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三井住友カード プラチナにはどんな特典がある?特典の内容や付帯サービスの内容を解説

この記事で解決できるお悩み
  • 三井住友カード プラチナの付帯サービスについて知りたい
  • 付帯サービスを最大限に活用したい
  • 三井住友カード プラチナを持ちたい

この記事では、三井住友カード プラチナが持つ、さまざまな特典や付帯サービスを紹介する。

このカードは三井住友カードが発行する最上位のカードであるため、その特典や付帯サービスのレベルも高い。

特典や付帯サービスの内容を紹介するとともに、実際の利用シーンについても触れていく。

一方で、このカードは三井住友カードの最上位カードであるため、入会審査も他のカードと比べて厳しい。

そのため、三井住友カード プラチナの審査内容についても説明する。

このカードへの入会を検討している人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

三井住友カード プラチナの魅力とは

三井住友カード プラチナ
年会費55,000円(税込)
国際ブランドVisa
Mastercard
ポイント還元率0.5〜7.0%
ポイントの種類Vポイント
家族カード無料
ETCカード無料
スマホ決済
電子マネー
iD
Google Pay
Apple Pay
PiTaPa
WAON
海外旅行傷害保険最高1億円(自動付帯)
国内旅行傷害保険最高1億円(自動付帯)
その他の保険ショッピング保険
利用可能枠総利用枠:原則300万円~
申し込み条件原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
参照:三井住友カードプラチナ「基本情報一覧|三井住友カード プラチナ」

ここでは三井住友カード プラチナが持つサービスや特典について解説する。

このカードには、プラチナカードとして優れている点、そして三井住友カード プラチナだけが提供する特典がある。

これらはすべて、このカードを持つ人の生活を豊かにするものばかりだ。

これより三井住友カード プラチナが持つ魅力の数々を見ていこう。

プラチナカードとして優れている点

三井住友カード プラチナは、他のプラチナカードと比べても、最上位のプラチナカードだ。

ポイント還元率は、一部の店舗を除き、0.5%と高くはない。

それでも多くの人が、このカードを手に入れたいと思っているのは、それ以外に多くの優れた点を持っているからだ。

ここでは三井住友カード プラチナが、他のプラチナカードと比べて、優れている点を紹介する。

カードが持つ最上位のステータス

このカードを発行する三井住友カードは、三井住友銀行も属する三井住友フィナンシャルグループの傘下企業だ。

つまり三井住友カードが発行するカードは、いわゆる「銀行系カード」とよばれ、クレジットカードのなかでもステータスが高い。

銀行系カードは、銀行の貸付審査と同様の考え方をもとに、入会審査を行うことが多い。

三井住友カード プラチナは、銀行系カードのなかでも最上位カードであり、入会審査もひときわ厳しくなる。

しかし入会審査に通過したカード利用者は、高い信用力を持つ人とみなされ、その人のステータスを証明してくれる。

カードには自動車も購入できる利用可能枠が付与されている

三井住友カード プラチナでは、カード利用可能枠を「300万円以上」とし、300万円以下での利用可能枠の設定はしない。

つまりこのカードを持っている人は、だれでもカードを使って300万円までの買い物ができることになる。

トヨタのプリウス(グレードX)は275万円であるため、このカード利用者はいつでも自動車一台購入できるのだ。

同じプラチナカードであるJCBプラチナの利用可能枠は、150万〜300万円だ。

この点からも三井住友カード プラチナは、ワンランク上のプラチナカードであることがわかるだろう。

いつでも・どこからでも相談できる“コンシェルジュ・サービス”

コンセルジュ・サービスに連絡すればカード利用者の要望に応じて、その人に代わり、さまざまな予約を行う。

大切な人と食事をするレストランへの予約、入手困難な音楽・演劇・スポーツ観戦などの各種チケットも手に入れてくれる。

また急な出張でも、航空券や出張先のホテルも手配してくれる。

なかでも、このカードで利用できるVisaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)への連絡はしやすい。

