしながら正しく判断するためには、為替市場の値動きを即座に分析するスキルや経済・金融に関する知識も必要となる。

特に、短時間のFXではチャートを用いたテクニカル分析が基本となるため、チャート分析・テクニカル分析の基礎はぜひ学んでおきたい。

また、急激に相場が変動して思いもよらぬ方向に価格が動く場合もある。

そのときに焦らずに淡々と取引できるかどうかも非常に重要だ。

感情に左右されずあらかじめ決めておいた損切り/利益確定のルールを着実に遂行できるという強いメンタルも必要なスキルと言えるだろう。

スキャルピングはどのような人に向いているのか

スキャルピングはどのような人に向いているだろうか。

向いている人・向いていない人それぞれの特徴を解説し、判断基準についても紹介する。

スキャルピングが向いている人

以下のような特徴を持つ方は、スキャルピングの適性があると言えるだろう。

スクロールできます
集中力に自信がある人数秒・数分で変化する為替相場でも集中を切らさずに分析を継続できる
判断力・決断力に優れている人売買タイミングを見逃さずにすぐに売買できる
感情的になりにくく淡々と取引できる人思うような成果が出なくても冷静に取引ルールを守れる
コツコツ努力するのが苦にならない人少額のリターンでもモチベーションを維持できる
短期間集中でトレードしたい人隙間時間をトレードに充てて効率よく売買できる

短時間に何回も売り買いを繰り返しながら着実にリターンを確保するためには、高い集中力や判断力が求められる。

あらかじめ決めた取引ルールに従って機械的に売買を続けることが重要なので、感情に左右されにくい人やメンタルが強い人も適しているだろう。

1回の取引で得られる利益は小さい傾向があるが、コツコツ積み上げていくことに喜びを感じるタイプの人は、モチベーションを維持しながら成果を挙げられるはずだ。

スキャルピングが向いていない人

一方、あまり適性がないと思われるのは以下のような方だ。

スクロールできます
集中がすぐに途切れてしまう人他のことを考えている間に相場が動いてしまい取引機会を逃してしまう
優柔不断でなかなか決断できない人売買タイミングが遅れてしまうことで含み損が拡大したり利益を得られなかったりする
感情的になりやすい・メンタルが弱い一時的な損失に気持ちが振り回されてその後のトレードもうまくいかなくなってしまう
すぐに大きな成果が欲しい人細かい利益を積み重ねていくトレードスタイルは不向き

取引機会を逃さずにトレードできるかが重要となるため、集中力があまりない人や判断力・決断力に乏しい人は、うまく成果を上げられない可能性が高い。

メンタルが弱くすぐに感情的になってしまう人も、本来守るべき取引ルールを守れなかったり、焦って取引タイミングを見失ったりしてしまったりして、失敗してしまうケースがあるだろう。

スキャルピングの適性を判断する基準

自分に適性があるかどうかわからない場合は、実際にデモトレードや少額取引などでトレードを試してみるのをおすすめする。

時間が経過するのと共にどんどん局面が変わっていく相場に対して冷静な対応を取れるか、予期せぬ値動きが発生した際に適切な判断をすぐに下せるか、といった部分を実際にチェックしてみよう。

思ってもいない事態が発生するとイライラして集中力が途切れてしまったり、少しくらいいいかと取引ルールを守れなかったりする人は、残念ながら適性がないかもしれない。

逆に、含み損が生じても焦らず淡々と対応できたり、少額の利益でもモチベーションを保ってトレードを継続できたりする人は、適性がある可能性が高い。

ただし、デモトレードで適性を試す際は、実際のトレードと同じように緊張感を持つことが大事だ。

「練習だからのびのびと挑戦しよう」「失敗しても自分のお金はなくならないから安心」といった心づもりでは、実際の取引の心境とは異なってしまう。

デモトレードではなかなか緊張感を保てないという方は、なくなってしまってもかまわない少額から実際の取引に挑戦してみてはいかがだろうか。

スキャルピングが禁止される理由

スキャルピングが向いている人と向いていない人は? わたしのIFAコラム

一部のFX業者では、スキャルピングが禁止される場合もある。

禁止の理由は主に以下の3点だ。

  • 市場の安定性を保つため
  • ブローカーのリスク管理のため
  • 不正行為防止のため

順番に確認していこう。

市場の安定性を保つため

一つ目の理由は、為替市場や取引所の安定性を保つためだ。

秒単位で大量の注文を発注すると、取引時間帯によっては価格が偏ったり流動性が悪化したりするリスクがある。

他の市場参加者との公平性を保つため、極端に短い時間での大量売買は禁止されているケースがある。

実際に、いくつかのFX業者の規定やルールをチェックしておこう。

DMM FXでは、約款内で以下のような行為を禁止している。

流動性の低い時期・時間帯に当該流動性に比して過度な取引を行う行為又は、お客様の属性等に比して過度な投機的取引を行う行為

出典:DMM FX 店頭外国証拠金取引(DMM FX)約款

また、外為どっとコムでも以下のような行為を禁止行為として制限している。

流動性の低い時間帯における多額の取引であって、他のお客様または当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼす行為

その時点の流動性にかかわらず継続的に反復してなされる多額の取引であって、他のお客様または当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼす行為

出典:外為どっとコム 取引約款に抵触する行為

同様の理由から、経済指標の発表前後の時間帯に限って禁止している業者も存在する。

ブローカーのリスク管理のため

市場の安定性を保つためだけでなく、業者のリスクが大きくなることも禁止の理由だ。

大量の注文が連続して繰り返されると、FX業者のサーバーに負荷がかかったり、カバー取引が難しくなったりする。

多くのFX業者では「カバー取引が困難な時間に集中した取引」「カバー取引に著しい悪影響を及ぼす行為」などを禁止としており、これらに該当すると判断された場合は、取引が制限されたり口座が解約されたりする可能性もある。

