- クレジットカードの仕組みやお金の流れなどの基本情報を知りたい
- クレジットカードを保有することで得られるメリットと利用時の注意点を知りたい
- 実際におすすめのクレジットカードは何か?
「クレジットカードを作ろうとしているけど、そもそもどのような仕組みなのか」「自分に合ったクレジットカードを選ぶコツや、安全に使う方法があれば知りたい」
上記のような疑問や不安をお持ちの方も多いのではないだろうか。
近年はキャッシュレス決済を行う人が増えており、その中でもクレジットカードは中心的な存在だ。
クレジットカードがあれば、現金を持たずに日々の生活を送ることも不可能ではない。
クレジットカードは単なる決済手段としての機能だけでなく、決済額に応じたポイント付与などのさまざまなメリットがある。
現金決済とは異なり、経済的なインセンティブがあることで日々の生活を楽にしてくれるのだ。
本記事では、クレジットカードの基本的な情報や、自分に合ったカードを選ぶコツなどを解説する。
最後まで読めば、自分に合ったクレジットカードを選び、お得に生活を送れるようになるだろう。
クレジットカードの申込を検討している方に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
クレジットカードの仕組みとは
クレジットカードは、現金を持たずにモノやサービスを購入できる便利な決済手段だ。
便利である一方で、現金決済よりもお金の動きが複雑になる点は押さえておきたい。
まずは、クレジットカードの仕組みについて解説する。どのような流れでお金が動くのか、確認しておこう。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードを利用する際に当事者となるのは、以下の三者だ。
- カード利用者(買い物をする人)
- カード会社(カードを発行する会社)
- カード加盟店(店舗)
現金決済の場合は「購入者」と「販売者(店舗)」の二者間でやり取りが完結する。
一方で、カードの場合は間にカード会社が登場する。
クレジットカードで決済すると、以下のようなお金の流れが発生する。
- カード利用者がカード加盟店で買い物をする
- カード会社からカード加盟店に対して、決済手数料を差し引いた代金が支払われる
- カード会社が立て替えている費用をカード利用者の口座から引き落とす
つまり、クレジットカードでモノやサービスを購入したときは、一時的に代金をカード会社が立て替えている。
カードによって定められている「口座引き落とし日」に、カード利用者の口座から代金を回収する流れだ。
クレジットカードと混同されがちな決済手段に「デビットカード」がある。
デビットカードは、カード利用者が買い物をしたときに口座から即座に代金が引き落とされるものだ。
クレジットカードとは流れが異なっていることを覚えておこう。
クレジットカードのランク
クレジットカードにはランクが設けられている。
低い順番から並べると、以下のとおりだ。
- 一般
- ゴールド
- プラチナ
- ブラック
ステータスやランクが低いカードを持っているからと言って、蔑まれるわけではない。
むしろ、一般ランクの中には年会費無料で付帯サービスも充実しているカードがある。
そのため、初めてカードを持つ方には一般ランクのカードをおすすめする。
カードのランクが高まるにつれて、付帯しているサービスや特典が豪華になるのが一般的だ。
しかし、その分年会費などの費用が高くなりやすい点には注意が必要だ。
申し込みをする際には、カードのランクだけでなく、年会費や付帯サービスをチェックすることが重要と言えるだろう。
クレジットカードの限度額とは
クレジットカードには、「毎月利用できる上限」である限度額が設けられているのが一般的だ。
カードのランクが高いほど限度額が大きくなるが、そもそもの限度額はカードによって異なる。
クレジットカードには、買い物で利用できる「ショッピング枠」と、一時的な借り入れに利用できる「キャッシング枠」がある。
例えば、限度額が毎月50万円のカードであれば、ショッピング枠とキャッシング枠を合わせて毎月50万円までしか利用できない。
