カードローンを計画的に利用するためには、確実に返済することが重要である。
カードローンでは毎月決められた期日に返済をしなければならない。
返済日はカードローンごとに異なるため、事前に確認しておく必要がある。
では、楽天銀行のカードローンの返済日は実際いつなのだろうか。また、返済日の選択肢はどれくらいか知りたい人もいるはずだ。
今回の記事では、楽天銀行のカードローンの返済日について説明する。また、返済遅延しないためのポイントも解説する。
楽天銀行のカードローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にして欲しい。
楽天銀行のカードローンの返済日はいつ?
楽天銀行のカードローンの返済日は、毎月1日、12日、20日から選べるようになっている。
また、条件を満たせば27日を返済日に指定することも可能だ。
ここからは、楽天銀行のカードローンの返済日について詳しく紹介しよう。
毎月1日、12日、20日から選べる
楽天銀行のカードローンの返済日は毎月1日、12日、20日から選択できる。
選ぶ際には自分が忘れにくい日にちを選ぶと良い。
例えば、返済額を確保しやすい給料日後の日程を選ぶのがおすすめだ。
15日が給料日の場合は、20日だと給料日から近いので忘れにくいと考えられる。
27日は楽天銀行を返済口座に指定した場合のみ利用できる
楽天銀行の口座を持っている場合は、27日も返済日として指定できる。
ただし、返済口座として楽天銀行の口座を登録しないと選べないため、注意が必要だ。
月末にかけてクレジットカードの引き落とし・公共料金の支払いなどがある場合は27日の支払いをまとめて行いやすい。
返済日を変更できたり柔軟に対応してもらえる
大手銀行のカードローンでは、一度返済日を設定すると変更できない場合が多い。
しかし、楽天銀行のカードローンでは返済日を変更できるようになっている。
返済日を変更する場合は、楽天銀行カードセンターに問い合わせて、変更届を送ってもらうように依頼しよう。
変更届が届き次第、必要事項を記入したものを郵送し、手続きが完了となる。
適用されるまでは時間がかかるため、変更が決まったら早めに対応すると良い。
実際に適用される日は、変更手続き後に送られる重要事項書面もしくは楽天銀行のカードローンの会員サイト「メンバーズデスク」から確認しよう。
楽天銀行のカードローンの返済方法は?
楽天銀行のカードローンの返済は、毎月指定した日に登録口座から返済額が自動引き落としされるのが基本だ。
また、楽天銀行のカードローンの返済方式は「残高スライドリボルビング返済」である。
残高スライドリボルビング返済とは、借入残高に応じた一定額を返済する方式を指す。
残高スライドリボルビング返済には、以下の2パターンがある。
- 残高スライドリボルビング返済D
- 残高スライドリボルビング返済
なお、以前は利用限度額に応じて一定額を返済する「元利込定額返済」という返済方式もあった。
ただ、現在はこの方式を選べないため注意が必要だ。
ここからは、現在取り扱っている2つの返済パターンについて詳しく解説する。
残高スライドリボルビング返済D
残高スライドリボルビング返済Dは、初期に契約した際に選択される返済方式である。
この返済方式では、最低返済額が2,000円からとなっている。
利用残高ごとの返済額は以下のとおりだ。
ご利用残高 | 毎月の返済額 |
10万円以内 | 2,000円 |
10万円超30万円以内 | 5,000円 |
30万円超50万円以内 | 10,000円 |
50万円超100万円以内 | 15,000円 |
100万円超150万円以内 | 20,000円 |
150万円超200万円以内 | 30,000円 |
200万円超250万円以内 | 35,000円 |
250万円超350万円以内 | 40,000円 |
350万円超400万円以内 | 45,000円 |
400万円超500万円以内 | 50,000円 |
500万円超600万円以内 | 60,000円 |
600万円超700万円以内 | 80,000円 |
700万円超800万円以内 | 100,000円 |
表のように、借入残高が少ない場合は返済額が少なくなり、借入残高が多い場合は返済額が増えるようになっている。
残高スライドリボルビング返済
残高スライドリボルビング返済は、平成28年7月18日までに契約した方に限り変更できる返済方式である。
