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投資信託の基準価額とは? 

この記事で解決できるお悩み
  • 投資信託について理解を深めたい
  • 投資信託の基準価額が何かわからない
  • 自分に合った運用方法を見つけたい

投資信託は初心者でも始めやすい投資の一つである。

本記事では、投資信託の仕組みや基準価額などを含め、自分にあった運用法の見つけ方などを解説していく。


目次

基準価額の説明の前に!知っておきたい投資信託の基礎知識

基準価額の説明の前に!知っておきたい投資信託の基礎知識 資産運用ナビ

超低金利時代が続く中、資産運用に注目が集まっている。給与アップが見込めない中での物価高騰で、資産は自身で投資をしながら増やす風潮になりつつある。

また「投資」というと、以前はお金に余裕がある人など富裕層が行うイメージがあったかもしれない。

しかし、金融市場はこの5年の間に大きく「投資」の考え方や方法に変化があったと言っても過言ではない。

昔は、証券会社の窓口に行き相談をしながら投資を行うことが主だった。

しかし、DX化が進み、ネットバンク、ネット証券などを通して気軽に少額から多様な投資ができるようになった。

さらには、電子マネーなどで付与されたポイントで投資をすることも可能だ。

この記事では、様々な投資の中から特に「投資信託」について、その仕組みや運用法などを詳しく解説していく。

投資信託の仕組み

「投資信託」とは、投資家から集めたお金を資金とし、専門家であるファンドマネージャーが運用を行い、得た成果を投資家に分配する金融商品である。

集めた資金は、各ファンドで定められた運用方針やファンドマネージャーの知見・見通しを元に、株式や債券、不動産など、国内外問わず分散させて運用を行う。

投資信託の魅力

投資信託の魅力は大きく以下の4つが挙げられる。

少額から投資ができる

株への投資は単位株(100株)で行うことが多く、ある程度まとまった金額の資金が必要になる。

しかし、投資信託の場合は毎月定額で積立のように行うことができるプランなどもある。

金額にすると1万円程度のものもあれば、ワンコインで始めることも可能だ。

分散投資が可能

一つの投資先にまとめて投資をし、運用に失敗した場合の損失を考えると、投資に対して積極的になれない方もいるのではないだろうか。

投資信託であれば、その商品を購入することで様々な国や地域、資産、銘柄に分散投資が可能で、このようなリスクを軽減・回避できる。

一つの資産クラスで損失があっても、分散した別の資産クラスでカバーできる可能性が高いのだ。

ただ、商品によって対象とする投資先を限定している場合もあるので、ファンドの運用方針等は事前に確認する必要がある。

種類が豊富

先にも述べたように、様々な国や地域、資産、銘柄を投資対象とする多様な商品が存在する。

種類が豊富であるため、自身が興味関心のある分野や、予算に合わせた商品に投資できるのも魅力の一つだろう。

専門家による運用が可能

投資の専門家であるファンドマネージャーが投資家に代わり運用を行う。

投資する商品の分析から投資の方法まで熟知した人間が運用成果を出すために介入するので、初心者にとっては特に安心だ。

投資信託を運用する代表的な方法

投資信託の方法の一つとして「積立投資」がある。積立投資は同じ商品を一定の金額で一定期間にわたり買い付けしていく投資手法である。

この方法は、毎月1,000円程度から積立が可能だ。中には、毎月100円から積立を始められる商品もある。

最初に購入する商品と毎月の購入金額を決めた後は、毎月自動で投資信託を購入・積立が行われる。

売買のタイミングを自分で見計らうなどの投資に対する作業の手間が省けるのが魅力の一つだ。

また、一定額を継続して投資することで、投資信託の価格が安い場合には口数を多く、反対に高い場合には口数を少なく購入することになり、結果として取得単価が標準化される。

これは価格変動の要因を抑えるリスク分散の効果もある。

投資信託の基準価額とは?

