- リボ払いの基本的な仕組みと特徴を理解したい
- 三井住友カード ゴールド(NL)でのリボ払い利用方法を知りたい
- リボ払いを利用する際の注意点と賢い使い方を知りたい
対象店舗の利用で最大7.0%ポイント還元される三井住友カード ゴールド(NL)は、リボ払いも可能な使いやすいクレジットカードだ。
ゴールドクラスの特典・付帯サービスがあり、SMBCグループのブランド力があることから人気が高い。
本記事ではそんな、三井住友カード ゴールド(NL)のリボ払いについて解説する。
リボ払いの仕組みからメリットとデメリット、三井住友カード ゴールド(NL)でリボ払いを利用する方法まで解説するので、ぜひ参考にしてほしい。
リボ払い仕組みとは?
まずはリボ払い(リボルビング払い)の仕組みを解説する。
リボ払いの意味を知っている人も、仕組みを改めて整理するために参考にしてほしい。
リボ払いは月々定額の返済方法
リボ払いとはクレジットカードを使って購入した商品の代金を、月々定額で返済していく支払い方法のことだ。
たとえば10万円の商品を一括払いで購入した場合、翌月または翌々月の支払日に10万円の購入代金をまとめて支払う。
一方で、リボ払いは10万円の購入代金を「毎月1万円」というように定額で支払っていく。
リボ払いを使えば同じ購入代金でも、一回の支払い負担を減らすことができる。
三井住友カード ゴールド(NL)では「マイ・ペイすリボ」と呼ばれるサービスがあり、カード決済を利用すると購入代金が自動的にリボ払いになるので便利だ。
ただし、リボ払いには手数料(利息)が発生する点に注意しよう。
一括払いなら10万円の商品代金の支払い額は同じ10万円だが、リボ払いでは10万円に利息が上乗せされた支払い額になる。
利息がいくら発生するかは後述するので参考にしてほしい。
「定額方式」と「残高スライド方式」
リボ払いの代表的な支払方法として、「定額方式」と「残高スライド方式」の2種類がある。
それぞれの違いを整理してみよう。
- 定額方式
- 支払残高の大きさに関係なく毎月一定金額を支払う方法
- 残高スライド方式
- 支払残高の大きさに応じて毎月の支払い額が段階的に増減する方式
定額方式は支払残高の大きさに関係なく、毎月の支払い額が固定するのがメリットだ。
一方で、残高スライド方式は支払残高の大きさに応じて毎月の支払い額が変わるため、定額方式よりも利息を抑えられる可能性がある。
たとえば支払残高が10万円未満なら月々1万円、10〜20万円未満なら2万円という条件の残高スライド方式の場合で考えてみよう。
10万円以上の購入代金をリボ払いに設定した場合、定額方式よりも残高スライド方式の方が支払期間が短くなるため、必然的に利息が安くなる。
どちらの支払方法を採用しているかはクレジットカードごとに異なるので、リボ払いを利用する前にチェックしていこう。
ちなみに、三井住友カード ゴールド(NL)の「マイ・ペイすリボ」は残高スライド方式を選ぶことができ、支払い額の増額も可能だ。
リボ払いのメリットとデメリット
それでは、リボ払いのメリットとデメリットを整理しよう。
リボ払いはメリットのある支払方法だが、当然ながらデメリットもある。
どちらも理解した上でリボ払いを使うか否かを検討してほしい。
リボ払いのメリット
リボ払いのメリットといえば、「月々の支出を固定化できる」ことだ。
リボ払いでは事前に設定した金額以上の支払いは発生しないため、毎月のカード決済利用代金の支払いを固定化できる。
毎月の支出を気にせずクレジットカードを使いたい人におすすめだ。
また、三井住友カード ゴールド(NL)の「マイ・ペイすリボ」には次のようなメリットがある。
- Vポイントの還元率が+0.5%
- 増額支払いで利息を抑えられる
三井住友カード ゴールド(NL)所有者は、リボ払いによる利息の請求がある月は通常ポイント(0.5%)に加えて+0.5%(※)が加算される。
つまり、リボ払いによる利息の請求がある月のポイント還元率は1.0%にアップする。
また、「マイ・ペイすリボ」は最低の支払い額を5,000円として、月々の収入や支出に合わせて支払い額を自由に設定できる。
余裕がある月は増額支払いを行うことで、全体の利息を抑えることができる。
※一部対象とならない利用・提携カードがある
リボ払いのデメリット