限度額は、申し込み者の返済能力や信用情報などをトータルで評価したうえで決定される。
具体的に評価の対象となるのは、以下の要素だ。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 雇用形態
- 信用情報
- 現在の借り入れ状況
これらの要素は「属性」とも呼ばれるが、返済能力が高く信用できる人であれば、限度額が高く設定されやすい。
逆に、返済能力が低く信用情報に傷がついている場合、限度額が低くなりやすい。
そもそも、クレジットカードの審査に通過できないこともある点に注意が必要だ。
クレジットカードを保有・利用するメリット
クレジットカードを保有、利用することで、さまざまなメリットを得られる。
カードを上手に活用すれば、利用者の生活を豊かにしてくれるだろう。
ここからは、クレジットカードを保有・利用する際の具体的なメリットについて解説する。
現金不要でスムーズに買い物できる
近年はクレジットカード加盟店が増えており、カードがあれば現金を持ち歩かなくても買い物ができる。
スマホケースにカードを入れておけば、財布を持ち歩かなくても問題なく生活を送れるだろう。
実店舗でカード決済するときは、会計のときにサインをするか自分で決めた暗証番号を入力すれば済む。
決済額によっては、サインも暗証番号の入力も不要なケースもある。レジの前で現金を数える手間を省けるため、非常にスムーズだ。
カードによっては、専用の端末にかざすだけで決済できる「タッチ決済機能」が搭載されている。
申し込む前に、どのような機能があるか確認しておくと良いだろう。
また、ネットショッピングをする際にもクレジットカードがあると便利だ。
代金引換やATM振込などでもネットショッピングは行えるが、クレジットカードと比較すると手間がかかる点は否めない。
一方で、クレジットカードがあれば、画面上でカード番号やセキュリティコードを入力すれば済む。
実店舗でもネットショッピングでも、スムーズに買い物できる点は大きな魅力と言えるだろう。
決済額に応じてポイントが貯まる
クレジットカードで買い物をすると、決済額に応じたポイントが貯まる。
貯まるポイントの種類や還元率はカードによって異なる。
例えば還元率が1.0%のカードを使えば、10,000円の買い物をした際に100ポイントが付与される。
「たった100ポイントを獲得しても」と思う人もいるかもしれないが、長い目で見れば大きな差になる。
年間支出が300万円の家庭が還元率1.0%のカードを利用すれば、年間で30,000ポイントを獲得できる。10年間で30万ポイントだ。
なお、貯まるポイントの一例を紹介すると以下のとおりだ。
- 楽天カード:楽天ポイント
- JCB CARD W:OkiDokiポイント
- 三井住友カード:Vポイント
- リクルートカード:リクルートポイント
- dカード:dポイント
獲得したポイントは「1ポイント=1円」で利用できるケースが多い。
ポイントを効率よく獲得できれば、生活コストを下げられるだろう。
カードによっては還元率がアップする特約店やサービスがあるため、申し込みの際にはチェックしてみてほしい。
家計管理が楽になる
日々の決済手段をクレジットカードに集約すれば、家計管理が楽になる。
クレジットカードの利用履歴は明細で随時チェックできるため、わざわざレシートを保管する必要がない。
現金決済で家計簿をつけるときには、レシートを保存したうえで記帳する必要があり、かなり面倒だ。
レシートを紛失すると正確に記帳できず、家計管理の根幹が揺らぎかねない。
しかし、クレジットカードであれば利用状況をインターネット上(あるいはハガキ)で確認できるため、楽に家計を管理できる。
クレジットカードと連携できる家計簿アプリを活用すれば、そもそも自分で家計簿をつける必要もない。
家計管理に煩雑さを感じている方にとって、クレジットカードは非常にありがたい存在と言えるだろう。
海外旅行時にも活躍する
クレジットカードは、加盟店であれば国内だけでなく海外でも利用できる。
クレジットカードには「VISA」「MasterCard」のように国際ブランドが付与されているものがある。
当該国際ブランドの加盟店であれば、世界中のどこでも決済できる。
