- 50代主婦のためのおすすめの資産運用法が知りたい
- 新NISAを正しく理解し、運用にも活用したい
- これから運用を始めるにあたり、適切な相談先を探している
これから新たに資産運用を始めようかと検討している50代主婦の方へ。
2024年より開始した新NISAを軸に、運用の基本から実践してほしいおすすめの運用戦略までを詳しく解説する。
さらに記事の最後にはおすすめの相談先についても解説するので、安心して資産運用を行うための指針としてぜひ参考にしてほしい。
おすすめの資産運用について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
おすすめの資産運用について、分かりやすく解説されている。
50代主婦に資産運用は必要か
50代の主婦にとって資産運用は必要なのだろうか。
まずは、資産運用そのもののメリットやリスク、50代主婦が特に考慮したいポイントについて解説していく。
資産運用のメリット
資産運用とは、自分が保有しているお金を投資に回してさらにお金を増やしていく方法だ。
現在日本では、低金利が続いており預金で預けておいてもほとんど増えない。
そのため豊かな老後の人生を送るためには、資産運用を行うことが必要だといわれている。
早く始めればそれだけ大きく資産を増やせる可能性が高まるし、投資先や投資タイミングを分散しながら長期間運用することで、安定した運用が行いやすくなる。
資産運用を行うメリットには、以下のようなものがある。
- 将来使えるお金が増える
- 不労所得を得られる
- 万が一の出費に備えられる
- 金融・経済に関する知識が身に付く
資産運用の最大のメリットは、将来使えるお金が増えることだ。
現代の日本では医療の進歩等によって高齢化が進んでいる。
65歳前後で定年退職を迎えたとしても、その後の人生は平均して20年近く続く場合が多い。
さらに、少子高齢化の影響によって、年金受給年齢の引き上げや受給金額の減額なども老後生活の不安要素となる。
少しでも安心して老後を迎えるためにも、なるべく早くから資産運用に取り組むのが良いだろう。
50代主婦が資産運用をするべき理由
「50代で資産運用を始めても遅いかも」「会社員ではなく主婦なのに資産運用を始める必要はあるのだろうか」と悩む人もいるかもしれないが、主婦の方こそ資産運用を実践してほしい。
一般的に、会社員に比べて専業主婦は受け取れる公的年金の金額が低い。
老後に趣味を楽しんだり、子供や孫に援助を行ったりするためには、ある程度お金に余裕が必要だ。
若い頃と比べてまとまった金額を投資に回しやすい50代だからこそ、老後に向けて早めに資産運用を始めるのが良いだろう。
資産運用のリスクと50代主婦が注意するべきポイント
資産運用には、リスクがつきものだ。
元本が守られる預貯金に対して、株式や投資信託、債券といった金融商品は、相場の影響によっては元本を割り込むことがある。
50代主婦が資産運用を始める場合、老後の生活費や趣味に充てるお金を確保するのを目的とする人が多いと考えられる。
投資期間を長く確保しやすい20代や30代の若い世代と比べて、50代は一度大きく損をしてしまうと、損失を取り戻すのが難しくなってしまう。
そのため、50代の主婦が資産運用を始める場合は、「リスクを抑える」という点に特に注意しよう。
リスクを抑えて運用するためには、「長期運用」と「分散投資」が基本となる。
10年以上の長期目線で運用しつつ、複数の投資先にお金を分けて運用することで、資産全体が一気にマイナスになってしまうリスクを抑えやすくなる。
50代から始める資産運用について、より詳しく知りたい人は下記の記事を参考にするといいだろう。
50代から始める資産運用について、方法と注意点が分かりやすく解説されている。
50代主婦必見!新NISAで行う資産運用の基本と利点
50代主婦が資産運用を始める場合、新NISAのつみたて投資枠をうまく活用するのがおすすめだ。
2024年からスタートした新しいNISA制度の基本とつみたて投資枠の活用法を紹介する。
資産運用における税金の基本
資産運用によって得られた利益に対しては原則として税金が発生する。
利益に対して課せられる税金の税率は20%(所得税15%、住民税が5%)となっている。
ただし、2037年12月末まではこれに復興特別所得税0.315%が加算され、合計で20.315%の税金がかかることとなる。
例えば、投資によって100万円利益が出た場合、実際に手元に残るのは100万円から納税分の203,150円を除いた796,850円となる。
原則としては、投資から得た譲渡益や配当については自分で計算を行い、確定申告によって税金を納める必要がある。
ただし、税金の計算を証券会社に任せられる特定口座を利用した上で、「源泉徴収あり」という仕組みを選んでいれば、証券会社が代わりに必要な納税額を計算した上で税金分を源泉徴収してくれる。
また、NISA口座という投資から得た利益を非課税で受け取れる口座を利用していれば、本来必要な20.315%の税金がかからないというメリットがある。
仮にNISA口座で100万円の利益が生じた場合、そのまま100万円を受け取れるため、投資家にとっては非常に魅力的な仕組みだ。
新NISAの仕組みと特徴
NISA制度は、2024年に大きく制度変更が行われた。
これまでと比べてもさらに使い勝手が良くなったため、ぜひ積極的に資産運用に活用するのをおすすめする。
