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【2000万円は必要】独身一人暮らしの老後資金の準備方法を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 独身一人暮らしの老後に必要なお金がどのくらいか知りたい
  • 独身一人暮らしの老後資金をどのように準備するか知りたい
  • 貯蓄をどのようにすると、老後資金を効果的に増やせるか知りたい

人生100年時代という言葉を見聞きするようになり、独身一人暮らしの方は、どれくらいのお金を準備していれば、老後を問題なく暮らせるのか、気になっていらっしゃる方も多いだろう。

特に、老後を問題なく生きるには、2000万円が必要であるという報告を見て、そろそろ資産形成を始めたいと思っている方もいるはずだ。

しかし、老後を問題なく生きるには、2000万円というお金が必要なのだろうか。そもそも、2000万円の根拠を知らないという方も多いはずだ。

今回は、独身一人暮らしの老後資金として、2000万円は必要なのか、資産形成の方法についてわかりやすく解説していく。

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目次

老後の独身一人暮らしに2000万円は、必要なお金?

まずは、老後の独身一人暮らしに2000万円というまとまったお金は必要なのかについて説明していく。

老後資金2000万問題の正体

まず、老後資金2000万問題とは、どのようなものであるのか、その正体を探っていく。そもそも、老後資金2000万問題とは、総務省によって調査された2017年の家計調査報告書を軸に報告された内容である。

高齢夫婦が毎月生活費の不足分となる55,000円に平均寿命となる約30年をかけ算すると、1980万円となる。つまり、この1980万円という数字が2000万円の正体なのだ。そのため、自分に当てはまるかどうかはまったく別であるのだ。たとえば、次の点に違いがあるといえる。

  • 個人事業主と会社員では、利用できる制度が異なる
  • 利用できる制度が異なれば、受け取れる年金が異なる
  • 試算では夫婦となっているが、独身一人暮らしでは結果が異なる
  • どのような生活をしたいかで生活費が変わる
  • 養育費について検討するかで変わる
  • マイホームの有無によって変わる
  • 子供にお金を残すかで変わる

このように老後資金を考える場合、上記の事を含めるかどうかで、試算の値は変わってくる。そのため、老後資金について明確な理解をもつには、わからない点を一つずつなくしていく必要があるのだ。

独身一人暮らしの老後資金問題を明確化する3つのポイント

独身一人暮らしであれば、次のポイントを意識していくことで老後に必要なお金について明確なイメージを持ちやすくなる。

  1. 老後に得られる収入を把握する
  2. 老後に発生する支出を把握する
  3. 老後の必要額を計算していく

まずは、公的年金制度についての理解を深め、退職金制度について把握していくことで、老後に得られる収入がイメージしやすくなる。また、老後に発生する支出について把握していくことで、不足するお金の詳細がわかるようになる。老後の必要額を計算していくことで、お金の使い方を見直すきっかけにもなるため、ぜひやってみよう。

独身一人暮らしで老後に必要なお金を把握する

【2000万円は必要】独身一人暮らしの老後資金の準備方法を解説 資産運用ナビコラム

次に、独身一人暮らしの場合、どれくらいのお金が生活に必要となるのか、統計データを参考に考えていく。

独身一人暮らしの生活費の平均

総務省が公開している「高齢単身無職世帯の家計収支-2019-」のデータを参照すると、高齢独身の一人暮らしの生活費が簡単にわかる。さまざまな数字が記載されているが、簡単にまとめてしまうと、毎月15万1800円の所得があれば、家計をマイナスにすることなく、生活できると記載されている。

しかし、自宅をバリアフリーにしたり、介護が必要になったりした場合は、別途お金を用意していく必要がある。

年金を除くとどれくらいのお金が必要?

改めて年金を除いて老後にどれくらいのお金が必要なのか計算してみる。ここでは、先程の総務省のデータを参考に約12万円の収入があると考えて老後資金を計算していく。収入12万円に対して、15万円の支出額を引いていく。すると、-3万円となる。その状態が30年続くと仮定してみる。

3万円×12ヶ月×30年= 1,080万

つまり、一人暮らしでゆとりある老後生活をおくりたいと思っているのなら、1,080万にプラスして資産形成していくと、備えのある暮らしができる。

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独身一人暮らしの老後資金の資産形成法

【2000万円は必要】独身一人暮らしの老後資金の準備方法を解説 資産運用ナビコラム

独身一人暮らしの方が、老後資金を作るため、資産を増やしていくことを考えた場合、次の点を押さえておくとよい。

  • 貯金の仕組みを構築する
  • 法的制度を有効利用する

この2つのポイントについて説明していく。

貯金の仕組みを構築する

一人暮らしで生きていくための老後資金を貯めたければ、貯金の仕組みを構築する必要がある。まずは、使用するお金と貯めておくお金、増やしていくお金の3つに分けて、貯蓄をしていくことをおすすめする。

使用するお金とは、生活費として使うお金のことである。貯めておくお金とは、万が一に備えて貯めていくお金のことだ。増やしていくお金とは、老後資金のために投資に使うお金のことである。これらの3つのお金を給料の振り込みがあった時点で使ってしまうまでに分けておくのだ。

お金が貯まる3つの口座の具体的な使い方

3つの口座を準備したら、それぞれにお金をわけていくのだが、イメージしやすいように具体例を提示する。もし、現状金融資産が少ない場合は、積み立て設定機能を利用して給料日の翌日に全額貯蓄用口座に入れるように設定しておく。

約5ヵ月の月給を貯めることを目標に設定していく。その目標を達成したら、すでに決まっている生活費を除いて、貯めておくお金と増やしていくお金の口座にお金を入れていく。もし、安全性を高めたければ50%ずつお金を入れていくと良いだろう。

一方で、一人暮らしで必要な老後資金の資産形成を優先したいという場合は、増やしていくお金の口座に多くのお金を入れて、投資資金を増やしていこう。これにより、より多くのお金を投資に回すことができる。

法的制度を有効利用する

老後資金を貯めたければ、便利な法的制度を利用してお金を増やす仕組みを作っていく必要がある。その際、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)やつみたてNISAなどの便利な制度は、積極的に利用してほしい。たとえば、iDeCoを利用した場合、そこで得られた運用益には、税金が発生しない。つまり、20.315%の税金を支払う必要がなく非課税なのだ。

また、つみたてNISAであれば、年間40万円の投資枠については、20年間にわたって非課税となる。そのため、最大で800万円の投資額が非課税となるのだ。老後資金の資産形成において、投資というものを経験したことがない方は、これらの仕組みを使って投資を経験していくことで、お金を増やす仕組みを作りやすくなる。非課税というのは非常に大きなメリットなので、ぜひ利用してほしい。

まとめ

【2000万円は必要】独身一人暮らしの老後資金の準備方法を解説 資産運用ナビコラム

老後の資産形成において、iDeCoやつみたてNISA以外にも、積極的にやっていきたいという方もいるだろう。また、老後資金として、まとまったお金のある方は、長期的な視点で投資による資産形成を始めてみてはどうだろうか。長期投資で分散投資していれば、リスクを抑えて資産形成ができる。

もし、投資の出口が近いということであれば、専門家である資産運用アドバイザーに質問しながら始めることで、無理のない運用ができるようになるだろう。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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