楽天銀行スーパーローンは無担保・無保証人で利用できる個人向け融資サービスだ。
このサービスは24時間365日いつでも利用可能であり、利便性は非常に高い。
楽天ユーザーは、カードローンも楽天で利用したいと考えることがあるだろう。ただ、銀行系のカードローンは審査が厳しいイメージが強く、申込を悩んでいる方もいるはずだ。
そこで本記事では、楽天銀行のカードローンの審査基準に注目し、詳しく解説する。また、審査の流れや通過対策についても紹介しているので、参考にしてみて欲しい。
審査に進む前に!楽天銀行スーパーローンの基本
楽天銀行が提供するカードローンである「楽天銀行スーパーローン」は、多様な特徴を持つ融資サービスである。
まずはそのサービス内容について、理解しておこう。
申込がしやすい
日本国内に居住し、20才から62才までで毎月安定した収入があれば誰でも楽天銀行スーパーローンを利用できる。
ただし、日雇いバイトのように収入が不安定だと、審査に通ることは難しい。
これは、借金の踏み倒しを防ぐため、楽天銀行が申込者に安定した収入があるのか否かを審査しているからである。
また、楽天銀行スーパーローンはネットからフォームを入力するだけで申請可能で、来店や書類記入が不要だ。気軽に申し込めるのも嬉しい点と言える。
最短即日で審査が終わる
楽天銀行スーパーローンの申し込みは、Web上で完結し、必要書類もアプリから簡単に提出できる。
なお、公式サイトには最短即日審査が案内されているが、希望する場合は提出書類に不備がないよう注意しよう。必要書類の詳細については、後の段落で詳しく説明する。
また、土曜・日曜・祝日は楽天銀行が休業しているため、審査が行われない。
次の営業日まで審査が長引く可能性もあるため、申し込みは余裕を持って行おう。
金利は年1.9%~14.5%
楽天銀行のカードローンでは金利が年1.9%〜14.5%の範囲で設定され、利用限度額が高くなるほど下がる仕組みとなっている。
例えば、100万円未満の借入では上限金利の14.5%が適用されるが、融資上限額である800万円の借入には、年1.9%~4.5%の間で金利が定められる。金利を下げたい場合は、継続して楽天銀行スーパーローンを利用することが重要だ。
また、楽天銀行スーパーローンでは変動金利制が採用されており、付利単位1円として1年を365日とする日割計算で金利を設定している。
金利やその他の条件の変動は公式サイトやアプリから詳細を確認できるため、定期的に見ておくことをおすすめする。
申込がしやすい
楽天銀行のカードローンに限らず、お金を借りる場合には安定した収入があることを条件にしている金融会社がほとんどだ。
これは、お金を貸しても戻ってこないリスクを回避するために行なっている。
楽天銀行のカードローンは、日本国内に居住する20才から62才までで、毎月安定した収入を得ている方が対象となる。
そのため、定期的に収入を得ていない方は利用できない。また、日雇いのように収入が安定していないと、審査に通らない可能性が高くなる。
最短即日で審査が終わる
楽天銀行のカードローンは、スマホ1台でWebからすべて完結できる。
必要書類の提出も 楽天銀行アプリから提出できるので、郵送によるタイムロスがない。
ただし、即日審査してもらうためには、書類に不備がないようにしよう。楽天銀行のカードローンの公式ホームページでも最短即日審査案内がある。
しかし、土曜・日曜・祝日は楽天銀行がお休みのため、審査ができない。
そのため、審査に時間がかかってしまう。また、申込数が多い場合も審査に時間がかかってしまうだろう。
金利は年1.9%~14.5%
楽天銀行のカードローンでは、金利は年1.9%〜14.5%となっている。
年1.9%~4.5%はご利用限度額が800万円の場合のみだ。また、100万円未満の借入の方は年利14.5%だ。
限度額が多くなるほど、金利は下がっていく。
借入の利率は審査で決まり、定期的に見直しが行われているので、契約中に金利が変わることがあるだろう。
楽天銀行のカードローンでは変動金利を採用しており、付利単位1円として1年を365日とする日割計算で金利を設定している。
楽天銀行スーパーローンの審査基準は甘くない?