海外旅行が趣味という方や海外出張が多い方は、クレジットカードを保有するメリットは大きいだろう。
カードによっては、現地のATMで外貨をキャッシングすることも可能だ。
キャッシング機能を活用すれば、必要最低限の外貨両替で済むため、手数料を節約できるメリットも期待できる。
カードを持っていない場合は、空港やホテルで円を外貨に換える必要がある。
しかも、外貨が不足するとその都度両替しなければならない。
クレジットカードがあれば、両替の手間とコストを軽減できるため、海外に渡航する機会が多い方は一枚持っておくと便利だ。
また、クレジットカードを何枚作ればいいのか、何枚まで作れるのかなどの疑問は下記記事を参考にしてほしい。
特典・付帯サービスを利用できる
クレジットカードを持っていると、カード独自の特典や付帯サービスを利用できる。
具体的に挙げられる特典や付帯サービスは、以下のとおりだ。
- 空港ラウンジの利用
- 旅行保険・ショッピング保険の付帯
- 特約店や提携オンラインショッピングモールでの割引・ポイント還元率アップなどの優待
- 提携ホテル・娯楽施設での優待
- コンシェルジュサービス
- ETCカード無料
上記はあくまでも一例で、カードによっては充実したサービスを利用できる。
年会費無料のカードを保有していれば、コストを負担することなく特典やサービスの恩恵を受けられる。
このように、クレジットカードは「持っているだけ」でも恩恵を受けられるため、持たない理由は無いと言える。
カードを発行する際には、自分が普段利用する店舗やサービスでの特典があるか確認すると良いだろう。
クレジットカードを保有・利用するデメリット
クレジットカードにはメリットが多くあるが、デメリットが存在するのも確かだ。
クレジットカードが持つ潜在的なリスクや危険性を理解することは、安全にカードを利用するうえで欠かせない。
以下で、クレジットカードを保有・利用する具体的なデメリットについて解説する。
ついつい使いすぎてしまうリスクがある
クレジットカードは、一時的にカード会社に代金を立て替えてもらう仕組みだ。
財布に入っている現金が減らないことから、「お金が減っていない」という感覚に陥るリスクがある。
計画的に利用することはもちろん、「カード代金はあくまでも立て替えてもらっているだけ」という認識を持つ必要がある。
そうしないと、ついつい使いすぎてしまうリスクがある点には注意が必要だ。
実際に、カード破産してしまう人はお金を使っている感覚が麻痺して、カードを使いすぎてしまったケースがほとんどだろう。
クレジットカードのキャッシングを利用すれば、手軽にATMでお金を借りられる点にも注意が必要だ。
カードを利用するときは、「必要なものだけ買う」「どうしようもない時以外はキャッシングを利用しない」ことを意識するのが大切だ。
支払い方法によっては手数料を負担する
クレジットカードは、支払方法によっては手数料を負担しなければならない。
カードの支払方法には「一括払い」「分割払い」「リボ払い」といったものがある。
この中で、3回払い以上の分割払いかリボ払いを選択すると手数料が発生する。
手数料の金額や料率はカードによって異なるが、いずれにしても利用者からすると余計なコストと言える。
カード決済するときは、特段の事情が無い限りは一括払いを選択しよう。
もし分割払いやリボ払いでなければ買い物ができないときは、家計管理が杜撰になっている可能性が高い。
普段の家計管理をきちんと行いつつ、カード決済において余計なコストを負担しないように気を付けよう。
不正利用被害のリスクがある
クレジットカードには、不正利用被害のリスクが伴う。具体的には、カードを紛失したときや盗難被害に遭ったとき、不正利用の被害に遭ってしまう可能性がある。
例えば「スキミング」というカードの情報が抜き取られる被害が存在する。
また、SSL暗号化通信がされていない偽サイトでカード情報を入力してしまったときも不正利用被害に遭ってしまうだろう。
現金は「無くしたらそれで終わり」だが、クレジットカードの場合は、被害が膨れ上がってしまうリスクがある点に留意しよう。
しかし、近年はカード会社がセキュリティ対策を行っている。
