- クレジットカードの選び方を知りたい
- 自分に合ったカードを探すときに比較するべきポイントを知りたい
- クレジットカードを持つメリットを知りたい
「クレジットカードを使ってみたいけど、どのカードを選んだらよいか分からない!」「クレジットを比較検討するときは、どのような点に注目すればいいんだろう?」このような疑問を感じている方は多いだろう。
様々な会社がクレジットカードを発行しており、クレジットカードの種類は無数に及ぶ。
その中で、自分に合ったお得なクレジットカードを選ぶことは難しいと言える。
自分に合ったカードを選ぶためには、多くの要素を加味した上で比較検討することが大切だ。
もし自分と相性が悪いカードを選んでしまうと、せっかくのカードの強みや特徴を活かしきれない。
この記事では、クレジットカードの選び方や比較するべきポイントについて解説する。
この記事を読めば、自分に合ったクレジットカードを選び、お得に生活を送れるようになるだろう。
初めてクレジットカードを選ぶ方や、お得なカードを探している方に役立つ内容になっているので、クレジットカード選びの参考にしてほしい。
初めてクレジットカードを作成する際におすすめな3つの比較ポイント
クレジットカードは様々な種類のものがあり、特徴やお得な点もカードによって異なる。
例えば、特定の店舗においてポイント還元率アップや割引優待などのサービスがあるカードがある。
クレジットカードを選ぶには、各カードの特徴が自分自身のライフスタイルに合っていて、お得に使えるかどうかを考える必要がある。
具体的には、次の点で判断するといいだろう。
- 年会費は無料か
- 還元率はどうか
- どのような特典がついているか
それぞれについて詳しく説明していこう。
年会費は無料か
初めてクレジットカードを持つならば、まずは年会費が無料のクレジットカードを選ぶと良いだろう。
年会費が無料ならば、少なくとも持つことで損をすることはないので、気兼ねなく保有できるからだ。
結果的に「カードを使う機会がなかった」としても、経済的に損をしない。
コスト負担を回避して保有できる点は、初めてカードを持つ方にとって安心感につながるだろう。
年会費が有料であるカードや条件を満たした場合に無料になるカードは、無料のものよりお得なサービスが付いているケースが多い。
しかし、有効活用しないと年会費分だけ損をしてしまう可能性がある点に注意したい。
還元率は高いか
多くのクレジットカードでは、利用するごとにポイントが貯まる。
貯めたポイントは、一般的に買い物やクレジットカードの支払いに充てることができる。
利用した金額ごとに「いくらポイントが貯まるか」の割合を還元率と呼ぶが、標準的なクレジットカードでは0.5%~1.0%であることが多い。
つまり、1,000円の利用につき5~10ポイント貯まる計算だ。
クレジットカードによっては、それまでの利用金額に応じて還元率が1.5%になるものやキャンペーン期間中還元率がアップするもの、特定のショップの利用で還元率が大きくなるものがある。
自分自身が普段どのようなショップを利用するか考えて、還元率の恩恵を受けられるカードを選ぶと良いだろう。
どのような特典がついているか
クレジットカードによっては、ポイント以外に様々な特典が付いているものがある。
特典の内容を確認して、自分に合っているかチェックすると良い。
具体的に挙げられる特典の例は、以下のとおりだ。
- 首都高のETC利用で割引するもの
- 宿泊施設やレジャー施設の割引があるもの
- 旅行保険が付帯されているもの
- 空港のラウンジを無料で使えるもの
また、入会キャンペーンを実施して、現金のキャッシュバックやまとまったポイント付与をしてくれるカードもある。
以下では、おすすめのカードと現在行われているキャンペーンについても解説するのでぜひ参考にしてほしい。
初めての方におすすめなクレジットカード5選
具体的に、初めてクレジットカードを持つ方におすすめできるカードをピックアップして紹介する。
以下の比較表と各カードの特徴を参考にし、自分に合ったカードを選んでほしい。
三井住友カード(NL) | JCBカードW | 楽天カード | PayPayカード | イオンカード (WAON一体型) | |
---|---|---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
還元率 | 0.5~7% | 1.00%~5.50% ※最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合 | 1~3% SPU特典で最大16.5%、一部の公共料金等0.2% | 最大1.5% (残高・ポイント支払いは0.5~1%)、Yahoo!ショッピング・LOHACOで最大5%、キャンペーンで抽選で100%等 | 0.5%~1% |