楽天銀行はネット銀行であることで、大手銀行のカードローンよりも審査が緩いと思われがちだ。
しかし、ネット銀行のローン審査は決して甘くない。
楽天銀行では独自の審査基準が採用されており、審査内容は非公開となっている。
貸金業法に基づく総量規制(年収の3分の1を超える貸付を禁じる規定)などの決まりがある。
ここでは、楽天銀行の審査基準について見ていこう。
楽天の会員ランクに応じ審査優遇がある※一部例外あり
楽天銀行スーパーローンの審査に、楽天の会員ランクが影響する場合がある。
楽天会員は、半年以内のポイント数や獲得回数に応じてランクが設定され、以下の5段階に分かれている。
- レギュラーランク
- シルバーランク
- ゴールドランク
- プラチナランク
- ダイヤモンドランク
ランクが高ければ、カードローンの審査で有利になる可能性がある。
さらに、楽天銀行スーパーローンを利用しており、返済口座を楽天銀行に設定している場合、ハッピープログラムにエントリーしておくとよい。ステージが1つ上がり、様々な特典が受けられる。
ハッピープログラムは楽天銀行の提供するお得な特典が受けられるプログラムのことだ。現金や楽天ポイントの受け取り、ATM・振込手数料の無料化などのサービスが利用できる。
会員ステージによって、楽天銀行のATM手数料や振込手数料の無料回数が増加する。ぜひ活用できるようにしておこう。
他社の借入が多いと審査通過が難しい
会員であれば審査は優遇されるものの、他社借入が多いと通過は難しい。
これには総量規制が関係している。
例えば、年収300万円の方であれば100万円までしか借入はできない。借入が年収の3分の1を超えると返済が滞りやすくなるため、事前に防止する必要があるのだ。
審査時に金額を誤魔化そうとしても、楽天銀行は指定信用情報機関で借入残高を確認できる。審査で不正が発覚すればその場で不合格になり、最悪の場合は今後カードローンが利用できなくなる。
また、1社あたりの借入金額が少なくても、借入件数が多すぎれば審査通過は難しくなる。
借入先が多すぎると返済管理が困難になって遅延する可能性も出てくるので、審査には通りにくくなる。多重債務者は審査で不利になるのだ。
収入の額よりも安定感を重視
楽天銀行スーパーローンの審査では収入額よりも収入の安定度が重視される。
1か月の収入額が多くても、年単位で安定していなければ返済が滞る可能性があるからだ。
1ヶ月の収入が5万円〜50万円で変動するフリーランスが審査落ちし、毎月安定して10万円を稼いでいるアルバイトが審査に通ることもある。
毎月の返済が遅延しないように、安定した収入を確保することが重要だ。
金利 (実質年率) | 年1.9%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短翌日 |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・満20歳以上62歳以下の方 ・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住権もしくは特別永住権の取得が必要) ・お勤めの方で毎月安定した収入がある方(または専業主婦の方) ・楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 ※専業主婦やパート・アルバイトの方は60歳以下の方に限定 ※楽天銀行が認めた場合は不要 |
担保・保証人 | 不要 |
楽天銀行スーパーローンの審査申し込みから借り入れまでの流れ
楽天銀行スーパーローンでは、申込をしてから借入までに4つのステップを踏む必要がある。
ここからは、それぞれのポイントを詳細に解説する。
在籍確認を受ける
楽天銀行スーパーローンでは申込者の職場に電話で在籍確認を行う。在籍確認とは、申込者が申告してきた職場へ実際に所属しているのか確かめる作業のことだ。
電話での在籍確認によって、周囲に借入を知られるのが不安な人もいるだろう。
ただ、在籍確認では、非通知かつ担当者の個人名で電話がかかってくるため、カードローンの申込を知られることはない。
また、本人が電話に出られなくても、会社の人から「〇〇は席を外しております」と言ってもらえれば在籍確認は完了する。事前に電話がかかってくることが分かっていれば、周囲に言っておくのも一つの手である。
必要書類を提出する
カードローンで融資を受けるには、名前・生年月日・申込住所・顔写真の確認ができる本人確認書類の提出が必須だ。また、借入希望額が50万円を超える場合は収入証明書類が必要だ。
必要書類として使えるものは、以下の通りである。
①本人確認書類(下記から1種類または2種類を提出)
- 運転免許証・運転経歴証明書
- マイナンバーカード(顔写真付)
- パスポート(現住所の記載が必要)
- 住民基本台帳カード(顔写真付)
- 健康保険証
- 各種年金手帳、福祉手帳
- 公共料金の領収書
- 在留カード(日本国在住で外国籍の方の場合)
②収入証明書類(以下のいずれか1種類を提出)
- 源泉徴収票
- 課税証明書(所得証明書)
- 市県民税特別徴収税通知書
- 個人の確定申告書
これらの書類は郵送またはオンラインでの提出が必要だ。申込前に準備しておけば、スムーズに手続きを進められるだろう。
カードが郵送される
必要書類の確認が終わればローンカードが郵送される。
