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8,000万円の貯金を貯めるには?効果的な貯金戦略と管理方法

この記事で解決できるお悩み
  • 8,000万円を貯金する具体的な方法が知りたい
  • 8,000万円の貯金を効率的に管理する方法がわからない
  • どのくらいの割合の人が8,000万円の貯金を持っているのか知りたい

老後資金の不足が懸念される昨今、将来のゆとりある生活のため8,000万円の貯金を目指している人もいるのではないだろうか。

しかし8,000万円という貯金を達成するために、どのように貯めれば良いのか、どのように管理すれば良いのかわからない人もいるだろう。

そこで本記事では8,000万円を効率よく貯金するためのコツや管理する方法について解説を行う。

おすすめの相談先も紹介するのでぜひ参考にしてほしい。

目次

8,000万円以上の貯金を持つ人の割合と実態

8000万円以上の貯金を持つ人の割合と実態 資産運用ナビ

8,000万円以上の貯金を持つ人は国内にどれくらいいるのだろうか。

また、どのようにして8,000万円以上の貯金に成功したか気になる人も多いだろう。

8,000万円以上の貯金を持つ人は非常に少なく、詳細なデータがないのが現状だ。

そのため、まずは統計データから見る現状と想定の成功事例の紹介、心理的な側面について解説を行う。

8,000万円の貯金まであと一歩の人や、将来的に8000万円以上の貯金を持ちたい人はぜひ参考にしてほしい。

統計データから見る現状

総務省統計局の調査によると、8,000万円以上の貯金を持つ人は国内で約30万世帯だ。

割合にするとわずか2.1%である。年代や家族構成などの詳細なデータはわからないが、約30万世帯の内訳は、平均貯金額が高い60歳以上が多いと考えられる。

そのため、20〜50代で8,000万円の貯金を持つ人は稀だろう。

成功事例の紹介

8,000万円以上の貯金を持つ人はどのような生活を送り、どのように貯金をしたのだろうか。詳細なデータがないため想定にはなるが参考にしてほしい。

退職金の活用

働く人にとって大きな資金が手に入るタイミングと言えば退職金だ。60代以降で8,000万円以上の金融資産がある人は「退職金を受け取ったため貯金額が増えた」という人が多いだろう。