不正行為防止のため

マネー・ロンダリングやテロ資金供与リスク、不正な自動売買システムの利用などを防ぐために禁止している場合もある。

人間1人の力では到底難しいようなスパンや取引数量での注文が続いた場合、不正なツールの利用が疑われて取引が制限されるケースがある。

また、突然大量の資金で取引を行ったり、不自然な資金のやり取りがあったりする場合も、犯罪や不正行為との関与が疑われることもがある。

とはいえ、このような取引は明らかに手動で行われていない取引などを指すものであって、数十秒〜数分の間に手動で売買を行うようなトレードの場合、規制に引っかかる可能性は低いだろう。

スキャルピングで成功するための秘訣

以下のポイントを押さえることで、これから挑戦する人も安定して利益を上げやすくなるだろう。

順番に詳しく解説していく。

トレーディングプランの設定

取引を始める前に、しっかりとトレーディングプランを練っておこう。

「1年間でいくら利益を得たいのか」「どのくらい含み損まで許容できるのか」など、リスク・リターンについて明確にイメージを持っておくことで毎日のトレード計画を立てやすくなる。

具体的なゴールイメージを描いたら、それに従って損切りラインや利益確定ラインを決めていく。

ポジションの出口を決めて機械的にトレードを行うことで、損失をコントロールしつつ、安定して利益を得やすくなるだろう。

自分に合ったトレーディングプランを立てるためには、デモトレードなどでさまざまな取引方法を試し、最もストレスなく取引を続けられる方法を模索するのが重要だ。

テクニカル分析の活用と迅速な意思決定

スキャルピングでは、主にチャートを利用したテクニカル分析がメインとなる。

初心者〜中級者の場合は、「移動平均線」や「ボリンジャーバンド」を活用した分析から挑戦してみよう。

移動平均線一定期間の価格から平均値を計算してグラフで示したもの
ボリンジャーバンド移動平均線を中心としてその上下に標準偏差を表示させた指標

移動平均線を活用すると、買いや売りのシグナルが視覚的にわかりやすくなり、ポジションを建てるタイミングを理解しやすい。

また、ボリンジャーバンドを組み合わせることで、現在の価格が買われすぎなのか・売られすぎなのかという分析を行ったり、トレンドの方向感を把握したりするのにも利用できる。

秒単位で相場が動いていくため、迅速な分析と意思決定が何より肝心だ。

スプレッドが狭いFX会社の選定

スキャルピングでは必然的にトレード回数が増えるため、スプレッドによる取引コストも大きくなりやすい。

なるべく効率よく利益を得るためには、スプレッドの狭いFX業者を選ぶことが肝心だ。

たった0.1銭のスプレッドの違いであっても、何百回、何千回とトレードを繰り返すとその差は無視できないほど大きくなる。

通貨ペアや取引時間によって設定されるスプレッドは異なるため、自分の取引通貨ペアや取引時間帯をよく確認した上で業者を比較するのをおすすめする。

値動きの大きい時間帯や通貨ペアの選定

なるべく効率よく利益を得るためには、短時間でもある程度価格が動くような時間帯や通貨ペアを選ぶことが重要だ。

ほとんど価格が動かない時間帯に取引したり、価格が安定しきっている通貨ペアを保有したりしても、売買タイミングはあまり生まれない。

過去の価格動向などをチェックした上で、効率よくリターンを狙える時間帯・通貨ペアを探すことを心がけよう。

FXのスキャルピングを理解してトレードに活用しよう

まとめ わたしのIFAコラム

スキャルピングは、数秒や数分といった短い時間で薄い利益を積み重ねていくトレードスタイルだ。

高い集中力のある人や判断力に優れている人、コツコツ成果を積み上げるのが好きな人には向いている可能性がある。

逆に、優柔不断な人やすぐに集中力が途切れてしまう人、一攫千金を狙う人には適していないかもしれない。

一部のFX業者では不正防止やリスクヘッジの観点からスキャルピングを禁止しているケースもあるため、あらかじめ確認しておくのがおすすめだ。

FXの知識をある程度身につけた上で、トレーディングプランを明確に定め、売買タイミングを逃さないことで、スキャルピングに成功しやすくなるだろう。

本記事の内容を参考に、今後のFXに活用してみてはいかだろうか。

スキャルピングに関するQ&A

スキャルピングとデイトレードの違いは何ですか?

両者の大きな違いは、ポジションを保有している期間の長さだ。

スキャルピングは数秒〜数分のわずかな時間で売買を繰り返す手法で、デイトレードは数十分〜数時間程度で売買を行い、1日の間に取引を完結させる手法だ。

スキャルピングで勝てないのはなぜですか?

根拠なしになんとなく勘で取引していたり、取引すべきタイミングにすぐに判断できなかったりすると、なかなか勝率を上げられない。

また、過去のトレードを反省せずにどんどん売買だけを積み重ねて行ってもなかなかスキルは身に付かない。

毎日その日のトレードを振り返り、改善点を自分なりに見つけていくことで、自然と勝率も上がってくるはずだ。

スキャルピングは1日何回取引するのですか?

1日何回取引しなくてはいけないという定めはないが、数十回〜数百回取引を繰り返すのも珍しくない。

もちろん、毎日30分だけと決められた時間内で取引を行う場合、1日の取引回数が10回未満ということもある。

スキャルピングは何足で行いますか?

1分足または5分足のどちらかを選ぶのが一般的だ。

慣れていないうちは5分足で取引経験を積み、慣れてきたところで1分足に変更するという方法もおすすめだ。

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