- 三井住友カード ゴールド(NL)のマイル還元率とその計算方法が知りたい
- マイルを効率的に貯めたい
- マイルとVポイントの交換方法が知りたい
三井住友カード ゴールド(NL)を利用して貯まるVポイントにはさまざまな使い道がある。
「Vポイント」アプリに移行すればVisaのタッチ決済加盟店またはiD加盟店で1ポイント=1円として使用でき、ギフト交換なども可能だ。
さらに、Vポイントは航空会社のマイルに交換することもできる。
そこで本記事では、三井住友カード ゴールド(NL)のマイル還元率や交換方法などを解説する。
ポイント獲得だけでなくマイル獲得も検討している人は、ぜひ参考にしてほしい。
Vポイントとマイルの交換方法
まずは、三井住友カード ゴールド(NL)の利用で貯まるVポイントをマイルに交換する仕組みとその手順、マイル交換時に注意すべきことを解説する。
Vポイントをマイルに交換する仕組み
三井住友カード ゴールド(NL)のクレジット決済で貯まるVポイントは、実はマイルに直接交換することはできない。
Vポイントを移行できるのは以下の他社ポイントプログラムだ。
- Tポイント
- dポイント
- Pontaポイント
- nanacoポイント
- 楽天
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラポ
- Joshin
※詳細は入会後にWebサービスの「Vpass」にログインし「ポイントサービス」で確認可能
つまり、三井住友カード ゴールド(NL)からマイルに交換するためには、他社ポイントプログラムを経由しなければいけない。
その最もシンプルなルートが「Vポイント>Tポイント>ANAマイル」だ。
Tポイントは500ポイントにつきANA250マイルに交換できる。
交換レートは0.5%だ。
VポイントからTポイントへは1ポイント=1ポイントで交換できるので、Vポイント>ANAマイルの実質交換レートは0.5%ということになる。
JALマイルを必要とするなら、Pontaポイント経由が最もシンプルだ。
「Vポイント>Pontaポイント>JALマイル」のルートで交換できる。
ただし、VポイントからPontaポイントは0.8%(1ポイント=0.8ポイント)の交換レートとなっており、さらにPontaポイントからJALポイントの交換レートは0.5%(1ポイント=0.5マイル)となっている。
そのため、Vポイント>JALマイルの実質交換レートは0.4%と、ANAマイルに交換するよりも少し低い。
また、dポイント経由でも同様の交換レートでJALマイルに交換可能だ。
少し複雑にはなるが、VポイントからANAマイルへの実質交換レートを「0.7%」に引き上げるルートがある。
このルートについては後述する「三井住友カード ゴールド(NL)のマイルを効率的に貯める方法」で解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。
Vポイントからマイルに交換する手順
前述のとおり、三井住友カード ゴールド(NL)ではVポイントからマイルに直接交換することはできない。
そのため、特定のルートでANAマイルまたはJALマイルに交換する必要がある。
手順としてはまず、Vポイントを他社ポイントに交換しよう。
手順は次のとおりだ。
- 「Vpass」アプリにログイン
- 画面中段の「Vポイント」をタップ
- 画面中段の「簡単に使う」をタップ
- 画面スクロールの上の「その他」欄で希望の交換先を選択
- 「Vpass」にログイン
- 「ポイント交換」をクリック
- 希望の交換先を選択
他社ポイントへ交換してからマイルに交換する手順については、ポイント提供各社の公式サイトをチェックしよう。
マイル交換時に注意すべきこと
三井住友カード ゴールド(NL)でVポイントからマイルに交換する際に注意すべきことは、「Vポイント>マイル」のように直接交換できないことと、交換レートが1.0%に達しないことだ。
- ANAマイル(Tポイント経由)
- 0.5%
- JALマイル(Pontaポイント経由)
- 0.4%
- JALマイル(dポイント経由)
- 0.4%
シンプルなルートで交換する場合、VポイントからANAマイルに交換する方が、交換レートは0.1%高い。
たとえば1,000VポイントをANAマイルにすると500マイルになるが、JALマイルなら400マイルだ。
そのため、Vポイントからマイルに交換する場合は基本的にANAマイルを選択したい。
もう1つの注意点として、三井住友カードにはVポイントをANAマイルに直接交換できるカードがあることを覚えておいてほしい。
以下のANA提携カードについては、VポイントからANAマイルに直接交換可能だ。
- ANAカード(一般カード)