リボ払いのデメリットは、一括払いとは異なり利息が発生することだ。
また、利息が高めに設定されているケースも多い。
では、実際にリボ払いの利息はいくらほどなのかシミュレーションをしてみよう。
以下の表は、金利(実質年利)15.0%のリボ払いを使用し、購入代金10万円を定額方式で毎月1万円返済していく場合の支払いシミュレーションだ。
返済回数(支払日) | 返済金額 | 利息 | 元金 |
---|---|---|---|
1回目 | 11,233円 | 1,233円 | 90,000円 |
2回目 | 11,110円 | 1,110円 | 80,000円 |
3回目 | 10,986円 | 986円 | 70,000円 |
4回目 | 10,863円 | 863円 | 60,000円 |
5回目 | 10,740円 | 740円 | 50,000円 |
6回目 | 10,616円 | 616円 | 40,000円 |
7回目 | 10,493円 | 493円 | 30,000円 |
8回目 | 10,370円 | 370円 | 20,000円 |
9回目 | 10,247円 | 247円 | 10,000円 |
最終回 | 10,123円 | 123円 | 0円 |
合計支払い額 | 106,781円 |
※簡易的なシミュレーションであり実際のリボ払いの支払いとは異なる
このようにリボ払いは、金利・購入金額・支払回数に応じて利息が発生する。
金利と購入金額が低く、支払回数が多いほど利息が増える点に注意しよう。
また、リボ払いを日常的に利用すると支払残高が増えていき、ショッピング利用可能枠を消費する。
そのため、いざ商品を購入したいときにクレジットカードが使えないというケースもあるので合わせて注意しよう。
三井住友カード ゴールド(NL)でのリボ払いの利用方法は?
それでは、三井住友カード ゴールド(NL)のリボ払いの利用方法を紹介する。
三井住友カード ゴールド(NL)には3種類のリボ払いがあるので、それぞれの特徴を整理していこう。
「お店でリボ払い」
「お店でリボ払い」とは、店舗での会計時に「リボ払い」と伝えるだけで一括払いではなくリボ払いを選択できる方法だ。
普段からリボ払いを選ぶことはないが、場合によってはリボ払いを選択したい人におすすめとなっている。
「お店でリボ払い」は三井住友カード ゴールド(NL)に標準的に備わっている支払方法なので、申し込み時やWebサービスの「Vpass」で特別な設定を行う必要はない。
「あとからリボ」
「あとからリボ」とは、一括払い・2回払い・ボーナス一括払いで購入した商品代金をあとからリボ払いに設定できるサービスだ。
店舗によっては一括払いしか受け付けておらず、「お店でリボ払い」を使用できないケースがある。
そんなときは、一括払いで購入し「あとからリボ」で変更すれば実質的にリボ払いを使用したことになる。
「あとからリボ」はWebサービスの「Vpass」、またはスマホの「Vpass」アプリから利用できる。
「マイ・ペイすリボ」
「マイ・ペイすリボ」とは、カード決済で購入した商品代金が自動的にリボ払いに設定されるサービスだ。
たとえば店舗で商品を購入した際に、「一括払いで」と伝えると自動的にリボ払いが選択される。
「リボ払いで」と店頭で伝えるのは恥ずかしいという人は、三井住友カード ゴールド(NL)の「マイ・ペイすリボ」を利用するといいだろう。
一括払いを選択しても自動的にリボ払いになるので、店頭で支払方法を伝える際に気負わずリボ払いを利用できる。
ちなみに「マイ・ペイすリボ」は三井住友カード ゴールド(NL)の申し込み時に設定するか、カード発行後にWebサービスの「Vpass」またはスマホの「Vpass」アプリから設定する必要がある。
リボ払いを利用する際の注意点と賢い使い方
それでは最後に、リボ払いを利用する際の注意点と、賢い使い方について解説する。
リボ払いはメリットもあればデメリットもある支払方法なので、使い方を工夫するだけでデメリットを最小限に抑えられる。
利息がいくら発生するか事前にチェックしよう
リボ払いは一括払いとは異なり利息の発生する支払方法だ。
そのため、購入した商品代金に対していくらの利息が発生するのかをその都度チェックしてほしい。
