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500万円で資産運用するなら?おすすめの投資方法を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 500万円で資産運用を始めたい
  • 資産運用の方法が分からない
  • 500万円で運用するときの注意点を知りたい

資産運用の方法は、元手となる金額やリスク許容度によって大きく異なる。

たとえば、500万円を元手に運用に取り組む際はどのような方法があるのだろうか。

本記事では、500万円で運用する際のおすすめの方法や注意点について解説していく。

資産運用の適切な金額はいくらなのか、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。

資産運用の適切な金額について、分かりやすく解説されている。

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目次

500万円を運用するおすすめの方法

500万円の運用方法は、リスク許容度や投資経験によって異なる。

ここでは、次の3つのケースに分けて、それぞれおすすめの運用方法を紹介していこう。

  • リターンを追求する場合
  • リスクを抑えて安定的に運用する場合
  • 運用を一任する場合

リターンを追求する場合

500万円の運用でリターンを追求する場合、次のような点を重視したい。

  • 株式や株式を多数組み込んだ投資信託を多めに組み入れる
  • 国内だけでなく、先進国株式や新興国株式へ投資するのもOK
  • 一部、債券やバランスファンドなど低リスクの商品も組み入れる

リスクを取りながらリターンを目指す場合は、株式を取り入れることが必要不可欠といえる。

国内だけでなく、先進国や新興国の株式にチャレンジしてもよいだろう。

また、「自分で銘柄を選定する自信がない」というときは投資信託の活用がおすすめだ。

投資信託は1つのファンドの中に複数の銘柄が組み入れられており、間接的に分散投資の効果が得られる。

組入銘柄は「ファンドマネージャー」と呼ばれるプロが定期的に入れ替えてくれるため、投資経験が浅い人でも気軽に購入しやすい点がメリットだ。

リスクを抑えて安定的に運用する場合

低リスクでの運用を希望する場合は、次のような点を抑えておこう。

  • 債券を多めに取り入れる
  • 運用期間を長く取れる場合は貯蓄性保険もOK
  • 目指したい利回りを明確にする

低リスクでの運用には、債券投資を取り入れたい。

債券はあらかじめ利率や満期が定められていることから、株式に比べて低リスクで運用できる。

満期が到来したら投資した元本が償還されるため、売り時を悩まなくていいのも嬉しいポイントだ。

また、運用期間が長く確保できる場合は、貯蓄性保険を活用するのもよいだろう。

貯蓄性保険とは、万が一の事態への備えと貯蓄機能を兼ね備えた保険商品である。

定額タイプの商品では「◯年後に◯万円になる」ということが確定しているため、得られる利回りに見通しが付きやすいメリットもある。

運用を一任する場合

「どの商品を選べばいいのか分からない」

「運用に手間を掛けたくない」

という場合は、ラップファンドの活用を検討してみよう。

ラップファンドとは、金融機関と「投資一任契約」を結ぶことで、投資家の運用方針に応じて売買を行ってくれるサービスである。

運用にかかる売買の判断を任せられるため、投資経験が浅い人や、運用のための時間を確保できない人におすすめだ。

なお、ラップファンドは運用を全て任せきりにできるものや、意向に応じて金融商品を提案してくれるもの(売買の判断は投資家が行う)、AIが投資アドバイスをくれるものなど多くの種類がある。