2024年から始まった新NISAの内容を下記にまとめた。
対象者 | 日本に住んでいる18歳以上の方 (口座を開設する年の1月1日時点) | |
---|---|---|
口座開設期間 | いつでも可能 | |
非課税保有期間 | 無期限 | |
制度の利用 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
投資対象商品 | 積立・分散投資に適した一定の投資信託 | 上場株式・ETF・投資信託等 ※高レバレッジ型や毎月分配型など一部の銘柄は対象外 |
買付方法 | 積立投資に限る | 通常のスポット購入・積立投資のどちらも可能 |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度額 (総枠) | 1,800万円※成長投資枠は1,200万円まで | |
非課税枠の再利用 | 可能 | |
売却可能時期 | いつでも可能 |
2024年からの新NISA制度で大きく変わったのは、特に以下の3点だ。
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用可能
- 投資可能額の拡充
- 非課税期間の恒久化
これまで、NISA制度は一般NISAとつみたてNISAの二つの制度に分かれており、これらは併用できなかった。
新しいNISA制度では二つのNISAを一本化した上で、併用可能としている点が変わった点だ。
また、年間投資枠および非課税保有限度額についても、大幅に拡充された。
もともとは少額投資を応援する制度として創設されたが、さらに資産を増やしたいというニーズにも対応しやすくなった。
さらに、旧制度では一般NISAが5年、つみたてNISAが20年、という非課税保有期間の制限が設けられていたが、新NISAでは非課税期間を無期限としている。
これまでに以上に長期目線での投資がしやすくなったと言えるだろう。
主婦でも活用できる「つみたて投資枠」の特徴
50代から資産運用を始めたいと考える主婦の場合、新NISAのつみたて投資枠の活用がおすすめだ。
つみたて投資枠は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託を対象とした非課税投資枠となっていて、年間の投資枠は120万円となっている。
運用対象となるのは、国が定めた厳しい条件をクリアした投資信託に限られているため、投資の初心者でも安心して運用商品を選びやすいというメリットがある。
投資信託であれば少額から手軽に分散投資が行えるため、運用リスクを分散しながら投資が始めやすい。
毎月最低100円から始められるため、あまり運用資金に余裕がないという主婦であっても、まずは少額から試しやすいのも特徴だ。
積み立てのタイミングと購入金額、購入銘柄を運用開始時に指定しておけば、あとは自動的に毎月積み立てが行われるため、自分で都度購入手続きなどを行う必要がない。
50代主婦に適した資産運用戦略とは
50代主婦が資産運用を始める場合、確かな運用戦略のもとでリスクを適切に管理していくことが重要だ。
そこで、安定的な資産運用を行うための具体的な投資方法について解説していく。
年代に合ったリスク管理の重要性
どれだけリスクを許容できるか、というリスク許容度は、年代によって異なるのが一般的だ。
20代や30代であれば、多少ハイリスクな金融商品を購入して損失が発生したとしても、その後長い時間をかけて損失が回復する可能性が高い。
しかし、50代は老後までそれほど時間が残されていないため、大きく損失が発生するようなハイリスク商品は避ける方が良いだろう。
ただし、人によっては金融資産が潤沢にある場合など、50代であっても問題なくリスクを取れるケースもある。
年代に合わせた一般的なリスク許容度を知りつつ、自分が許容できるリスクについて考えるのが重要だ。
50代主婦が安定的な資産運用を実現するためのコツ
安定的に資産を増やしていくことを考えるのであれば、「なんとなく良さそう」と思った金融商品を購入していくのではなく、しっかりと資産配分を検討することが重要だ。
「国内債券は○%、国内株式は○%」といったように、あらかじめ配分比率を決めておくことで、計画的に資産運用を行いやすくなるだろう。
また、一度配分を決めたらそれで終わりではなく、定期的に見直すことも重要だ。
相場の変動に合わせて組み入れ比率を調整したり、投資ニーズの変化に応じて金融商品と現預金の配分を変更したりすることで、より効果的な資産運用を行えるのだ。
50代主婦でも実践可能な投資法の具体例
専業主婦が初めて資産運用を行う場合、新NISAのつみたて投資枠を活用して積立投資を行うのがおすすめだ。
まずは、少額の余剰資金から積立投資を始めてみよう。
NISAのつみたて投資枠で運用できる金融商品は、国の基準を満たす一定の投資信託に限られているため、初心者でも選びやすいというメリットがある。
まずは、運用コストが比較的低いバランス型の投資信託を選んでみよう。
世界中の資産にバランスよく分散投資することで、リスクを減らしながら安定したリターンを期待しやすくなる。
投資に慣れてきた場合や、ある程度自分で運用したいという場合は、いくつかの投資信託を組み合わせるのも良いだろう。
50代主婦の資産運用の相談先はどこが良い?