多くの場合コンセルジュ・サービスへの連絡は電話のみになるが、VPCCではメール・Line・専用サイトからも対応可能だ。

忙しいときや移動中でも、24時間365日、VPCCはカード利用者の相談に乗ってくれる。

世界1,500ヶ所以上で利用できる空港ラウンジサービス

旅行や出張などで飛行機を使う場合に、余裕をもって早めに空港に到着しても、飛行機の出発が遅れることも多い。

また飛行機を乗り換える場合には、次に搭乗する飛行機を、空港内で長時間待たなければならない場合もある。

このように空港で長時間過ごさなければならないときでも、空港ラウンジがあれば、出発時刻まで休憩できる。

三井住友カード プラチナでは、国内外35ヵ所の空港で、無料でラウンジが利用できる(同伴者1名も無料利用が可能)

さらにプライオリティ・パスも付帯しているため、世界1,500カ所以上の空港にあるラウンジも利用可能だ。

飛行機に搭乗するまでの間は、ドリンクを飲みながら、空港ラウンジのWI-FIを利用して旅先の情報を調べることもできる。

三井住友カード プラチナだけが提供する特典の強み

このカードは、三井住友カード プラチナだけにしかない特典を、数多く持っている。

これらの特典は、カード利用者の大切な思い出を演出するサービスばかりだ

ここでは、カード利用者だけに提供される、このカードの特典の一部を紹介する。

旅行やエンターテイメントでのさまざまな特典

このカードは、旅行やエンターテイメントに強みを持つカードだ。

そのため、カード利用者には、三井住友カード プラチナが持つ旅行やエンターテイメントでの、多彩な特典が受けられる。

  • プラチナオファー
    • 「超高級ホテル・コンラッド大阪の38階から観覧する淀川花火大会」などカード会員限定イベントへの案内
  • 宝塚歌劇の優先販売
    • 貸切公演のSS席をカード会員へ優先的に販売
  • 三井住友VISA太平洋マスターズの観戦
    • 国内を代表する男子プロゴルフトーナメントのペア観戦入場券をプレゼント
  • 三井住友カード・ラウンジサービス
    • ショッピングや旅行の際には、以下のラウンジが利用可能
      • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(アトラクション「JAWS」内に設置されているカード会員専用ラウンジ)
      • 東京・銀座(D’sラウンジトーキョー)
      • 名古屋・栄(SMBCパーク栄)

旅行(Travel)やエンターテイメント(Entertainment)に強みを持つカードをT&Eカードとよぶ。

ハイレベルなプラチナカードには、T&Eカードの特徴を持つカードも多い。

そのなかでも三井住友カード プラチナは、最上位のT&Eカードであるともいえる。

特別な日に “プラチナグルメクーポン” で食事を楽しむ

三井住友カード プラチナには、全国約170店舗の一流レストランなどでの優待サービスがある。

カード会社の提携企業(ベネフィット・ワン)から、半年に一度「プラチナグルメクーポン」が送られてくる。

このクーポンを用いて、2名以上のコース料理を注文すれば、カード会員1名分が無料になる。

例えば、東京丸の内の最高級イタリア料理店アンティカ・オステリア・デル・ポンテの39,000円のコースも1人分無料になる。

プライオリティ・パスが不要な人には“メンバーズセレクション”

先述したプライオリティ・パスは、海外への旅行や出張に行かない人にとっては、必要のないサービスだろう。

三井住友カード プラチナでは、プライオリティ・パスは、「メンバーズセレクション」のなかにある特典のひとつだ。

プライオリティ・パスの必要がない人は、メンバーズセレクションのなかから、他のものが選べる。

メンバーズセレクション
  • 暮らしを彩るライフアイテム
    • 世界的有名な陶器ブランド「ロイヤルコペンハーゲン」のペア・マグカップなど
  • 上質なビジネスアイテム
    • 英国王室御用達「FULTON」の長傘(TYPHOON)
  • 毎日を愉しむコレクション
    • 世界四大ゴルフブランドのひとつ「タイトリスト」のゴルフボール・セットなど
  • 食の逸品プレゼント
    • 田崎真也セレクション・ボルドーワインセットなど
  • 専門医による「セカンドオピニオン手配サービス」
  • プライオリティ・パス

