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資産運用相談における銀行選びのポイント

この記事で解決できるお悩み
  • 銀行を資産運用相談先として選ぶ際のポイントが知りたい
  • 各銀行の資産運用サービスの特徴と違いを把握したい
  • 銀行へ資産運用の相談をするメリット・デメリットを整理したい

資産運用に関する相談先として、代表的な一例が銀行である。

多数存在する銀行の中から自分に最適な相談先を選ぶことは、資産運用の成功にも大きく寄与する。

そこで本記事では、銀行選びにおける重要な考慮点、各銀行が提供する資産運用サービスの特色、そして相談を通じて最大限の成果を得るための方法について詳しく解説する。

また、銀行以外でおすすめの相談先についても述べるので、目的に合致した最適な相談先を見つけ、あなたの運用戦略にぜひ役立ててほしい。

資産運用相談に最適な金融機関の選び方をこちらにまとめておいたのでぜひ見てほしい。

目次

資産運用における銀行選びの重要性とその基準

資産運用を始める際には、銀行や証券会社、IFA(資産運用アドバイザー)など、さまざまな相談先がある。

その中でも、銀行は信用力が高く安心な企業であり、資産運用を基礎から始めたい人に人気がある。

ここでは、資産運用における銀行選びの重要性とその基準について解説しよう。

資産運用相談における銀行の役割

銀行は、預金や融資などの金融取引のほか、資産運用に関する相談やアドバイスを行うサービスも提供している。

銀行の資産運用サービスは、大きく分けて以下の3つに分類される。

資産運用商品の販売

銀行は、投資信託や債券を販売する金融機関として、商品ラインナップをそろえ充実したサポート体制を備えている。

銀行によって異なるが、扱う投資信託の投資対象は、国内外の株式や債券、不動産など、幅広い選択肢がある。

資産運用の基礎知識や最新情報を提供

銀行の資産運用担当者は、日々の実務経験や生命保険の募集人資格を保有するなど、金融に関する豊富な知識と経験を持っていることが多い。

資産運用の基礎知識や最新情報を、セミナーや相談会として開催しているところもあり、投資初心者でも安心して相談することができる。

資産運用のプランニングやアドバイス

銀行は、顧客の資産状況や投資目的、リスク許容度などを考慮して、最適な資産運用プランを提案してくれる。

また、運用状況を定期的にモニタリングし、必要に応じてアドバイスを行うことで、資産運用の成功をサポートしてくれる。

銀行を選ぶ際の基準

銀行を選ぶ際には、以下の5つの基準を参考にするとよいだろう。

 商品ラインナップ

銀行では、定期預金や外貨預金、債券、投資信託など多くの種類の金融商品を提供している。

商品の特性やコストなどを比較して、自分に合った商品を販売している銀行を選ぶようにしたい。

複数の銀行の商品ラインアップを以下の表にまとめているので、銀行による違いをイメージしてほしい。

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銀行名取り扱い商品の一例
三菱UFJ銀行<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)
次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル 世界を変える技術)
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)(愛称:世カエル 世界を変える技術)
i FreeNEXT FANG+インデックス
三井住友銀行三井住友・225オープン
三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
HSBCインド・インフラ株式オープン
国内株式指数ファンド(TOPIX)
みずほ銀行netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)
グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)
出典:三菱UFJ銀行「投資信託」
出典:三井住友銀行「ファンド・基準価額一覧」
出典:みずほ銀行「投資信託ランキング」

それぞれ投資信託を取り扱っているものの、銀行によって商品が違うことがわかるだろう。

 手数料

資産運用商品には、購入時手数料や信託報酬などの手数料がかかることが多い。

以下の表では各銀行のファンドごとに信託報酬を比較しているので、ぜひ参考にしてほしい。

ただし、信託報酬はファンド毎に決まっているので、証券会社や銀行など購入する金融機関によっての違いはない。

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銀行名商品名信託報酬
三菱UFJ銀行<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)0.185%
インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド1.573%
三井住友銀行三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)0.748%
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)0.3%
みずほ銀行netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)2.09%
グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)1.848%
出典:三菱UFJ銀行「<購入・換金手数料なし>ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)」
出典:三菱UFJ銀行「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド」
出典:三井住友銀行「三井住友・NYダウ・ジョーンズ指数オープン(為替ヘッジなし)」
出典:三井住友銀行「インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)」
出典:みずほ銀行「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」
出典:みずほ銀行「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」