カードの券面にカード番号や本人の名前を記載しない「ナンバーレスカード」や、24時間体制で不正利用を監視するカードもある。
なお、万が一不正利用被害に遭ったとしても、不正利用分は返金されるケースがほとんどだ。
その際は、定められている期間内(不正利用日から60日以内など)にカード会社に連絡しよう。
こまめに利用明細を確認し、身に覚えのない請求があるときは速やかにカード会社に連絡することが大切だ。
獲得したポイントが失効することがある
クレジットカードで獲得したポイントが有効期限を迎え、失効してしまうことがある。
せっかくポイントを獲得しても、失効してしまうと意味がない。
カード決済の大きなメリットの一つは「ポイント還元」だ。
メリットを享受するためにも、ポイントの有効期限を確認し、期限内に使うことを意識しよう。
セゾンカードのように「永久不滅ポイント」もあるが、一般的にポイントには一定の有効期限が設けられている。
ポイントが貯まっていく様子を眺めるのは心理的にも嬉しいものだが、使わないと意味がない点には注意しよう。
利用するサービスによっては還元率が下がる
利用するサービスや支払い先によっては、ポイント還元率が下がることがある。
代表的なのは、水道光熱費や税金、社会保険料だ。
例えば、楽天カードの基本還元率は1.0%だが、税金の支払いの際には0.2%となる。
また、カードによっては「税金や社会保険料の支払い」はポイント付与対象外としているケースもある。
全てのサービスで基本還元率を受けられるわけではないため、事前に把握しておこう。
とはいえ、還元率が下がるケースは非常に稀だ。
また、ポイントはあくまでも「オマケ」である以上、細かいポイントに意識を向けるのも面倒に思う人もいるだろう。
「基本還元率が高ければ良い」という温度感でカードを保有すれば、精神衛生上良いのではないだろうか。
将来的に改悪される場合がある
クレジットカードにはポイント還元や特典付帯など、さまざまなメリットがある。
しかし、カード会社によっては還元率の低下や優待の廃止など、改悪が行われる可能性がある。
つまり、発行当初の条件でカードを使い続けられる保証はないということだ。
将来的に保有する魅力が低下するリスクがある点については、頭の片隅に置いておきたい。
とはいえ、保有するメリットが失われるほどの改悪が行われる可能性は低い。
カード会社としても顧客を囲い込みたい思惑があるため、改悪の情報に対して過度に敏感になる必要はないだろう。
自分に合っているクレジットカードを選ぶコツ
多くのカード会社がクレジットカードを発行しているため、「自分に合っているカードがわからない」という方も多いのではないだろうか。
クレジットカードは非常に便利だが、お得に使いこなすためには自分にとって相性が良いカードを選ぶ必要がある。
以下で、自分に合っているクレジットカードを選ぶコツについて解説するので、参考にしてほしい
年会費の有無
まずは、年会費の有無を確認しよう。クレジットカードごとに年会費は異なるが、初めてクレジットカードを持つ方は年会費無料のカードを選ぶことをおすすめする。
年会費が高いカードは特典や付帯サービスが豪華になる傾向にある。
ただ、使いこなせる自信がない場合は、年会費無料のカードを選ぶのが無難だ。年会費が無料でも、ポイント還元率が高く利便性に優れているカードは多くある。
年会費は毎年発生するコストだ。
あくまでもクレジットカードを「決済手段の一つ」として捉えている場合は、年会費無料のカードで十分事足りる。
もちろん、年会費以上のリターンを得られる場合は、年会費有料のカードを選んでも問題ない。
特典内容や自分のライフスタイルを鑑みて、最適なカードを選ぶと良いだろう。年齢や対象者別のおすすめのカードは以下を参考にしてほしい。
ポイント還元率と獲得できるポイントの種類
ポイント還元率と、獲得できるポイントの種類も要チェックだ。
還元率が高ければ高いほど、効率よくポイントを獲得できる。
決済額に応じてポイントが得られる点はクレジットカードを利用するメリットなので、注目すると良いだろう。
年会費無料のカードであれば、基本還元率が1.0%あれば高い部類に入る。
楽天カードやJCB CARD Wが該当するため、気になる方はチェックしてみてほしい。
