SMBCグループのSMBCモビットが提供するおまとめローンがあることをご存じだろうか。
おまとめローンとは、消費者金融・クレジットカードでのキャッシングを対象とした一種の救済措置サービスだ。
複数の借入先からの借金を一本化して返済できるようにしてくれる。
借金を一本化することで、利息負担の軽減・返済管理の簡略化など多くのメリットがある。
このサービスを、SMBCグループという知名度の高い企業グループで受けられるのは魅力的だ。
今回はSMBCモビットおまとめローンの特徴から、メリット・デメリット・審査基準・申込手順などを詳しく解説する。
(実質年率) | 金利貸付限度額 | 返済期限 | 返済回数 | |
SMBCモビットおまとめローン | 3.0~18.0% | 最大500万円 | 最長13年4ヵ月 | 最大160回 |
楽天銀行スーパーローン | 1.9〜14.5% | 10万円〜800万円 | 1年ごとに自動更新 | ー |
ろうきんのおまとめローンアシスト500 | 5.0% | 最大500万円 | 最長10年 | 最大120回 |
三菱UFJ銀行カードローンバンクイック | 1.8〜14.6% | 10万円〜500万円 | 1年ごとに自動更新 | ー |
百十四銀行の114おまとめローン | 4.8~14.5% | 1万円〜500万円 | 6ヶ月以上15年以内 | 6回〜180回 |
セブン銀行カードローン | 12.0~15.0% | 10万円~300万円 | 1年ごとに自動更新 | ー |
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SMBCモビットのおまとめローンは総量規制の対象外?
総量規制とは、年収の3分の1を超える貸付が原則禁止とされる、貸付側に求められるルールのことを指す。
過度な借入から消費者を守るための規制だが、この総量規制が適応されないケースがあることをご存じだろうか。
総量規制の有無は、借入可能な金額の上限額に大きく影響してしまう。借入先を選ぶうえでも重要なチェックポイントといえるだろう。
以下でSMBCモビットが対象外かどうかと合わせて、総量規制の対象について解説する。
例外貸付にあたるため総量規制の対象外
総量規制は全ての借入を対象とした規制ではなく、対象は貸金業者からの個人への貸付に限られる。
そのため、法人への貸付や、クレジットカードでのショッピングには適応されない。
他にも、消費者の利益に支障をきたさない貸付も対象外とされる。
これは「例外貸付」と呼ばれ、貸金業者に該当しない銀行・信用金庫・信用組合などの借入が該当する。
貸金業者以外からの貸付、つまり「例外貸付」となり総量規制の対象外となる。
資金使途が限られる
SMBCモビットのおまとめローンは、返済専用のローンであることにも注意だ。
SMBCモビットのおまとめローンは、複数の貸金業者からの借入をひとつにまとめるものだ。
これにより、返済金額を軽減したり、返済計画を立てやすくしたりすることを目的としている。
用途もそれに限定されているため、必然的に返済専用となるのである。
そのため、借入用のカードローンを探している人のニーズには合わない。
SMBCモビットのおまとめローンの申込条件
複数の金融業者からの借金返済に追われていて、今すぐにでもSMBCモビットのおまとめローンを利用したい人もいるだろう。
そんな人でも申し込める条件になっているのだろうか。
SMBCモビットのおまとめローンは、利用者に借金がある前提の特殊なサービスだ。
借入額や借入期間の規定のような特殊な条件がないか、心配している人もいるはずだ。
しかし、実際は申込において上記のような縛りは一切ない。
救済措置なだけあって、申込条件は次の通りかなりシンプルだ。
- SMBCモビット会員であること
- まとめる対象の借入が消費者金融・クレジットカードでのキャッシング(無担保ローン)であること
つまり、まず必要になるのはSMBCモビットへの申込だ。そこで、ここからはSMBCモビットへの申込条件について詳しく解説する。
申込できるのは満20~65歳の安定した収入のある人
申込基準について公式がはっきり基準を示しているのは「満20~65歳」という年齢制限のみとなる。
併せて、あいまいな表現だが「安定した収入」があることも条件とされている。長期的に見て、返済能力があるかどうかが重視されているのだ。
SMBCモビットの基準を満たす人
特に、専業主婦(主夫)やパート・アルバイトの人の申込条件について基準を満たす必要性が言及されている。
SMBCモビットの基準の内容については、公開されていない。しかし、申込時に申請する内容は以下の通り標準的な内容だ。
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 連絡先(メールアドレス、電話番号など)
