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本記事では、2025年9月に行った資産1億円の運用実態に関する調査結果をご紹介いたします。
調査会社:アドバイザーナビ株式会社
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2025年9月2日 〜 2025年9月3日
調査母集団:30人
アンケート回答者の詳細データ:末尾に記載
【2025年9月度・アンケートサマリー】
金融資産が1億円以上ある人の7割が「老後資金準備」を運用の目的としており、運用している商品は「株式」が最も多く次に「投資信託」が多い結果となった。
また、投資先を選ぶ際に重要視していることは、「収益性(期待リターン)」が半数を超え、「安定性(リスク)」と回答した人の割合を上回った。
運用時に目標にしている利回りは「2~4%未満」、過去1年の運用実績は「+5%~+10%未満」と回答した人が最も多かった。
運用で失敗した経験として「狼狽売り」や「高値掴み」などが多く挙げられた。
資産運用の実態について
まずは、「1億円の資産運用」に関する調査結果を紹介する。
運用している金融商品を教えてください。

1位:株式
2位:投資信託
3位:円建て債券
「株式」が56.7%と約6割で最も多く、次いで「投資信託」(36.7%)が2番目に多かった。
そのほか、「円建て債券」「その他」との回答も一定数みられた。
運用する際の投資先の選び方
次に、資産1億円の運用において投資先をどのように選択しているのかを紹介する。
投資先を選ぶ時に重要視していることは何ですか?

1位:収益性(期待リターン)
2位:安定性(リスク)
3位:投資期間
「収益性(期待リターン)」が53.3%で過半数となり、次いで「安定性(リスク)」が43.3%となった。
また、「投資期間」との回答も3.3%と僅かにみられた。
運用の主な目的を教えてください。

1位:老後資金準備
2位:資産拡大
3位:教育資金準備
「老後資金準備」との回答が70.0%で圧倒的多く、「資産拡大」との回答は20.0%だった。
また、「教育資金準備」という回答も10.0%集まった。
運用時に想定している投資期間はどのくらいですか?

1位:5~10年
2位:1~5年
3位:10年以上
「5~10年」が43.3%と最も多く、約5割を占めた。
また、これに「1~5年」(30.0%)、「10年以上」(26.7%)と続いた。
運用時に目標にしている利回りは何%ですか?

1位:2~4%未満
2位:4~6%未満
3位:6~8%未満
「2~4%未満」が30.0%で最も多く、次いで「4~6%未満」(23.3%)、「6~8%未満」(20.0%)と続いた。
また、「8%以上」と回答した人も10.0%みられた。
過去1年間の実際の運用成績を教えてください。

1位:+5%~+10%未満
2位:±5%未満
3位:−20%以上、+20%以上
「+5%~+10%未満」が40.0%で最も多く、「±5%未満」が33.3%、「−20%以上」と「+20%以上」が共に10.0%と続いた。
資産運用における失敗談・悩み
最後に、資産1億円の運用での失敗談や悩みを紹介する。
過去に運用で「失敗した」経験を教えてください。

1位:【狼狽売り】一時的な価格下落に慌ててしまい、冷静さを失って売却した
2位:【高値掴み】人気が出て価格が上がっているときに買い、その後の下落で大きな損失を出した
3位:【損切りできず】「いつか価格はもどるはず」と期待して保有した結果、さらに損失が拡大した
3位:【情報への過信】SNSやインフルエンサー・メディアの情報を鵜吞みにしてしまった
「【狼狽売り】一時的な価格下落に慌ててしまい、冷静さを失って売却した」が最も多く23.3%で、次いで「【高値掴み】人気が出て価格が上がっているときに買い、その後の下落で大きな損失を出した」が20.0%で僅差で続いた。
また、「【損切りできず】「いつか価格はもどるはず」と期待して保有した結果、さらに損失が拡大した」と「【情報への過信】SNSやインフルエンサー・メディアの情報を鵜吞みにしてしまった」との回答も共に13.3%で一定数みられた。
1億円を運用する上でも1番の悩みや課題は何ですか?

1億円という金額は、損失が出た際のインパクトも大きくなります。市場の変動や予期せぬ出来事によって資産が大きく目減りするリスクを、どのようにコントロールするかが常に課題となると思います。



資産を減らさず安定的に増やす方法を見極めたいが、その一方で税金対策やインフレ、リスク分散、相続対策など考えるべき点が多々あるのが悩み



運用額が大きいことで、いつかマイナスに転落するのではないかと不安になってストレスを抱えていることが悩みです。



1億円を運用する際に最も悩ましいのは、リスクとリターンのバランスをどのように取るかという点です。資産を増やすことを目指す一方で、大きく減らしてしまうリスクは避けたく、また、インフレや税制、相続など長期的な視点で考慮すべき要素も多く、資産を守りながら適切に分散して運用する判断が非常に難しい課題となります。



投資額が大きくなると、株価変動時の心理的負担も大きくなる。 相場の変動を見て感情的な判断で売買しないように気を付けているものの、不安から冷静さを失ってしまうことがある。
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