また退職前の人は8,000万円という大きな金額の貯金を目指すのであれば、退職金を視野に入れて準備することがおすすめだ。

厚生労働省の就労条件総合調査(令和5年版)によると、退職金の平均額は約2,000万円。8,000万円のうち、約四分の1が準備できることになる。

8,000万円以上の貯金を持つ人のライフスタイル

8,000万円以上の貯金を持つ人のライフスタイルはどのようなものか。

広い家に良い車、海外旅行に高級ホテルなど、日々贅沢な生活をしているイメージを持つ人もいるだろう。

しかし一部の富裕層を除けば、8,000万円以上の金融資産を確保するためにコツコツと働き節約してきたと考える方が正しいのではないだろうか。

心理的な側面

通常であれば、強い意志と明確な目標金額を掲げていなければ8,000万円という貯金を持つことは難しいだろう。

たとえば25〜65歳までの40年間、毎月10万円ずつ貯金をしても4,800万円だ。

8,000万円は、なんとなく貯金していて溜まるような金額ではない。

よほどの収入アップや環境の変化がない限り、若いうちから明確に期間や目標金額を決めることが大事だ。

また、貯金にばかり気をとられると知らないうちにストレスが溜まることもあるだろう。

ストレス発散で散財しないためにも上手にストレス管理することも大事である。

8,000万円を効率的に貯金するためのコツ

8,000万円を効率的に貯金するためのコツ 資産運用ナビ

ここからは8,000万円を効率的に貯金するためのコツについて解説を行う。

大きな金融資産を確保するために大事なことは下記のとおりだ。

  • 目標設定と計画の立案
  • 収入の増加と節約の方法
  • 長期的な視点での貯金

具体的に解説するのでぜひ参考にしてほしい。

目標設定と計画の立案

8,000万円の貯金を目指すうえで重要なのは、具体的な目標設定と計画だ。

まず、いつまでに8,000万円を確保したいのかを明確にしよう。

その目標を叶えるためには、毎月の支出、毎月どれくらい貯金する必要があるのか、貯金だけで賄えるのかを把握することが大事だ。

貯金だけで賄えないのであれば、投資に資産配分の割合を大きくすることも検討してみよう。

収入の増加と節約の方法

目標設定や現在の収入から貯金額を決めるのも良いが、収入を増やしてその金額を貯金または投資にまわすことで貯金ペースを上げることができる。

副業

現在では副業が解禁されている会社も多く、自宅で取り組みやすいものも増えている。

資格や経験がなくてもできるおすすめの副業は下記のとおりだ。

スクロールできます
データ入力・文字起こし領収書や資料のデータ入力、会議やインタビューの文字起こし
報酬形態は1時間◯円といった時給制や1文字◯円の報酬が多い
フリマアプリやネットショップで販売不用品や自作のアクセサリー、バックなどを販売する方法
無料で利用できるアプリが多く挑戦しやすい
アンケートモニター・モニターレビュー商品のアンケートに答えたりレビューを投稿したりすることで報酬が発生する
単価は安いがスマートフォンでも取り組みやすいのがメリットである
WebライターWebサイトに掲載される記事を執筆する仕事
ほとんどの場合が1文字◯円といった単価で報酬が決められる
テレアポ業務企業に営業電話をかける仕事
1架電◯円、1成約◯円で報酬が決められる
頻繁に募集を出しているため取り組みやすい
アフィリエイト企業の商品やサービスを自分のブログやSNSで紹介する仕事
報酬形態はクリック型と成果型の2種類がある
動画編集動画に文字入れをしたり音楽を入れたりして編集する仕事
報酬は1本5000〜7000円が相場だ
イラスト販売SNSのアイコン使用などで需要が高まっているイラスト販売
無料で利用できるアプリで販売できる
ポイ活ポイントアップの日を狙って買い物をしたり、広告を見てポイントを貯めたりする活動
せどり安く購入して高く販売する仕事
売れない場合は在庫を抱え赤字になるリスクもある

このように、現在はパソコンやスマートフォンがあれば挑戦できる副業が多数ある。

大きな利益を上げることは難しいかもしれないが、隙間時間を利用し少しでも収入を増やすには有効な手段だ。

とくに本業がある人や子育て、介護がある人は時間の決まったアルバイトをするのはハードルが高いだろう。

時間や場所に融通がきく副業であれば取り組みやすいのでぜひ参考にしてほしい。

キャリアアップ

資格を取得したり、役職についたりといったキャリアアップを目指すのも良いだろう。

資格手当や役職手当が支給され、収入を増やすことが可能だ。現職でのキャリアアップが難しい場合は、思い切って転職するのも1つの手段である。

節約の方法

上記の方法で収入を増やし、節約によって余剰資金を増やせばさらに貯金ペースを上げることが可能だ。

節約とは「生活費にかかるお金を下げる」という意味だが、生活費は大きく2つに分けられる。固定費と変動費だ。

  • 固定費
    • 住宅費、光熱費、保険料、通信費
  • 変動費
    • 食費、衣服代、外食・レジャー費、交際費

それぞれの節約方法を確認していこう。

固定費

賃貸に住んでいる人は、家賃と収入のバランスが合っているか再度確認しよう。

5,000円でも家賃を安くすることができれば、年間で6万円の節約になる。

また、更新のタイミングで家賃を安くできないか交渉するのも手段の1つだ。

光熱費は料金プランや水道・ガス・電力会社が自身の家族構成やライフスタイルに適しているか確認しよう。

その上で光熱費を節約する方法は下記のとおりだ。

  • 支払い方法をクレジットカードに変更する
  • 省エネ効率が高い最新家電に買い換える
  • エアコンの設定温度を抑え、扇風機やサーキュレーターを活用する
  • 冷蔵庫には食品を入れすぎないように注意する
  • 照明器具はこまめに消す
  • お風呂の残り湯を洗濯に利用する
  • 使わない器具はコンセントから抜く
  • 炊飯器や電気ポットは保温機能を使用しない

