急な出費などで100万円を借りる必要が出てきたが、金利の心配でカードローンに申し込めないという人もいるだろう。
しかし、安心してほしい。
そうした方のために、この記事ではオリックス銀行カードローンで100万円の借入を行った場合の金利や注意点などを詳しく解説している。
また、借入を行った後の返済の方法や注意点なども解説を行っている。
この記事を読んで、オリックス銀行カードローンの金利について理解を深め、借入の判断に役立ててほしい。
オリックス銀行カードローンで100万円借りる場合の金利は?
ここでは、オリックス銀行カードローンで100万円を借入した際の金利について説明する。
カードローンを利用する上で、金利は非常に重要な要素である。
金利が違えば、最終的な返済額も変わってくるからだ。
オリックス銀行カードローンを利用してみたいものの、金利が分からず不安という方は多いのではないだろうか。
この記事を読み進めていただければ、金利について深く理解できるはずだ。
それでは、オリックス銀行カードローンの金利について説明していこう。
オリックス銀行カードローンの金利は年1.7%~年14.8%の範囲
オリックス銀行カードローンの金利は、下限金利が年1.7%で上限金利が年14.8%となっている。
消費者金融の金利は多くの場合、金利は年3.0%から年18.0%程度の範囲となっている。
そのため、消費者金融と比較をすれば、低い金利水準が設定されているといえる。
その一方で、銀行系カードローンの中では一般的な水準である。
以下は銀行系カードローンの金利を比較した表である。
金利(年率) | 融資限度額 | |
オリックス銀行カードローン | 1.7%~14.8% | 10万円~800万円 |
三井住友銀行カードローン | 1.5%~14.5% | 10万円~800万円 |
楽天銀行スーパーローン | 1.9%~14.5% | 10万円~800万円 |
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 1.8%~14.6% | 10万円~500万円 |
カードローン | 東京スター銀行スター1.5%~14.6% | 10万円~1,000万円 |
カードローン | 住信SBIネット銀行1.99%~14.7% | 10万円~1,000万円 |
PayPay銀行カードローン | 1.59%~18.0% | ~1,000万円 |
みずほ銀行カードローン | 2.0%~14.0% | 10万円~800万円 |
イオン銀行カードローン | 3.8%~13.8% | 10万円~800万円 |
セブン銀行カードローン | 12.0%~15.0% | 10万円~300万円 |
りそな銀行カードローン | 1.99%~13.5% | 10万円~800万円 |
ろうきんのカードローン | 5.2%~8.4% | 10万円~500万円 |
この表からは、下限金利が最も低い銀行系カードローンは、三井住友銀行カードローンと東京スター銀行カードローンであることが分かる。その比率は1.5%だ。
また、上限金利が最も低い銀行はろうきんのカードローンの年8.4%である。
このように、オリックス銀行カードローンの金利の年1.7%~年14.8%という幅は他行と比べて平均的と言える。
審査の結果によって金利が決まる
実際に適用される金利は、年1.7%〜年14.8%の範囲内で審査によって決まる。
その審査の主な項目は以下の通りである。
- 借入希望額
- 他社からの借入状況
- 利用希望者の信用情報
一般的に、より多くの借入が認められれば、より低い金利が適用されやすくなる。
そのため、年1.7%の下限金利が適用されるのは、数百万円という多額の借入を行った場合に限られる。
次に、他社からの借入状況である。
日本では消費者の過度な借入を避けるため、借入可能な金額は年収の3分の1までとされている。
そのため、他社からの借入が既にあるとその分だけ借入可能な金額も低下し、その結果として高い金利が適用されやすくなる。
また、重要な審査項目として信用情報がある。
信用情報とは、信用情報機関に登録されているカードローン利用者のこれまでの返済歴などの情報である。
各金融機関は信用情報に登録されている内容を共有しており、新たに借入を希望する利用者の審査に役立てているのである。
この信用情報に、カードローンの返済が遅れたことや債務整理の経験があるといった利用者にとってネガティブな情報が記載されている場合がある。
そういったように信用情報に傷がついている場合には、より高い金利が適用されやすくなる。
100万円借りた場合の金利
では、オリックス銀行カードローンで100万円を借入れた場合の金利はどの程度になるのだろうか。
結論をいえば、年6.0%〜年14.8%である。