50代主婦が初めて資産運用に取り組む場合、正しい知識を自分1人で身につけるのは難しい場合もある。
そんなときは、資産運用の専門家に相談するのも一つの手だ。
資産運用の専門家に相談することの重要性や、おすすめの相談先について解説していく。
専門家への相談の重要性
50代主婦が資産運用を始める場合、資産運用の専門家に相談しながら進めるのをおすすめする。
専門家に相談することで、資産運用に関する基本的な知識はもちろん、自分に適したポートフォリオの作成方法や初心者に適した運用商品の選び方を詳しく教えてくれる。
「資産運用を何から始めれば良いかわからない」「投資先や運用方法について相談したいが信頼できる人が周りにいない」という方は、資産運用の専門家への相談を検討してみよう。
資産運用に関する専門家の選び方とIFAのメリット
資産運用の相談先としては、FP(ファイナンシャル・プランナー)やIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)、証券会社や銀行の営業担当者などが挙げられる。
特に、FPという名称については聞いたことがあるという人も多いのではないだろうか。
ただし、FPはライフプランニングや家計の管理の専門家ではあるものの、具体的な金融商品の提案や販売は行えない場合がほとんどだ。
株式や投資信託など金融商品に関する踏み込んだ相談をしたい場合は、IFAに相談するのがおすすめだ。
IFAは、独立系資産運用アドバイザーともいわれ、中立的な立場から資産運用の提案や助言を行う専門家だ。
銀行や証券会社などの金融機関に所属していないため、販売ノルマなどに影響されずに顧客に適したアドバイスを行えるというメリットがある。
資産運用について詳しく相談したい方は、IFAへの相談も選択肢に入れてみよう。
IFA検索サービス「資産運用ナビ」の利用推奨
IFAへの相談を検討する場合は、自分に適したIFAを検索するのがポイントだ。
しかし「どのようなIFAが自分に合うかわからない」「そもそもどうやってIFAを探せば良いかわからない」と困ってしまう人も多いだろう。
そのような方には、IFA検索サービス「資産運用ナビ」の活用をおすすめしたい。
「資産運用ナビ」は、資産状況や運用目的、性格に合わせて最適なアドバイザーが自動で診断されるため、手間をかけずにIFAとマッチングできるサービスだ。
全国どこでも相談できる充実のサポート体制がとられているため、安心して相談しやすい。
アドバイザーのプロフィールをしっかりと確認した後に面談の申し込みが可能なので、ミスマッチが生じにくい点もポイントだ。
IFAへの相談は、WEBや自宅、勤務先近くのカフェなど好きな場所で行えるため、仕事や家事で忙しい方も時間を見つけて相談しやすいだろう。
相談費用は一切不要で何回でも相談OKとなっているため、ぜひ気軽に利用してみてほしい。
50代主婦の資産運用は新NISAで始めよう
50代主婦にも資産運用は必要であり、適した資産運用方法を理解することが重要だ。
NISAの利点を把握した上で投資すれば、資産運用をするメリットはさらに高まるといえる。
本記事では、50代主婦に適した資産運用法を紹介したが、その最適解は個々の資産状況や運用ニーズによっても異なる。
資産運用に関する疑問や不安があれば、専門家からアドバイスを受けるのが良いだろう。
IFAは、中立的な立場からあなたに最適なアドバイスを長期にわたって提供してくれる。
資産運用の専門家に相談したい場合は、IFA検索サービス「資産運用ナビ」を利用して、あなたに合ったIFAを見つけよう。