新規入会 特典 | 新規入会&条件達成で3,000円分プレゼント (条件:スマホのタッチ決済1回利用) ※期間:2024/9/2~ | 最大13,000円 キャッシュバック | 最大5,000ポイント プレゼント 新規入会特典※条件あり | 最大5,000円分 ポイントプレゼント | 最大5,000ポイント プレゼント |
発行 ブランド | Visa Mastercard | JCB | Visa Mastercard JCB American Express | Visa Mastercard JCB | Visa Mastercard JCB |
獲得できるポイント | Vポイント | Oki Dokiポイント | 楽天ポイント | PayPayポイント | WAONポイント |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、18歳以上(高校生を除く)ならば申し込めるクレジットカードだ。
年会費は永年無料であり、家族カードも永年無料で発行できる。
カードはクレジット番号が記載されていないナンバーレスタイプで、セキュリティの面で安心だ。
番号や有効期限の確認はアプリ(Vpassアプリ)で行うことができる。
ポイントはVポイントを貯めることができ、通常は1ポイントにつき1円分なので還元率は0.5%だ。
スマートフォンに三井住友カード(NL)を設定し、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのタッチ決済を利用すると還元率は最大7%となる。
その他にも、家族ポイントサービスやVポイントアッププログラムなどの還元率アップサービスがあり、それらを合わせると還元率が最大20%にもなる。
家族ポイントサービスは、家族が同じく三井住友カード(家族カードは対象外)を持っている場合にポイント還元率がアップするものだ。
Vポイントアッププログラムでは、Oliveアカウントを契約して三井住友銀行で外貨取引をすることや、SBI証券口座を保有するなど条件を満たした場合にポイント還元率がアップする。
家族ポイントサービスやVポイントアッププログラムは達成条件が厳しいが、少なくとも対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をすることは簡単だろう。
普段から対象のコンビニ、飲食店などの外食を利用する人にとって、好相性なカードと言えるだろう。
新規入会特典は、2023年7月1日以降に申し込んだ人で、入会月の2カ月後末までにカードで利用した金額の10%(最大5,000円)分がVポイントで付与される。
過去に三井住友カードを持っていたことがなければ対象になるので、初めてクレジットカードを持つならば、この特典も踏まえて検討すべきだ。
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗あり
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払い必要な場合あり
その場合、支払い分はタッチ決済分のポイント還元の対象外となる
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合あり
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済は利用不可、ポイント還元も受けられないので注意
JCB CARD W
JCB CARD Wは、18〜39歳限定(高校生除く)で申し込むことができるクレジットカードだ。
本人または配偶者に安定した収入があることが条件となる。
年会費は無料であり、家族カードやETCカードなどの追加も無料で行うことができる。
カードはクレジットカード番号の表記がないナンバーレスのものと、裏面に番号が表記されているもののどちらかを選ぶことができる。
「MyJCB」というアプリをダウンロードすることで、スマホ決済が可能となり利便性も高い。
カードの利用でOki Dokiポイントがたまり、基本の還元率は1.0%だ。
還元率は一般のJCBカードの2倍で、効率よくポイントを貯められる。
スターバックスやアマゾン、セブンイレブン、アップルストアなどのパートナー店での利用は還元率がさらにアップするので、これらの店をよく使う方におすすめだ。
ただし、ポイントアップの恩恵を受けるためには、パートナー店を登録する手続きが必要である点に注意が必要である。
