- 株式投資の最新情報が知りたい
- 株式投資を始めるにあたり、何を重視すべきか分からない
- 株式投資に必要な知識が整理できていない
株式投資を行う際は、常に最新情報を取り入れることが重要だ。
しかし、これから株式投資を始めるにあたって、「情報収集の手段が分からない」「どんな情報が重要か分からない」という人も多いかもしれない。
本記事では、株式投資に必要な最新情報を仕入れる方法について紹介していく。
株式投資ではなぜ情報収集が重要?
株式市場は常に変動を続けており、将来株価が上がるか下がるかは誰にも分らない。
しかし、常日頃から情報収集を行っていれば、「この要因から株価が上がる(or下がる)のではないか」と見通しを立てることができる。
たとえば、「今年の夏は酷暑になりそうだ」というニュースを聞けば、「飲料メーカーの業績が上がるのでは?」という予想が立てられる。
そこから銘柄選定を行っていけば、上手く利益を上げられることも珍しくない。
不確実な株式市場でコツコツと利益を積み上げるためには、金融市場の動向や経済情勢、投資先の財務状況など幅広い情報を仕入れておくことが重要だ。
株式投資の情報は鮮度が命
株式市場の動向は、1つのニュースであっという間に方向感が変わることがある。
そのため、「昨日読んだレポートと状況が大きく変わってしまった」ということも少なくない。
マーケットの方向感が変わってしまえば、それ以前の情報は何の役にも立たないといえるほどだ。
市場環境を正しく捉えるためには、常に最新の動向をチェックして、鮮度の高い情報を仕入れておく必要がある。
株式投資の最新情報を仕入れる方法
株式投資では情報収集が重要だが、「何を利用すればいいのか分からない」という人も多いだろう。
株式投資に役立つ最新情報を仕入れる方法として、次のような手段が挙げられる。
- 日本経済新聞
- アナリストレポート
- 企業のIR情報
- 会社四季報
- SNS
- 金融アドバイザー
それぞれどのような情報が得られるのかくわしく紹介していこう。
日本経済新聞
日本経済新聞は金融・経済分野の情報に特化した新聞で、多くの投資家や金融機関職員が購読している。
経済に関する幅広い情報が得られるので、広範囲の情報をチェックしたいときや景況感を把握したいときにも便利なツールである。
また、日本国内のニュースだけでなく、海外の経済動向に関する情報も得られるため、海外株に投資する人にもおすすめの情報源だ。
日本経済新聞は紙での新聞以外に、スマートフォンやタブレット、パソコンで情報をチェックできる電子版も配信しており、通勤中や休憩時間など隙間時間に情報をチェックすることもできる。
「手軽に情報をチェックしたい」という人は、電子版を購読してみるとよいだろう。
アナリストレポート
アナリストレポートとは、株式投資の専門家であるアナリストによって、現在の市場動向や今後の見通しなどが解説されたレポートである。
プロの考え方や分析方法を学ぶことで、自分にはなかった気付きや視点を得られるメリットがある。
アナリストレポートは主に証券会社によって発行されており、口座開設をしている利用者向けに配信されている。
配信内容は証券会社で異なるため、配信頻度や配信内容によって証券会社を選ぶのもひとつの方法だ。
また、日本証券取引所グループのホームページでもアナリストレポートが掲載されている。
無料で誰でも読むことができるので、ぜひ一度チェックしてみるとよいだろう。
企業のIR情報
株式投資では、金融市場全体に関する情報だけでなく、個別銘柄の情報収集も欠かせない。
個別銘柄の最新情報は「IR情報」で得ることがおすすめだ。
IR情報とは、企業が株主や投資家のために財務状況や経営計画などを公開しているものである。
IR情報では、主に次のような情報が得られる。
- 決算短信
- 四半期決算短信
- 有価証券報告書
- 四半期報告書
- 合併や買収、資本提携などの重要情報
- 中期経営計画資料 など
特に、決算に関する情報は企業の財務状況を知るうえで最も重要なものだ。
必ず最新のものをチェックして、成長性のある銘柄かどうかを見極めよう。
また、IR情報は銘柄を選定するときだけでなく、保有中も定期的にチェックすることが大切だ。
自社株買いや買収・資本提携などの情報は株価に直接影響を与えるものとなるため、より早くキャッチするように心がけよう。
会社四季報
会社四季報は東洋経済新報社が発行する情報誌で、上場企業すべての業績や財務内容が掲載されているものである。
毎年3、6、9、12月に発行されており、多くの投資家がチェックしている情報源だ。
特に、過去の記事・データをもとに立てられる2期予想は、多くの投資家が銘柄選定の参考にしている。
また、会社四季報は紙での雑誌だけでなく、オンライン版の「会社四季報オンライン」も提供されている。
オンライン版では銘柄ランキングやスクリーニングなどが無料で利用できるため、条件を絞って銘柄を選定したいときにも便利である。
なお、有料版では新興企業の分析記事や各銘柄データ、お宝銘柄情報などの情報もチェックできる。
調べたい情報によって、無料版と有料版の機能を使い分けてみるとよいだろう。
SNS
最近では、SNSによって最新情報を収集する方法も主流となっている。
SNSでは著名な投資家も多く情報発信を行っており、直接投資手法や銘柄の選定方法などについてたずねられるメリットがある。