 サポート体制

銀行にもよるが、専門の知識を持ったお金のプロが相談対応に応じている。

サポート体制が充実している銀行を選ぶことで、資産運用に関する知識やスキルを身につけることができる。

例えば三菱UFJ銀行では、預金口座を開設している顧客向けにオンラインで資産運用相談を実施している。

自身で都合の良い時間を予約可能で、約60分間、資産運用に関するサポートを受けられる。

ライフイベントに合わせたマネープランの提案や運用商品の説明などがおもな内容となる。

また、三井住友銀行でもオンライン相談を実施していて、お金の使い道の整理や今後のマネープランなどをコンサルタントと一緒に考えることが可能だ。

そして取り扱っている商品から、家計状況や運用目的に合わせた商品を提案してもらえる。

 相談員の質

FP(ファイナンシャルプランナー)1級やCFP(サーティファイドファイナンシャルプランナー)の資格だけでなく、証券外務員や生命保険の募集人資格などは、ほぼ全員保有している。

他にもお金に関するさまざまな資格を保有している相談員も多い。

資産運用に関する確かな知識と豊富な経験を持つ相談員がいると、より効果的なアドバイスを受けられるだろう。

 信頼性

銀行本体の経営状況や信用格付などから、信頼性の高い銀行を選ぶことが大切だ。

安全で信用できる銀行を選ぼう。

自分のニーズに合った銀行の選び方

銀行を選ぶ際には、自分の資産運用の目的やニーズを明確にすることが重要だ。

投資初心者であれば、商品ラインナップが豊富でサポート体制が充実している銀行を選ぶことは必須だろう。

また、長期的な資産運用を検討している場合は、信頼性の高い銀行を選んでおきたい。

具体的には、以下の点を考慮すべきだ。

資産運用の目的

資産運用の目的は、老後の資金形成や教育資金の準備など、人によって異なる。

あなたの資産運用の目的を明確にしておこう。

例えば大学生の子どもが2人いる50歳の男性の場合、資産運用の目的には以下のようなものが挙げられるだろう。

  • 定年退職後の老後資金の準備
  • インフレ対策
  • 新NISAやiDeCoを活用した税金対策

目的を明確にしておくことで必要なリターンや運用金額がわかるため、必ず確認する必要がある。

ただし、「子どもの教育資金を確保したい」「生活資金を賄いたい」など、短期的な視点の目的には注意が必要だ。

長期投資が資産運用の鉄則なので、短期的に大きなリターンを必要とする目的になっていないか必ず確認しよう。

投資経験や知識

投資経験や知識が豊富な場合は、自分自身で資産運用プランを立てることも可能だ。

しかし、投資初心者や投資経験が少ない場合は、銀行のアドバイスを受けることで、より効率的に資産運用を進めることができるだろう。

例えば新NISAやiDeCoを活用して資産運用を始めようとしている人の場合、投資経験や知識はほとんどない。

その状態で運用を開始すると、投資先を分散させられなかったり、短期的に大きなリターンを狙うハイリスクな取引を行ったりして、大きく資産を失ってしまう可能性がある。

長期・分散投資に適した銘柄を選んで良いスタートを切れるように、まずは知識や経験が豊富な人に相談して運用を開始しよう。

投資金額

投資する額によって、利用できる商品やサービスが異なってくる。

投資可能な金額を把握しておこう。

より大きな資産を築きたいのであれば、投資金額はなるべく大きい方が良い。

ただし、生活が苦しくなるほどの金額を運用に回すと、暴落で資産額が減った時に耐えられなくて売却する恐れがある。

相場がどのような局面であっても落ち着いて運用を継続できるラインを保ちつつ、投資金額を決定しよう。

収入が安定している会社員の場合は生活費の半年分、フリーランスの場合は生活費の1年分を予備資金として残しておくことが大切だ。

相談の頻度や方法

銀行によっては、直接の対面相談や電話での相談、さらにオンラインでの相談など、相談方法を選べることもある。

自分の希望に合った相談方法を提供する銀行を選ぶようにしたい。

