カードローンを利用する際、自分の希望額を借りられるかどうか気にしている人は多い。
カードローンでは個別に利用限度額が定められ、その範囲内でしか借入はできない。特に、初めてカードローンを契約する場合は利用限度額が低めに設定されやすい。
利用限度額を超える金額を借入したい場合は、増額審査に通ることで限度額を引き上げることができる。これは、大手消費者金融のプロミスであっても例外ではない。では、そんな増額審査に合格するためには、一体どのような点に注意すべきなのだろうか。
そこで本記事では、プロミスの増額審査について詳しく解説する。審査の方法や審査を通過しやすくなるポイントについてもまとめているので、ぜひ参考にして欲しい。
プロミスの増額審査とは?
そもそも、プロミスの増額審査とはどういうものなのだろうか。
これは、現在の利用限度額を増やしたい時に受けなければならない審査のことだ。
プロミスでは、利用限度額の増額を申込すると改めて審査が行われ、通過すれば利用限度額は増える。ただ、必ずしも通過できるわけではなく、初回審査時よりもチェック項目が増えることで基準が厳しくなることがある。
一般的にカードローンの増額審査では主に返済能力が重視され、具体的には以下のような点が確認される。
- 返済の遅延はないか
- 収入の変化はあるか
- 半年以上の利用実績があるか
この時、年収が下がっていたり返済の遅延があれば、利用限度額を現在よりも減らされる可能性もある。
また、増額申請においては半年以上の利用実績があるかどうかで審査の通りやすさが変化すると言われている。
安易に増額申請をするとかえって借入できる金額が減ってしまうこともあるため、増額の申込は慎重に行うべきだ。
プロミスの借入について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にして欲しい。
プロミスの増額審査に必要なものと申し込み方法
プロミスで利用限度額を増額したい場合は、以下の方法で申し込む。
- インターネットの会員サービスから申し込みする
- プロミスコールへ電話する
必要書類の種類
プロミスで増額審査を受ける際、以下の条件に該当する場合は収入証明書の提出が必要だ。
- 希望の借入額が50万円を超える
- 希望の借入額と他社での利用残高の合計が100万円を超える
収入証明書として利用できる書類は、以下のものとなる。
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 税額通知書
- 所得(課税)証明書
- 給与明細書(直近2か月分)+賞与明細書(直近1年分)
これらの書類は基本的に最新のものを準備しなければならない。多くの場合は勤務先へ請求することになり、手元に届くまでに時間がかかる場合もある。
したがって、増額審査の準備は早めに始めることが重要だ。
インターネットの会員サービス
公式サイトにある会員サービス内の「限度額変更のお手続き」から申し込みを行う場合、24時間いつでも申し込みが可能だ。
増額手続きの手順は、必要事項を入力して審査結果を待つのみである。借入希望額が50万円を超える場合などは収入証明書が必要なので、事前に準備しておこう。
審査は収入証明書の提出がなければ最短30秒で、提出ありでも最短30分で完了する。結果がすぐに分かるようになっているので、積極的に利用してみよう。
なお、審査の受付時間は9時〜21時まで(土日祝を含む)と限定されている。時間外に申し込みをした場合、審査結果は翌日にならないと確認できないので注意しよう。
プロミスコール
インターネット以外の申し込み方法としては、プロミスコール(0120-24-0365)への電話がある。
限度額を増額したい旨をオペレーターに伝え、指示に従って必要事項を回答することで増額審査の結果を確認できる。
また、必要書類の提出は、Web・アプリ・自動契約機の3パターンで行える。
Web・アプリでの申込はインターネットが使用できれば、いつでもどこでもできるので便利である。
インターネットが苦手であれば、自動契約機で提出しよう。
ただし、プロミスコールの受付時間は平日の9時~18時に限定されているので注意が必要だ。
オペレーターと直接会話をしながら手続きを進めるため、疑問点や不安点があればその場で確認もできる。プロミスコールは、インターネットでの操作が不安な方にはおすすめだ。
プロミスの増額審査を通過するためのポイント
プロミスの増額審査を通過するためには、次のポイントを押さえておく必要がある。
- プロミスの利用実績がある
- 安定した収入があり返済能力に優れている
- 信用情報に問題がない
それぞれのポイントについて解説するので、確実に理解してもらいたい。
プロミスの継続的な利用実績がある
実際にプロミスで借入をして遅滞なく返済を続けていれば、増額審査で高い評価を得やすい。
カードローンを未使用のまま増額を申し込むと利用実績がないとみなされ、審査に悪影響が出る。
利用限度額の増額を希望するのであれば、実際に借入や返済を行ってプロミスを継続的に利用しておくことが重要だ。
一般的な目安としては、半年以上のカードローン利用実績をつくってから増額の申込をするのが望ましい。
安定した収入があり返済能力に優れている
最初の申し込み時よりも年収が増えて毎月の収入が安定していると、増額審査を通過する可能性が高くなる。カードローン会社は、収入があって返済能力に問題ない方にはカードローンを積極的に利用してもらいたいと考えるからだ。
また、プロミスは総量規制の対象となっている。総量規制とは利用者の年収の3分の1以上を越えた貸付を禁止する制度のことだ。
