カードローンを選ぶ上で、金利は重要な要素となる。では、オリックス銀行カードローンの金利はいくらなのだろうか。
オリックス銀行カードローンの金利は年1.7〜14.8%で、他のカードローンのなかでも低金利といわれている。
ただし、実際にかかる金利は利用者によって変わるため、留意しておこう。今回の記事ではオリックス銀行カードローンの金利について解説する。
また、オリックス銀行カードローンで利息を抑えるためのコツも紹介するので、ぜひ参考にして欲しい。
オリックス銀行カードローンの利用前に知っておくべき金利と利息の違い
オリックス銀行カードローンの金利を解説する前に、金利・利息について理解しておきたい。
金利・利息はよく似ているので、違いについてよく分からない方も多いのではないだろうか。
そこで、ここからは金利・利息の違いについて解説しよう。
金利とは
金利とは、借入金額に対しての利息の割合を示したものだ。基本的にはパーセンテージ(%)で示されることが多い。
例えば、10万円を金利年13.0%で借入したとする。この場合は、年間で13,000円の利息が発生する。
ただし、利息は日割りで算出されるため、実際は借入した日数分だけ支払うことになるのだ。
また、以下の記事ではオリックス銀行カードローンで10万円借りる場合の金利について詳しく解説している。
オリックス銀行カードローンを利用する際、参考にして欲しい。
利息とは
利息とは、借入したお金に対して支払う手数料だ。カードローンで借入すると、借入額に応じて利息が上乗せされた金額が返済金額となる。
この利息は金融機関の利益となる金額だ。利息は「借入金額×金利÷365日×借入日数」で求められる。
計算式のとおり、利息は日割りで計算されるのだ。利息額は借入金額・金利・借入日数によって左右される。
そのため、返済を工夫することで、利息額を抑えられる可能性があるのだ。
金利が高くなるほど利息も大きくなりやすい
金利は借入額に対する利息の割合を示しているため、金利が高くなるほど利息も大きくなりやすいといえる。
例えば同じ借入額の場合、金利が高いと支払うべき金利が多くなるのだ。
そのため、他社のカードローンと比較する際は、同じ利用限度額の金利をそれぞれチェックすると良い。
なお、オリックス銀行カードローンの金利の計算方法は、以下の記事で詳しく解説している。
気になる方はチェックすると良い。
オリックス銀行カードローンの金利
ここまでは、金利と利息の違いや特徴について詳しく解説してきた。次はオリックス銀行カードローンの金利について詳しく説明しよう。
カードローンの金利は法律によって上限が設けられており、年15.0〜20.0%を超える金利は設定できないようになっている。
その点に留意しつつ、オリックス銀行カードローンの金利をチェックしよう。
金利年1.7~14.8%
オリックス銀行カードローンの金利は年1.7〜14.8%と設定されている。上述したとおり、法律によって定められている上限金利は年15.0〜20.0%となる。
つまり、オリックス銀行カードローンが法律に準じて金利を定めているのが分かる。実際にかかる金利は個人によって異なり、審査によって決定される。
ただし、返済遅延した場合は契約時に設定された金利よりも年2.1%が追加されるため、注意が必要だ。
なお、オリックス銀行カードローンで20万円を借りた場合の金利について気になる方は、以下の記事を参考にして欲しい。
借入金額によって金利が変わる
オリックス銀行カードローンでは、借入金額によって金利が変わってくる。オリックス銀行カードローンの利用限度額ごとの金利は、以下のとおりである。
利用限度額 | 借入利率(年) |
---|---|
100万円未満 | 12.0〜14.8% |
100万円 | 6.0〜14.8% |
100万円超150万円以下 | |
150万円超200万円以下 | 5.0〜12.8% |
200万円超300万円以下 | |
300万円超400万円以下 | 4.5〜8.8% |
400万円超500万円以下 | |
500万円超600万円以下 | 3.5〜5.8% |
600万円超700万円以下 | |
700万円超800万円以下 | 1.7〜4.8% |