- 年収
- 契約希望額
- 利用目的
- 最終学歴
- 国籍
これらの情報から、基準に合うか判断される。審査前の申込の段階であることも加味して、基準の内容はシンプルであることが予想される。
アルバイト・パート・自営業でも申込可能
SMBCモビットの申込に、職種についての制限は一切ない。そのため「安定した定期収入」さえあれば、アルバイト・パート・自営業でも問題なく申込可能だ。
あくまで審査ではなく申込基準であるため、広く窓口を設けていると推測できる。
通常のカードローンの審査よりは厳しい可能性がある
SMBCモビットのおまとめローンを利用するためには、まずはSMBCモビット会員に申し込む必要があった。
申込をするためには「満20~74歳」の年齢制限と「安定した定期収入」という収入面の制限を2点のみクリアすればよい。
ただし、SMBCモビットの年齢上限は74歳だが、SMBCモビットおまとめローンの年齢上限は65歳となっている。この点のみ注意が必要だ。
かなりシンプルで一見易しい審査基準にも見えるだろう。しかし、SMBCモビットは三井住友カードが提供するカードローンブランドだ。
他の消費者金融や信販会社の発行するカードローンと比較すると、審査基準は厳しくなる。
以下の記事にSMBCモビットのおまとめローンについて詳しくまとめられているので、確認してみてほしい。
SMBCモビットのおまとめローンの審査基準は?
おまとめローンでは、どのような審査基準が設けられているのだろうか。
複数の借金を管理するおまとめローンは、通常のカードローンやキャッシングほど身近なサービスではない。
利用者が発信する情報も少ないのが現状だ。以下でSMBCモビットのおまとめローンの審査基準について詳しく解説する。
審査基準は公表されていない
多くのカードローンと同様、SMBCモビットおまとめローンの審査基準は公表されていない。
基本的には、クレジットカードの審査と同じく「信用情報」と「本人の属性」を中心に融資の判断をしていると推測できる。
「信用情報」とは、いわゆるクレヒス(クレジットヒストリー)のことだ。
それまでのクレジットカードやローンの申込情報・契約内容・他社での借入状況・支払い状況などを調べられる。
「本人の属性」とは支払い能力に関わるスペックのことだ。具体的には職業・勤務先・年収・家族構成などが調べられる。
これらが審査基準にマッチした場合、SMBCモビットのおまとめローンが利用できるようになる。
通常のカードローンの審査よりは厳しい可能性が高い
一般的なカードローンでは借入金額が数十万円の取引から可能であるのに対して、おまとめローンでは数百万円の単位で借入が発生する。
これはおまとめローンが複数の借金を一本化するサービスであり、必然的に借入金額が大きくなるためだ。
そして、借入金額が大きくなるほど貸し付ける側も慎重な判断が求められるため、審査が厳しくなる傾向にある。
SMBCモビットのおまとめローンも例外ではない。同じSMBCグループのサービスの中でも審査が厳しいサービスとなっている。
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SMBCモビットのおまとめローンの金利は?
SMBCモビットのおまとめローンの金利は実質年率3.0%~18.0%となっている。
かなり金利の設定に幅があるのがわかるだろう。これはカードローンの特有の特徴で、借入金額が大きくなるほど金利が低くなる仕組みになっているのだ。
特におまとめローンのサービスにおいては、複数の借金を一本化するため借入金額が大きくなる。
そのため、借入残高に応じて変動する金利を低く抑えられる可能性が高くなるのだ。
(実質年率) | 金利年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | ー |
融資速度 | ー |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満年齢20才~65才の安定した収入のある方(当社基準を満たす方) アルバイト、パート、自営業の方も利用可能 |
担保・保証人 | 不要 |
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SMBCモビットのおまとめローンの申込手順
申込手順は既にSMBCモビット会員か、新規で会員の申込から進めるかで異なる。既に会員の場合はコールセンターから手続きが可能となる。
電話で借入情報のヒアリングを受けるだけでいいので手軽だ。新規の場合は、まずSMBCモビット会員に登録する必要がある。
これには審査が必要となるが、すべてWeb上で完結するので来店の手間もなくスピーディに進行する。
以下で詳しく申込方法を紹介していく。
Webで申込
