- FXのスワップポイントとは何か知りたい
- 高金利通貨の選び方がわからない
- FX会社の比較方法が知りたい
FX取引では、各国の政策金利の違いによって日々付与されるスワップポイントを活用することで、コツコツと収益を積み重ねる投資手法が可能である。
日本円は世界的に見て金利水準が低いため、比較的簡単に金利差を生かした運用ができるという魅力がある。
一方で、リスクを軽視してしまうと、期待した利益を得るどころか大きな損失を被るおそれもある。
本記事では、FXスワップポイントの基本的な仕組みや高金利通貨の選び方、さらに運用時の注意点やおすすめのFX会社について詳細に解説する。
スワップポイントを使って安定的なインカムゲインを得たい、FX会社を比較して最適な環境を見つけたいという方はぜひ参考にしてほしい。
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FXのスワップポイントは「通貨ペアの金利の差」

はじめに、スワップポイントの基本情報を解説する。
スワップポイントの仕組みを理解しよう
FXでは、2つの通貨ペアを取引するとき、それぞれの国が設定する金利差に基づくスワップポイントの差が日々の利益・損失として発生する。
つまり金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売っている場合には金利差を受け取ることができ、逆に金利の低い通貨を買い、高い通貨を売っている場合には金利差を支払う立場になるということだ。
スワップポイント計算式
外貨と日本円との金利差が生む収益スワップポイントを狙う意味
日本銀行は、バブル崩壊後の景気後退、デフレ傾向、世界的な金融危機やコロナ禍への対処として、超低金利政策を実施してきた。
2025年現在でも大きく金利が上昇する兆しはなく、米国などがインフレ抑制のために利上げを行う一方で、日本円の金利水準は依然として世界的に見ても低い水準である。
したがって現状、外貨と日本円との金利差が生む収益すなわちスワップポイントを狙うのが賢い投資手法であるといえるのではないだろうか。
スワップポイントを利用するメリット
スワップポイントを利用するメリットだが、第一に継続的な収益が期待できることが挙げられる。
スワップポイントは短期売買のように値動きを常時監視しなくても、ポジションを保有している限り金利差を日々受け取れるためだ。
第二のメリットは、相場が小動きでも収益が発生することだ。円高・円安が大きく変動しなくても、金利差さえあればスワップポイントは付与される。
第三のメリットに、資産運用の一部として組み込みやすい点がある。レバレッジを抑えて運用すれば、比較的安定的にインカムゲインを狙うことも可能である。
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FXのスワップポイント運用は初心者にもおすすめ

FXは投機性が高いというイメージがあるが、スワップポイントを目的とした中長期の投資スタイルは初心者にも始めやすい。以下では、その理由を具体的に示す。
短期売買ほど相場を追わなくてもよい
短期売買では、値動きが小さくても取引回数が多くなりがちで、常時チャートをチェックしてタイミングを逃さないようにする必要がある。
これに対しスワップポイント運用は、ポジションを保有するだけで日々金利差が付与されることに加えて、相場の大きな変動を狙う必要がないというメリットがある。
資産をコツコツ増やすインカムゲイン
FXのスワップポイントはポジションを保有している間、毎日付与される。
他の投資(株の配当金・投資信託の分配金など)は、年数回半年に一度といったスパンで受け取ることが多い。
一方、FXのスワップポイントは日々のインカムゲインとして積み上がるため、初心者でも成果を把握しやすい。
レバレッジによる効率とリスク
国内のFXでは最大25倍までレバレッジをかけられるが、初心者がいきなり高レバレッジでの運用を始めるのは危険である。
レバレッジを高めるほど、短期的には多くのスワップポイントを狙えるものの、為替変動時に大きな損失を被るリスクが増大するためだ。
初心者は低めのレバレッジ(2〜3倍)から慣れ始め、リスク管理の感覚を身につけてから徐々に引き上げよう。
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スワップポイントが高い通貨ペア