つまり、年収が高ければその分利用限度額も高くなりやすい。単純に年収が増えれば貸付できる金額も増え、増額審査に通りやすくなるのだ。
増額審査では、通常収入が増加したことを示す収入証明書の提出を求められるため、事前に準備しておくことが望ましい。
信用情報に問題がない
増額審査では、新規申込時の審査と同様に信用情報が確認され、傷があった場合は審査に通らない恐れがある。
信用情報が傷つく原因として、他社借入の返済遅延・延滞が挙げられる。何らかの原因で返済が遅れた場合、その事実は信用情報に記録される。信用情報が傷ついていれば、プロミスに「申込者は返済能力に乏しい」と判断され、審査に時間がかかったり不合格になる可能性が高まる
一度でも返済の延滞が生じると、その情報は最低でも5年間は残ってしまう。信用情報に傷をつけないためにも、返済日を把握して期日までの返済を確実に行おう。
信用情報機関に自分の情報開示を請求することもできるため、信用情報に不安がある場合は、一度確認しておこう。傷がついていた場合は、申し込みまで間を空けておくなどの対策が必要だ。
金利 (実質年率) | 年4.5%~年17.8% |
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審査時間 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短3分 ※状況によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
借入限度額 | 1万円~500万円 |
収入証明書 | 以下に該当する場合は収入証明書の提出が求められます。※ ・プロミスの利用限度額が50万円を超える場合 ・プロミスと他社貸金業者の合計借入金額が100万円を超える場合 ・前回プロミスに収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満18歳以上74歳以下(高校生を除く) |
担保・保証人 | 不要 |
プロミスで限度額を増額するメリットとデメリット
ここからは、プロミスの増額審査を受けるメリットとデメリットについて紹介しよう。
プロミスを効果的に活用するためにも、各ポイントを正確に把握しておくことが大切だ。
メリット:金利の軽減
カードローンの金利は利用限度額に基づいて決定され、一般的には利用限度額が高いほど金利は低くなる傾向にある。また、上限金利は利息制限法によって定められており、具体的には以下のようになる。
貸付金額 | 上限金利 |
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10万円未満 | 20.0% |
10万円以上100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
プロミスの金利は4.5%〜17.8%の間で設定される。借入額が100万円未満の場合は、上限金利の17.8%が適用されることが多い。
そのため、利用限度額を増額して100万円以上にできれば、上限金利は必然的に下がる。プロミスであれば、最低でも17.8%から15.0%まで金利を下げられるのだ。
つまり、他社のカードローンを新たに契約するよりもプロミスの利用限度額を増額した方が、金利を抑えられる可能性がある。
ただし、利用限度額が100万円を超えている場合は、増額しても上限金利は15.0%のままである。
この場合の金利は、プロミスの利用実績や判断基準に従ってそれぞれの利用者毎に決定される。
そのため、既に利用限度額が100万円以上の場合は、増額しても金利が下がらないこともあるので注意が必要だ。
メリット:返済管理の一本化
プロミスの利用限度額を増やすことで、他社からの借入をプロミスで一本化できる場合がある。
複数の借入があると、返済金額や方法、期日の違いから管理が煩雑になって返済を忘れるリスクが上昇する。
仮に返済忘れがあれば、信用情報に傷がついて今後のカードローン利用に悪影響が出てしまう。
複数のカードローンを管理する自信がなければ、プロミスでまとめることも検討しよう。
なお、まとめる際は、増額した分をプロミスから借り入れて他社の残高を返済し、プロミスに返済先を変更する流れになるので覚えておこう。
デメリット:返済の長期化
利用限度額が増額されて高額借入ができるようになると、借入額が膨らんで返済が長期化するリスクがある。
返済期間が長くなると利息がかさみ、総返済額が増えてしまう。
無計画に借入をするのではなく、返済シミュレーションで計画をしっかりと立てて効率よく返済を行おう。
デメリット:不必要な借入の増加
利用限度額を増額して借入できる金額が増えると「使えるお金が増えた」と勘違いしてしまうかもしれない。
しかし、カードローンを利用した後には、利息を含めて返済を必ずしなければならない。ついつい借入をし過ぎてしまうと、返済が困難になって生活が苦しくなる恐れもある。
そのため、不必要な借入はせず、必要最低限に金額を抑えるように心がけて欲しい。
プロミスの限度額増額がおすすめな人
プロミスの増額審査は、どのような人が受けるべきものなのだろうか。
ここからは、前述したメリットとデメリットを踏まえて限度額増額がおすすめな人の特徴を解説する。
プロミスからの信頼度が高い人
プロミスでの利用実績・返済実績があり、信頼度が上がっている人であれば、増額審査に通りやすい。
利用限度額が上がれば、金利が下がり返済負担を抑えられる可能性も出てくる。
