みずほ銀行カードローンは、大手銀行が提供するサービスのため信頼性が高い点で注目されている。
借入・返済をする上でもメリットが多いといわれるみずほ銀行カードローンだが、審査に通るためのポイントはあるのだろうか?
この記事では、みずほ銀行カードローンの審査について、スムーズに通過するためのポイントや落ちる原因を解説する。
審査に必要な書類なども紹介するので、参考にして欲しい。
みずほ銀行カードローンの特徴
まずは、みずほ銀行が提供しているカードローンの特徴について見てみよう。
みずほ銀行のカードローンを選ぶと、どのようなメリットがあるのだろうか?
- 金利が低めに設定されている
- Webだけで申込が完結できる
- ATMの利用手数料や他行振込の手数料が無料になる
- 普通口座のキャッシュカードで利用できる
- 月2,000円から返済できる
ここではこれら5つの特徴について紹介する。
金利が低めに設定されている
カードローンの提供元が大手銀行であるため、みずほ銀行のカードローンは金利が比較的低いといわれている。
ただし、年2.0~14.0%(2023年10月現在)と金利には幅があり、利用限度額を低く設定するほど金利が高くなるシステムには注意が必要だ。
※住宅ローンの利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げられる。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%だ。
Webだけで申込が完結できる
カードローンの中には、有人窓口・無人窓口などに出向かなければ申込ができないものもある。
しかし、みずほ銀行のカードローンはスマートフォンなどからWebで申込が可能だ。
その後、入力した内容で仮審査が行われ、結果はメールで届く。
ATMの利用手数料や他行振込の手数料が無料になる
借入・返済のたびに手数料がかかるカードローンもある。
しかし、みずほ銀行カードローンの場合は下記の条件を満たす場合に、翌々月のATM利用手数料が無料となる。
- みずほマイレージクラブに入会している
- 月末時点で借入残高がある
- みずほ銀行ATM・イーネットATMを使用する
ただし、イーネットATMの場合は手数料無料の回数に「月3回の利用まで」制限があるため、頻繁に借入・返済をする方は注意しよう。
普通口座のキャッシュカードで利用できる
みずほ銀行のカードローンでは、みずほ銀行のキャッシュカードでも借入が可能だ。
そのため、みずほ銀行ATMのほか、セブンイレブン・ローソンなどコンビニのATMや提携金融機関のATMを利用できるメリットがある。
そのため、近くにみずほ銀行がなくても利用しやすいだろう。
月2,000円から返済できる
みずほ銀行カードローンでは、利用残高に応じて2,000円単位での返済が可能だ。
1単位が手ごろな値段なので、無理のない返済ができる。
みずほ銀行カードローンの審査を通過するポイント
みずほ銀行カードローンにはさまざまな利点がある。
しかし、このカードローンの審査を通過するにはどうしたらよいのだろうか?
- 収入を安定させる
- 他社からの借入金額や借入件数が多すぎない
- 借入やクレジットカードの返済に遅れない
ここからは、みずほ銀行カードローンの審査に通過するポイントとしてこれら3つのポイントについてみていく。
みずほ銀行カードローンの申込を検討されている方は参考にしてみてほしい。
収入を安定させる
カードローンの審査では、収入に関する確認も行われる。
その中で、収入が不安定と判断された場合は返済能力が低いとみなされ審査に落ちる可能性が高まるだろう。
安定した収入があれば主婦やパートでも審査に受かる可能性がある。
しかし正社員であっても、転職などにより安定した収入がないと審査に落ちる場合もあるのだ。
ただし、就業自体は安定しており職業の特性から月々の収入に変動がある場合は、年収が一定の水準に達していれば審査に不利ではないと考えられる。
他社からの借入金額や借入件数が多すぎない
それぞれの審査にさえ通っていれば複数のカードローンから借入すること自体に問題はない。
しかし、借入先・借入件数が多い場合は「返済を多く抱えている」と判断される。
そのため、それぞれのカードローンに毎月しっかりと返済を行っていたとしても多重債務のリスクが高いと判断され、審査に通りにくくなるだろう。
借入やクレジットカードの返済に遅れない
カードローンの審査の際には、現在の収入や勤務先だけではなく「信用情報」と呼ばれるデータが照会される。
現在、信用情報を管理しているのはJICC(日本信用情報機構)・CIC(株式会社シー・アイ・シー)・KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つの機関だ。
この信用情報の中には借入やクレジットカードの支払いについての情報も含まれ、返済が遅れた・滞納した履歴があると審査に落ちる可能性が高くなる。
信用情報は、各機関へ開示請求することで閲覧ができる。不安な方は、申し込む前に開示請求してみるとよいだろう。
「異動」の文字があった場合、信用情報に傷がついている状態だ。
みずほ銀行カードローンの審査時間
カードローンの利用を考えている方の中には「近日中に支払予定があり手続きを急ぎたい」方もいるだろう。
みずほ銀行カードローンでは審査にどれくらいの時間がかかるのだろうか?