この年6.0%〜年14.8%の範囲内で主に信用情報などの審査結果をもとに、実際の適用金利が決定されることになる。
もし、オリックス銀行カードローンの金利についてより詳しく知りたくなったら、以下の記事を参考にしてみよう。
利息制限法による金利の上限
カードローンの金利を理解するためには、利息制限法による金利の上限を理解しておくことが重要だ。
この利息制限法によって、金融機関はカードローンに設定可能な金利の上限が定められているからである。
利息制限法では借入金額に応じて、異なる金利の上限を設定している。
ここでは、そうした利息制限法による金利の上限について詳しく解説を行う。
借入金額が10万円未満の場合
借入金額が10万円の場合、上限金利は年20.0%までと利息制限法によって定められている。
借入金額が10~100万円未満の場合
借入金額が10万円〜100万円未満の場合の金利は、年18.0%までである。
借入金額が100万円以上の場合
借入金額が100万円以上の場合の金利は、15.0%までである。
20.0%以上の金利が適用されることはない
上記のように、利息制限法によって金利の上限は借入金額に応じて年15.0%から年20.0%までと定められている。
これらの金利上限を超えた金利分については、利息制限に基づいて無効となる。
また、出資法においても年20.0%の上限金利を超える金利は刑事罰の対象となっている。
つまり、どの金融機関から借入を行っても年20.0%以上の金利が適用されることはない。
もし適用されている場合、その金融機関は「闇金」ということになるので絶対に使ってはいけないのだ。
オリックス銀行カードローンで100万円借りられる条件は?
では、オリックス銀行カードローンで100万円を借りられる利用者はどのような人だろうか。
その条件は主に以下の3つである。
- 相応の年収が見込める
- 信用情報に問題がない
- 所得証明書類を提出できる
これら3つの条件についてここでは詳しく解説を行う。
相応の年収が見込める
オリックス銀行カードローンで100万円借りられる1つ目の条件は、相応の年収が見込めることである。
総量規制に基づいて、消費者は年収の3分の1を超える金額の借入を行うことはできない。
そのため、100万円の借入を行いたい場合には最低でも300万円以上の収入が必要となる。
信用情報に問題がない
オリックス銀行カードローンで100万円借りられる2つ目の条件は、信用情報に問題がないことである。
カードローンの返済が遅れた経験や債務整理などの信用情報に傷が付くような過去があると、100万円を借りることが難しくなってしまう。
それに対して、そうしたマイナスの情報が登録されていない場合には、100万円を借入できる可能性がある。
所得証明書類を提出できる
オリックス銀行カードローンで100万円借りられる3つ目の条件は、所得証明書の提出が可能であることだ。
貸金業法によって、以下の場合には収入証明書の提出が義務付けられている。
- 1社から50万円以上の借入を行う場合
- 複数の金融機関から100万円以上の借入を行う場合収入証明書類
そのため、オリックス銀行カードローンでも、50万円以上の借入を希望する場合には所得証明書の写しの提出が求められるのである。
この所得証明書として利用できる書類は以下の通りである。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書または課税証明書
- 納税証明書
- 確定申告書(付表含む)
ただし、個人事業主や会社経営をしている人は源泉徴収票は利用できない。
また、確定申告書には税務署の受領印のあるものが必要である。
オリックス銀行カードローンに無利息期間はある?
オリックス銀行カードローンには、契約日の翌日から30日間の無利息期間が設定されている。
これは、その名の通り、契約日の翌日から30日間は利息が発生しないというサービスだ。
例えば、100万円を年14.8%で借入を行った場合、30日間の利息は約12,164円である。
この金額が契約日からの30日間については無料となるのだ。
ただし、この無利息期間のサービスを利用できるのは、オリックス銀行カードローンに初めて契約した利用者だけである。
また、無利息期間終了日の翌日からは通常の金利が適用されることになる。
そのため、無利息期間があるからといって、安易に借入を行うのは避けるべきだ。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
---|---|
審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |
オリックス銀行カードローンで100万円借りた場合の返済額は?