ただし、利用限度額が500万円以上の方は残高スライドリボルビング返済Dのみとなるため、注意が必要だ。
残高スライドリボルビング返済における利用残高ごとの返済額は、以下のとおりだ。
ご利用残高 | 毎月の返済額 |
10万円以内 | 2,000円 |
10万円超30万円以内 | 5,000円 |
30万円超50万円以内 | 10,000円 |
50万円超100万円以内 | 15,000円 |
100万円超150万円以内 | 20,000円 |
150万円超200万円以内 | 30,000円 |
200万円超250万円以内 | 35,000円 |
250万円超350万円以内 | 40,000円 |
350万円超400万円以内 | 45,000円 |
400万円超500万円以内 | 50,000円 |
残高スライドリボルビング返済の返済額は、残高スライドリボルビング返済Dと変わらない。
現在では新規で契約する際に選択できない返済方式であるため、基本的に「残高スライドリボルビング返済D」のパターンになると認識しておくと良い。
なお、返済形式については、楽天銀行のカードローンのページで詳しく解説しているため、気になる方はチェックしよう。
金利 (実質年率) | 年1.9%~年14.5% |
---|---|
審査時間 | 最短当日 |
融資速度 | 最短翌日 |
無利息期間 | ー |
借入限度額 | 10万円~800万円 |
収入証明書 | 必要 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・満20歳以上62歳以下の方 ・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住権もしくは特別永住権の取得が必要) ・お勤めの方で毎月安定した収入がある方(または専業主婦の方) ・楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社の保証を受けることができる方 ※専業主婦やパート・アルバイトの方は60歳以下の方に限定 ※楽天銀行が認めた場合は不要 |
担保・保証人 | 不要 |
楽天銀行のカードローンの次回の返済金額を確認する方法は?
返済金額は利用残高に応じて設定されている。
ただ、利用し続けていると次回の返済額がいくらになるか分からなくなるケースもある。
次回の返済金額は、メンバーズデスクで確認できる。
スマートフォンでの操作方法について解説しよう。
まず、メンバーズデスクにログインし、デスクトップにある「照会メニュー」をタップする。
そして、ご照会ページにある「請求内容照会」を選択すると、次回の返済金額が確認できる。
カードローンの返済し忘れを防ぐために、毎月の返済額を定期的に確認するように心掛けよう。
楽天銀行のカードローンで返済遅延しないためのコツは?
楽天銀行のカードローンを利用していく上では、返済が遅延することは避けたい。
楽天銀行のカードローンで返済遅延しないためのコツは、以下の3つが挙げられる。
- 期日までに返済口座に振込しておく
- 希望額を少なめに設定する
- 必ず返済のめどを立ててから利用する
それぞれのコツについて詳しく解説しよう。
期日までに返済口座に振込しておく
楽天銀行のカードローンを利用する際には、返済日までに登録した返済口座に振込することを忘れないようにしよう。
返済を忘れないためには、給与が入ったら返済口座に振込するのを習慣化させておくことがおすすめだ。
もしくは、給料が振込まれる口座と返済口座を一緒にしておくと良い。
自分に合った方法で、返済遅延の対策をしよう。
希望額を少なめに設定する
カードローンで借入し過ぎると返済額が高くなり、返済遅延を招く可能性も考えられる。
自分の収入に見合った返済額ではないと、返済期日までに資金を集められず、返済遅延するリスクが高まる。
借入希望額はできるだけ少なく設定して、必要以上に借入ないようにしよう。
必ず返済のめどを立ててから利用する
カードローンは、計画的に利用することが重要なポイントである。
借入額が大きくなるほど返済額も大きくなり、家計に大きく影響する。
そのため、カードローンを利用開始する前に、自分の収支バランスに合った借入額かどうかを十分に検討すべきだ。
楽天銀行のカードローンの返済日に返済ができなかった場合どうなる?