新規入会特典として、2023年12月5日~2024年3月31日までの申し込みで最大18,000円キャッシュバックされるキャンペーンを行っている。
対象期間中(入会月から2か月後(15日)まで)に使ったアマゾンの利用額や、スマホ決済の利用額の一部(20%)がキャッシュバックされる仕組みだ。(アマゾンは最大10,000円、スマホ決済では最大3,000円のキャッシュバック)
また、申込時にキャッシングサービスの枠を設定し、10,000円以上のショッピングをすることで抽選で200名に5,000円キャッシュバックされる。
その他、家族カードの追加申し込みや、友達への紹介によるキャッシュバックキャンペーンも行っているので有効活用すると良いだろう。
\最大15,000円キャッシュバック※/
※キャンペーン期間:2024年4月1日(月)~2024年9月30日(月)
楽天カード
楽天カードは18歳以上なら誰でも申し込むことが可能で、学生でも学生用のカードが用意されている。
年会費は無料であり、家族カードも無料で使うことができる。なお、ETCカードは有料であるが、特定の条件を満たす場合に無料になる。
カードのデザインは、クレジットカードの番号や有効期限などは裏面に記載されている。
楽天キャラクターのお買い物パンダやディズニーなどのデザインカードもある。
カードの利用ごとに楽天ポイントが1.0%の割合で付与され、ショッピングサイトの楽天市場で使えば、3.0%付与される。
さらに、SPU(スーパーポイントアッププログラム)により還元率が3.0%~最大16.5%となる。
SPUとは、楽天から提供される他のサービスである楽天モバイルや楽天証券、楽天銀行などを利用している場合に、楽天市場でのショッピングのポイント付与率がアップする特典だ。
楽天カードを使うならば、他の楽天サービスの利用をした方がポイントが貯まりやすい。
なお、一部の公共料金の支払いでは、楽天ポイントの付与率は0.2%(500円につき1ポイント)となる点に注意しよう。
\ 新規入会&利用で5,000ポイントプレゼント /
PayPayカード
PayPayカードは日本国内在住で満18歳以上(高校生除く)ならば申し込むことができる。
本人または配偶者に継続的な収入があることが条件で、本人確認の認証ができる携帯電話が手続きには必要だ。
年会費は永年無料で、家族カードも無料となっている。
付与されるポイントはPayPayポイントで、貯まったポイントは1ポイント=1円で支払に利用できる。
日ごろから電子マネーであるPayPayを利用している方と好相性と言えるだろう。
基本基還元率は1.0%で、条件を満たすと最大1.5%にアップする。条件とは、毎月200円以上の支払を30回以上、かつ10万円以上利用することだ。
条件を達成した月の翌月は、最大1.5%のポイント付与となる。
その他、ショッピングサイトのYahoo!ショッピング・LOHACOでPayPayカードを使うとポイント還元率が最大5.0%となる。
クレジットカードについては、ナンバーレスのカードが発行されるが、PayPayカードの一番の魅力はスマホのPayPayアプリを利用したカードレス決済だろう。
財布からカードを出すことなく、手に持ったスマホで店のレジでQRコードを読み取ったり、バーコードリーダーにかざすだけで決済が完了する。
PayPayジャンボや超PayPay祭など、定期的にポイントアップのキャンペーンを行っている点も特徴だ。
2023年のPayPayジャンボでは、抽選で買い物一回分の金額が全額還元(還元率100%)になる企画が行われた。
新規入会特典では、2,000円相当のポイント、さらに申込月を含む2カ月目の末日までに3回利用で3,000円相当のポイントがもらえるキャンペーンを行っている。
他にも、ソフトバンクの料金をPayPayカードで支払うことによりお得になるキャンペーンも行っている。
毎月のクレジットカード利用が10万円(回数としては200円以上を30回以上)超える人や、Yahoo!ショッピング、LOHACOを利用している人、ソフトバンクを利用している人におすすめなカードと言えるだろう。
\ 年会費永年無料! /
※ご利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイントがもらえます。 ※出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。 手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。 ※ポイント付与の対象外となる場合があります。 例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」 「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」 「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