スワップポイントを重視する場合、金利の高い通貨ペアを選択することがカギとなる。以下では、高金利通貨を中心に代表的なペアを紹介する。
◆ 高金利通貨の代表例と特徴
通貨ペア | 主な特徴 |
---|---|
メキシコペソ/円 | 政策金利が高い米国との貿易関係が強く、比較的安定感がある |
南アフリカランド/円 | 資源国通貨金やプラチナなどに左右される政治リスクが懸念 |
米ドル/円 | 世界最大の基軸通貨近年の利上げ傾向で金利差拡大 |
英ポンド/円 | インフレ抑制のため利上げを実施値動きがやや激しい傾向 |
豪ドル/円 | 資源国通貨世界景気や資源価格の影響を受けやすい |
新興国通貨(メキシコペソ、南アフリカランドなど)
新興国通貨の特徴として、高金利であるぶんスワップポイントが魅力的だ。
しかし、政治リスクや経済の不透明感があることから、価格変動が大きくなる可能性が高い。そのため、思わぬ急落に備えるためにリスク管理が重要になる。
先進国通貨(米ドルや英ポンドなど)
インフレ対応のため、アメリカやイギリスが積極的に利上げを実施している。
そのため、日米および日英の金利格差が拡大していることを受けて、スワップポイントが増加傾向にあるのが特徴だ。
新興国通貨と比較すると利回りは高くないものの、政治・経済の安定度が比較的高いことから、リスクを抑えた運用を目指す投資家に向いているとされる。
資源国通貨(豪ドルやNZドルなど)
資源国通貨は、資源価格の影響を強く受けることと、世界景気との関連が大きいことが特徴だ。好調な局面では大きく通貨が買われるため、高金利を享受できる。
しかし、景気後退や資源価格の下落時には一気に通貨価値が下がるリスクも併せ持っている。
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FX取引でスワップポイントを狙う時の注意点

ここまでの解説で、スワップポイントの魅力は理解いただけただろう。ここでは、FX取引におけるスワップポイントの注意点を解説する。
為替変動リスク、ロスカット、税金などの諸注意事項を理解しておかないと、思わぬ損失を被る可能性があるためだ。
為替変動リスクとロスカット
スワップポイントの注意点として、為替変動リスクがある。為替レートが想定外の方向の動き方をすると、スワップポイント以上の損失が生じる恐れがある。
また、証拠金維持率が下がるとロスカット(強制決済)が発動することがあることから、FX取引では証拠金維持率が100%を下回らないよう注意が必要だ。
他にも、新興国通貨は値動きが激しいことにも注意しよう。
FX取引では、スワップ益を追求して高レバレッジで大きなポジションを持つと、相場が急変した際に大幅な損失が発生しやすい。
余裕資金を使い、損切りラインをあらかじめ設定することが重要である。
スワップポイントの付与タイミングと逆転リスク
スワップポイントは、日をまたいでポジションを保有すると付与される場合と、土日や祝日の分を平日にまとめて付与する場合がある。
業者によって付与日数やタイミングが若干異なる点に注意が必要だ。
また、政策金利の変更、市場の需給バランスなどによって、プラスだったスワップが急にマイナスになる逆転リスクも否めないことも覚えておこう。
税金やスプレッドなどのコスト
FX取引のスワップポイントの注意点で忘れてはいけないのが、税金とコストの問題だ。
先物取引に係る雑所得等として申告分離課税(20.315%)がかかり、為替差益と合わせて年間20万円を超える場合は確定申告が必要になる。
なお、店頭FX・取引所FXともに損益通算が可能だ。
取引時のスプレッドは事実上のコストとなる。スプレッドが広い業者だと、スワップポイントがいくら高くても、長期保有でコストを回収するのに時間がかかる。
各業者のコスト面を比較し、自分に合ったところを選ぶことが重要である。
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スワップポイント狙いのFX取引におすすめの会社3選

FX取引を始めるにあたって、スワップポイント投資では高金利通貨を取り扱っているか、スワップポイントやスプレッドが良心的かなどの条件を満たす業者を選ぶのが重要になる。
以下にいくつかの会社の特徴をまとめて示す。
【比較表】おすすめのFX会社
FX会社 | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
GMOクリック証券 | 主要通貨ペアのスプレッドが安定的に狭いサービスが総合的に充実 | ドル/円やユーロ/円中心のトレーダー |
GMO外貨 | 1,000通貨単位から取引可能長期保有で収益を狙えるメール・電話・AIチャットに対応 | スワップポイント狙いで長期運用したい方 |
DMM FX | 口座開設が早くサポート体制が充実スマホアプリが使いやすい | FX初心者で円高・円安の値動きを狙う人 |
GMOクリック証券