ライフスタイルに合わせられる三井住友カード プラチナの付帯保険

このカードには、「お買い物安心保険」と「海外・国内旅行傷害保険」が付帯している。

このうち海外・国内旅行傷害保険は、自分のライフスタイルに合わせて、他の保険にも変えられる。

これを「選べる無料保険」とよび、お買い物安心保険とともに、すべての保険は保障が手厚い。

ここでは、これら三井住友カード プラチナに付帯している、各保険の内容を紹介する。

最大500万円まで保障してくれる「お買い物安心保険」

最初に、三井住友カード プラチナに付帯しているお買い物安心保険について解説する。

このカードで決済した購入商品が壊れた場合、または盗まれた場合には、最大500万円まで保障してくれる。

1回につき3,000円の自己負担が必要だが、購入日から200日間(配送時は、購入日の翌日から200日間)保障してくれる。

海外・国内いずれの場合でも保障してくれるので、旅先で買った商品のトラブルにも対応可能だ。

海外で購入した時計や貴金属が、万一旅先で盗難にあっても、このカードを使って購入しておけば保障してくれる。

「海外・国内旅行傷害保険」の保障内容と保障体制

次に紹介する海外・国内旅行傷害保険は、三井住友海上火災と提携し、手厚い保障内容と万全な保障体制を備えている。

この保険は、「選べる無料保険」のなかのひとつであり、カードが手元に届いた段階では、この保険が初期設定されている。

旅行中に亡くなった場合は最大1億円、病気になったときの治療費としては最大500万円まで保障してくれる。

アメリカのホノルルでは救急車をよぶだけで8万円、盲腸になると医療費は300万円もかかるため、海外で使える保険は大切だ。

この保険の保障内容や保障体制を、くわしく見ていこう。

手厚い保障内容

この保険では、カードを持っているカード会員だけではなく、旅行中の家族も保障してくれる。

カード会員と家族、それぞれの保障内容を紹介する。

カード会員への保障
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保障内容保険金額備考
海外旅行
傷害保険※1
傷害死亡・後遺障害の保障最高1億円 
傷害治療の費用500万円 
疾病治療の費用500万円 
賠償責任の費用1億円 
携行品損害の費用100万円免責額3,000円
救援者の費用1,000万円 
国内旅行
傷害保険※1、2
傷害死亡・後遺障害の保障最高1億円 
入院保険金(日額)5,000円事故発生から8日目以降、入院・通院の1日目から支給
通院保険金(日額)2,000円
航空便遅延
費用特約
乗継遅延にともなう費用2万円国際線では三井住友カード プラチナでの決済有無にかかわらず保障される
しかし国内線では、このカードで決済した航空券のみを保障対象とする
出航遅延・欠航・搭乗不能にともなう費用2万円
預かり手荷物遅延にともなう費用2万円
預かり手荷物紛失にともなう費用4万円
※1:旅行費用を三井住友カード プラチナでの決済有無にかかわらず保障される(自動付帯保険)
※2:「国内旅行傷害保険」の保障対象は以下の通り
国内旅行中の公共交通機関(タクシーも含む)搭乗中の傷害事故
国内旅行中の宿泊先での火災傷害事故
募集型企画旅行(ツアー旅行など)に参加中の傷害事故

家族への保障※3

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保障内容保険金額備考
海外旅行
傷害保険※1
傷害死亡・後遺障害の保障最高1,000万円 
傷害治療の費用500万円 
疾病治療の費用500万円 
賠償責任の費用1億円 
携行品損害の費用100万円免責額3,000円
救援者の費用1,000万円 
航空便遅延
費用特約
乗継遅延にともなう費用2万円国際線では三井住友カード プラチナでの決済有無にかかわらず保障される
しかし国内線では、このカードで決済した航空券のみを保障対象とする
出航遅延・欠航・搭乗不能にともなう費用2万円
預かり手荷物遅延にともなう費用2万円
預かり手荷物紛失にともなう費用4万円
※1:旅行費用を三井住友カード プラチナでの決済有無にかかわらず保障される(自動付帯保険)
※3:保障対象者は以下の通り
カード会員の配偶者
カード会員と生計をともにする同居親族(6親等以内の血族または3親等以内の姻族)
カード会員と生計をともにするが別居している未婚の子ども(仕送りを受けている学生など)