返済日に楽天銀行のカードローンの返済ができなかった場合は、どうなるか気になる方もいるだろう。
期日までに返済ができなかった場合は、以下のようなリスクが考えられる。
- 遅延損害金が発生する
- 督促状が届く場合がある
- 信用情報に傷がつく
- 財産を差し押さえられる
決められた返済期日に返済ができないと、遅延損害金が発生する。
遅延損害金は借入残高に対して年19.9%の割合のうち、日割りで算出される。
返済が遅れるほど遅延損害金が増え続けるため、注意が必要だ。
また、返済期日を過ぎると返済を促す督促状が届く場合もある。
この督促状には、振込先・連絡先などが書かれている。届いたら速やかに返済するのが望ましい。
さらに、長期にわたり返済が滞ると金融トラブルとして信用情報に記録される場合もある。
信用情報とは信用情報機関が持っている個人の信用に関わる情報で、カードローンの契約内容・取引状況などが記録されている。
督促の連絡が来て返済に応じない場合は、金融機関が裁判に申立てを行い、財産を差し押さえられる可能性もある。
このように返済期日を過ぎてしまい、それが長引くほど様々なリスクが生じる。
こうなると今後のカードローンの利用に影響を及ぼす可能性がある。
そのため、日頃から返済遅延しないように意識することが大切だ。
楽天銀行のカードローンを早めに完済するコツ
カードローンを利用すると毎月の返済が負担になるため、早めに完済したいと思っている方もいるであろう。
楽天銀行のカードローンを早めに完済するためには、返済計画を立てた上で随時返済も活用していくことがポイントである。
ここからは、楽天銀行のカードローンを早めに完済するコツを詳しく見ていこう。
返済シュミレーションを活用する
カードローンを早めに完済するためには、返済シミュレーションを活用すると良い。
返済シミュレーションは返済金額・返済期間を試算できるため、返済計画を立てるのに役立つものだ。
カードローンは完済までに期間を要するため、返済しても終わらない感覚になりがちだ。
ただ、返済シミュレーションで完済までの期間を把握することで精神的な負担が軽減できる。
また、完済までの期間を知れるため、より早く完済するために随時返済を検討しやすくなると考えられる。
随時返済については、この後詳しく解説する。
随時返済を視野に入れる
随時返済は、カードローンを早めに完済するための有効な手段の一つである。
これは、好きなタイミングで任意の金額を返済する方法だ。
毎月の決められた額を返済するだけではなく、随時返済も行うことで、返済期間の短縮・返済総額の削減につながる。
ただし、毎月の決められた額よりも多く支払うことになるため、生活に負担になる可能性がある。
そのため、資金に余裕があるタイミングで行うことが望ましい。
例えば、ボーナスなどの臨時収入が入ったとき・返済額が少なくなってきたときが該当する。
収支のバランスを見直す
カードローンを早めに完済するためには、収支のバランスを見直すことも欠かせない。
毎月の返済額を増額すれば、早めに完済を目指せる。
ただ、その分毎月の返済の負担が増えて収支のバランスが崩れる可能性がある。
収支のバランスが崩れて他の支払いが難しくなると、再度借入が必要になり完済が遅くなってしまう。
毎月の返済額を増額したり、随時返済を行ったりする場合は、他の支出を減らして収支のバランスを調整することも重要だ。
楽天銀行のカードローンの一括返済はいつでもできる?
カードローンを早めに完済するために、「一括返済」を検討している方もいるかもしれない。
これは、今後の借入残高・利息をまとめて返済する方法のことだ。
楽天銀行のカードローンではいつでも一括返済が可能となっている。
楽天銀行のカードローンの一括返済方法は複数種類あるため、自分の都合に合わせて返済しやすいとされる。
ここからは、楽天銀行のカードローンの一括返済について詳しく紹介する。
提携ATM・インターネット・振込での返済が可能
楽天銀行のカードローンは提携ATM・インターネット・振込で一括返済が可能である。
提携ATMでの返済は、ATMを使用して現金で返済する方法だ。
返済に利用できるATMは、銀行ATM・コンビニATMなど全国の約10万台以上のものが該当する。
ただし、ほとんどのATMでは硬貨を取り扱っていないため、注意が必要である。
インターネットでの返済は、メンバーズデスクにログインした上で返済する方法だ。
インターネットの環境があれば手続きが可能であるため、いつでもどこでも返済できるメリットがある。
振込での返済は、金融機関から返済口座に振込を行う方法だ。
返済口座は各利用者に用意されているため、楽天銀行カードセンターにて返済口座の情報を確認する必要がある。