GMOクリック証券は、FX取引高ギネス世界記録認定を受けている大手のFX業者だ。FX以外にも株式や投資信託、CFDなどを提供しており、総口座数は100万口座を超えている。
GMOクリック証券の特徴として以下の3点が挙げられる。
- 業界最安値水準の手数料が設けられている
- 高金利スワップで取引できる
- 取引ツールが使いやすい
GMOクリック証券は取引手数料が無料であることはもちろん、スプレッドも業界最安値水準を維持している。低コストで取引を行えることが特徴だ。
また、スワップポイントが高い点も魅力として挙げられる。南アフリカランドやメキシコペソといった新興国通貨のスワップポイントも高く、スワップ目的で取引をしたい方におすすめだ。
そして、取引ツールの使いやすさも特徴のひとつだ。スマホ・PCから自分に合ったツールを選択でき、便利に取引を行える。
「低コストで取引をしたい」「高機能なツールを活用したい」という方は、GMOクリック証券を活用すると良いだろう。
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GMO外貨

GMO外貨は、FXを中心にCFDやバイナリーオプションを提供している業者だ。最短30分で取引を開始でき、スムーズに口座開設手続きを進められる点が魅力となっている。
GMO外貨の特徴として以下の3点が挙げられる。
- 少額から取引できる
- スワップポイントが高い
- サポート体制が充実している
GMO外貨では1,000通貨単位での取引が可能となっており、自己資金が少額でも取引を始めやすいことが特徴だ。
少しずつ取引に慣れていきたい方でも気軽に始められる点が魅力となっている。
また、高いスワップポイントが提供されていることもGMO外貨の強みだ。長期でポジションを保有してスワップ収益を狙いたい方に向いている。
そして、サポート体制の充実度も魅力として挙げられる。分かりやすい操作マニュアルはもちろん、メールや電話でのサポートに対応しており、24時間対応のAIチャットも用意されている。
「少額で取引に慣れていきたい」「サポートを受けながら取引を始めたい」という方はGMO外貨を推奨する。
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DMM FX

DMM FXはDMM.com証券が提供するFXサービスだ。大手のFXサービスとして高い知名度を誇り、ファイナンス・マグネイト社調べでは2022年・2023年の2年連続でFX取引高が世界第1位となっている。
DMM FXの特徴として以下の3点が挙げられる。
- 高性能な取引ツールが使いやすい
- 低コストで利用できる
- 主要通貨のスワップポイントが高い
DMM FXはスマホ版・PC版の取引ツールが使いやすいことが特徴として挙げられる。
初心者から上級者まで幅広く利用しやすいツールとなっているため、スキルを身につけてからも使い続けられる点が魅力だ。
また、各種の手数料が無料であることに加え、実質的なコストであるスプレッドも低い水準となっている。低コストで負担をかけずにFX取引を行える点も特徴のひとつだ。
そして、DMM FXは主要通貨のスワップポイントが全体的に高い水準で提供されている。スワップ収益を目的にトレードをしたい方にも適している業者だ。
「便利なツールを使いたい」「コストを抑えたい」という方は、DMM FXを利用してみてはいかがだろうか。
スワップポイントを理解して安定的なインカムゲインを狙おう

FXのスワップポイントは通貨間の金利差によって得られ、日本円が低金利であるぶん、高金利通貨を買うことで日々の差額を受け取りやすい点が魅力だ。
一方、レバレッジの過度な活用や為替変動リスクには注意が必要で、業者ごとにスワップポイントが異なるため、長期保有では差が大きくなる場合もある。
申告分離課税や損益通算の仕組みを理解し、無理のないレバレッジ設定や損切りラインを明確化すれば、コツコツとインカムゲインを積み上げる運用も夢ではない。
まずは少額取引やデモ取引で経験を積みながら、安定的なスワップ収益を目指してみてほしい。
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FXのスワップポイントの比較に関するQ&A

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