すべての手続きが完了するまでの時間は、もともとみずほ銀行に口座を持っているかどうかによっても変わる。
みずほ銀行に口座を持っている方は、Web申込が最も早いといわれている。
最初のWeb申込で入力にかかる時間は、15分ほどと短時間だ。
収入等について間違った内容を入力すると審査にも響くため、収入証明書類などを手元に準備しておくと入力・審査がスムーズになるだろう。
一方、みずほ銀行に口座を持っていない方は「Web普通預金口座同時申込」も可能だ。
しかし、銀行窓口で直接手続きをするほうが契約完了までの時間は短いといわれている。
例えば、最短で当日に結果がわかった方もいる。
しかし、スムーズに手続きが進んだ場合の平均的な審査完了日は翌々営業日と考えられる。
また、職業・収入などの面から信頼性の確認に時間を要したり、審査自体が混雑したりしている場合には1週間以上かかることもあるようだ。
みずほ銀行カードローンの審査時に必要な書類
カードローンを申し込む際には、本人確認・収入証明が必要となる。
みずほ銀行カードローンでは、それぞれの情報の確認にはどのような書類が使えるのだろうか?
必要となる書類は次の2つだ。
- 本人確認書類として認められるもの
- 収入証明書として認められるもの
それぞれ見ていこう。
本人確認書類として認められるもの
本人確認書類としては、下記のいずれか1通が必要となる。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(2012年3月31日以降の発行分)
- パスポート(写真・住所のページ)
- 各種健康保険証(被保険者および被扶養者のページ)
- 印鑑証明書(発行後3カ月以内)
- 住民票(発行後3カ月以内)
- 住民基本台帳カード
審査を受ける方が日本国籍を持っていない場合は、永住許可を受けている方のみ申込が可能だ。
その場合、本人確認書類としては在留カード・特別永住者証明書を使用することが可能だ。
収入証明書として認められるもの
利用限度額を50万円以上に設定する場合は、年収を確認できる書類が1通必要となる。
収入証明書として使用できる書類は下記だ。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書または課税証明書
- 納税証明書(その1・その2)
ただし、申込者が個人事業主・会社経営者の場合は、住民税決定通知書・課税証明書・納税証明書(その1・その2)のみ使用できる。
以下の記事ではみずほ銀行カードローンの審査の流れについて解説している。
必要書類を準備した後の流れを知りたい場合はぜひ参考にして欲しい。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |
みずほ銀行カードローンには普通預金口座が必要
カードローンにて借り入れしたお金の振込や、引き落としの際にみずほ銀行の口座が使用される。
そのため、普通預金口座が必要だ。カードローンの申込商品の中に、普通預金口座の開設も含まれている。
カードローンの契約にあたり、別途口座開設をしなくても差し支えない。
すでにみずほ銀行の普通預金を持っている方は、自分の口座にお金が振り込まれるので、申込時に口座情報を入力しよう。
みずほ銀行カードローンを利用するデメリット
銀行と付いていることから、安心感を覚える方もいらっしゃるのではないだろうか。しかし、デメリットもある。
主なデメリットは「土日・祝日は審査していない」点だ。どのようにデメリットであるのか、詳しく解説していく。
土日・祝日は審査していない
みずほ銀行カードローンは銀行系なので、土日祝は審査は行っていない。
カードローンであっても、銀行が営業していなければ審査もしない。
お仕事がお休みの週末にカードローンを申し込もうと思う方もいるだろう。
申込自体はお休み関係なく行える。しかし、審査が始まるのは翌週の営業日になる。そのため、審査結果も遅くなる。
土日祝にまとまったお金が必要な方は、土日祝でも審査を行っているカードローンを検討してみてはいかがだろうか。
みずほ銀行カードローンの審査に落ちる原因
カードローンにて融資をしてもらえるには審査が必要だ。そのため、誰でもカードローンに通るわけではない。
では、どのようなことが原因で落ちてしまうのだろうか。
- 申込条件を満たしていない
- 延滞・残債がある
- 複数社同時に借入を申し込んでいる
- 在籍確認が取れない
- 虚偽の情報を申告している
ここでは5つご紹介する。
申込条件を満たしていない
みずほ銀行カードローンでは、以下の申込条件を提示している。
- 申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満
- 安定していて継続した収入が見込める
- 保証会社の保証必須
この条件を満たしていなければ、申込すらできない。
カードローンを申し込む際、自分が提示する条件を満たしているのかどうか確認しよう。
自分が保証会社の保証を受けられる対象であるかは審査をしなければわかりない。
なお、みずほ銀行カードローンの保証会社は、オリコとアイフルの2社だ。オリコでの信用情報に傷が付いている場合は、審査に落ちる可能性が高いだろう。
延滞・残債がある
他社にて延滞・残債がある場合も審査に通りにくい可能性がある。
延滞・残債がある状態は返済能力がない、もしくは低いと判断されやすい。
そのため、新たな融資をしてもらえなくなる。