投資信託の基準価額とは? 資産運用ナビ

次に、投資信託の基準価額について解説する。投資信託を始めるにあたって最も基礎となる部分と言ってもいいだろう。

投資信託の基準価格は間違った捉え方をされることも多いので、その点についても詳しく説明したい。

 投資信託の基準価額とは

「基準価額」は分かりやすく言えば投資信託の時価。1口、1万口当たりの現在の価格を指す。投資信託が保有している株式や債券の時価総額に利息や配当金を加える。

そこから運用コストを差し引き、保有者全体の口数で割って算出している。

基準価額が1口、1万口当たりで提示されるのは、「1万口あたり1万円」から運用するからであり、株価同様に口数あたりの価格、基準価額は日々変動する。

投資信託の基準価額に関するよくある誤解

投資というと最も想像しやすいのが株式だろう。株は売買、つまり需要と供給によって価格が変動・決定される。例えば、その株式を買いたい人が増えればその分価値が上がる。

投資信託も株式同様、多くの人が購入すれば価値が上がると思っている人もいるかもしれないが、それは誤解だ。

投資信託は、先にも述べたように株式や債券など投資の対象の価格が上がらなければ基準価格は上がらない。

投資信託の売買高では価格は決まらないのだ。資金の流入、売買が多くなるほど上がるのは投資信託の「純資産額」だ。

純資産額が一定規模以上になると、逆に「基準価額」は上がりにくくなる可能性もあるので、純資産額のみの判断で投資することはないように注意したい。

投資信託の基準価額買い時の関係性

安い時に購入、高い時に売れば利益が上がるというのが投資のセオリーだ。

しかし、利益が上がる時期、買い時や売り時を的確に予想することは、投資のプロであってもとても難儀だ。

投資信託の価格は、その価格が示された時点の社会情勢、市場の情報、投資家の予想などをもとに決定される。つまり、その時点での適正価格なのだ。

では、いつが買い時と言われたら、価格はその時の社会の適正価格であるため、購入者が「購入してみよう、投資をしてみよう」と思った時点と言っても過言ではない。

自分の予算に合った投資を継続しながら売り時、買い時を見定め購入することが重要だ。

基準価額が理解できたら!自分に合った投資信託を見つけるポイントとは

基準価額が理解できたら!自分に合った投資信託を見つけるポイントとは 資産運用ナビ

ここまでの説明で、基準価格を含む投資信託の基本を理解することができただろう。

実際に投資信託で運用する際には、数あるファンドの中から自分に合った商品を選ばなければならない。

そこでここからは、自分に合った投資信託を見つけるポイントを解説していこう。

自分の資産状況を把握する

投資をする際、まずは自分の資産状況を把握することが大事だ。現状、自分の資産でいくらくらい投資にまわすことができるのかを見定めたい。

投資にはリターンもあるが、必ずリスクが伴う。投資した元本の保証はなく、運用がうまくいかなければ大きな損失を受けることもあるだろう。

借金をしたり、自分の暮らしがままならない状態で投資をすることなどがないよう、現状の把握はしっかりと行いたい。

各証券会社の性質を理解する

投資を委託する証券会社により様々な特性がある。取扱商品や手数料、サービスなどそれぞれ強みや弱みを持っている。

近年で言えば、スマートフォンで簡単に低額で投資ができる、窓口を持たないネット証券もその例だろう。

簡単に投資をしたい人はこのようなオンラインの証券会社、じっくり担当と話しながら投資を進めたい人は、窓口があり担当者のつく会社を選択するなど、特性を踏まえた上で利用したい。

IFAに相談をする

IFAとは、独立系ファイナンシャルアドバイザーのことだ。

初心者の場合は特に、このような投資のプロに自分の予算や投資の目的にあった商品や投資の仕方を相談し、指南を受けながら進めるのも良いだろう。

投資信託を運用するためにIFAができること

投資信託を運用するためにIFAができること 資産運用ナビ

では、投資やその運用を成功させるためにIFAがサポートできることを紹介する。

投資信託についての個別相談

ここが最もポイントとなる部分だろう。あなたの投資の意図や予算、今後の展望などを含めて個別に相談を受けてくれる。

投資のプロとして、心強い味方になってくれることだろう。

投資戦略の立案支援

IFAは証券会社や銀行など特定の金融機関に所属していない。そのため、中立的な立場から金融商品についての具体的なアドバイスや案内が期待でき、さらに実際の取引仲介まで可能だ。

市場や金融商品の特性も踏まえて、今後どのような目標の上に投資すべきかの戦略立案の支援もしてくれる。

ただ、投資家の投資経験や投資意向によって、最適なIFAの選択肢も異なる。自身の条件にあったIFAを見つけるには、「資産運用ナビ」などの検索プラットフォームの活用もおすすめである。

無料相談もできるので、長期的な資産形成のパートナーとなる、信頼できるIFAが見つかるはずだ。

ファイナンシャルプランニングの全般サポート

投資戦略も踏まえ、闇雲に投資をするのでなく、投資全体の目標など、将来の設計を立てることも投資成功のカギとなる。そのために、IFAは、ライフプランの立案からその実現に向けた支援。

そのほかにも、投資の見直し、軌道修正など投資に対するプランニングの全般をサポートしてくれる。

投資だけでなく、その後の見直しや修正まで面倒を見てくれるので、特に投資の初心者にとってはとても安心だ。

投資信託の基準価格とは「時価」のこと

投資信託の基準価格とは「時価」のこと 資産運用ナビ

本記事では、投資信託に関する基本的な知識から基準価額の定義、自分自身に合った運用方法を見つける方法を解説した。

資産運用は自分に合った運用方法を用いてしっかりと知識を身につけてから始めるべきであることがわかっただろう。

本記事の内容やその他の金融知識の理解を深めたい方は、ぜひIFAに相談してみて欲しい。

相談することで、投資信託に対する疑問や悩みが解決され、安心して資産運用をスタートすることができる。

また、IFAの検索には「資産運用ナビ」などのプラットフォームを活用し、自身にあったアドバイザーを効率よく探すようにしよう。

資産運用に対して少しでも疑問や不安がある方は以下のボタンから無料相談に申し込んでみてほしい。

あなたの知りたかった情報が取得できたり、疑問や不安も解消されるだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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