- ANAカード(ワイドカード)
- ANAカード(ワイドゴールドカード)
- ANAカード(学生カード)
- ANA VISA Suicaカード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimocaカード
- ANA VISAプラチナ プレミアムカード
※ANAカードについてはVisaのほかMastercardも選択可
交換レートは一般クラスで0.5%、ゴールドクラスで1.0%、プラチナクラスで3.0%となっている。
また、一般クラスは年会費6,600円(税込)で2倍コースに加入すると、交換レートが1.0%に上がる。
このように、三井住友カードのANA提携カードなら他社ポイントを経由しなくてもANAマイルに直接交換できるので、「他社ポイント経由は面倒」という人は検討してみてほしい。
三井住友カード ゴールド(NL)のマイル還元率
続いて、三井住友カード ゴールド(NL)の基本情報はマイルの実質還元率などを解説する。
カードの基本情報
年会費 | 5,500円(税込) ※年間100万円利用で翌年以降の年会費無料 ※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。 |
---|---|
国際ブランド | Visa Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5〜7.0% |
ポイントの種類 | Vポイント |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
スマホ決済 電子マネー | iD Google Pay Apple Pay PiTaPa WAON |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
その他の保険 | ショッピング保険 |
申し込み条件 | 原則として、満20歳以上で、本人に安定継続収入のある方 |
三井住友カード ゴールド(NL)は三井住友カードが発行するゴールドクラスのクレジットカードだ。
ナンバーレスを採用しているので券面にカード情報がなく、不正使用されるリスクが少ない。
また、スタイリッシュな券面デザインとSMBCグループのブランド力によって高い人気を博している。
三井住友カード ゴールド(NL)の年会費は通常5,500円(税込)だが、年間100万円以上の利用があれば翌年度以降の年会費が永年無料になる。
さらに、前年100万円以上の利用でカード継続時に10,000ポイント獲得できる特典が毎年適用される。
ポイント還元率は通常0.5%だ。
クレジット決済200円(税込)につきVポイントを1ポイント獲得できる。
通常のポイント還元率は標準的だが、対象店舗で利用すると最大7.0%還元される。
しかも、日常的に利用しやすいコンビニ・飲食店が対象店舗なので、使い方次第でVポイントを大量獲得できるクレジットカードだ。
マイルの実質還元率
三井住友カード ゴールド(NL)で貯めたVポイントをマイルに交換した場合の、実質還元率を解説する。
「実質還元率」とは、三井住友カード ゴールド(NL)を使ったクレジット決済に対してマイルをいくら獲得できるかを直接的に表した数字だ。
先ほど解説した「Vポイント>Tポイント>ANAマイル」のルートで交換した場合、実質還元率は「0.25%」となる。
つまり、クレジット決済200円(税込)につき50ANAマイルを獲得できることになる。
一方、「Vポイント>Pontaポイント(dポイント)>JALマイル」のルートで交換した場合、実質還元率は「0.20%」となる。
クレジット決済(税込)につき40JALマイルを獲得できる計算だ。
ただしこれらの実質還元率は、通常のポイント還元率(0.5%)でVポイントを獲得した場合である。
もしも対象店舗で三井住友カード ゴールド(NL)を利用し7.0%ポイント還元されると、Vポイントからマイルへの実質還元率はANAマイルで「3.5%」、JALマイルで「2.8%」にアップする。
Vポイント>ANAマイルの「3.5%」という実質還元率は、ANA VISAプラチナ プレミアムカードでANAマイルを獲得するよりも0.5%高い。
つまり三井住友カード ゴールド(NL)は条件達成で年会費無料になるクレジットカードでありながら、年会費88,000円(税込)がかかるANA VISAプラチナ プレミアムカードよりも高い実質還元率でANAマイルを獲得できるポテンシャルがあるのだ。
他カードのマイル還元率と比較
三井住友カード ゴールド(NL)以外のクレジットカードのマイル還元率(実質還元率)を見てみよう。
クレジットカード | マイル実質還元率 | |