金融機関によってサービス内容が異なるので、複数のラップファンドを比較してみるとよいだろう。

500万円を運用するメリット

手元にまとまった資金がある場合、もちろん預金に預けたままにしておく選択肢もある。

しかし、資産運用に回すことで次のようなメリットが得られる。

500万円を運用するメリット
  • 預金金利以上の利回りを得られる可能性がある
  • 長生きのリスクに備えられる
  • ライフイベントに備えられる

それぞれくわしく解説していこう。

預金金利以上の利回りを得られる可能性がある

マイナス金利政策は解除されたが、未だ日本の金利は低いままであり、金融機関の預金金利では十分な利回りを得ることが難しい。

長期金利の上昇により預金金利を引き上げる金融機関も増加しているものの、それでも定期預金の金利を年0.0200%ほどとしているところも多い。

仮に、この金利水準で500万円を1年間定期預金に預けた場合、得られる利息は税引前で1,000円だ。

一方、500万円を投資に回し、年利3%での運用ができたら、1年間で得られる利益は15万円となる。

もちろん投資に伴うリスクは十分考慮する必要があるが、資産運用で利回りを得ることは「資産を有効活用する」という観点からも重要なことといえる。

長生きのリスクを備えられる

人生100年時代といわれる現在では、セカンドライフの生活資金についても計画的に準備しておく必要がある。

定年退職後はそれまでに貯めた資産を取り崩しながら生活することになるが、十分な資産が築けていなければ長生きのリスクに対応することができない。

長い老後を豊かに暮らすためには、今ある資産を資産運用に回し、少しでも利回りを得ることが欠かせない。

ライフイベントに備えられる

若年層は、これから訪れるライフイベントで発生する資金への備えにも取り組みたい。

たとえば、子供の教育にかかる資金は一般的に総額1,000万円といわれている。

子供の将来の選択肢を広げるためにも、教育資金の貯蓄は計画的に取り組む必要がある。

まずは、自分のライフプランを明確にして、「いつどれくらいのお金がかかるか」ということを把握しておこう。

500万円を運用するときの注意点

500万円を元手に資産運用に取り組む際は、次の3つに注意したい。

  • 元本割れのリスクを理解する
  • 運用計画を立てる
  • 複数の金融商品に分散投資する

それぞれくわしく解説していこう。

元本割れのリスクを理解する

資産運用に取り組む以上、元本割れのリスクは避けられない。

債券などの低リスク商品であっても、元本割れのリスクがゼロになるわけではない。

金融商品に投資する際は、「元本を割る可能性がある」ということを必ず理解したうえで取り組むようにしよう。

運用計画を立てる

資産運用に取り組む際は、はじめに運用計画を立てることが大切だ。

たとえば、3年後にマイホームを購入する予定があるにも関わらず、10年満期の貯蓄性保険に資金を投じるのは適切とはいえない。

「どれくらいの期間をかけて、どれくらいの利回りを目指す」ということが把握できていなければ、適切な資産運用に取り組むことができない。

まずは運用期間や大きな支出の予定、リスク許容度などに応じて、自分の運用計画を立ててみよう。

複数の金融商品に分散投資する

資産運用の基本は「分散投資」だ。

複数の金融商品に分散投資できていれば、1つの商品で含み損が出ても、他の商品の含み益でカバーできる可能性がある。

特に、500万円というまとまった資金で運用する場合は、必ずいくつかの金融商品に分散投資するようにしよう。

また、その際は値動きが異なる資産に分散することが重要だ。

相関性の高い商品に分散投資すると似たような値動きになってしまうため、分散投資の効果が得られない。

「国内株式と海外債券」、「国内債券と国内株式」など、相関性が低い金融商品を組み合わせることが重要だ。

500万円の資産運用は誰に相談するべきか

より適切な資産運用に取り組むためには、自分ひとりでは心許ない方も多いだろう。

そんな時は金融の専門家に相談しよう。

でも

「専門家ってどんな人?」

という疑問がわくのではないだろうか。

銀行や証券会社の担当者やファイナンシャルプランナーが頭に浮かぶかもしれない。

ここではIFAへ相談することをおすすめする。

ここからは、IFAの概要や得られるアドバイスについて紹介していこう。

IFAとは?

IFAとは、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれる金融アドバイザーである。

特定の金融機関に所属していないことが特徴で、「フラットな意見が聞ける」として投資家から注目を集めている存在だ。

日本ではまだ馴染みが薄いかもしれないが、金融先進国である欧米ではすでに広く知られた存在で、多くの投資家がIFAと協力しながら資産運用に取り組んでいる。

IFAへの相談で得られるアドバイス

IFAでは、主に次のようなサービスを提供している。

  • 金融商品の提案・販売
  • ライフプランニング形成のサポート
  • 定期的なアフターフォロー
  • ポートフォリオの見直し
  • 売買のタイミングのアドバイス など