借入後の重要な点は、返済を着実に行えるかどうかである。
返済遅延は信用情報に悪影響を及ぼし、将来の借入やクレジットカード発行に影響する可能性があるからだ。
このように、借入前に返済の着実性を確認することが大事になってくる。
ここでは、オリックス銀行カードローンで100万円借りた場合の返済額について詳しく解説を行う。
オリックス銀行カードローンの最低返済額
オリックス銀行カードローンで100万円を借りた場合の最低返済額は、基本的に15,000円である。
基本的という注意書きがあるのは、オリックス銀行では返済方法がAパターンとBパターンという2つに分かれているからだ。
Aパターンは2020年3月までに申込を行った利用者で、Bパターンはそれ以降の利用者である。
また、AパターンからBパターンへの変更もマイページから可能である。
そのため、これからオリックス銀行カードローンの借入を検討している場合には、Bパターンでの返済を考えればよい。
その場合、50万円超100万円以下の借入残高では、15,000円が毎月の返済額に設定されている。
返済金額は借入残高に応じて段階的に変動していく
この返済金額は借入残高によって段階的に変動するという特徴がある。
より具体的には以下の通りである。
なお、オリックス銀行カードローンの利用を考えている人にとってはBパターンの返済となるため、ここでもBパターンでの返済を行う場合の返済金額を示している。
借入残高 | 返済金額 |
10万円以下 | 3,000円 |
10万円超30万円以下 | 6,000円 |
30万円超50万円以下 | 9,000円 |
50万円超100万円以下 | 15,000円 |
100万円超150万円以下 | 20,000円 |
150万円超200万円以下 | 25,000円 |
200万円超250万円以下 | 30,000円 |
250万円超300万円以下 | 35,000円 |
300万円超400万円以下 | 40,000円 |
400万円超500万円以下 | 50,000円 |
500万円超600万円以下 | 60,000円 |
600万円超 | 70,000円 |
このように借入残高が増えるに伴って、段階的に返済金額も増加していく。
返済シミュレーションを活用すると返済額や返済回数が分かりやすい
もし、様々な条件での返済額や返済回数について知りたい場合には、返済シミュレーションを利用するのがおすすめだ。
オリックス銀行の返済シミュレーションでは、金利と借入金額を入力するだけで、返済回数・総返済額・利息を計算してくれる。
このサービスを利用することで、返済額や返済回数を理解し、返済計画を立てるのに役立つはずだ。
オリックス銀行カードローンの毎月の返済方法
オリックス銀行では以下の3つの返済方法が用意されている。
- 口座引き落とし
- 提携ATM
- 返済専用口座への入金
ここではこれら3つの返済方法について詳しく解説を行う。
口座引き落とし
オリックス銀行カードローンで利用できる返済方法の1つ目が、口座引き落としだ。
口座引き落としとは、カードローンの利用者が指定した銀行口座から返済日になると自動的に返済金額が引き落とされるものだ。
この返済方法のメリットは、返済に遅れることがないことと手数料がかからないことである。
それに対して、デメリットは引き落とし口座として指定できない金融機関があることだ。
その引き落とし口座として指定できない機関は以下の通りである。
- 商工中金
- 農林中央金庫
- セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行などのネット系銀行(ただしPayPay銀行・楽天銀行は除く)
- 外資系銀行(SMBC信託銀行を含む)
- 漁業協同組合
- オリックス銀行
これらの口座しか保有していない場合には、新たに口座を作る必要がある。
提携ATM
オリックス銀行カードローンで利用できる返済方法の2つ目が、提携ATMからの振込だ。
オリックス銀行が提携しているATMは以下の通りである。
- セブン銀行ATM
- イーネット銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- 三菱UFJ銀行(MUFJ)ATM
- 三井住友銀行(SMBC)ATM
- 西日本シティ銀行ATM
- ゆうちょ銀行
この提携ATMからの振込のメリットは、手数料がかからないことと、全国10万台以上のATMを利用できることである。
デメリットとしては、各ATMによって返済可能な時間帯が異なる点である。
そのため、提携ATMでの返済を考えている場合には、返済可能な時間を事前に確認しておいた方がよい。
返済専用口座への振込
オリックス銀行カードローンで利用できる返済方法の3つ目が、返済専用口座への振込だ。
返済専用口座への振込は、どの銀行からでもいつでも返済が可能というメリットがある。
しかし、その一方で手数料がかかってしまうというデメリットがあることには注意が必要だ。