携帯電話の分割払いや奨学金の支払いも延滞の対象となるので、遅れることなく支払期日までに支払うようにしよう。
複数社同時に借入を申し込んでいる
みずほ銀行カードローン以外にも、審査に通り確実に融資してもらえるように他社のカードローンを申し込む方もいらっしゃるかもしれない。
同時に複数社借入を申し込むケースも、場合によっては審査に落ちてしまう可能性も考えられるだろう。
カードローンを申し込むと、申込履歴が信用情報を扱う機関に反映される。
申込履歴も審査をする上で必要になり、属性情報を含め返済能力があるのかないのかを総合的に判断する。
複数申込をすると履歴が一気に反映されるため「同時に申し込まないといけないほどお金に困っているのか」と判断されてしまうだろう。
このようなことから、複数社同時の借入申込は慎重に行うようにしよう。
申込履歴は6か月で削除される。
複数の会社へカードローンの申込をしている方は、数か月置いてから申し込むとよいでだろう。
在籍確認が取れない
カードローンの審査では職場に在籍確認の電話を行う。
これはみずほ銀行カードローンの申込条件の1つである「安定していて継続した収入が見込める」方であるかどうか判断するためだ。
確認が取れれば、在籍していることが確認できるため審査は通りやすいだろう。
逆に確認が取れなければ、審査は通りにくくなる。勤務先の営業時間をあらかじめ伝えて置くことで、在籍確認ができないトラブルを防げる。
しかし、カードローンを申し込んでいると周りに知られたくない方もいるだろう。
電話をする際、金融名ではなく個人名で対応するため安心できるだろう。
虚偽の情報を申告している
みずほ銀行カードローンは申込情報である属性情報を元に、審査を進めていく。
属性情報とは、年収・勤務年数・住宅ローンなどの借入状況などだ。
審査に通りたいがために虚偽の属性情報にて申告してはいけない。もし発覚すれば、カードローンの審査は確実に落ちる。
落ちるだけではなく、第三者機関を通して全金融機関に共有される。共有されれば、カードローンに通ることは難しい。
また、虚偽の情報を申告する行為は犯罪にあたり、刑罰を受ける可能性がある。
この他に、書類に不備があると審査に進めず、申込を断られることもある。
本人確認書類で住民票や印鑑証明を提出する場合、発行から3ヵ月以内に発行されたものしか受け付けてもらえない。
書類を提出する際、いつ発行されたものなのか再度確認をして提出するようにしよう。
審査に落ちる主な原因を解説した。以下の記事では、みずほ銀行のカードローンの審査が厳しいのかを詳しく解説しているので、ぜひ参考にして欲しい。
みずほ銀行カードローンの返済方法
みずほ銀行カードローンの返済方法は3種類ある。
- 口座からの引き落とし
- ATM
- インターネットバンキング(みずほダイレクト)
口座引き落としは毎月決まった金額を、口座から自動で引き落とす方法だ。
自動で引き落とされるので、返済のし忘れを防げる。
しかし、引き落とされる口座の残高が不足している場合、引き落としが不能になる。
前日までに残高に余裕があるのかどうか確認しておこう。
ATMは銀行やコンビニなどのATMに、自分で直接お金を入れ、返済する。
しかし、カードローンの種類によっては対応していないATMもある。そのため、事前に返済できるかどうか確認しておくと安心できるだろう。
また、時間帯によっては手数料が発生するものもある。併せて手数料の確認もしておこう。
インターネットバンキングはアプリやWed上のネットバンキングから返済する方法だ。
24時間対応しているため、自分のタイミングで返済ができる。
インターネットバンキングのメリットは24時間好きなときに返済ができる点だ。
お仕事で忙しく、返済に不安を覚える方でも簡単に返済ができる。
インターネットバンキングを利用しての返済は、事前に金融機関を登録することが必須だ。
手続きもWeb上で行える。しかし、金融機関によっては振込の際に手数料が発生する可能性もあるため、手数料の有無を確認しておこう。
カードローンを借りるならみずほ銀行
みずほ銀行カードローンは銀行系の中でも金利が低く、返済金額も月2,000円からと利用者にとって優しいカードローンだ。
しかし、審査に通るには安定した収入があること・他の支払いが遅れていないこと・年収の3分の1を超える融資を受けていないことがポイントだ。
また、融資を受けたからには返済がある。申し込む前にどのくらいであれば無理なく返済できるのかも計画しておこう。
申込はWebで完結できるので、みずほ銀行カードローンを検討してみてはいかがだろうか。
金利 (実質年率) | 年2.0%~年14.0% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短当日 |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※50万円以上の借入を希望する場合は必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま ・ ご契約時の年齢が満 20 歳以上満 66 歳未満の方 ・ 安定かつ継続した収入の見込める方 ・ 保証会社の保証を受けられる方 ※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 ※ 審査の結果によってはご利用いただけない場合がございます。 |
担保・保証人 | 不要※保証会社である株式会社オリエントコーポレーションまたは、アイフル株式会社が審査の上で保証 |