SMBCモビット会員でない場合、まずは会員登録の申込からスタートする。
申込は「満20~74歳の安定した収入のある人」という申込基準をクリアしていれば誰でも可能だ。
ただし、SMBCモビットおまとめローンの年齢上限は65歳であるため注意して欲しい。
パソコンやスマートフォンを利用して、公式Webサイト上から手軽に申し込みが可能となっている。
初めに「同意事項」と「SMBCモビットカード会員規約」を確認のうえ同意する。
その後5分程度で記入できる「申込内容」を記入する。「申込内容」で記入するのは名前・連絡先・年収・契約希望額・利用目的などだ。
これを経てSMBCモビット会員に登録すると、電話で借入情報などのヒアリングがされる。この情報をもとに、審査が行われるのだ。
審査・審査結果通知
審査はSMBCモビットの独自の基準で行われる。その内容については、一切公表されていない。
審査結果はメール・SMSで通知される。電話を希望する場合は、希望の連絡先に担当者個人名で通知の連絡が来る。
周囲に知られずに申込できるよう配慮されているのだ。所要時間は、最短15分となっている。※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合あり
簡易審査であれば10秒程度と公表されているが、SMBCモビットおまとめローンに関しては公表されていない。
ただし、おまとめローンは利用金額の大きい取引になるため、審査の所要時間も自然と長くなる。
契約
審査に通過すれば、契約が可能になる。契約手続きもWeb上で完結するのが嬉しい。自宅のPCやスマートフォンで契約手続きを完了させよう。
完了すると他社返済のための融資が受けられる。
SMBCモビットから借入先へ振込
融資はどのような流れで受けられるのだろうか。
おまとめローンでは返済用の金額が自分の口座に振り込まれ、返済先に自分で入金しなければならないケースもある。
しかし、SMBCモビットおまとめローンの場合、SMBCモビットが直接返済先に入金してくれる。
これを「振込代行」という。振込をしたり領収書等の提出をしたりする必要がなくなるのだ。
SMBCモビットのカードローンを利用しているならコールセンターで申込
すでにSMBCモビットの会員であれば、Webでの会員申込のステップは不要だ。直接コールセンターに問い合わせることで、申込可能となる。
電話口で借入情報などのヒアリングを受けることでおまとめローンへの申込が完了する。それ以降の審査・審査結果通知・契約・振込は新規の人と同じ流れで進行する。
SMBCモビットのおまとめローンの申込時に必要な書類は?
ここからは、おまとめローンの申込時に必要な書類を解説する。なにか特別な書類は必要なのだろうか。
必要書類の中には、場合によって準備に時間がかかる書類も必要になる。
すぐにでも融資を受けたい人には歯痒い時間になるだろう。必要書類は早めに準備しておくことをおすすめする。
ただし、急ぎすぎて情報に誤りがある書類を出しては、再提出で余計に時間がかかることになる。
急いでいる時にこそ必要書類を正しく、慎重に準備して欲しい。
本人確認書類
まず、本人確認書類を用意しよう。具体的には、運転免許証・マイナンバーカード※・健康保険証などが該当する。
運転免許証があれば運転免許証の用意が望ましいと公式サイトで言及されている。
顔写真が記載されており、情報更新頻度が高い公的書類であるためだと推測できる。
更新期限が過ぎていないか、住所変更は済んでいるかなど、正しい情報が記載されているかを確認して欲しい。
※個人番号(マイナンバー)が記載されている本人確認書類または収入証明書類などをご提出いただく際は、個人番号(マイナンバー)が記載されている箇所を見えないように加工して、ご提出いただきますようお願いいたします。
収入証明書
次に、収入証明書が必要となる。以下の中から直近で発行されたものを1点選び提出する。
- 源泉徴収票の写し
- 税額通知書の写し
- 所得証明書の写し
- 確定申告書の写し
- 給与明細書の写し
ただし「給与明細書の写し」の場合は直近の給与明細書2か月分が必要となる。
また、賞与を受け取った人は年間の賞与額が確認できる賞与明細書も必要となる。
いずれも現在の勤め先での収入について記載されたものを用意することが必要だ。
SMBCモビットのおまとめローンのメリット・デメリット
おまとめローンにはどのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあるのか。以下で詳しく解説する。
メリット:返済日が1日にまとまり管理しやすくなる
複数の貸金業者から借金すればするほど、月々の返済日が増えてしまう。返済日と返済額の管理はもちろん、返済の手間も負担になる。
借金を一本化し返済日を月1日にまとめれば、負担を大きく削減できる。