---|---|---|
JCBゴールド(ANA・JAL共に直接交換可能) | ANA:0.60% JAL:0.60% | |
楽天プレミアムカード(ANA・JAL共に直接交換可能) | ANA:0.5% JAL:0.5% | |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(ANA・JAL共に直接交換可能) | ANA:0.45% JAL:0.375% | |
三井住友カード ゴールド(NL)(ANA・JAL共に別ルート) | ANA:0.25% JAL:0.20% | |
三菱UFJカード ゴールドプレステージ(JAL直接交換可能、ANA別ルート) | ANA:0.16% JAL:0.20% |
これらのクレジットカードの中で、三井住友カード ゴールド(NL)は4番目にマイル還元率が高い。
「それなら他のクレジットカードがいいのではないか」と思うかもしれないが、三井住友カード ゴールド(NL)以外のクレジットカードはいずれも年会費11,000円(税込)がかかる。
三井住友カード ゴールド(NL)の通常年会費は5,500円(税込)なので、差額5,500円分をカバーしたい場合は、ポイント還元率が1.0%と仮定しても「55万円」のクレジット決済が必要だ。
これだけの差があるとマイル実質還元率が多少低くとも、三井住友カード ゴールド(NL)に大きなメリットがあると言えるだろう。
三井住友カード ゴールド(NL)のマイルを効率的に貯める方法
それでは、三井住友カード ゴールド(NL)でマイルを効率的に貯める方法を紹介する。
これにより交換レート・実質還元率がアップするので、ぜひ参考にしてほしい。
特定のルートでANAマイルに交換する
三井住友カード ゴールド(NL)からマイルへの交換レート・実質還元率を上げられるルートを、通称「JQみずほルート」と呼ぶ。具体的には次のようなルートだ。
JRキューポとは「JQ CARD セゾン」で貯まるポイントであり、永久不滅ポイントはセゾンカードで貯まる。
ただし、そのセゾンカードでも良いわけではなく、必ず「みずほマイレージクラブカード/ANA限定」が必要だ。
みずほマイレージクラブカード/ANA限定を所有していると、永久不滅ポイントから100ポイント=350マイルでANAマイルに交換できる。
この「JQみずほルート」でVポイントをANAマイルに交換した場合、三井住友カード ゴールド(NL)の通常ポイント還元率と他社ポイント交換時の交換レートを計算してくと実質還元率は「0.35%」になる。
ルート | 還元率・交換レート | ポイントの動き※50,000円(税込)で決済した場合 |
---|---|---|
Vポイントを獲得 | 0.5% | 250Vポイント |
Vポイント>Tポイントに交換 | 100% | 250Tポイント |
Tポイント>JRキューポに交換 | 100% | 250JRキューポ |
JRキューポ>永久不滅ポイントに交換 | 20% | 50永久不滅ポイント |
永久不滅ポイント>ANAマイルに交換 | 350% | 175ANAマイル |
実質還元率 | 0.35% | − |
「Vポイント>Tポイント>ANAマイル」のルートで交換した場合の実質還元率は0.25%なので、上記ルートで交換すれば実質還元率が0.1%アップしたことになる。
ちなみに同様のルートでJALマイルに交換することも可能だが、実質還元率は0.25%なのでANAマイルに交換する方が実質還元率が高い。
対象店舗で利用して最大7.0%ポイント還元
三井住友カード ゴールド(NL)のマイル実質還元率は「JQみずほルート」でアップするが、まだまだ物足りないと感じるだろう。
そこで、三井住友カード ゴールド(NL)の最大7.0%ポイント還元を活用しよう。
対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元(※)される。
5,000円(税込)のクレジット決済をすると、通常は25ポイント獲得できるところ、対象店舗でスマホのタッチ決済を使えば350ポイントも獲得できる。
ポイント還元率が14倍になるということは、「JQみずほルート」で交換するANAマイルの実質還元率も14倍にアップすることになる。
つまり、三井住友カード ゴールド(NL)で最大7.0%ポイント還元され、そのポイントを「JQみずほルート」でANAマイルに交換すれば実質還元率はなんと「4.9%」だ。
コンビニや飲食店など日常的に利用するであろう店舗にて、実質還元率4.9%でマイルを獲得できるクレジットカードは非常に少ない。
ぜひこの裏技を利用して、三井住友カード ゴールド(NL)でANAマイルを大量獲得してほしい。
Vポイントを有効活用しよう!
