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成長株(グロース株)と割安株(バリュー株)の違いは?どっちに投資すべき?

この記事で解決できるお悩み
  • 成長株と割安株の違いが知りたい
  • 投資する際にどちらを選ぶべきか知りたい
  • 投資に役立つ情報をまとめて知りたい

株式投資を始める際に、成長が見込める「成長株(グロース株)」か現在価格が割安である「割安株(バリュー株)」のどちらに投資すべきか悩む人は少なくない。

ある一定の特徴を持つ銘柄のみに集中して投資する手法もメジャーとなってきている中で、それぞれの銘柄選定方法を知りたい方も多いのではないだろうか。

本記事では成長株と割安株の違い、メリットデメリットを踏まえてどちらに投資すべきか、銘柄選定のポイントを解説していく。「成長株投資」「割安株投資」を検討している方は必見の内容となっている。

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目次

そもそも成長株と割安株とは

そもそも成長株と割安株とは わたしのIFAコラム

まず成長株と割安株の違いについて確認しておこう。

成長株はグロース株とも呼ばれ、その名の通り株式を発行している企業の業績などが良好で、企業の成長が期待できる銘柄のことを指している。

成長株

成長株と判断されることが多い銘柄は次の通りである。

成長株と判断されることが多い銘柄
  • 数年連続で増収増益
  • プライム市場や新興市場に上場する小型株も多い
  • 事業内容に将来性がある

特に売上高が右肩上がりで、今後の将来性も期待できる企業なども成長株に該当する。

割安株

割安株はバリュー株とも呼ばれ、株価本来の価値よりも割安な価格で取引されている銘柄のことを指す。

業績が好調な銘柄であるのに、一時的に株価が下落していたり、低水準で推移する所謂「掘り出し物銘柄(お宝銘柄)」が該当する。

割安株と判断されることが多い銘柄は次の通りである。

割安株と判断されることが多い銘柄
  • 事業自体は安定している
  • 創業数十年と継続して運営
  • プライム市場などに上場する銘柄

成長株ほど将来性の期待に焦点を当てておらず、一時的な株価低迷により下落している銘柄を対象としている。知名度の高い銘柄なども該当し、大型株が含まれる場合もある。

ただし、将来株価上昇の目途が立てられる前提なので、将来性もある程度重要だ。

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成長株と割安株の違い

成長株と割安株の違い わたしのIFAコラム

割安株と成長株のメリットとデメリットについて紹介していく。

メリットデメリット
成長株(グロース株)・株価が短期間で急騰する可能性がある
・投資家の注目を集めやすい
・業績が振るわなければ下落する
・割高である可能性もある
・配当目的で投資しづらい
割安株(バリュー株)・配当や優待目的で長期保有しやすい
・成長株よりも値動きが穏やか
・大幅な利益を得づらい
・面白味に欠ける場合もある
・割安の原因を判断しなければならない
出典:みんなのマネ活「割安株(バリュー株)とは?見つけ方や投資するメリット・デメリットを分かりやすく解説」(2023年2月参照)

成長株は将来的な値上がりを期待して長期投資をしたり、株価の急騰を狙う短期投資をしたりするなど様々な戦略を取ることができる。

また成長株自体も業績で大幅に価格が左右される特徴を持つ。

新しいサービスやテクノロジーなどのビジネスモデルが注目されれば、一気に株価が急騰する可能性もあるのがメリットだろう。

しかし、注目に反して業績が振るわない期間が続いてしまうと下落してしまうリスクもある。

また注目度の高さ故に割高である場合も考えられ、配当などは大型株と比べて利回りは低いというデメリットもある。

良くも悪くも投資家から期待されて注目されやすい銘柄であるため、企業の将来性を見抜く目を養うことが重要であろう。

成長株は業績などからお宝銘柄を見つけ、トレンドに沿って一気に値上がり益を狙いたい人向けの銘柄といえる。

割安株は株価が割安であるため、配当や株主優待目的で長期保有しやすいというメリットがある。

また割安時に購入しているため、多少株価の下落が起こってもリスクを許容しやすい点もメリットだろう。

知名度も高く、企業自体の業績も悪くないため、大幅な業績不振に襲われない限り成長株よりも下落するリスクを抑えることも可能だ。

しかし長期目線の投資となるので、価格の値動きを楽しみたい短期投資家にとってはイマイチ面白味に欠ける場合もある。

また割安株は安定性のある企業を選ぶ前提であるので、なぜ割安なのか判断する力が必要だ。

もし倒産リスクのある企業を選んでしまうと配当金の減少や資産価値がゼロになる危険性も考えられる。

割安株は配当や株式優待を貰いながら成長株のような急騰は目指さず、将来的に評価額まで上昇するのを待つ方法を好む人向けといえるだろう。

上記のメリットとデメリットを踏まえて、成長株と割安株のスクリーニングの一例は以下のようになる。

成長株投資のスクリーニング例

指標目安概要
ROE(自己資本利益率)7~10%以上・企業がどれだけ自己資本で利益を上げられたかを示している
・日本企業の平均が5%であるため、平均以上で設定
EPS(1株当たり純利益)25%以上・1株あたり企業が上げた純利益を示している
・ニールの成長株投資法では25%以上を最低ラインとしているため、
そのまま適用

割安株投資のスクリーニング例

指標目安概要
PER(株価収益率)10~15倍・数値が高ければ割高、低ければ割安と判断される指標の1つ
・PERの平均は15倍程度と言われているため、平均以下で設定
ROE(自己資本利益率)7~10%以上・企業がどれだけ自己資本で利益を上げられたかを示している
・日本企業の平均が5%であるため、成長株同様平均以上で設定

あくまでも一例であるので、そのまま使用するのではなく目安を理解した上で自分なりにスクリーニング条件を変更していくのも面白いのではないだろうか。

どちらに投資すべきか?

どちらに投資すべきか? わたしのIFAコラム

原則として、どちらが有利かは投資家自身の投資スタイルによって変わってくる。

絶対的なものはないため、「成長株のみしか投資しない」など手法を限定しすぎずに広い視野を持って銘柄を選定することが望ましい

ただし成長株投資、割安株投資はそれぞれ求められるスキルなども少しずつ変わっていくため注意が必要だ。

  • 成長株:今後短期的に上昇しそうな値動きを判断する「テクニカル分析」
  • 割安株:本来の株価よりも割安かどうかを判断する「ファンダメンタルズ分析」

ただしファンダメンタルズ分析、テクニカル分析どちらも総合的に磨いておくことで客観的に分析することが可能なので、両面から知識を深めることをお勧めする。

  • 短期投資で売却益狙いの「成長株投資」
  • 長期投資で配当金や株主優待狙いの「割安株投資」

上記のように自分の投資スタイルや目的に沿って選んでみてはいかがだろうか。

その際に、不安や疑問がある方は「わたしのIFA」に相談をしてはいかがだろうか。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、個別銘柄の推奨や、金融商品の紹介、周旋を行うものではございません。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。投資家とIFA(資産アドバイザー)とのマッチングサイト「わたしのIFA」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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