なお、楽天銀行のカードローンの返済方法については、以下の記事でも詳しく解説している。
気になる方はぜひ参考にして欲しい。
自分のタイミングで返済ができる
一括返済は毎月の返済とは異なり、返済日は決められていないため、自分の好きなタイミングで返済できる。
ただし、一括返済するタイミングには注意が必要だ。
楽天銀行のカードローンでは、返済日の15日前に引き落とされる返済額が確定する。
この確定した返済額はキャンセルできない仕様になっている。
返済額が確定した後で期日前に一括返済をすると、後日確定した返済額が引き落とされ、超過返済した状態となってしまう。
超過返済となった分は、後日返金されるので安心してほしい。
ただ、余分に引き落とされるのを避けたい場合は、一括返済するタイミングを考慮しよう。
手数料がかからないため返済しやすい
一括返済方法のうち、ATMでの返済・インターネット返済は手数料がかからないため、返済しやすい。
ただし、振込での返済は振込する金融機関によって手数料が発生する場合がある。
振込で返済を検討している方は、事前に振込手数料を調べておくことをおすすめする。
楽天銀行のカードローンの返済や返済日に関する注意点
楽天銀行のカードローンの返済には、楽天銀行の口座を持っている方・楽天会員である方が利用しやすい特徴がある。
そのため、上記に該当しない場合は、返済する際にいくつか注意点がある。
では、どのようなことに注意すべきなのか、詳しく見てみよう。
日にちによっては登録不可の金融機関がある
楽天銀行のカードローンの返済日は、毎月1日、12日、20日、27日から選ぶことが可能だ。
ただし、27日は楽天銀行の口座を返済口座に登録した場合のみ選べるようになっている。
楽天銀行以外の金融機関のみ口座を持っている方は注意が必要だ。
さらに、27日以外の日にちも金融機関によって選べない場合がある。
それぞれの適用条件を確認しておこう。
例えばauじぶん銀行を返済口座に登録した場合は、1日・20日を返済日に指定できない。
よって、選べる返済日は12日のみとなる。
また、静岡中央銀行・沖縄海邦銀行 ・商工組合中央金庫の場合は12日を返済日として指定できない。
この場合は、1日もしくは20日が返済日となるのだ。
一部の金融機関では返済自体ができない
返済日に関係なく、楽天銀行のカードローンの返済口座として登録できない金融機関もある。
返済口座として登録できない金融機関は、以下の4つである。
- ゆうちょ銀行
- 大和ネクスト銀行
- ローソン銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- みんなの銀行
- UI銀行
上記しか口座を持っていない場合は、楽天銀行の口座開設を検討しよう。
なお、楽天銀行の口座開設はスマートフォンから手続きが可能で、最短で翌営業日から利用できる。
楽天会員だと審査が優遇される
楽天銀行のカードローンでは楽天会員だと審査が優遇される。※一部例外あり
これにより、楽天会員におすすめのカードローンとなっている。
楽天会員はポイントに応じて会員のランクが上がる。
具体的には、シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンドの順で上がる。
楽天銀行のカードローンでは楽天会員のランクに応じて優遇されやすい。
そのため、楽天会員のランクを上げるのは、楽天銀行のカードローンの審査通過につながると考えられる。
ただし、楽天会員であっても審査の優遇が必ず保証されているわけではないため、注意が必要だ。
楽天銀行のカードローンの返済日を知って確実に返済しよう
本記事では、楽天銀行のカードローンの返済日について解説を行った。
楽天銀行のカードローンの返済方法は、登録した口座から自動的に引き落とされる「口座振替」が基本となる。
楽天銀行のカードローンの返済日は、毎月1日、12日、20日の中から選べて、途中で変更することもできる。
さらに楽天銀行の口座を返済口座に登録する場合は、27日も返済日に設定できる。
ただし、一部の金融機関は返済口座として登録ができなかったり、返済日が選べなかったりする場合があるため、注意しよう。
楽天銀行のカードローンでは毎月指定した返済日に自動的に引き落としがかかる。
そのため、返済日までに必要な金額を返済口座に振込しておかなければならない。
期日までに振込せず返済遅延となると、遅延損害金が発生したり信用情報に傷がついたりする。
なので、次回の返済額を確認し忘れないうちに口座に振込するのが望ましい。
楽天銀行のカードローンの返済日を知って確実に返済するために、今回の記事を参考にしていただけると幸いだ。