また、管理がしやすくなることで返済計画を立てやすくもなるため、精神的な負担も減るだろう。
メリット:金利を下げられる可能性がある
金利は、利息制限法に基づいて貸入価格に応じて決まる。以下の表で確認して欲しい。
借入金額 | 上限金額 |
---|---|
借入金額 | 上限金額 |
10万円未満 | 年率20.0% |
10万円以上100万円未満 | 年率18.0% |
100万円以上 | 年率15.0% |
借入金額が大きいほど、金利が少ないことがわかるだろう。多く借りた方が金利は抑えられる。
つまり、複数の貸金業者から少額ずつ借りるよりも、借金を一本化してひとつの借入先でまとめた方が金利を抑えられるのだ。
メリット:月々の返済額が軽減される可能性がある
借金を一本化することで、月々の返済額が軽減される可能性がある。これもやはり借入金額が大きくなることの恩恵だ。
毎月支払わなければならない最低金額を「約定返済額」と呼ぶ。「約定返済額」は借金が大きいほど少なく設定される。
トータルの借入金額が少なくなるわけではないが、月々の支払額の負担を抑えられることになる。
また、おまとめローンに切り替えるタイミングで返済計画を見直すことで、無理のない返済金額に再設定も可能だ。
こちらも借入金額には干渉しないが、月々の生活と返済のバランスを見直して負担軽減になる場合がある。
デメリット:返済期間が長くなり返済の総額が増える可能性がある
おまとめローンを使えば、返済計画の見直しで毎月の返済金額を負担の少ない額に調整可能だ。
しかし、月々の返済の負担軽減を優先しすぎると、その分返済期間が長くなる。
借金一本化で複数に借金していた時よりも、金利は抑えられている。
しかし、長期的に利息を払い続けていれば、総支払額が増えてしまうリスクが上がるのだ。
たとえ総支払額が増えたとしても、毎月無理のない返済をして生活を守るのか。
毎月の返済が減っても、総支払額が増えれば元も子もないと考えるのか。
月々の負担と総支払額のバランスをよく考えた返済計画を立てよう。
デメリット:金利が上がってしまう可能性がある
おまとめローンは、バラバラの少額の借入金額をまとめて高額の借入に変更する。
その金利差を使って月々の返済負担を減らしているのだ。しかし、この金利差が狙い通り生じないケースもある。
もともと借金していた借入先の利率が、変更したおまとめローンよりも低かったケースがこれに該当する。
この場合、金利差が逆に作用して金利が上がってしまうのだ。
それでも返済日・返済先の統一というメリットは残るが、毎月の返済額が想定外に増えるのは大きなデメリットとなるだろう。
特に、元々の借入先が銀行カードローンなど低金利のサービスだった場合は注意が必要だ。
デメリット:一般的なカードローンより審査が厳しい
そもそも、カードローンの審査では「利用者に貸し付けた金額をきちんと返済できるか」の判断をされるのが定石だ。
そのため、貸付予定の金額が高額になるほど審査は厳しくなる。おまとめローンは借金の一本化をするため、必然的に借入金額が高額になる。
高額な取引になれば、貸し付ける銀行や金貸業者も慎重にならざるを得ない。
そのため、一般的なカードローンよりも審査が厳しくなってしまうのだ。
SMBCモビットのおまとめローンについて詳しくは知りたい方はこちら。
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「毎月の返済額」には借入金額と月数、「返済金額」には借入額と毎月の返済金額を入力する。
ただし、結果はあくまで参考値だ。実際の返済額や返済月数が保証されるものではないため、注意して欲しい。
複数の借入をまとめたいならSMBCモビットのおまとめローンをチェック
複数の借金を一本化して毎月の負担を減らすおまとめローンも、信頼のある銀行が運営するSMBCモビットのものを選べば安心だ。
金利を抑えながら無理のない返済計画で借金と付き合っていける仕組みを提供してくれる。
- 今月も複数のバラバラの借入先に返済して管理が大変だった
- 返済に追われて返済計画の見直しまで手が回らない
- 返済額が大きく心身ともに負担を感じている
複数の借金で上記のような状況にある人は、SMBCモビットのおまとめローンを検討してみよう。
(実質年率) | 金利年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | ー |
融資速度 | ー |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満年齢20才~65才の安定した収入のある方(当社基準を満たす方) アルバイト、パート、自営業の方も利用可能 |
担保・保証人 | 不要 |
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