余裕があるときは随時返済の活用を
余裕があるときには随時返済を行うことをおすすめする。
随時返済とは、毎月の返済額とは別に追加で返済を行うことを指す。
例えば、ボーナスが入ったなどの臨時収入があった場合に、活用できるだろう。
この随時返済を活用することのメリットは、借入期間の短期化や利息負担の軽減である。
随時返済を行うことによって借入残高は減少する。
借入残高が減少すれば、これまでと同じ金額を返済し続けていても、最終的な借入期間を短期化することが可能だ。
借入期間が短期化されることによって、利息負担の総額も減らすことができる。
例えば、オリックス銀行カードローンで100万円を年利14.5%で借入れた場合を考えてみよう。
最低返済金額で毎月返済をし続けると、返済期間は243回で利息負担は合計1,320,126円にも及ぶ。
しかし、同じ金利で50万円の借入であれば、最低返済金額での返済を続けたとしても返済回数は151回で利息負担の合計は425,114円である。
つまり、借入残高を半分に減らすことで返済期間を60%程度にすることが可能であり、利息負担を3分の1にまで減らすことが可能だ。
このように随時返済を活用することで、返済期間を短縮しつつ利息負担も軽減できる。
そのため、資金に余裕がある際には随時返済を積極的に活用する方がよい。
オリックス銀行カードローンで100万円借りる場合の注意点
オリックス銀行カードローンで100万円を借りる場合には、以下の2つの注意点に気を付けることが重要だ。
- 無理のない返済計画を立てる
- 手数料のかからない返済方法を選ぶ
これら2つのポイントについて詳しく解説を行う。
無理のない返済計画を立てる
オリックス銀行カードローンから借入を行う際の1つ目の注意点は、無理のない返済計画を立てることだ。
オリックス銀行カードローンでは返済に遅れると、借入残高に対して借入利率に2.1%(年利)を加えた利率を掛けた遅延損害金がかかることになっている。
例えば、100万円を年14.8%の金利で借りて初回の返済に遅れると、100万円に年16.9%(年14.8%+ 2.1%)の金利を掛けた1日当たり約465円の遅延損害金が発生する。
約465円というと小さな金額に思われるかもしれない。
しかし、返済が1週間遅れた場合には約3,260円、1ヶ月遅れた場合には約13,972円となり、馬鹿にできない金額となる。
このように無理な返済計画を立てて返済計画が破綻してしまうと、遅延損害金の負担が重くなり、借入残高が減らせなくなる。
また、返済の遅れが長期化して、信用情報が傷つくのも非常に問題となる。
最悪の場合、他社からの借入や新しいクレジットカードの発行ができなくなってしまうこともありえる。
こうしたことから、無理のない返済計画を立てて、返済期日までに着実に返済を行えるようにすることが重要だ。
手数料のかからない返済方法を選ぶ
オリックス銀行カードローンから借入を行う際の2つ目の注意点は、手数料のかからない口座引き落としや提携ATMでの返済を選ぶことである。
手数料自体、1回あたり100円〜200円程度と少額であることが多い。
返済回数が多いと、振込手数料が大きな負担となる可能性もある。
例えば、100万円を年14.5%の金利で借入を行って最小返済金額で返済し続けた場合の返済回数は、251回である。
そのため、この返済に振込手数料を毎回支払っていると、3万円近い金額になる。
このように、一回あたりの手数料は少なくとも返済回数が多くなると負担も重くなってしまう。
手数料がかからない方法で返済をしていくのがよいと言える。
オリックス銀行カードローンで100万円借りる場合の金利を知りたいなら
オリックス銀行カードローンで100万円を借りる場合の金利を知りたいのなら、まずはオリックス銀行のHPから申込をしてみよう。
オリックス銀行カードローンで100万円を借りた場合の金利は年6.0%〜年14.8%で設定されている。
そして、具体的な金利の比率は個々人の状況によって決定される。
100万円を借りた場合に自分自身に適用される具体的な金利は審査後でないと分からない。
具体的な金利を知りたい場合には、気軽に問い合わせてみよう。
本記事では100万円を借りられる条件や注意点なども紹介してきた。
借入をする際は、ぜひ参考にして欲しい。
金利 (実質年率) | 年1.7%~年14.8% |
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審査時間 | 1週間程度 |
融資速度 | 1週間程度 |
無利息期間 | 最大30日間 |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 不要※ |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 20歳以上69歳未満 |
担保・保証人 | 不要 |