経験や知識が少ない人は、必ず運用開始前に相談するようにしよう。

なぜなら、証券会社や商品選びによって運用成績が大きく異なる可能性があるからだ。

新NISAやiDeCo口座は1人につき1口座しか開設できないため、最初に何となくで開設すると後で面倒な手続きを行わなければならない。

また、相談の頻度だが、資産の見直しをすべきタイミングが適しているので、半年~1年に1回程度信頼できる担当者に相談しよう。

銀行別の資産運用サービスの特徴

ここでは、メガバンクの三井住友銀行と三菱UFJ銀行、それとネット専業銀行として大手の楽天銀行を例に、特徴や強みを確認していこう。

三井住友銀行の資産運用サービス

三井住友銀行の資産運用サービスは、以下の3つの柱で構成されている。

 資産運用の基礎知識や最新情報を提供

三井住友銀行では、お金の豆知識や資産運用に関する基本情報を提供する「マネービバ」を提供している。

マネープランに役立つシミュレーションも行えるので、資産運用の相談の前に活用するのもいいだろう。

 資産運用のプランニングやアドバイス

資産運用のコンサルタントがあなたにヒアリングを行い、資産運用の目的や目標、投資経験や知識などを踏まえて、個々のニーズに合わせた解決策を提示してくれる。

あなたの資産やお金の使い道を整理し、マネープラン作りまで無料で対応してくれるので有効活用しよう。

 資産運用商品の販売

三井住友銀行では、定期預金や外貨預金、個人向け国債、投資信託、各種保険、iDeCo、NISAといった資産運用商品を取り扱っている。

投資信託は、国内外の株式や債券、バランス型など、幅広く200種近くのラインナップを揃えている。

また、従来は株式投資には対応していなかったが、現在はSBI証券と連携しており、三井住友銀行アプリを使うことで、SBI証券の口座との一括管理ができるようになっている。

 三井住友銀行の強み

通常の銀行の資産運用では、株式は取り扱えないが、三井住友銀行の場合はSBI証券と連携している。

これによって、アプリ内で銀行口座と証券口座の一括管理を実現し、株式投資、投資信託、国債などさまざまな種類の資産を対象に運用することができるのは、メリットといえるだろう。

三菱UFJ銀行の資産運用サービス

続いて、三菱UFJ銀行が提供する資産運用サービスについてまとめる。

 資産運用の基礎知識や最新情報を提供

三菱UFJ銀行では、資産運用に限らずマネーリテラシーを高めるための情報サイト「アップユー」を提供している。

資産運用のほか、ローンやキャッシュレスサービス、家計管理など、お金周り全般のスキルアップに役立つサイトだ。

投資や相続などに関する動画や、誰でも見ることが出来るオンラインセミナーも公開されており、初心者でも使いやすいだろう。

 資産運用のプランニングやアドバイス

資産運用について、直接相談したい場合はオンライン相談や来店予約しての相談を申し込むことが可能だ。

オンラインであれば、資産運用専門の担当者と画面上で資料を共有しながら資産運用の相談ができ、また来店予約であれば近くの店舗を指定することができる。

 資産運用商品の販売

三菱UFJ銀行では、定期預金や外貨預金、投資信託、NISA、iDecoなどのほか、投資一任型サービスのロボアドバイザーなどを取り扱っている。

ロボアドバイザーとは、AIを活用した投資サービスのこと。

投資初心者や時間をかけずに投資したい人にとって、商品選定や配分調整などすべて自動で運用できるというものだ。

そのほか、国内外の債券や株式投資は、証券会社である三菱UFJモルガン・スタンレー証券の取引を仲介することで対応している。

 三菱UFJ銀行の強み

さまざまな金融商品を提供しているが、その中でもロボアドバイザーシェアNo.1の「WealthNavi」と提携して、おまかせ資産運用を実現できる点は強みといえる。

これを活用すれば、どの投資商品を選定するか、運用割合が変化したときのリバランスまで自動化できる。資産運用に時間をあまりかけたくない人にとっては、有益なサービスである。