電気代の使用割合はエアコン・照明器具・冷蔵庫の3つで6割を超えている。

無駄に電力を使用していないか再度確認し節約を心がけよう。

つづいては保険料だ。

「どんな内容かわからないけれどとりあえず支払っている」という人も多いのではないだろうか。

万が一のときに頼りになる保険だが、一度内容や保険料を確認することをおすすめする。

保障内容が重なっていると、余計な保険料を支払っている可能性があるからだ。

また、同等の保障で保険料が安くならないか他の保険会社と比較するのもいいだろう。

固定費は一度下げれば節約効果が続くため、無駄なものは解約、または乗り換えを検討してほしい。

通信費も格安SIMへの乗り換えや料金プランの見直しをしよう。不

要なオプションや保証などがついていないか、明細を確認し解約することで通信費を抑えることが可能だ。

変動費

変動費は自身の心がけや工夫で大きく減らすことが可能だ。

総菜や外食を控えて自炊するのはもちろん、安い食材で美味しく調理できるレシピを調べたり、もやしや豆腐でカサ増ししたりと、さまざまな工夫ができる。

また、買い出しに行くとつい無駄な物を買ってしまう人は買い出しに行く回数を減らすことで出費を抑えることができるだろう。

衣服代はセールやポイントアップの日程を狙って買うことで、お得に買い物ができるのでおすすめだ。

外食やレジャー費用もクーポンやアプリなどをフル活用する、クレジットカードでポイントを貯めるなどして、少しでも出費を抑えることをおすすめする。

長期的な視点での貯金

8,000万円の貯金を達成するためには、長期的な視点を持つことが重要だ。

8,000万円の貯金を持つ人の目的や利用用途には下記のようなものが想定される。

  • 仕事を早期リタイヤし悠々自適な生活を送る
  • 住宅購入、リフォーム資金、別荘購入
  • 子どもや孫への贈与、援助

何の目的もなく8,000万円の貯金をする人はおそらくいないだろう。

自身の生活をより豊かにするため、子どもや孫を援助するためなど、それぞれ目標があるからこそ達成できるのではないだろうか。

また、長期的な視点を持つのと同じくらい大事なのは、貯金するモチベーションを維持し続けることだ。

100万円増えるたびに自分にご褒美をあげる、誕生月は節約せずに過ごす、増えた預金通帳を見て楽しむ、ゲーム感覚で節約を楽しむなどしてストレスを溜めずにモチベーションを維持しよう。

経済状況に変化があった際は、貯金計画を見直すことも必須だ。

収入の増減や臨時収入があった場合など、状況に合わせて柔軟に対応しよう。

8,000万円の貯金を管理する方法

8,000万円の貯金を管理する方法 資産運用ナビ

8,000万円の貯金を持つことができたら、どのように管理すればいいのだろうか。

主な方法は下記の3つが挙げられる。

  • 定期預金の活用
  • 複数の口座で管理
  • 投資の活用

定期預金の活用

定期預金は、安全かつ普通預金と比べて金利が高いのが特徴だ。

また大手の金融機関に預けておける安心感も得られるだろう。

預入期間は金融機関や商品によって異なるが、1ヵ月〜10年以内で選択できるのが一般的だ。

投資のように大きく増える可能性はないが、手数料がかからず元本保障があるため「絶対に減らしたくない」「損はしたくない」といった安全志向の高い人に向いている。

複数の口座で管理

8,000万円もの金融資産を1つの口座で管理するのはおすすめできない。

システムトラブルや銀行の破綻などが起こった際に、お金を引き出せなくなったり、口座が使用できなくなったりするリスクがあるからだ。

こういったリスクを分散させる意味で、複数の口座で管理すべきである。

投資の活用

上記は8,000万円の貯金を守る・減らさないことにフォーカスした方法だ。

安全ではあるが増やす楽しみはほとんどない。

そのため、上手に投資を活用し金融資産を増やすことも視野に入れるべきだ。

日本人は預金の割合が高いが、昨今では投資が身近となり、挑戦する人や興味を持つ人が急増している。

8,000万円を投資にまわした場合のシミュレーションを下記で確認してほしい。

利回り20年後30年後
3%1億4,449万円1億9,418万円
5%2億1,226万円3億4,576万円
7%3億957万円6億898万円

あくまでもシミュレーションによるものだが、8,000万円を投資に活用することで、上記のように大幅に増やせる可能性がある。

積極的に運用したい人におすすめなのは、株式投資、不動産投資、ヘッジファンドだ。

成長率が見込める企業に投資することで株主優待や安定したリターンが期待できるだろう。

また不動産投資はインフレ対策にもなる上に、家賃収入などが得られるためおすすめだ。

高所得者向けのヘッジファンドは、年6〜7%でリターンを狙える商品である。

3つ共、一般的にハイリスク・ハイリターンに分類されている商品だ。

予測できない事態が起こった際などに株価が暴落したり、不動産価値が大幅に下がったりする可能性があるため注意しよう。

堅実に運用したい人は、定期預金、債券を中心にポートフォリオを組むといいだろう。

大きなリターンは期待できないが、金融資産が減る心配もない。さまざまな商品に分散して投資することで、リスクを軽減できるので分散投資がおすすめだ。

自身の求める運用方法に沿ったポートフォリオを作成しよう。

8,000万円を貯金する方法や管理するポイントは誰に相談するべき?