海外旅行傷害保険では、1回の旅行で、出発から最長3ヶ月間保障してくれる。

一方でこの保険の保障内容には、保障対象外とすることも一部あるので気をつけよう。

保障対象外の内容
  • 旅行中、病気により死亡または後遺症が残った場合
    • この保険には、疾病での死亡保障がないため、保障対象外になる
  • 国内でのレンタカー運転中、知人の車に同乗中の事故
    • 公共交通機関以外の乗車中の事故は保障対象外になる

上記①ではカード利用者の生命保険が、②では乗車中の車の損害保険、またはカード利用者の生命保険が保障することになる。

このため自身の生命保険や、レンタカー利用時にはレンタカーの保険内容も確認しておくとよいだろう。

海外での万全な保障体制「緊急アシスタンスサービス」

もし事故やトラブルにあった場合には、カード会社と提携している三井住友海上火災に連絡すればよい。

三井住友海上火災の社内に、カード会員向け専用窓口(VJ保険デスク)を設置し、1年365日受け付けている。

また三井住友海上火災は、世界37ヵ所に現地センターを持つ海外援助サービス会社と提携している。

このため海外で事故やトラブルにあったときでも、サポートしてくれるので安心だ。

海外でのサポート内容
  • 医師・医療施設の紹介・案内
  • 医療費キャッシュレスサービス※1
  • 患者の医療施設への移送
  • 患者の本国への移送
  • 現地での医師の緊急派遣
  • 医薬品類の緊急手配
  • 通訳の紹介・手配
  • 救援者の渡航・宿泊手配
  • 遭難された場合の捜索・救助
  • 弁護士の紹介・手配
  • 亡くなった場合には、現地での埋葬や本国への移送、など

※1:医療費キャッシュレスサービス
病気やケガのために提携病院へ行った場合には、その場で治療費を自己負担することなく治療が受けられるサービス。医療費は保険金を使って三井住友海上が提携病院へ直接支払う。

自分のライフスタイルに合わせて「選べる無料保険」で保障内容が変えられる

三井住友カード プラチナに付帯している海外・国内旅行傷害保険は、「選べる無料保険」のなかの選択肢のひとつに過ぎない。

このため旅行や出張に行く機会のない人には、「選べる無料保険」のなかから、他の保険に変えられる。

この「選べる無料保険」は、2022年4月に三井住友カードが、業界初のサービスとして提供を始めた。

保障内容は定期的にアップデートされており、最近では2023年9月に保障内容が強化されている。

スマホ安心プラン

スマートフォンが破損・故障・盗難にあった場合の費用を保障

保障内容最大保証額
画面割れを含む破損(水濡れ、汚損など)により修理した場合の保障10万円
自然に故障(電気的・機械的事故)したために修理した場合の保障10万円
盗難などにより有償交換
または再購入した場合の保障
5万円

弁護士安心プラン(弁護士保険)

他人にケガを負わされた場合、またはモノを壊された場合などで被害を受けた際に、法律相談費用や弁護士費用などを保障。

クレジットカードの付帯保険としては、業界初のサービス。

保障内容最大保証額
弁護士費用などの保障300万円
法律相談費用の保障10万円

ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険)


ゴルフ中の事故、ゴルフ場内でのゴルフ用品盗難、ゴルフクラブの破損などの損害費用を保障

保障内容最大保証額
以下のような事が発生し、損害賠償責任を負わされた場合に保障
ゴルフの練習中・競技中または指導中の事故により、本人が他人の生命または身体を害した場合他人の物を壊した場合
1億円
ゴルフ場敷地内でのゴルフ用品盗難、またはゴルフクラブの破損時の保障10万円
ホールインワンやアルバトロスの際の費用を保障10万円

日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)


他人にケガをさせた場合、または他人のモノを壊した場合の損害賠償に対して保障

保障内容最大保証額
自宅内、もしくはカード利用者の
日常生活で発生した事故の保障
1億円
事故によるケガのため死亡または
後遺症が残った場合の保障
30万円

ケガ安心プラン(入院保険:交通事故限定)


交通事故によるケガの医療費を保障。

保障内容最大保証額
入院した場合の入院一日あたりの保障7,000円/日
入院した場合の一時金保障10万円
入院中に手術を受けた場合の保障7万円
入院せずに手術を受けた場合の保障3.5万円