ローンカードは契約完了した翌営業日に簡易書留で発送されるため、契約当日に受け取ることはできない。
簡易書留は手渡しになるので、受け取れなかった場合は再配達の手続きが必要となる。
また、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇は発送日が異なることがあるため、先に確認しておこう。
ATMで借入を行う
ローンカードが受け取れれば、全国10万台以上のATMで借入ができる。
借入手数料は提携先によって異なるが、多くの提携銀行で無料となっている。手数料無料の提携金融機関は、以下の通りだ。
- セブン銀行
- ローソン銀行
- イーネットATM
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- Pat Sat
- イオン銀行
- 北都銀行
- 栃木銀行
- 愛知銀行
- 名古屋銀行
- 高知銀行
- 富山銀行
- 大光銀行
- きらぼし銀行
これ以外の銀行は、1万円以下の借入で110円(税込)、1万円以上の借り入れで220円(税込)の手数料がかかる。
これらの手順を理解して、スムーズに借入できるよう事前に申込準備をしておこう。
楽天銀行のカードローンの審査は厳しいのかについての詳しい解説はこちら。
楽天銀行スーパーローンの審査に合格するポイント
楽天銀行スーパーローンの審査に通るためには、以下の4つのポイントを意識しよう。
特に信用情報に傷をつけないことが重要となる。
在籍確認をスムーズに終わらせる
在籍確認は審査を受けるために必要な手続きだ。出来る限りスムーズに終わらせて、審査準備を進めておきたいところだ。
在籍確認をかけてもらう電話番号は、自分が出やすいものを指定しよう。
特に部署が多い会社は、自分の担当部署の電話番号や直通番号にしておくことで対応しやすくなる。
会社によっては個人情報保護の観点から、個人的な要件を取り継がない場合もある。
なので、自分に直接かかってくる番号を申告するのがおすすめだ。
信用情報を確認する
過去にカードローンやクレジットカードの延滞・滞納があると信用情報に傷がつく。
これはいわゆるブラックリストの状態であり、こうなると追加で借入することはできなくなる。
信用情報が不安な方は、以下の個人信用情報機関に開示請求しよう。
- CIC
- JICC
- JBA
開示請求は窓口・インターネット・郵送で行うことが可能で、手数料は1回1,000円程度だ。また、本人確認書類が必要になることもあるので、準備しておこう。
個人信用情報機関で確認できるのは、借入の申込件数・住所異動・勤続年数などである。
信用情報に傷がついている場合は数年間残り続けるため、申込まで時間を空けておこう。
正確な情報を提出する
提出する情報に虚偽や誤りがあった場合、審査落ちの原因となる。
特に以下の情報については、提出前に正確に記入できているか確認しておこう。
- 信用情報
- 借り入れ状況
- 本人属性
- 家族構成
- 勤務先
- 借り入れ希望額
- 返済期間
カードローンの申込では、借入状況や返済期間の情報は、返済能力の有無を確認するために特に重要だ。
これらの情報をわざと伝えなかった場合は、個人信用機関から嘘の情報だと確認できる。
嘘や誤った情報の提出は信用度の低下につながるため、間違いがないか確認することが重要だ。
書類を事前に揃えておく
楽天銀行スーパーローンでは以下の書類を提出する必要がある。
- 本人確認書類1〜2点
- 収入証明書1点(50万円以上借入の方)
必要書類に不備がないか、確認を怠らないようにしよう。
特に住所変更したまま本人確認書類の住所を変えていない場合や、結婚後に苗字変更をしていない方は要注意だ。
また、パスポートなどを提出する際は有効期限内のものか確認しよう。
楽天銀行スーパーローンの審査に落ちるケース
楽天銀行スーパーローンを利用したくても、以下のいずれかに該当する場合は審査に通りにくくなる。
安定した収入がない
安定した収入がないと、カードローンの審査に通るのは困難である。
審査では、返済能力の判断基準として、安定した収入が必要だ。
ただし、単に毎月収入があるだけでは不十分である。
例えば、転職したばかりで入社して6か月以内の場合、将来の雇用状況が不透明と判断され、審査で不利になることがある。
また、日雇いバイトや株の利益で生計を立てている場合は、収入が月によって大きく変動するため、不安定と判断されやすい。
年金や生活保護で暮らしている
年金や生活保護の受給者でもカードローンへの申込は禁止されていないが、返済能力が問題視されることが多い。
特に生活保護は不安視されやすい。この制度は資産が無く、生活費用が足りない場合にしか受けられない。
返済する余力などないと見なされ、借入することはできないだろう。
また、年金受給者の年金は収入として認められるが、返済能力が足りないと見なされ、審査に通るのは難しい。
3社以上の借入がある
借入件数が3社以上あると月々の返済額が急激に増加するため、返済能力に不安が残り、カードローンの審査が通りにくくなる。
借入したい場合は、先に完済して借入件数を減らしておこう。
借入件数が多いと「1社で増額申請すればよいのに、何かできない理由があるのではないか」と疑念を持たれることがある。
そのため、楽天銀行スーパーローンの借入前に件数を減らしておくのがおすすめだ。
楽天銀行スーパーローンの審査結果はいつ分かる?