最近では、米国のゲームストップ株のように、SNSから火がついて株価が急騰する例もあるため、もはやSNS上の個人投資家の動向をチェックすることは株式投資には必要不可欠ともいえる。
ただし、「誰でも発信できる」という点から考えると、情報の信ぴょう性についてはしっかりジャッジすることが重要だ。
「有名な投資家が言っていたから、この銘柄は上がるに違いない」と信じ込むのではなく、その他の情報もチェックして客観的に判断するようにしよう。
金融アドバイザー
「常に最新情報を仕入れる自信がない」、「どんな情報が重要なのか分からない」という人は、金融アドバイザーを頼ることもおすすめだ。
金融アドバイザーは株式投資に精通しているため、重要な情報だけを見繕って伝えてくれるメリットがある。
中には、金融アドバイザーと聞くと「富裕層が利用するものでは?」と気おくれしてしまう人もいるかもしれない。
しかし、金融機関の担当者やIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)であれば気軽に相談することが可能だ。
最近では、ネット証券で株式投資に取り組む人も増えているが、対面での金融機関では直接情報やアドバイスがもらえる強みがある。
売買のタイミングについても助言してくれるため、初心者でも安心して株式投資を始められる。
また、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は金融機関に所属せず、フラットな立場でアドバイスをくれる金融アドバイザーだ。
中立的な立場から投資の助言をもらえるので、無理な回転売買などを提案される心配もない。
直接プロの意見を聞きたい人や、情報収集に手間をかけたくない人は、ぜひ金融アドバイザーを利用してみよう。
株式投資で最新情報を仕入れるためには誰に相談するべきか
株式投資では、常に最新情報を仕入れることが欠かせない。
いち早く株式市場の動向をキャッチして、正しく売買を判断するためには、幅広い情報を得ることが重要だ。
しかし、中には「どのような情報をチェックすればいいか分からない」、「情報収集に掛ける時間がない」という人もいるだろう。
その場合は、IFAなど金融アドバイザーの力を借りることを検討したい。
IFAによるアドバイスの重要性
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、資産運用に関する知識を熟知しており、相談者にベストな資産運用のアドバイス・サポートを行うことができる専門家だ。
IFAにアドバイスをもらうことをおすすめする理由は、自分にとってベストな資産運用こそが理想の現実に近づくための近道だからだ。
例えば「資産運用 おすすめ」と調べるといくつもの銘柄が出てくるが、これが「あなたにとってベストな銘柄」ではないということを理解してほしい。
例えば検索して出てきた銘柄をおすすめしている人のリスク許容度は、あなたの2倍あるかもしれない。
このように投資家を取り巻く環境(資産状況、投資目的、リスク許容度)が異なれば、適切な投資戦略も人それぞれなのだ。
そのため、IFAと一緒にあなたにとってベストな資産運用プランを組み立てていくことが重要であると言える。
IFAに期待できるサービスとは
IFAは金融機関に属していないため、中立的な立場から相談者の悩みに寄り添うことが可能だ。
そのため、「相談者の利益を一番に考えたプラン」を提案することができる。
また、IFAには異動や転勤がない。
これからどのような資産運用を行っていくのか、だけでなく、運用がスタートしてからも、どのようなポイントを改善していけばいいのか、などのアフターサポートも充実している。
IFA検索サービス「わたしのIFA」の活用法
信頼できるIFAをお探しの方は「わたしのIFA」を活用しよう。
「わたしのIFA」とは、IFAを探す投資家とアドバイザーをマッチングさせるサービスのことだ。
「わたしのIFA」では、あなたの資産状況や運用目的、性格などを総合的に診断した上で、全国のアドバイザーから最適な相談先を抽出・紹介している。
たった60秒、希望の条件を入力するだけでIFAを知り尽くした「わたしのIFA」が最適なアドバイザーを自動で診断する。
また、紹介されたアドバイザーについてはプロフィールを確認した上で面談への申し込みが可能だ。
アドバイザーの経歴や実績、得意分野、メインとしている顧客層などを事前に確認し、納得した上で面談に進める点も安心して利用できる材料のひとつと言えるだろう。
アドバイザーとの面談はWEBにも対応しているため、地方にお住まいの方でも気軽に相談できる。
全国47都道府県各地のアドバイザーがあなたの状況や考えを丁寧にヒアリングし、最適な運用プランを提案する。
さらに、サービスの利用に関して費用がかかるのは金融取引が発生したときのみで、相談料は原則としてかからない。
アドバイザーの提案に納得できるまでじっくり相談できる点も「わたしのIFA」の大きな魅力だ。
「老後資金の準備を始めたい」「相談先を探している」という方は、ぜひこの機会に「わたしのIFA」を活用してアドバイザーを探してみよう。
まとめ
この記事では株式運用での情報収集の必要性と具体的な方法までを解説した。
最近はインターネットでの情報収集が増えており、情報の数は多くなっている一方だ。
その情報は玉石混交であり、偽りの情報も含まれている。
自分にとって必要な情報はどれなのか、わからなくなったら金融のプロであるIFAに相談してみよう。
あなたに合ったアドバイスがもらえるだろう。