持ち物安心プラン(携行品損害保険)


身の回りの持ち物が、盗難・破損・火災などの被害にあってしまった場合の損害を保障

保障内容最大保証額
盗難・破損・火災などにより、常に自宅以外でも身につけている携行品に損害が発生した場合の保障25万円
自分が管理している他人からの借用品に、破損・紛失・盗難があったときに、持ち主から賠償責任を負わされた場合の保障10万円
事故によるケガのため後遺症が残った場合の保障5万円

保険を切り替えることも可能だが、すべての保険は1年契約であるため、頻繁に変更できないので気をつけよう。

三井住友カード プラチナを取得するための条件

ここまで三井住友カード プラチナの魅力を述べてきたが、このカードは誰でも簡単に手に入れられない。

クレジットカードには入会審査があるが、三井住友カードの最上位カードであるため、入会審査のハードルは高い。

それでは三井住友カード プラチナの入会審査の内容は、どのようなものなのだろうか?

ここでは、このカードの入会審査で重要視される点を解説する。

三井住友カード プラチナの利用者に必要とされる経済的条件

このカードを持つためには、カード利用者個人に一定額以上の支払い能力が求められる。

三井住友カード プラチナは利用可能枠を300万円以上としており、このカードは300万円未満の利用可能枠での発行はしない。

入会審査では、カード利用者に300万円以上の支払い能力があるかが審査される。

カード会社は、カードの入会申し込みの際に得た申込者の情報である「属性情報」をもとに、入会可否を審査する。

属性情報のなかで、どのような点をカード会社が重要視するのかを解説する。

職業・年齢

三井住友カード プラチナでは、申込対象を「満30歳以上で、本人に安定継続収入のある方」と規定している。

ここでは、年齢が30歳未満の人は、入会できないといっている。

また安定した継続的収入がない学生・専業主婦(夫)・フリーター・無職・非正規労働者なども、入会は困難であろう。

高所得者であるスポーツ選手や芸能人でも、収入に安定性がない場合には、入会は難しい。

その一方で、収入が継続的に安定している会社員や公務員は、カード会社の評価が高い職業だ。

医者・弁護士・経営者でなくとも、会社員や公務員のなかにも、三井住友カード プラチナの利用者は多い。

年収によって設定されるカード利用可能枠

割賦販売法で、年収に応じて個人のカード利用可能枠を定めており、これを超える額の利用可能枠をカードに付与できない。

利用可能枠を300万円以上とする三井住友カード プラチナは、この金額を超えるカード利用可能枠がないと、手に入れられない。

割賦販売法で定められる個人の利用可能枠は、以下の計算式で算出される。

利用可能枠=( [年収] - [生活維持費] -クレジット債務額) × 0.9※生活維持費は下記の金額を引用する

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 割賦販売法における生活維持費(世帯人数別)
4人以上3人2人独身
持家あり・住宅ローンはなし
or
持家なし・借賃負担もなし
200万円169万円136万円90万円
持家あり・住宅ローンもあり
or
持家なし・借賃負担はあり
240万円209万円177万円116万円
クレジット債務額:クレジットカードでリボ払い・分割払い・ボーナス払いなどを利用し、支払いが完了していない残金の額。キャッシングやカードローンの借入残高は含まれない
※出典:日本クレジットカード協会「割賦販売法の改正について」

この計算式を用いると、三井住友カード プラチナを持つには、下記の年収が最低でも必要になる(クレジット債務がないものとする)

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 最低年収
(世帯人数別)
4人以上3人2人独身
持家あり・住宅ローンはなし
or
持家なし・借賃負担もなし
534万円503万円470万円424万円
持家あり・住宅ローンもあり
or
持家なし・借賃負担はあり
574万円543万円511万円450万円