利息を都度チェックすることで利息の合計を把握し、使いすぎを防ぐことができる。
リボ払いは商品代金が大きくても月々の支払い額が一定なので、「大きな金額の商品を購入していない」と錯覚してしまうことがある。
しかし商品購入前に利息を都度チェックし、記録しておけば自分がどれだけリボ払いを利用しているのか常に意識できるだろう。
ちなみに、三井住友カードはリボ払いの支払シミュレーションツールを提供している。
Webサービスの「Vpass」にログインすればいつでもシミュレーションを使用できるので、ぜひ活用してほしい。
余裕がある月は積極的に増額支払いをしよう
リボ払いで月々の支払い額が定額になるのはありがたいが、利息はできる限り安く抑えたいことだろう。
そこで、経済的に余裕のある月は積極的に増額支払いをしよう。
三井住友カード ゴールド(NL)のリボ払いは支払い額を自由に増額できる。
たとえば毎月10,000円の支払いを行っているが、余裕があるから30,000円支払いたいという場合も対応可能だ。
前述のように、リボ払いの利息とは金利・購入代金・支払回数によって増減する。
増額支払いをすれば支払回数を減らし、その分の利息を安く抑えることができる。
「リボ払いはほとんど使わない」という人なら気せずともよいかもしれないが、「マイ・ペイすリボ」を設定している人など日常的にリボ払いを利用する場合は積極的に増額支払いをして全体の利息をどんどん減らしていこう。
+0.5%ポイント還元を賢く使う方法
三井住友カード ゴールド(NL)で利用するリボ払い最大の特徴は、「リボ払いによる利息の請求がある月は+0.5%ポイント還元される」ことだ。
これを賢く使うことで、利息以上のVポイントを獲得できる。
たとえば、三井住友カードのリボ払いシミュレーションを使い、「利用金額10万円・月々支払い額1万円」でシミュレーションを行ったところ、合計利息は「6,704円」だった(「あとからリボ」の場合)。
支払回数は11回、そのうち10回はリボ払いによる利息が発生するため10ヵ月分のVポイントが+0.5%ポイント還元されることになる。
では、この10ヶ月のカード決済代金の合計が200万円(税込)だったと仮定しよう。
200万円(税込)に対して0.5%ポイント還元され、獲得できるVポイントは10,000ポイントになる。
合計利息を差し引くと「3,296ポイントのプラス」だ。
一見すると、リボ払いは利息分の金額を損しているように思える。
しかし、三井住友カード ゴールド(NL)なら+0.5%ポイント還元の特典を賢く使うことで、利息分を損するどころかより多くのVポイントを獲得できるのだ。
まとめ
本記事では三井住友カード ゴールド(NL)のリボ払いについて解説した。
三井住友カード ゴールド(NL)のようにリボ払いでポイント還元率がアップするクレジットカードは少ない。
そのため、リボ払いを利用する予定のある人は、三井住友カード ゴールド(NL)の申し込みを検討してみてほしい。
三井住友カード ゴールド(NL)にはさまざまな特典・付帯サービスがあるので、メリットはリボ払いだけではない。
年間100万円以上のカード決済で翌年度以降の年会費が永年無料になったり、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元(※)されたりとメリットが多い。
また、三井住友カード ゴールド(NL)は新規入会キャンペーンを行っているため、入会と利用条件達成でVポイントを獲得できる。お得な機会を逃さずに申し込んでほしい。
- 対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
- 最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
- 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。 その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。 上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
- ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。