8,000万円を貯金する方法や管理するポイントは誰に相談するべき? 資産運用ナビ

8,000万円の貯金目標の達成や、管理するポイントは専門家からアドバイスをもらうのがおすすめだ。

なぜ専門家に相談すべきなのか

8,000万円という大きな貯金目標を達成するには、家計の支出を見直し、計画的に準備することが重要だ。

また、その金額の大きさゆえに正しく管理するポイントも身につけなければならない。

素人感覚ではなく、知識や経験が豊富な専門家に相談することで、効率よく目標達成を目指せたり、正しい管理ポイントがわかったりするだろう。

IFAとは何か

8,000万円の貯金方法や管理するポイントの相談先としておすすめなのがIFAだ。

IFAとはどこの金融機関にも属さない独立した存在である。

そのため、中立的な立場でさまざまな相談や提案を受けることが可能だ。

年齢や保有している金融資産、リスク許容度、希望する貯金額など、顧客の意向に沿った提案をしてくれる。

IFA検索サービス「資産運用ナビ」の紹介

IFA検索サービスの利用でおすすめは「資産運用ナビ」だ。

多数の有名メディアから取り上げられるほど注目されており信頼性が高い。

知識や経験が豊富なIFAを選定し、無料で相談することが可能だ。

「資産運用ナビ」では、事前にIFAのプロフィールや実績などを確認できるため、自分の相談内容に適したIFAを見つけやすいのも魅力の一つである。

「資産運用ナビ」にログイン後、年齢やお住まいの地域、相談したい内容などを入力するだけで利用できる。

「8,000万円を賢く管理、運用したい」「どのようにすれば8,000万円の目標金額を達成できるのか」とお考えの人は、ぜひ利用を検討してほしい。]

8,000万円の貯金は目標設定や計画からスタートしよう

8,000万円の貯金は目標設定や計画からスタートしよう 資産運用ナビ

8,000万円の貯金を持つ人の割合は、日本国内でわずか2.1%。貯金を達成するためには明確な目標設定や計画が必須だ。

収入増加や節約などで少しでも貯金にまわせるお金を増やすことを意識しよう。

また、8,000万円という金額の貯金達成や管理には、貯金だけではなく投資も検討するべきだ。

上手に投資を活用することで、金融資産を大きく増やすことが可能である。

効率よく貯金達成をするポイントや管理のコツは、自己判断ではなく専門家へ相談しよう。

知識が豊富な専門家の力を借りれば、自分に合った効果的な計画が立てられるだろう。

その際は、無料で利用できる「資産運用ナビ」を推奨する。

8,000万円の貯金に関するQ&A

8,000万円貯めるには何年かかりますか?

8,000万円貯めるのにかかる年数は、毎月の貯金額や現在保有している金融資産によって異なる。

たとえば現在貯金がない人で毎月10万円、ボーナスから年間30万円、退職金から2,000万円を貯金にまわした場合、8,000万円貯めるには40年かかる計算になる。

年数を短くしたいのであれば、収入増加や節約によって貯金にまわせる資金を増やしつつ、投資を活用しながら目標金額を目指すことをおすすめする。

8,000万円を安全に管理する方法を教えてください。

安全に管理する方法として挙げられるのは、普通預金や定期預金だ。

利息はほとんど期待できないが、元本保証があるため減ってしまうリスクはない。

「確実に管理したい」「手元に置いておきたい」という気持ちが強い人におすすめの管理法である。

その上で、当分使う予定のない金融資産は普通預金よりも利息が高い定期預金で管理するといいだろう。

8,000万円の貯金で老後は安心ですか?また、どのような生活が送れますか?

8,000万円の貯金があれば、生活に困ることは考えにくいだろう。

公益財団法人生命保険文化センターによると、老後のゆとりある生活に必要な資金は月に約38万円となっている。

38万円から厚生年金平均受給額の約14万4,000円を引くと23.6万円の準備が必要だ。

8,000万円の貯金があれば、約28年間は過ごせる計算になる。

投資で増やすことができれば、さらにゆとりある老後を過ごすことができるだろう。

執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。資産運用の相談サイト「資産運用マッチング」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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