最後に、三井住友カード ゴールド(NL)で貯めたVポイントの有効活用について、マイル以外の使い道を紹介する。
Vポイントおすすめの使い道
Vポイントは1ポイント=1円として消費できたり他社ポイントに交換できたりと、柔軟性の高いポイントプログラムだ。
まず、1ポイント=1円としてキャッシュバックし、クレジット決済の支払い代金に充当できる。
Vポイントの使い道に困ったら、キャッシュバックを利用すればまず損はない。
Amazonギフト券、 Google Play ギフトコード、Apple Gift Cardなら1ポイント=0.8円分(500ポイント単位)で交換可能だ。
比較的高い交換レートでギフトカードを獲得できるので、これも有効活用できる使い道だ。
この他におすすめしたいのは、1ポイント=1円としてSBI証券の投資信託を買い付ける使い道だ。
SBI証券にはVポイント連携サービスがあり、投資信託のクレカ積立でVポイントを獲得できるだけでなく、Vポイントで投資信託を買い付けられる。
貯まったVポイントを投資に回せば「消費」ではなく「増やす」という新しい選択肢になる。
カードの特徴とメリット
三井住友カード ゴールド(NL)最大のメリットはやはり、ポイント還元率の高さだ。
前述のように対象店舗でスマホのタッチ決済を使うと最大7.0%ポイント還元される。
さらに、三井住友カードを所有している家族を家族登録すれば、1人につき+1.0%ポイント還元される(最大+5.0%)。
サービス連携によるポイントアッププログラムも魅力的だ。
対象店舗でスマホのタッチ決済、家族登録、サービス連携を併用すれば20.0%ポイント還元も目指せる。
ポイントアップ対象の連携サービス
対象サービス | ポイント還元率 | 達成条件 |
---|---|---|
アプリログイン | +1% | Oliveアカウントに契約のうえ、三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリへ月に1回以上ログイン |
選べる特典 | +1% | Oliveアカウントの選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を選択 |
SBI証券 | 最大+2% | SBI証券口座を保有し、SBI証券Vポイントサービスに登録のうえ、対象取引を実施 |
住友生命 | 最大+2% | 「Vitalityスマート for Vポイント」に加入のうえ、Vitality健康プログラムを実施 Vitalityステータスに応じてポイントアップ |
外貨預金 | 最大+2% | Oliveアカウントに契約のうえ、三井住友銀行で外貨取引を実施 |
住宅ローン | +1% | Oliveアカウントに契約のうえ、三井住友銀行で住宅ローンの契約 |
SMBCモビット | 最大+1% | SMBCモビットの返済口座にOliveアカウント契約口座を登録のうえ利用 |
20.0%の還元率で獲得したVポイントを「JQみずほルート」でANAマイルに交換すれば、実質還元率は脅威の「7.0%」だ。
これを機に、三井住友カードのサービスにどっぷり浸かってみるのも良いだろう。
申し込みから発行までの手順
三井住友カード ゴールド(NL)の申し込みから発行までの手順は次のとおりだ。
- Webサイトから申し込み内容を入力する
- インターネットで支払い口座を設定する
- 三井住友カードの入会審査が行われる
- 入会審査の結果がメールで届く
- 自宅にクレジットカードが届く
三井住友カード ゴールド(NL)は郵送申し込みも可能だが、新規入会キャンペーンが豊富なのでWeb申し込みをおすすめする。
申し込み完了から審査完了まで、通常発行で申し込んだ場合は最短3営業日かかる。
ただし、即時発行で申し込めば最短10秒で審査が完了し、スマートフォンの「Vpass」アプリを通じてカード情報を確認できる。
カード情報を使ってオンラインショップでクレジット決済を利用できるほか、Apple PayやGoogle Pay(TM)に登録して全国のVisaまたはMastercardの加盟店舗、またはiD加盟店舗でスマホのタッチ決済が利用可能になるので、少しでも早く三井住友カード ゴールド(NL)を使いたい人は即時発行で申し込もう。
まとめ
本記事では、三井住友カード ゴールド(NL)のマイル還元率や交換方法などを解説した。
「JQみずほルート」によるANAマイルへの交換は、現在のところ最も実質還元率の高い交換ルートだ。
三井住友カード ゴールド(NL)でマイルを貯めたい人は、ぜひ検討してほしい。
また、三井住友カード ゴールド(NL)は新規入会キャンペーンを実施している。
入会・利用条件達成で2万円相当以上のVポイントを獲得できるので、お得な機会に申し込んでほしい。