また、還元率だけでなく獲得できるポイントの種類も確認しよう。
せっかくポイントを獲得しても、使い道に困って失効すると意味がないからだ。
日ごろから貯めているポイントなのか、利用する店舗で使えるかどうかを確認して、使う機会があるか検討しよう。
ポイントは使って初めて意味を持つため、出口戦略まで考えることが大切だ。
またマイルに関しても貯められるカードは異なってくるため、ポイントではなくマイルを優先させたい方は以下記事も参考にしてほしい。
日頃から利用しているサービスとの相性
日頃から利用しているサービスと、クレジットカードの相性が良いかどうかも確認しよう。
クレジットカード会社ごとに強みや提携しているサービスが異なり、相性が良いカードを選べばさまざまな特典を得られる。
例えば、普段から楽天グループのサービスを利用している方は楽天カードがおすすめだ。
また、じゃらんやホットペッパーなどのリクルート関連のサービスを利用する機会が多い方はリクルートカードを選ぶと良いだろう。
相性が良いカードを選べば、ポイント高還元やサービス割引などの恩恵を受けられる。
クレジットカードのポイント還元率をアップさせる方法
クレジットカードによっては、基本還元率の上乗せとなるポイントサービスを提供している。
ひと工夫すれば効率よくポイントを貯められるため、日々の生活が楽になるだろう。
以下で、クレジットカードのポイント還元率をアップさせる方法について解説する。
特約店・提携オンラインショッピングモールを利用する
クレジットカードの特約店や提携オンラインショッピングモールを利用すると、ポイント還元率がアップすることがある。以下のように、カードごとに特約店や提携しているオンラインショッピングモールがある。
特約店 | 提携オンラインショッピングモール | |
---|---|---|
楽天カード | ローソン、デニーズなど | 楽天市場 |
三井住友カード(NL) | セブンイレブン、マクドナルドなど | ポイントUPモール |
JCB CARD W | マツモトキヨシ、スターバックスコーヒーなど | Amazon |
JALカード | ファミリーマート、マツモトキヨシなど | JALマイレージモール |
クレジットカード発行会社が展開しているサービスや提携している特約店、オンラインショッピングを把握しておこう。そうすれば効率よくポイントを獲得できるだろう。
オンラインショッピングをする機会がある方は、ぜひ確認してみてほしい。
独自の特典・プログラムを利用する
クレジットカードには、独自のポイントアップ特典やプログラムがある。
自社サービスや関連サービスを利用することで、ポイント還元率がアップする仕組みだ。
例えば、三井住友カード(NL)のポイントアッププログラムは下記のとおりだ。
- 対象のコンビニ・飲食店で最大20%還元
- スマホのタッチ決済でポイント最大7%還元
- 家族ポイントで家族を登録すれば、対象のコンビニ・飲食店で最大+5%還元
- 対象の中から好きな店舗を選んで登録するとポイントが+0.5%還元
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのタッチ決済で最大7%還元
- 学生ポイントの対象会員は対象のサブスクお支払いで最大10%、携帯料金お支払いで最大2%、QRコード決済(LINE Payのチャージ&ペイ)の支払いで最大3%ポイントが還元
- スマートフォンアプリ「Vポイント」、Visaプリぺ、かぞくのおさいふへのチャージで0.25%還元
- ポイントUPモール経由でネットショッピングするとポイント+0.5~9.5%還元
- SBI証券の投資信託をクレジットカードで積立購入すると積立額の0.5%を付与
- SBI証券内の投信残高や株式の購入などの取引に応じてポイント付与
上記は三井住友カード(NL)の例だが、他のカードにも独自のポイントアップ特典が用意されている。
興味のあるクレジットカードがあれば、独自の特典やプログラムついてチェックしてみてほしい。
ポイントを二重取りする
クレジットカードによっては、ポイントを二重取りすることが可能だ。