家族構成

独身ひとり暮らしよりも、家族と同居している方が、カード会社の評価は高い。

これは家族がいると、本人に連絡が取れなくなるというリスクが減るためだ。

また世帯主であれば、配偶者や子どもがいるため、社会的信用度も高くなるという面もある。

ただし独身者の場合でも、実家暮らしであれば、連絡が取れなくなるリスクは減る。

さらに世帯年収は親の収入も加わり金額が増えるため、この場合の独身者は、カード会社の評価も高くなる。

住居

住まいが、持ち家か賃貸かによっても、カード会社の評価は異なる。

住まいが持ち家であれば、カード会社の評価は高い。

これは連絡が取れなくなるというリスクが減るだけでなく、カード会社は「資産がある」とみなすからだ。

さらに住宅ローンが完済していれば、家計内で住宅費の支出もないため、カード会社の評価は一層高くなる。

また住宅費の支出がかからないという点では、実家暮らしの人も、カード会社の評価は高い。

三井住友カード プラチナの利用者に求められる信用力

どんなに経済力があっても支払いを滞らせてしまう人、つまり信用力のない人には、カード会社はクレジットカードを与えない。

この信用力を、カード会社は、過去のクレジットカードやローンの利用履歴から審査する。

過去の利用履歴はクレヒス(クレジットヒストリー)ともよび、信用情報として、信用情報機関が収集・管理している。

カード会社は、入会申し込みがあった際に、信用情報機関から申込者の信用情報を確認する。

カード申込者の信用情報のなかで、カード会社がどのような点を重要視しているかを紹介する。

カード会社が重要視するカード申込者のクレヒスの内容

クレヒスのなかに、金融事故の記録があるカード申込者には、カード会社はクレジットカードを発行しない。

金融事故とは、以下のような支払い上のトラブルのことだ。

金融事故の内容概要
長期延滞61日以上クレジットカード利用分の支払いが遅れること
強制解約支払いの延滞や利用規約の違反などで、カード会社から強制的にカードを解約されること
債務整理カード会社などの債権者と交渉して、借金減額・支払期間の延期などの手続きを行うこと
代位弁済カード利用者が返済できなくなった場合に、本人に代わって、保証会社などの第三者が借金を返済すること
自己破産裁判所が、カード利用者が支払不能であることを認め、借金返済の免除手続きを行うこと

金融事故の記録がある人は、カード会社から、その人の信用力が著しく疑われてしまう。

このような人は、金融事故の記録が抹消されるまで、カードの申し込みは控えるべきだ。

利用履歴が真っ白でも審査には通過しない

金融事故の記録は、信用情報に記録された発生日から5年経つと抹消され、信用情報が真っ白になるため「ホワイト」とよばれる。

また過去にクレジットカードやローンを利用したことがない人も、信用情報が真っ白であるため「スーパーホワイト」とよばれる。

そのような人からカードの申し込みがあっても、両者とも信用情報がないため、カード会社は信用力が判断できない。

このため両者いずれの場合でも、入会審査の際には、審査落ちになる場合が多い。

なおスマートフォンや家電を分割払いで購入しても、信用情報に記録される。

ホワイトやスーパーホワイトの人は、これらを購入する際には分割払いを検討し、健全なクレヒスが残せるように努めよう。

他社カードとの関係性

同時に複数のカードを申し込んでいると、審査に落ちる可能性が高くなるので、やめておこう。

短期間に複数のカードを申し込んでいると、カード申込者に多重債務や自己破産のリスクがあると疑われてしまう。

つまりカード会社から「お金に困っている人」と判断され、カード審査に落とされてしまう可能性が高くなるからだ。

もし三井住友カード プラチナの審査落ちに備えて、他のカードを申し込んでいると、その内容も信用情報に記録されてしまう。

後日カード会社が信用情報からその情報を確認し、リスクを感じて、審査落ちの判断をくだす恐れもあるので気をつけよう。

プラチナ特典の活用方法

これまで三井住友カード プラチナの魅力的な特典や、手厚い保障が備わる付帯保険について述べてきた。

実際にこれらがどのような場面で活かされるのだろうか?