プロミスの期限を守って継続的に返済している人は、増額審査を受ける価値があると言える。
借入先を1社にまとめたい人
増額審査によって利用限度額を引き上げることで、借入金額が増え、複数社から借りる必要がなくなる。
借入先を1社にできれば、返済管理が楽になり、期日を忘れて返済遅延することも防げる。プロミスを賢く利用したい人は、増額審査も検討してみよう。
収入が多くて返済能力が高い人
プロミスを初めて利用する場合、収入が多くても利用実績がないことで利用限度額が低くなりやすい。
一方、安定した高額収入が見込める方の場合は、早い段階で利用限度額を上げられる可能性がある。
収入に自信がある方は、増額審査を早めに受けることもおすすめだ。
プロミスの限度額を増額する際の注意点
プロミスの増額審査を受ける際には、注意すべき点もいくつかある。
下記の3つのポイントを理解し、上手に活用できるようにしてほしい。
利用限度額が下がることもある
プロミスで増額審査を受けた際、収入が下がっていたり勤務先が変わっていると利用限度額が下がることがある。また、それに伴って適用金利が高くなる場合もある。
このように、無闇に増額審査を受けると不利な状況になる場合があるため、返済能力に自信がなければ増額審査を受けるのはやめた方が良いだろう。
審査完了まで時間がかかることもある
プロミスの増額審査は最短60秒で完了すると公式サイトに明記されているが、それ以上に時間がかかることもある。特に50万円を超える利用限度額を申し込む場合は、審査には最短でも30分かかる。
利用限度額が増えることで、申込者が借入過多となって返済が滞るリスクを考慮し、プロミス側も慎重に審査を行うことが多いのだ。
最短3分で完了する初回審査よりも審査時間が長引く可能性もあるため、注意が必要だ。
最新の収入証明書類を準備する必要がある
増額審査には、収入証明書類の提出が求められる。
この時、最新の書類を用意できないと正しい情報が確認できず、利用限度額が変わらないもしくは下げられてしまうことがある。
会社に依頼して最新の源泉徴収票を用意する・最新版の確定申告書を準備するといった対策が必要である。
プロミスの増額審査を通過できない理由とは?
カードローンの増額審査に通過できなかった場合、その理由について尋ねても教えてはもらえない。しかし、増額審査の際の注意点や重視される点から考えれば、ある程度予測することはできる。
ここでは、プロミスの増額審査に通過できなかった場合に考えられる原因について解説する。審査を通過できなかった場合は、これらの要素に問題がないかを確認して改善に努めよう。
返済が遅れている
プロミスだけでなく、他社のカードローンも含めて返済に遅延が生じている場合は審査を通過できないだろう。これらの情報は、信用情報機関に最低でも5年間は残ってしまう。
利用限度額の増額だけでなく、住宅ローンの申し込みを含む他の金融取引に関して不安要素があると判断される。そうなると、日常生活にも悪影響が出てしまう。
普段から返済が遅延しないように工夫して信用情報に傷が付かないように工夫してほしい。
年収が下がった・転職直後だった
年収は返済能力を判断する重要な要素の一つであり、一般的に年収が高いほど返済能力は高いと判断される。
一方で、年収が下がった場合は返済能力も低下していると判断され、増額審査では不利となってしまう。また、転職後すぐのタイミングだと、収入が安定していないと判断される可能性もある。
このような場合は、増額審査を通過できない可能性が高いので注意が必要だ。
総量規制で引っかかった
増額したことで借入額が自身の年収の3分の1を超えてしまう場合、総量規制に抵触してしまい、増額審査を通過できない。
このような事態を避けるためには、年収を元に総量規制に抵触しない金額を計算して増額審査時に超えないよう調整しよう。
これらの要素を確認し、必要な対策を講じることで、プロミスの増額審査を通過する確率を高めることができるだろう。
プロミスの増額審査はポイントを押さえて活用しよう
本記事では、プロミスの増額審査について、利用限度額を増やすメリットとデメリットや審査に通るコツを解説した。
利用限度額を増額できれば、いざという時の急な出費にも対応できる。しかし、利用限度額の増額をするためには、改めて審査を通過しなければならない。
プロミスの増額審査では、以下のような事項が確認される。
- 年収などの返済能力
- 他社からの借入状況
- 返済の延滞など信用情報の傷の有無
- プロミスで半年以上の利用実績の有無
審査の結果によっては利用限度額が減額となる可能性もある。上記のポイントに問題がないかどうかを確認してから、増額審査に臨んでもらいたい。
金利 (実質年率) | 年4.5%~年17.8% |
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審査時間 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短3分 ※状況によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
借入限度額 | 1万円~500万円 |
収入証明書 | 以下に該当する場合は収入証明書の提出が求められます。※ ・プロミスの利用限度額が50万円を超える場合 ・プロミスと他社貸金業者の合計借入金額が100万円を超える場合 ・前回プロミスに収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満18歳以上74歳以下(高校生を除く) |
担保・保証人 | 不要 |