代表的な二重取りの方法は以下のとおりだ。
- 「クレジットカードのチャージ」と「コード決済」を合わせる
- 「クレジットカードとコード決済」を紐づける
- 「クレジットカードでの支払い」と「ポイントカード」の合わせる
クレジットカードでコード決済の残高をチャージするタイミングと、コード決済をするタイミングでポイントを二重取りできるケースがある。
具体的には「PayPayカードでPayPay残高にチャージ」「楽天カードで楽天ペイにチャージ」のように、関連サービスであればポイントを二重取りできる可能性が高い。
コード決済にクレジットカードを紐づけるだけで、決済時にクレジットカードとコード決済の両方でポイント獲得できることもある。
情報を紐づけるだけで二重取りできるため、手間もかからない。
また、クレジットカード決済時に店舗のポイントカードを提示して、ポイントを二重取りできるケースもある。
例えば、マツモトキヨシであれば、決済時にマツキヨポイントカードを出せば、カードとマツキヨの各ポイントを獲得できる。
店舗によってはポイントの三重取りができるケースもあるので、有効活用しよう。
安全にクレジットカードを使うために意識するべきこと
初めてクレジットカードを持つ方は、安全に使うために意識するべきことがある。
以下で挙げるポイントを必ず意識してほしい。
- クレジットカードを人に貸さない(家族を含める)
- ポイント欲しさに不要な買い物をしない
- こまめに明細をチェックして不審な取引を監視する
- オンラインショッピングをする際にはセキュリティが確保されたサイトか確認する
- カードの紛失や盗難の際には速やかにカード会社へ連絡する
- 引き落とし日に必ずお金を口座に用意する
- 可能な限り一括払いにする
クレジットカードは、名義人である本人しか利用できない。
そのため、家族や知人に貸してはいけない。
また、クレジットカードはあくまでも決済手段の一つであり、余計な買い物をしないように意識するべきだ。
手元の現金が減らないため、感覚が麻痺してしまうリスクはあるが、「不要な買い物はしない」という意識を持てば問題ない。
不正利用被害のリスクを回避するためにも、こまめに明細を確認しよう。
近年はWEB上で明細をチェックできるカードが増えているため、有効活用すると良いだろう。
クレジットカード代金の引き落とし日に、口座が残高不足だと「延滞」となる。
速やかに延滞を解消できれば大きな問題にはならないが、繰り返すと信用情報に傷がつく。
信用情報に傷がつくと、一定期間は新規でカードが作成できず、各種ローンが利用できなくなるため、要注意だ。注意点を踏まえてクレジットカードを作成しよう。
おすすめの年会費無料クレジットカード
初めてクレジットカードを持つ方にもおすすめできる、年会費無料のカードを具体的に解説する。
「カード選びに迷ったら、とりあえずコレ」というカードを厳選した。
実際に利用者が多く、評判も高いカードを紹介するので、比較して参考にしてみてほしい。
楽天カード|楽天ユーザーにおすすめ
- 基本還元率が1.0%と高い
- 楽天サービスユーザーと相性が良い
楽天カードは、楽天市場や楽天ビューティをはじめ、楽天グループが提供しているサービスを利用するとポイント還元率がアップする。
日頃から楽天グループのサービスを利用している方と非常に相性が良い一枚だ。
楽天ポイントを利用できる店舗も多く、他のポイントとの互換性も高い。
使い勝手が高く、多くの方におすすめできるカードだ。
\ 新規入会&利用で5,000ポイントプレゼント /
JCB CARD W|39歳以下の方におすすめ
- 18~39歳入会限定で、39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料で保有できる
- 基本還元率は通常のJCBカードの2倍
- デジタル発行なら最短5分で利用できる
JCB CARD Wは、18歳〜39歳以下の方を対象としている。
ただし、39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料で保有可能だ。「価格.com クレジットカードカテゴリ