ここでは、このカードが持つ特典や付帯保険のメリットを発揮する場面を紹介する。

このカードを手にしたときの参考にしてほしい。

ビジネスシーンでの活用

まず三井住友カード プラチナが、ビジネスシーンで効果を発揮する場面を紹介しよう。

さまざまな場面で、このカードは強みを発揮するが、ここでは海外出張や取引先との接待での活用例を解説する。

海外出張の場合:空港ラウンジや付帯保険の活用例

海外出張が多いビジネスパーソンは、飛行機に搭乗している間に届くメールのことを心配してしまう。

アメリカやヨーロッパに向かうときには、10時間以上も機上にいるため、その間は社内や取引先への連絡ができなくなってしまう。

空港ラウンジでは出航までの時間、落ち着いてメールチェックができ、メールの不在設定もできる。

また出張先によっては、日本と気候や季節が異なることで、体調を崩すことがあるかもしれない。

どうしても体調がすぐれない場合には、緊急アシスタンスサービスに連絡しよう。

海外でも、現地の医師・医療施設を紹介してくれ、かかった医療費もキャッシュレスで処理できる。

取引先との接待の場合:コンシェルジュ・サービスの活用例

取引先との親睦を深めるために、会食やゴルフなどの接待を行うこともあるだろう。

このとき場所選びや予約で頭を悩ませている幹事を助けてくれるのが、コンシェルジュ・サービスだ。

コンシェルジュ・サービスに連絡し、目的・日付・地域・接待相手の嗜好などを伝えると、いくつかの候補先を提案してくれる。

幹事は候補先から、接待相手が最も喜びそうな場所を選べばよいだけだ。

三井住友カード プラチナのVPCCへは、24時間365日、メール・Line・専用サイトからでも相談できる。

このため、自分の都合の良いタイミングで問い合わせができる。

プライベートでの活用

三井住友カード プラチナは、家族サービスなど自分のプライベートでも、このカードの効果を発揮してくれる。

ここでは、このカードを使った、家族や大切な人との思い出の作り方を紹介する。

大切な人と大切な日に過ごすとき:プラチナグルメクーポンの活用例

大切な人との記念日に食事をする際には、プラチナグルメクーポンを使おう。

3人以上の会食で、このクーポンを使えば、カード会員分は無料になる

1年に2回届くので、家族・パートナー・両親・恩師・親友など、さまざまな相手と食事を楽しめる。

都会の高層階から夜景を一望にできる、高級イタリアン・日本料理・中華料理などの名店で、料理が味わえる。

日頃は面と向かって感謝を伝えることができない相手にも、気持ちを伝えることができるだろう。

休日に家族で思い出を作るとき:プラチナオファーやコンシェルジュ・サービスの活用例

長期休暇のときには、家族と一緒に、三井住友カード プラチナで思い出を作れる。

野球好きの息子のために、プロ野球選手との交流イベント付き観戦チケットを、プラチナオファーから手に入れよう。

またミュージカルが好きな娘には、コンシェルジュ・サービスで劇団四季のチケットを手配しよう。

休みの日に、家族と一緒に過ごした時間が、家族の一生の思い出になる。

その思い出を、三井住友カード プラチナは演出してくれるはずだ。

三井住友カード プラチナが持つメリットを満喫しよう

この記事では、三井住友カード プラチナが持つ、さまざまな特典や付帯サービスを紹介した。

このカードは、ビジネスでもプライベートでも、カード利用者の生活をサポートしてくれる。

一方でこのカードを持つ人には、一定以上の支払い能力と信用力が求められる。

しかし支払い能力と信用力をカード会社から認められれば、だれもがこのカードを持てる。

自分の生活を豊かにするために、ぜひこのカードを手にしてほしい。

三井住友カード プラチナの付帯サービスに関するQ&A

三井住友カード プラチナの年収条件はどのくらいですか?

400〜600万円ほど。ただし、これは他社でのカード利用やキャッシング利用の残高がない前提だ。

利用残高がある場合には、年収にその分を加えた額が必要になる。

プラチナカードの特典を最大限に利用するにはどうすればいいですか?

三井住友カード プラチナをメインカードとして、優先的に使うようにしよう。

プラチナカードはステータスの証(あかし)で、特別なサービスを提供してくれる店舗もある。

またコンシェルジュ・サービスに連絡をすれば、希望に沿って、さまざまな提案をしてくれる。

プラチナカードの申込み審査は厳しいですか?

他のカードと比べて審査基準は厳しい方に入る。

しかし、支払い能力と信用力をカード会社から認められれば、審査は通過するだろう。

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