三井住友カード プラチナプリファードのマイル還元率は高い？還元率やマイルの交換方法を解説

この記事では、三井住友カード プラチナプリファードを使って、効率的にマイルを貯める方法を解説する。

各航空会社が展開しているマイレージサービスでは、航空機の利用額に応じて、航空券と交換できるマイルを提供している。

三井住友カード プラチナプリファードで付与されるVポイントは、マイルに交換できる。

このためVポイントからマイルへの交換方法や還元率、さらに効率的な貯め方を紹介する。

このカードを使ってマイルを貯め、旅行に活用しようと考えている人は、ぜひ参考にしてほしい。

Vポイントとマイルの交換方法

三井住友カード プラチナプリファードで貯めたVポイントが交換できるマイルは、次の三つだ。

このうちANAマイル（全日空のマイル）は、2024年4月1日（月）からVポイントとの交換が直接できなくなる。

ここでは、ANAマイルに交換するための対処法を解説する。

さらにフライング・ブルー・マイルやブリティッシュ・エアウェイAviosの内容、そして交換方法についても説明する。

Tポイントに統合してANAマイルへ交換

全日空の国内外への航空券に交換できるANAマイルは、Vポイントから直接交換ができなくなる。

一方、4月22日（月）にVポイントは、Tポイントと統合する。

その日以降、貯めていたVポイントはTポイントとID連携すれば、ANAマイルに交換できるようになる。

それまで貯めていたTポイントもVポイントと合算して、ANAマイルに交換することも可能だ。

• 出典：三井住友カード株式会社「「Vポイント」リニューアルおよびサービス改定のお知らせ」

フライング・ブルー・マイルについて

フライング・ブルー・マイルは、ヨーロッパ最大の航空会社グループのエールフランス‐KLMが運営するマイレージサービスだ。

このフライング・ブルー・マイルでは、以下の35の航空会社の航空券に交換できる。

三井住友カードの会員向けWEBサービス“Vpass”を使えば、Vポイントからフライング・ブルー・マイルに交換可能だ。

• Vpassについて：三井住友カード株式会社「三井住友カードVpass」

ブリティッシュ・エアウェイズAviosについて

このマイレージサービスは、インターナショナル・エアラインズ・グループが運営しているマイレージサービスだ。

この会社は、スペインのマドリードとイギリスのロンドンに本社を置く多国籍航空会社になる。

ブリティッシュ・エアウェイズAvios では、以下の19の航空会社の航空券に交換できる。

このブリティッシュ・エアウェイズAviosも、Vpassを使えば、Vポイントから交換できる。

三井住友カード プラチナプリファードのマイル還元率

年会費（税込）	33,000円
利用可能枠	～500万円
基本ポイント還元率	1%～10% ※プリファードストア（特約店）利用で 通常還元率＋1～9％
国際ブランド	Visa
申込条件	満20歳以上で、本人に安定継続収入のある人
旅行傷害保険 （利用付帯）	最高5,000万円
ショッピング保険※	年間最大500万円まで
クレカ積立のポイント特典	あり
家族カード（年会費無料）	あり
空港ラウンジの無料利用	国内34空港とアメリカ・ハワイの空港ラウンジが利用可能
コンシェルジュ・サービス	あり
高級レストランなどへの優待	なし
ナンバーレスデザイン	選択可能

Vポイントから、先述した三つのマイルへの交換率は以下の通りだ。

	交換率
Vポイント(Tポイント) ⇒ ANAマイレージ	500ポイント ⇒ 500マイル
Vポイント ⇒ フライング・ブルー・マイル	1ポイント ⇒ 0.5マイル
Vポイント ⇒ ブリティッシュ・エアウェイズAvios	1ポイント ⇒ 0.5マイル

上記のマイルのうち交換率が高く、国内線にも使えるANAマイルについて取り上げる。

航空券に交換できるほどマイルを貯めるには、三井住友カード プラチナプリファードをどのくらい利用すればよいのだろうか？

この答えを、他のプラチナカードを使った場合との比較を交えて説明する。

航空券の交換にはどのくらい三井住友カード プラチナプリファードの利用が必要？

まず、ANAマイルを航空券と交換する場合に、必要なマイル数を説明する。

国内線の航空券は、ローシーズン・レギュラーシーズン・ハイシーズンと、時期によって必要なマイル数が変わる。

シーズン		時期（2024年の場合）
ローシーズン	閑散期	1/11～2/29、4/4～4/24、12/1～12/25
レギュラーシーズン	通常期	3/1～3/7、5/7～8/1、8/19～11/30
ハイシーズン	繁忙期	1/1～1/10、3/8～4/3、4/25～5/6、8/2～8/18、12/26～12/31

東京から大阪への航空券の場合には、レギュラーシーズンでは6,000マイルが必要になる。

三井住友カード プラチナプリファードのポイント還元率は1％だ（カード利用100円ごとに1ポイント付与）。

Vポイント（Tポイント）とANAマイルの交換率は1：1であるため、100円分のカード利用で1マイルが得られる。

このことから、東京から大阪への航空券では、このカードでの利用が60万円分必要になる。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとの比較

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードでは、公共料金などの一部を除き、こちらもポイント還元率は1％だ。