楽天銀行の資産運用サービス

ネット専業の楽天銀行での資産運用サービスを解説しよう。

 リスク許容できる人向けの資産運用

楽天銀行では、定期預金はもちろん、外貨預金にも力を入れている。

為替リスクを許容できるなら、高金利の外貨で運用することで、高いリターンを求めることができるだろう。

また、FX(外国為替証拠金取引)にも積極的に対応しており、楽天銀行の口座からすぐに入金・取引を開始することができる。

FXは株式投資以上にかなりのハイリスクであり、資産運用に分類できるものではないが、余剰資金を使って低いレバレッジで運用するのなら、経験してみるのもいいだろう。

 楽天経済圏での相乗効果

楽天市場や楽天カードなど楽天グループの各種サービスと一緒に使うことで、非常にお得度が高くなる。

ただ、資産運用の観点では、楽天銀行単体というより楽天証券のサービスと組み合わせることが効果的だ。

獲得した楽天ポイントを投資に回すこともでき、相乗効果も高まるだろう。

NISA、iDeco、株式、投資信託などはすべて楽天証券での取引となる。

 資産運用のプランニングやアドバイス

一方、資産運用をこれから始めたい人にとっての相談サービスやコンサルティングサービスなどは、楽天銀行では提供されていない。

代わりに、グループ企業の楽天証券ではマーケット最新情報や投資を学ぶオンラインセミナーなどが充実している。

また、アドバイザー運用相談やIFA運用相談のサービスも楽天証券で提供していることから、資産運用は楽天証券を有効に使うとよいのだろう。

 楽天銀行の強み

店舗を持たない分、手数料が安く、コストを抑えて活用できるのは強みだろう。

また、すべてオンラインで完結するので、店頭に出向いたり電話対応で待たされたり、といった手間や時間を省くことができるのもメリットといえる。

特定の銀行に資産運用を任せるメリットとデメリット

資産運用を特定の銀行一つに任せることのメリット、デメリットを整理してみよう。

特定の銀行に資産運用を任せるメリット
  • 複数の銀行の担当者とやりとりしなくてすむため、手間や時間を省くことができる
  • 信頼できる専門家に相談できるので、安心して運用できる
  • 運用状況をトータルでチェックしてくれる
特定の銀行に資産運用を任せるデメリット
  • 商品の幅が限られるため、運用の自由度が低くなる可能性がある
  • 提案が会社意向に左右される可能性がある

特定の銀行に資産運用を任せるかどうかは、結局はあなた次第ということだ。

自分のニーズや目的に合わせて判断しよう。

資産運用を成功に導く戦略とは

資産運用は、長期的な視点で行うことが重要となる。

短期的な値動きに惑わされずしっかりとした計画を立てて運用を進めることで、着実に資産を増やし、資産運用を成功に導くことができる。

効果的な資産運用相談のための準備

資産運用相談をする前に、以下の3つの準備をしておこう。

資産運用の目的や目標を明確にする

資産運用を始める目的は何なのか、目標はどのようなものなのかを具体的にしておこう。

たとえば、老後の生活に備えるため65歳になるまでに2,000万円貯めたい、子どもが18歳になるまでに教育資金を500万円準備したい、といったように目的と目標を明確にすべきだ。

現在の資産状況や投資経験を把握する

現在の資産状況や収支状況を整理しておくことで、より現実的な相談を進めることができる。

預貯金や投資信託、株式などの金融資産だけでなく、不動産や車などの現物資産も含めて明らかにしておく。

また、ローンなどの借入があれば、借入残高と毎月の支払い額も洗い出しておこう。

希望する投資商品や運用方法を検討する

株式や債券、投資信託など、どのような投資商品に投資したいのか、どのような運用方法を希望するのかを考えておく。

ある程度のリスクが許容できるのであれば、株式投資が中心になるだろうし、リスクは極力抑えたい場合は、円での定期預金や国債が中心となるだろう。

これらの準備をしておくことで、より具体的な資産運用相談になるはずだ。

銀行に資産運用相談をする際の注意点

銀行に資産運用相談をする際には、以下の3点を注意しておきたい。

担当者のスキルや経験を確認する

資産運用の専門知識や経験を持った担当者に相談することで、より効果的なアドバイスを受けることができる。

相談の最初に、担当者の知識や経験を確認しておきたい。

銀行の資産運用サービスの特徴を理解する

銀行によって、取り扱っている商品やサービス、手数料などが異なる。

自分のニーズに合った銀行を選ぶようにしたい。

多角的な視点から情報を収集する

相談窓口を1つの銀行に絞るのではなく、複数の銀行やIFA(資産運用アドバイザー)とも相談して、さまざまな観点で比較検討することをおすすめする。

上記のポイントを押さえて、効果的な資産運用につなげよう。

相談後のフォローアップと長期的な関係構築の重要性

資産運用相談をその場だけの単発で終わらせるのでなく、継続的にやりとりすることが大事だ。

相談後にも定期的に運用状況を確認し、必要に応じて銀行の担当者に再度相談するのがよいだろう。

運用の成果やリスクを確認したうえで、運用状況に問題がないか、ポートフォリオの見直しなどのアドバイスをもらうようにしたい。

運用状況に応じてアドバイスをもらうことで、資産運用をより効率的に進めることができる。

また、運用状況だけでなく、ライフスタイルの変化があれば、それも合わせて伝えることで自分に合った相談になるだろう。

銀行の担当者と長期的な関係を構築することも大切だ。

3か月や半年に一度程度の資産運用相談の場を設け、当初の目標達成状況を確認しながらよりよい提案を受けるようにすると、お互いにメリットのある関係を築くことができるだろう。

資産運用の相談先はどこが良い?