人気ランキング」において、2022年下半期・2023年上半期ポイント高還元率カード部門で第1位に輝いた実績を持つ。
基本還元率は1.0%で、通常のJCBカードの2倍となっている。
獲得したOki Dokiポイントは、Amazonをはじめ多くのサービスで利用できる。
また、WEBから申し込みデジタル発行を選択すれば、最短5分で即時発行できる。
オンラインショッピングやJCBのスマホタッチ決済に対応している店舗なら、発行後すぐに利用できるスピード感が魅力だ。
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三井住友カード(NL)|ゴールドカードを目指す方におすすめ
- WEB申込では最短10秒で発行される
- 対象のコンビニや飲食店でタッチ決済するとポイント還元率が7%になる
- 年間で100万円以上利用すると、年会費永年無料でゴールドカードへ切替可能
三井住友カード(NL)の基本還元率は0.5%と、楽天カードやJCB CARD Wよりも劣る。
しかし、セブンイレブンやスターバックスなどの対象店舗でタッチ決済すると、還元率が最大で7%となる。
最短10秒でのデジタル発行に対応しており、申込後スムーズに利用できる点もメリットだ。
ナンバーレスカードなので、券面にカード番号や氏名などの情報が記載されておらず、セキュリティ面も優れている。
年間で100万円以上利用すると、年会費永年無料でゴールドカードへランクアップ可能だ。
ゴールドカードになれば特典や付帯サービスが豪華になるため、「将来的にはゴールドカードを持ちたい」と考えている方におすすめできる。
リクルートカード|基本還元率が1.2%と高く還元率重視の方におすすめ
- 基本還元率が1.2%と高く、年会費無料カードの中ではトップクラス
- 税金・公共料金の支払いでも1.2%還元
- リクルート関連サービスを利用する人と相性が良い
リクルートカードは、基本還元率が1.2%と高い。
税金や公共料金の支払いでも1.2%還元を受けられるため、日常生活費の決済をリクルートカードに集約すれば効率よくポイントを貯められる。
じゃらんやポンパレモール、ホットペッパーなど、リクルート関連のサービスを利用すると還元率が最大で4.2%となる。
飲食店や美容院を予約する際には、有効活用しよう。
貯まったリクルートポイントは、リクルートに関連するサービスで利用でき、Pontaやdポイントなど他のポイントにも交換可能だ。
ポイントの利便性が高い点も、リクルートカードの大きなメリットだ。
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dカード|ドコモユーザーにおすすめ
- dカード特約店・dポイント加盟店で利用すると2.0%以上の還元を受けられる
- dカードポイントモールを経由するだけで1.5~10.5倍の還元を受けられる
- ドコモユーザーはよりお得に使える
dカードは基本還元率は1.0%と高く、dポイントを効率よく貯められる。
dカード特約店・dポイント加盟店・dカードポイントモールを利用すれば、還元率がよりアップする。
特約店には、マツモトキヨシやENEOS、ドトールコーヒーなど生活に密着しているサービスが多い。
普段の生活の中で特約店を意識すれば、効率よくポイントを貯められるだろう。
ドコモユーザーが対象のケータイ料金をdカードで払うと、毎月187円の割引を受けることが可能だ。
ドコモユーザーの方にとってメリットが大きい点も、dカードの特徴と言えるだろう。
まとめ
クレジットカードは、現金を持っていなくても買い物を楽しむことができ、決済額に応じてポイントが付与されるメリットがある。
利便性が高く、経済的な恩恵を受けられることから、現金決済よりもトータルで見てもメリットが大きいと言える。
カードによって特徴が異なるので、ぜひ自分に合っているカードを選んでほしい。
適当に選ぶとカードの魅力が半減してしまう恐れがあるため、年会費の有無や還元率、自分の生活スタイルなどをトータルで判断しよう。
本記事で紹介したクレジットカードは、年会費が無料で多くの方から好評を得ている。
もしカード選びに迷ったら、今回説明したカードから選んで申し込みを検討してみてほしい。