IFAは金融商品の提案だけでなく、運用計画やライフプランを立てるところからアドバイスをくれる。

投資家の家族構成や投資経験などを踏まえたうえでアドバイスをくれるので、自分の意向に合った資産運用に取り組むことが可能だ。

実際に投資をスタートした後も定期的なアフターフォローを実施してくれるため、資産運用に取り組むうえでの心強いパートナーになってくれるだろう。

しかし、どこで信頼できるIFAを探せばいいのかわからない方も多いだろう

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用法

信頼できるIFAをお探しの方は「資産運用ナビ」を活用しよう。

「資産運用ナビ」とは、IFAを探す投資家とアドバイザーをマッチングさせるサービスのことだ。

「資産運用ナビ」では、あなたの資産状況や運用目的、性格などを総合的に診断した上で、全国のアドバイザーから最適な相談先を抽出・紹介している。

たった60秒、希望の条件を入力するだけでIFAを知り尽くした「資産運用ナビ」が最適なアドバイザーを自動で診断する。

また、紹介されたアドバイザーについてはプロフィールを確認した上で面談への申し込みが可能だ。

アドバイザーの経歴や実績、得意分野、メインとしている顧客層などを事前に確認し、納得した上で面談に進める点も安心して利用できる材料のひとつと言えるだろう。

アドバイザーとの面談はWEBにも対応しているため、地方にお住まいの方でも気軽に相談できる。

全国47都道府県各地のアドバイザーがあなたの状況や考えを丁寧にヒアリングし、最適な運用プランを提案する。

さらに、サービスの利用に関して費用がかかるのは金融取引が発生したときのみで、相談料は原則としてかからない。

アドバイザーの提案に納得できるまでじっくり相談できる点も「資産運用ナビ」の大きな魅力だ。

「500万円をどのように運用すればいいかわからない」「相談先を探している」という方は、ぜひこの機会に「資産運用ナビ」を活用してアドバイザーを探してみよう。

500万円を有効に運用しよう

ここまで500万円で運用するときのリスクの取り方から運用するメリットや注意点まで幅広く解説した。

低金利環境が続く現在は、資産運用で利回りを得ることが欠かせない。

500万円というまとまった資金が手元にある場合は、資産運用に回すことを検討してみよう。

より自分の投資意向に合った資産運用に取り組むためには、IFAへ相談することも重要だ。

IFAは顧客の投資経験や投資意向をよくヒアリングしたうえでアドバイスをくれるため、初めて資産運用を行う人でも安心してチャレンジできる。

ぜひ、手元の資産を有効に活用するためにも、IFAの力を借りてみよう。

当サイト「資産運用ナビ」では、全国各地のIFAを紹介するマッチングサービスを提供している。

気軽に相談してほしい。

500万円の資産運用に関するQ&A

500万円で資産運用する際のポイントは何ですか?

自分のライフプランを考えて、運用の目的と期間を設定するのが運用のポイントだ。

老後資金であれば長期での安定的な運用方法、リスクをとりながら、それなりのリターンを狙う場合は、国内外の株式を組み合わせるなど、その人個人によって商品も異なってくる。

不安に思うのであれば、IFAに相談してみよう。あなたに合った運用方法を提案してくれるはずだ。

NISAとETFでは、どちらが500万円で資産運用するのに適していますか?

NISAは2024年より制度が新しくなり、年間360万円、

まで利用できるようになった。非課税期間も無期限となりより使い勝手が良くなった。

NISAは制度、ETFは商品名なので、NISA口座を利用してETFを購入すればよいのではないだろうか。

500万円で資産運用してうまくいかない状況が続いたらどうすればいいですか?

資産運用の基本は長期で持ち続けることだ。運用商品の価格は日々変化をしているので下がる局面も必ずくるが、長い目でみることをおすすめする。

どうしても不安になったら、金融のプロであるIFAに相談しよう。

きっと納得がいくアドバイスがもらえるはずだ 。

500万円を運用する場合、具体的にどのような分散投資が効果的ですか?また、期待できるリターンはどれくらいですか?

投資戦略によって分散投資の仕方も異なる。

積極的に運用したい人は株や株式型投資信託の割合を増やし、より安全に運用したい人は債券(円建)の割合を増やすのがおすすめだ。

また、ミドルリスク・ミドルリターンである不動産投資信託(REIT)や外貨建の債券を上手に取り入れるのも良いだろう。下記の分散例を参考にしてほしい。

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積極的にリターンを狙いたい人向け安全性の高い運用をしたい人向け
株:60 債券(外貨建):40
株式型投資信託:40 株:40 債券(円建)20
債券(円建):60 債券(外貨建):40
債券(円建):60 債券(外貨建):20株:20

株や株式型投資信託は一般的に大きなリターンが期待できる。

しかし一方で元本割れするリスクも抱えているため、一概には言えないだろう。

500万円運用時の手数料は一般的にどれくらいかかりますか?

投資信託の手数料は下記の3つである。

  1. 購入時手数料
  2. 信託報酬
  3. 信託財産留保額

とくに注目してほしいのが、保有している期間にかかり続ける信託報酬だ。

信託報酬は資産総額に対して年率0.5〜2.5%かかるのが相場である。

信託報酬を求める計算方法は下記のとおりだ。

信託財産 × 信託報酬 × 消費税 ÷ 365

信託報酬年率0.5%で500万円運用した場合の信託報酬は、500万円 × 0.5% × 1.1 ÷ 365=約75円となる。

1日で約75円、30日で約2千円、1年間で約27,000円の手数料がかかる計算だ。

500万円を短期間で運用する場合、どのような投資戦略を取るべきですか?また、特に注視するべき市場動向はありますか?

500万円を短期間で運用し、どれくらいのリターンを狙いたいか、どの程度のリスク許容度があるかによって戦略は変わるため、一概には言えない。

より安全性の高い債券(円建)、積極的にリターンを狙える株や株式型投資信託をバランスよく組み合わせると良いだろう。

500万円を運用するとき、分析力に自信がある人は株式投資やFXの市場動向に注視すべきだ。

反対に「分析力に自信がない」「プロに任せたい」といった人は投資信託がおすすめである。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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