資産運用において、信頼できる相談先を選ぶことは非常に重要である。

数ある相談先の中から自分に合った相談先を選ぶために、以下のポイントを参考にしてほしい。

 資産運用の目的とニーズに応じた相談先選択

資産運用の相談先は、銀行だけでなく、証券会社やIFA(資産運用アドバイザー)もある。

自分に合った金融機関を選ぶためには、あなたのニーズや状況に合ったサービスを提供してくれるかどうかの判断が大切となる。

  • 資産運用を始める目的は何なのか?
  • 目標はどのようなものなのか?
  • 現在の資産状況や投資経験はどのようなものなのか?

これらの点を踏まえて、どの銀行にすべきかを検討しよう。

 IFAへの相談のメリット

銀行の資産運用担当者とは違い、IFAは、特定の金融機関に所属しない独立したアドバイザーであり、顧客の利益を第一に考えた行動をしてくれるのが大きな特徴だ。

IFAに相談する際のメリットは、以下のとおりとなる。

 IFAへの相談のメリット
  • 中立的なアドバイスを受けることができる
  • 幅広い金融商品の販売・運用が可能である
  • 転勤制度がないため長期間にわたってアドバイスが受けられる

IFAは、さまざまな会社の金融商品のうち、顧客の立場から顧客の資産状況や目標に合わせて、最適な運用プランや運用方法を提案してくれるだろう。

「資産運用ナビ」を利用した相談先選びの利便性

IFA検索サービス「資産運用ナビ」は、全国のIFAを検索し、自分に合った相談先を探せるサービスである。

相談費用や得意分野など、さまざまな条件で検索が可能であるため、自分に合ったIFAを簡単に見つけることができる。

「資産運用ナビ」の公式ページから、希望条件を入力すると、全国にいるIFAのなかからあなたに最適な資産運用アドバイザーを探し出してくれるのだ。

この「資産運用ナビ」は、日本全国を対象としており、費用は一切かからずに何回でも相談することができる。

資産運用相談は、資産運用の目的とニーズに合わせて適した相談先を選ぶことが重要だ。

とくに、中立的なアドバイスを受けられるIFAへの相談を検討してみてはどうだろうか。

 資産運用の相談をする際は複数の銀行を比較しよう

銀行を選ぶ際には、その基準とそれぞれの銀行の資産運用サービスの特徴を理解することが重要となる。

いくつかの銀行のサービスを紹介したが、自分で取引のある銀行もピックアップして、資産運用に適しているか調べてみてはどうだろうか。

効果的な相談を通して、あなたならではの資産運用戦略を立案することができ、資産増加に向けた一歩を踏み出すことができる。

その際は、銀行だけでなく、IFAへの相談も検討してみよう。

それによって、資産運用の戦略を立てる具体的なアドバイスを受けることが可能となるかもしれない。

「資産運用ナビ」を活用し適切なアドバイザーを見つけてほしい。

資産運用を銀行に相談に関するQ&A

資産運用の相談に最適な銀行はどこですか?

資産運用の相談に最適な銀行は、自分の資産運用の目的とニーズに合った銀行である。

たとえば、資産運用の基礎知識や最新情報を得たい場合は、セミナーや勉強会を充実させている銀行がおすすめだ。

また、資産運用のプランニングやアドバイスを受けたい場合は、資産運用の専門知識や経験を持つ担当者がいる銀行がおすすめとなる。

各銀行の資産運用サービスの違いは何ですか?

各銀行の資産運用サービスには、以下の違いがある。

  • 商品ラインナップ
  • 資産運用相談の対応
  • 手数料

資産運用相談で最大限の成果を得るにはどうしたらいいですか?

資産運用の目的や目標、現在の資産状況、投資経験などを明確にしておくこと。

また、気になる点や質問事項をまとめておくと、相談をスムーズに進めることができるだろう。

資産運用相談時に注意すべきポイントはありますか?

資産運用相談時には、以下の点に注意したい。

  • 担当者の資格や経験を確認する
  • 販売目的の勧誘に注意する
  • 複数の銀行を比較する

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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