このように利用限度額が高くなるほど、金利が低くなるように設定されている。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
---|---|
審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
オリックス銀行カードローンが採用している変動金利の特徴
カードローンをはじめとするローン商品の金利には、固定金利型・変動金利型がある。
それぞれの金利のタイプの特徴は以下のとおりだ。
- 固定金利型
- 借入時の金利が固定され、借入期間中に変わらない
- 変動金利型
- 借入期間中であっても、金利が変わる可能性がある
オリックス銀行カードローンでは変動金利型を採用している。
そこで、ここからは変動金利について詳しく解説しよう。
固定金利よりも低金利
変動金利型は固定金利型よりも低金利であるといわれている。これは、変動金利型では金利が変動するからである。
上述したとおり、固定金利型は借入時から返済まで金利が変動しない。一方で、変動金利型は定期的に金利が見直されて変動する場合があるのだ。
景気の変動により金利も変動
変動金利型は景気の変動により変わる可能性が高い。オリックス銀行カードローンの商品概要には、「金融情勢等の変化により見直す場合があります」と記載されている。
そのため、景気が大きく変わった際には、金利が上下する可能性があるのだ。金利が上がると返済額が増え、生活に悪影響を及ぼす可能性がある。
金利が上昇した際に影響を受けにくいのは、返済期間が短いケースだといわれている。
そのため、長期でカードローンの利用を考えている・返済期間が長くなりそうな場合は、固定金利型のカードローンを選ぶ方が良いかもしれない。
オリックス銀行カードローンの金利面での魅力
オリックス銀行カードローンの金利は1.7〜14.8%であり、金利の幅が比較的大きいとされる。
また、最低金利の1.7%はカードローン業界の中では低い水準といわれている。
ここからは、オリックス銀行カードローンの金利面での魅力について解説しよう。
消費者金融カードローンより最低金利が低い
オリックス銀行カードローンの最低金利は、消費者金融カードローンより低いとされている。
そこで主な消費者金融カードローンの金利と比較してみよう。
カードローン会社 | 金利 |
---|---|
オリックス銀行カードローン | 年1.7〜14.8% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
アイフル | 年3.0%~18.0% |
表のとおり、オリックス銀行カードローンの最低金利は消費者金融カードローンの最低金利よりも低いことが分かる。
なお、以前はオリックス銀行カードローンの金利が年3.0〜17.8%と消費者金融と同じ水準で設定されていた。
ただ、現在では他の銀行カードローンと同じくらいの水準となっている。
大手銀行カードローンの中でも低金利
オリックス銀行カードローンの金利は、大手銀行カードローンの中でも低金利といわれている。
実際はどうなのだろうか。そこでメガバンクが提供するカードローンの金利と比較してみよう。
銀行カードローン名 | 金利 |
---|---|
オリックス銀行カードローン | 年1.7〜14.8% |
バンクイック | 三菱UFJ銀行カードローン年1.8〜14.6% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0〜14.0% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5〜14.5% |
表を見ると、オリックス銀行カードローンの最高金利は他のメガバンクよりもやや高いが、最低金利は低い水準である。低金利といわれるのは、最低金利によるものと考えられる。
なお、オリックス銀行の金利の範囲は他の銀行と比べて大きく違いはないため、一般的な水準といえる。
オリックス銀行カードローンで金利以外に注意すべきポイント
ここまでは、オリックス銀行カードローンの金利面での魅力について解説してきた。
オリックス銀行カードローンの利用を本格的に検討する方もいるかもしれない。