イオンカード(WAON一体型)
イオンカード(WAON一体型)はイオンフィナンシャルサービス株式会社が発行しているクレジットカードで、年会費無料で使うことができる。
18歳以上が申し込むことができ、高校生ならば卒業年度の1月1日以降であれば可能だ。
貯まるポイントはイオンの対象店舗で利用できるWAON POINTだ。
基本は200円につき1ポイントが貯まるため還元率は0.5%だが、イオングループ対象店舗であれば2ポイント貯めることができる。(還元率1.0%)
イオングループ対象店舗でなくとも、毎月10日の「AEON CARD Wポイントデー」では還元率は1.0%となる。
また、特定のショップ(AEONCARD ポイントクラブの優待加盟店)で利用した際にも、還元率が高くなる。
ふるさと納税サイト「さとふる」で使った場合は、還元率が通常の10倍となり5.0%となる。
また、還元率がアップする以外に、以下のようにイオンカード(WAON一体型)はイオングループでお得に買い物ができるメリットがある。
イオングループ店舗をよく利用する人におすすめなカードと言えるだろう。
- 毎月20日・30日は「お客様感謝デー」によりカード会員は買い物代金が5%OFF
- イオンウォレットアプリ※でクーポン配布
- イオンシネマ映画料金300円OFF
※スマホによるイオンカードの決済(AEON Pay)ができるアプリ
新規入会特典としては、まず入会(Web限定)により1,000ポイントが付与される。
次に、対象期間中にカード払いをし、発行したカードをイオンウォレットアプリに登録することで期間中利用額の10%分(最大4,000円分)が還元される。
\期間中の入会から1か月間対象店舗で請求時5%OFF/
さらに Web限定!最大7,000ポイントもらえる
上記以外にもかわいいクレジットカードやブラックカード、信頼度ランキングなどで紹介している記事もあるため参考にしてみてほしい。
初めてクレジットカード作成する方が知っておきたい注意点
巷には多くのクレジットカードがあるため「自分はどのカードを選べばいいか迷う」という方も多いだろう。
比較検討するべきポイントが多く、選ぶのは面倒と感じることもあるが、基本的には「年会費が無料か」「還元率が高いか」をチェックしよう。
ただし、クレジットカードの注意点として、年会費が無料であることや還元率が高いことに「何らかの条件」が付けられていないか気を付けよう。
クレジットカードを検索すると数多くのクレジットカードの広告や、アピール文を目にするはずだ。
当然、カード会社は「自社のクレジットカードを使ってほしい」と考えるため、最大還元率などを強調した魅力的な広告を出す。
しかし、中には「初年度のみ年会費が無料」「何円以上の利用がないと年会費が発生する」「最大のポイント還元率を達成する条件が難しすぎる」というケースが考えられる。
「お得だ!」と思って手に入れたものの、実際には使いづらかったということも有りうる。
興味のあるカードが見つかった場合は、ホームページや実際に利用している人からの評判や口コミを確認することが欠かせない。
安易に判断するのではなく、基本的なスペックと特徴などをトータルで評価しよう。
なお、審査に不安な方はデビットカードやプリペイドカードの検討もしてみると良い。
初めてクレジットカードを作成する方は様々な種類を比較するのがおすすめ!
クレジットカードは利便性の高さとポイントが貯まる経済的なメリットから、多くの方に利用されている。
キャッシュレス決済が主流になりつつある中で、クレジットカードを保有するメリットは大きいと言える。
自分に合ったクレジットカードを保有するためには、年会費や還元率、特典などを比較検討することが重要だ。
世の中には様々なクレジットカードがあり、お得な点もクレジットカードによって様々だ。
自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを見つけることができれば、日々の生活を豊かにしてくれるだろう。
上記で紹介したクレジットカードは、初心者でもお得に使うことができる。
年会費が無料で保有に関するコストが発生しないことから、興味があるカード・自分と相性があるカードがあれば、ぜひ申し込みを検討してみてほしい。