このカードもANAマイルに交換できるが、交換率は「ポイント：ANAマイル＝1：0.5」になる。

ただし「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録（参加費 3,300円税込）すれば、1：1になる。

後述するが、三井住友カード プラチナプリファードでANA（全日空）から航空券を直接購入すれば、還元率は2％になる。

このことから、三井住友カード プラチナプリファードはANAマイルが貯めやすいカードといえるだろう。

• 出典：アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド「マイルへ移行」

三井住友カード プラチナプリファードのポイントを効率的に貯める方法

2024年4月22日にVポイントとTポイントが統合することで、これまで貯めていたTポイントがVポイントに合算される。

またTポイント加盟店であった店舗でも貯められるため、Vポイントは、これまで以上に貯めやすくなるだろう。

このVポイントを、さらに効率的に貯める方法を、ここでは解説する。

Vポイントが多くなれば、ANAマイルに交換できるマイル数も増え、ANAの航空券に交換しやすくなるはずだ。

プリファードストアを活用する

三井住友カード プラチナプリファードでは、通常のポイント還元率は1％だが、ANAで航空券を直接購入すれば2％還元になる。

ANA（全日空）は、カード利用での還元率が上がるプリファードストア（特約店）に加入しているからだ。

ANAを含め104の特約店のなかには、最大15％のポイント還元が受けられる場合もある。

特約店のなかには、普段使いが多いコンビニエンスストアやファストフード、スターバックスなどのカフェもある。

ETC料金、ExpediaやHotels.comも含まれているため、旅行に行ってもポイントが貯まる。

さらに、ふるさと納税でもプラスポイントが得られる。

くわしくは、下記のリンク先を見てみよう。

• 三井住友カード株式会社「プリファードストア（特約店）一覧」

SBI証券で積立投資を行う

今年から制度が拡充されたNISAを使い、積立投資を始めようと考えている人も多いのではないだろうか。

本来は普通預金の利息にも税金がかかるが、NISAで資産運用をすれば、最大運用額1,800万円まで運用益は非課税になる。

NISAで資産運用するならば、SBI証券にNISA口座を作り、三井住友カード プラチナプリファードで積立投資を行おう。

このカードを使えば、毎月の積立額の5％分のVポイントが、毎月受け取れる。

いまなら最大15,100円分のVポイントがもらえるキャンペーンも行っている。

• 出典：三井住友カード株式会社「SBI証券デビュー応援プラン」

Vポイントを有効活用しよう！

ここまで効率的にマイルを手に入れるために、三井住友カード プラチナプリファードでのVポイントの貯め方を説明した。

しかし、このカードの魅力は、まだ多くある。

ここでは、マイル以外のVポイントの活用方法、そして三井住友カード プラチナプリファードが持つ特典について解説する。

このカードは、即時発行も可能であるため、その方法も紹介する。

マイル以外のVポイント利用方法

Vポイントは、国内750万店舗、世界1億店舗のVisa加盟店でのショッピングに利用できる。

Tポイント統合後は、全国のTポイント加盟店でも、1ポイント＝1円で利用可能だ。

またPayPayポイントやENEOSポイントなど、Tポイントと提携している51の他社ポイントに交換もできる。

さらにカード会社への支払への充当、SBI証券へのポイント投資にも活用できる。

このようにVポイントは、マイルへの交換以外にも、さまざまな場所で幅広く使えるポイントだ。

• 出典：CCCMKホールディングス株式会社「ポイントが交換できる」

三井住友カード プラチナプリファードを旅行に持って行くメリット

このカードが備えているさまざまなサービスのなかで、マイルを使って旅行したときに嬉しいサービスを二つ紹介する。

旅先でも安心なカード付帯保険

このカードを使って購入した商品が購入後、破損や盗難した際にも、最大500万円まで「お買い物安心保険」が保障してくれる。

国内外のいずれで購入しても、購入日から200日間保障してくれる（配送時は、購入した日の翌日から200日間）。

また三井住友カード プラチナプリファードには、海外旅行傷害保険も付帯しており、最大5,000万円まで保障してくれる。

海外で事故やトラブルにあったときには、世界37ヵ所のサービス拠点で下記の緊急アシスタンスサービスが受けられる。

 カードの申込み方法

三井住友カード プラチナプリファードの申し込みは、パソコンやスマートフォンを用いて、インターネット経由で行う。

このカードの申し込みには、「通常発行」と「即時発行」の二つの方法があるが、最短10秒で発行できる「即時発行」がおすすめだ。

即時発行の申し込みは、システムメンテナンス中など一部の例外を除き、24時間受け付ける。

審査通過後、即時にアプリやネットショッピングで利用できるカード番号が発行され、カードは最短3日で手元に届く（通常発行では1週間かかる）。

三井住友カード プラチナプリファードでマイルを貯めよう

この記事では、三井住友カード プラチナプリファードでの、効率的なマイルの貯め方を紹介した。

このカードでは、直接マイルを得ることはできないが、カード利用により得られるVポイントはマイルに交換が可能だ。

三井住友カード プラチナプリファードは「ポイント特化型プラチナカード」ともよばれ、Vポイントが効率的に貯められる。

Vポイント以外にも、このカードには、さまざまな強みがある。

即時発行もできるので、三井住友カード プラチナプリファードの申し込みを検討しよう。

三井住友カード プラチナプリファードのマイル還元率に関するQ&A