楽天銀行スーパーローンの審査結果は、最短即日にメールで通知される。通過した場合は、メールが届いた直後に契約内容を確認するための電話がかかってくる。
ここでは、審査結果の確認方法を紹介するので参考にしてみて欲しい。
審査結果はメールで通知される
審査結果は合否に関わらず、メールで通知されるため、申込時のメールアドレスは正確に入力しよう。また、メールの受信設定で指定ドメイン「@cc.rakuten-bank.co.jp」がブロックされていないかを確認しておこう。
審査に通過していれば、フリーダイヤル「0120-988-411」から、契約内容確認の電話がくるので対応しよう。
審査に落ちてしまった場合は、理由を問い合わせても回答は得られない。
落ちた理由を分析し、次回の申し込みに備えよう。
審査状況はセンターに問い合わせるとわかる
楽天銀行スーパーローンの審査状況は、「楽天銀行カードセンターカードローンご案内専用ダイヤル」で確認できる。
無料のフリーダイヤル「0120-720-115」に問い合わせよう。
受付時間は平日9:00〜20:00であり、年末年始やGW期間中でも問い合わせ可能である。
審査は平日限定
楽天銀行のカードローンの審査は平日しか行われず、土曜・日曜・祝日に申し込みをしても即日審査は受けられない。
また、金曜の夜に申込むと、最短で翌週の月曜まで審査されない点に注意しよう。
すぐに借入をしたい場合は平日に申し込むことがおすすめだ。
また、審査が混み合っている場合、平日でも審査が終わるまで数日かかることがある。
楽天銀行スーパーローンで即日融資は受けられる?
結論から書くと、楽天銀行スーパーローンで即日融資を受けることはできない。
確かに申し込み当日に審査を受けることはできるが、審査が完了してもローンカードを受け取るまでに時間がかかるため、当日借入はできない。
ただ、ローンカードが既に手元にあれば、ATMの営業時間内に手続きすることで当日融資が受けられる。
これらのことから、即日融資を希望する場合は事前にローンカードを受け取っておく必要がある。
また、金曜日の夜や土日に申し込むと翌営業日まで手続きが進まないので、少しでも早く融資を受けたければ平日の早い時間に申し込みを行おう。
楽天銀行スーパーローンの審査ポイントを理解しよう
本記事では、楽天銀行スーパーローンの審査基準や合格するポイントなど審査に関する事項に焦点を当てて解説を行った。
楽天銀行のカードローンの審査基準は厳しいが、金利は年1.9%~14.5%と低水準である。これは多くの消費者金融の金利と比べても低くなっており、借入時のメリットが大きい。
審査に合格するには、必要書類に誤りがないように確認して提出することが重要だ。また、信用情報に傷をつけないことも大切である。
加えて、楽天銀行スーパーローンのキャンペーン期間中は楽天ポイントの還元などお得な特典もあるので、この機会に是非利用してみてほしい。
金利 (実質年率) | 年1.9%~年14.5% |
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審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短翌日 |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・満20歳以上62歳以下の方 ・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住権もしくは特別永住権の取得が必要) ・お勤めの方で毎月安定した収入がある方(または専業主婦の方) ・楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 ※専業主婦やパート・アルバイトの方は60歳以下の方に限定 ※楽天銀行が認めた場合は不要 |
担保・保証人 | 不要 |