ただし、実際に利用する上ではいくつか注意すべきポイントがある。
自分が思っていたサービスとは異なっている場合もあるため、これから紹介する注意点も知っておこう。
即日融資には対応していない
消費者金融の広告では、即日融資が可能と記載されている。そのため、カードローンでは即時融資が可能と思っている方もいるかもしれない。
残念ながら、オリックス銀行カードローンをはじめとする銀行カードローンは即日融資に対応していない。
銀行カードローンの審査では、警視庁データベースへの照会が必須となっている。
これは銀行が反社会勢力への関係を断つ目的で行っている。
この警視庁データベースへ照会は時間がかかるため、即日融資の対応が難しいのだ。
振込返済を利用する場合は手数料が自己負担になる
カードローンの返済は手数料がかからない場合が多い。
しかし、オリックス銀行カードローンでは振込で返済する際には、手数料が発生するため注意が必要だ。
返済時の手数料を負担したくない場合は、手数料がかからないATMでの返済・口座引落での返済を選ぶのがおすすめである。
必ず在籍確認が実施される
オリックス銀行カードローンでは在籍確認が実施される。在籍確認とは、申込者が申告した勤務先に在籍しているかを確認することを指す。
金融機関の担当者が勤務先に電話をする、もしくは提出した書類を確認する方法で行われる。
オリックス銀行カードローンでも例外なく在籍確認を行っている。
具体的な方法としては、審査通過後に担当者が会社名を名乗らずに勤務先に電話する方法がとられている。
会社名を名乗らないため、勤務先にカードローンの申込が知られることは少ない。在籍確認は申込者が対応しなくても完了する。
ただ、会社によっては個人情報保護の観点で在籍の有無を伝えない場合もある。
そうなった場合に備えて、自ら在籍確認の対応ができるようにしておくと良い。
オリックス銀行カードローンの利息を抑えた賢い返済方法
別の項で解説したように、利息額は借入金額・金利・借入日数によって増減する。
少しでも利息額を抑えたい方は、随時返済を行うなど工夫したいところだ。
ここからは、オリックス銀行カードローンの利息を抑えた賢い返済方法を解説する。
随時返済を行う
利息額を抑えるためには、返済期間を短くするのがポイントだ。そこで随時返済を活用することをおすすめする。
随時返済とは、好きなタイミングで任意の額を返済することを意味する。
カードローンでは毎月指定した日に一定の額を返済するのが基本となっているが、随時返済することも可能なのだ。
毎月の返済に加えて随時返済を行うことで、毎月の返済のみよりも返済期間が短縮され、その分利息額が抑えられるのだ。
ただし、随時返済を無闇に行うと自己資金が足りなくなり生活が苦しくなる可能性がある。
そのため、資金に余裕のあるタイミングで行うのが望ましい。
限度額の増額で金利を下げる
利用限度額の増額を行うことも、支払う利息額を抑えることにつながる。
カードローンでは利用限度額が高い方が金利が低いので、利用限度額を増額すると利息額を抑えられるのだ。
また、オリックス銀行カードローンでは利用限度額を増額できる場合がある。
ただし、利用限度額の増額をするためには、増額審査に通過する必要がある。
増額審査は新規申込時よりも厳しくなり利用限度額が減る可能性もあるため、あらかじめ留意しよう。
実際に利用限度額の増額が可能かどうかは、カードデスクに問い合わせる必要がある。
カードデスクの問い合わせは「0120-890-699」で、受付時間は平日の9〜18時だ。
利用限度額の増額を希望する方は、はじめにカードデスクに問い合わせよう。
なお、オリックス銀行カードローンで50万円借入した場合の金利については、以下の記事で詳しく解説している。
オリックス銀行カードローンの金利をふまえた返済額シミュレーション
オリックス銀行カードローンを利用するにあたって、返済額がどのくらいになるのか気になる方もいるはずだ。
そこで、オリックス銀行カードローンで借入した場合の返済額をシミュレーションしてみよう。
今回は、金利年14.8%で100万円を借入した場合の返済額を試算する。
試算した結果、返済総額は2,403,247円、そのうち利息額が1,403,247円となった。
今回は最大金利で計算したため、実際に適用される金利によっては返済総額が減る可能性がある。
また、随時返済を行うことで、返済総額を減らすことができる。100万円のように大きな金額を借りると、その分利息額による負担も大きくなる。
よって、賢く金利を抑えて返済するのが重要であると分かる。
なお、オリックス銀行カードローンで100万円を借りる場合の金利については、以下の記事で詳しく解説している。
オリックス銀行カードローンの金利以外で返済額を抑えるコツ
金利を抑えるだけではなく、返済の負担を減らせるコツを知りたいと思う方も多いのではないか。
カードローンの返済額を抑えるためには、以下のようなポイントが挙げられる。
- 手数料がかからない返済方法を選ぶ
- なるべく短期間で返済する
- 家計に余裕があるときは任意返済する
ここからは、オリックス銀行カードローンの金利以外で返済額を抑えるコツを紹介する。
手数料がかからない返済方法を選ぶ
返済額を抑えるためには、手数料がかからない返済方法を選ぶと良い。毎月の返済に手数料がかかると、その分返済総額が増えてしまう。
オリックス銀行カードローンでは、振込返済のみ手数料が発生する。そのため、返済方法はATMでの返済・口座引き落としでの返済を選ぶのがおすすめである。
ここからは2つの返済方法について少し詳しく説明しよう。まず、ATMでの返済は提携ATMでカードローン専用のカードを使用し、現金で返済する方法である。
提携ATMにはコンビニやスーパーなどのATMに加え、三菱UFJ銀行ATM・三井住友銀行ATM・ゆうちょ銀行ATMなどがある。
全国10万台以上ものATMがカードローンの返済として利用できるのだ。
ATMでの返済は基本的に1,000円単位での返済となるが、一部のATMでは硬貨での取引もできる。
また、口座引き落としは、毎月決められた日に登録した口座から返済額を引き落として返済する方法だ。
登録口座に入金しておけば、自動的に引き落とされるため、返済し忘れを防止できる。
ただし、一部の金融機関が引き落とし口座として登録できないため、注意が必要だ。
自分に合った返済方法で、少しでも返済額を減らしていこう。
なるべく短期間で返済する
返済額は返済期間に影響する。そのため、返済期間が長くなるほど、返済総額も大きくなるため注意が必要だ。
返済総額を抑えるためには、なるべく短期間で返済することが有効である。
毎月の返済額を増やしたり追加で返済したりすることで、返済期間を短くできる。
ただし、自己資金・生活費を削ってまで行うべきではないため、返済額を増やしても問題ないか十分に検討する必要がある。
家計に余裕があるときは任意返済する
資金に余裕があるときは任意返済することも有効だ。
任意返済とは自分の好きなタイミングで任意の額を返済する方法で、随時返済・臨時返済と呼ばれることもある。
また、残りの返済額をまとめて返済できそうな場合は、一括返済も検討すると良い。
一括返済とは、残りの借入残高と利息をまとめて一度に返済する方法だ。
一括返済は任意返済よりも早く完済できるため、返済総額を抑えられるはずだ。
金利を抑えて賢くオリックス銀行カードローンを利用しよう
オリックス銀行カードローンの金利は年1.7〜14.8%で、最低金利は大手銀行の中でも低金利である。
実際に適用される金利は申込者によって異なり、審査によって決められる。
そのため、必ずしも最低金利が適用されるわけではない。
また、オリックス銀行カードローンの金利は変動金利型であるため、金融情勢によって見直され変わってしまう可能性があるのだ。
少しでも金利を抑えるには、利用限度額の増額を行う方法があるが、必ずしも増額されるわけではないため注意が必要である。
そのため、手数料がかからない返済方法を選んだり、随時返済を行ったりすることで、返済額を抑えられると良い。
金利や返済額を抑えて賢くオリックス銀行カードローンを利用するために、今回の記事が参考になると幸いである。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
---|---|
審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |