三井住友カード プラチナプリファードの作り方は？申し込み条件や流れ、注意点を解説

三井住友カード プラチナプリファードの作成を検討しているものの、「どんな書類が必要なのか」「審査に通過するのは難しいのか」と疑問に思っている人もいるのではないだろうか。

申し込み方法に不備があると発行までに時間がかかったり、最悪の場合は審査に落ちたりする恐れがある。

そのため、スムーズな発行や審査への通過確率アップには、流れを理解したうえで正しい申し込み方法を把握することが大切だ。

そこで本記事では、三井住友カード プラチナプリファードの申し込みの流れや本人確認に必要な書類、審査基準などを解説する。

三井住友カード プラチナプリファードを作成する際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

三井住友カード プラチナプリファードの申し込みの流れ

三井住友カード プラチナプリファードに申し込む際の流れは以下の通りだ。

ここでは、それぞれの具体的な方法を説明する。

「申込にあたっての注意事項」を確認して「通常発行」もしくは「即時発行」をタップする

三井住友カード プラチナプリファードの専用ページにアクセスし「新規申し込み」ボタンをタップしよう。

「申込にあたっての注意事項」を確認して問題がなければ、「上記の注意事項を確認しました」にチェックを入れる。

注意事項には以下のような内容が記載されているので、特典の受け取り忘れや新規入会キャンペーンの見逃しがないようにチェックしていただきたい。

その後、「通常発行」もしくは「即時発行」を選択しよう。即時発行を選択すると最短10秒で審査が完了し、専用アプリ「Vpass」ですぐにカード番号を確認できる。

したがって、申し込んだ当日にスマホのタッチ決済やネットショッピングに使用可能だ。

一方で、即時発行を選択すると家族カード・ETCカードの同時申し込みができないため、付帯カードを希望していて発行を急がないなら通常発行の方が良いだろう。

デザインを選択して個人情報を入力する

申し込み画面では、最初に4種類から好きなカードデザインを選択する。

三井住友カード プラチナプリファードでは、ブラック（NL）・プラチナホワイト（NL）・ブラック・プラチナホワイトを発行可能だ。

NLはナンバーレス（Numberless）の略であり、カード本体にカード番号や有効期限が記載されていないデザインを指す。

カード番号を盗み見されるリスクが小さいため、セキュリティ性に優れているのが特徴だ。デザインを選択した後は、以下のような個人情報を入力する。

入力内容に間違いがないことを確認し、「保存して次へ」をタップする。

勤務先や家族に関する情報を入力する

次の画面では、勤務先に関する情報（企業名・勤務地・会社電話番号など）や家族に関する情報（婚姻状況・扶養家族の人数など）を入力しよう。

また、カードローンの利用状況の入力を求められれば、現在の金額を正確に入力する。

クレジットカード会社は審査時に利用状況を確認できるため、借入額が大きい場合でも正直に申告しよう。

支払い口座の金融機関の認証手続きをする

情報の入力が完了したら、支払い口座の登録と認証手続きが必要だ。この手続きにより、銀行口座からカードの利用料金が自動で引き落とされるようになる。

三井住友カード プラチナプリファードの口座振替設定がインターネットでできる金融機関は以下の通りだ。

都市銀行ゆうちょ銀行	三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 りそな銀行 埼玉りそな銀行 ゆうちょ銀行
インターネット銀行	イオン銀行 住信SBIネット銀行 楽天銀行 セブン銀行 PayPay銀行 GMOあおぞらネット銀行 auじぶん銀行など
地方銀行	北海道銀行 東北銀行 千葉銀行 横浜銀行 中京銀行 関西みらい銀行 中国銀行 四国銀行 福岡銀行 琉球銀行など
信用金庫	北海道信用金庫 盛岡信用金庫 横浜信用金庫 愛知信用金庫 播州信用金庫 広島信用金庫 福岡信用金庫など

紹介している以外にも登録可能な金融機関は多いので、別の金融機関をメインバンクとして使っている人は出典元を確認していただきたい。

情報入力と口座登録の手続きを済ませると、カードへの申し込みは完了する。

審査が完了したら電話認証をする

即日発行を選択した場合のみ、審査結果の確認後に電話認証をしなければならない。

なぜなら、カード番号を確認するために、申込者本人であることを確認する必要があるためだ。

メール内に記載されている文言に従って、電話認証を済ませよう。

電話認証が完了したらVpassに登録してカード番号を表示する

電話認証完了後にVpassに登録してカード番号を確認すれば、オンラインショッピングやスマホ決済で三井住友カード プラチナプリファードを使えるようになる。

すでに利用している場合は不要だが、未登録の場合はVpassの登録手続きが必要だ。

三井住友カード プラチナプリファードを作るときの必要書類

クレジットカードを作成するには、本人確認をする必要がある。

三井住友カード プラチナプリファードでも必須だが、「どんな書類が必要なのか知りたい」「顔写真付きの本人確認書を持っていないけれど申し込めるかわからない」と不安な人もいるのではないだろうか。

ここでは、①現住所記載の本人確認書類を2点持っている場合②現住所記載の本人確認書類を1点だけ持っている③現住所記載の本人確認書類を持っていないの3つのケースについて、必要書類を紹介する。

現住所記載の本人確認書類を2点持っている場合

現住所記載の本人確認書類を2点持っている場合、以下から2種類を提出しよう。

クレジットカード会社によっては1点の本人確認書類でも発行可能だが、三井住友カードでは2種類必要だ。

また、マイナンバー通知カードは使えない点、2020年2月以降に発行された住所記入欄のないパスポートは領収証書の提出が必要な点に注意していただきたい。

現住所記載の本人確認書類を1点だけ持っている

現住所が記載されている本人確認書類を1点だけ持っている場合、本人確認書類1点と領収証書などを1点ずつ提出する必要がある。

それぞれの有効書類は以下の表にまとめているので、ぜひチェックしていただきたい。

本人確認書類（いずれか1点）	現住所記載の領収証書など（いずれか1点）
運転免許証または運転経歴証明書 各種健康保険証 個人番号（マイナンバー）カード パスポート（2020年1月以前発行のもの） 住民票または印鑑登録証明書（個人名義のみ） 在留カード 住民基本台帳カード 障害者手帳	公共料金（電気・ガス・水道・NHK受信料）の領収証書 社会保険料の領収証書 国税、地方税の領収証書または納税証明書

公共料金の領収証書は、使用場所が現在の住所と異なっていると使用不可だ。そのため、必ず現在の住所で使用している公共料金の領収証書を提出しよう。

現住所記載の本人確認書類を持っていない

引越しなどで居住地が変わったものの、住所変更をしていなくて現住所と一致する本人確認書類を持っていない人もいるだろう。

現住所記載の本人確認書類を持っていない場合、現住所ではない本人確認書類1点、現住所記載の領収証書など2点で本人確認ができる。

それぞれの有効書類は以下の表にまとめているので、ぜひチェックしていただきたい。

本人確認書類（いずれか1点）	現住所記載の領収証書など（いずれか2点）
運転免許証または運転経歴証明書 各種健康保険証 個人番号（マイナンバー）カード パスポート（2020年1月以前発行のもの） 住民票または印鑑登録証明書（個人名義のみ） 在留カード 住民基本台帳カード 障害者手帳	公共料金（電気・ガス・水道・NHK受信料）の領収証書 社会保険料の領収証書 国税、地方税の領収証書または納税証明書

なお、公共料金（電気・ガス・水道・NHK受信料）の領収証書は1点までしか使用できない点に注意が必要だ。

つまり、電気とガスの領収証書を用意しても2点提出したことにはならない。

公共料金の領収証書を提出するなら、社会保険料の領収証書、国税、地方税の領収証書または納税証明書を用意しよう。

三井住友カード プラチナプリファードの審査について

三井住友カード プラチナプリファードを作るためには、所定の審査をクリアする必要がある。

ハイステータスカードなので通常カードよりは審査基準が厳しいものの、条件を満たしていれば十分に作成可能だ。

ここでは、三井住友カード プラチナプリファードの審査基準や審査にかかる期間を説明する。

審査に落ちる原因とその対処法も解説しているので、ぜひチェックしていただきたい。

審査基準

三井住友カード プラチナプリファードの審査では、「属性情報」と「信用情報」が確認される。

属性情報は、申し込み者の基本的なプロフィールや経済状況を示す以下のような情報だ。

「原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」という条件が定められているため、申告された属性情報で条件を満たしているかを確認している。

また、信用情報とはクレジットカードやローンに関する情報が記録された情報だ。

申し込み者の返済能力や信用度を評価するために使用されており、以下のような内容が記録されている。

信用情報に問題があると、三井住友カード プラチナプリファードの審査通過は難しい。そのため、クレジットカードやローンの滞納には十分注意しよう。

審査期間

三井住友カード プラチナプリファードは、一般カードよりも審査基準が高い。そのため、審査期間が長い傾向にあり、完了するまでには1〜2週間を要するケースもある。

ただし、即時発行（家族カード・ETCカードの同時申し込み不可）を選択した場合、スムーズに審査が終わると最短10秒での発行も可能だ。

カード受け取り後に家族カードやETCカードに申し込むこともできるので、すぐに利用したい場合は即時発行を選択しよう。

審査に落ちる原因とその対処法

カードの審査に落ちる原因とその対処法は以下の通りだ。

審査落ちの原因	理由	対処法
年収や勤務先の安定性に問題がある	滞納リスクが高いため	転職や副業で収入アップ、勤続年数を伸ばすなどしてから申し込む
過去の支払い遅延や滞納がある	信用力が低いと判断される可能性が高いため	ほかのクレジットカードやローンの支払いを確実に行う
現在の借入額が多い	返済能力に問題があると判断されるため	既存の借入を減らし、総負債額を軽減する
短期間に複数のカードやローンに申し込んでいる	複数のカードやローンが必要なほどお金に困っていると判断されるため	申し込みは1回ずつ行い、次の申し込みまで少なくとも半年以上間隔を空ける
30歳を超えているのに利用履歴がない	返済能力の判断が難しいため	まずは一般カードで利用実績を積む

三井住友カード プラチナプリファードを作るときの注意点

ここまでの内容を把握すれば、三井住友カード プラチナプリファードに申し込むことができる。

ただし、以下のような注意点を把握していないと審査に落ちやすくなったり、年会費以上の恩恵を受けられなかったりする恐れがある。

ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説しよう。

クレジットヒストリーを積み上げる

クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴で、金融機関が利用者の信用度を判断するために使用されている。

例えばカードやローンの利用状況、支払い履歴、現在の借入残高、利用期間などがクレジットヒストリーだ。

クレジットヒストリーが良好であれば、審査で高評価を得やすい。

特に三井住友カード プラチナプリファードのようなステータスカードに申し込む際は、良好なクレジットヒストリーはプラスに作用するだろう。

クレジットヒストリーを積み上げるには、まずはカードやローンを利用して確実に返済することが大事だ。

毎月の支払いにカードを利用し、期日通りに支払いを完了させることで、信用を積み上げられる。

一方で、支払いの延滞や滞納が記録されていると審査通過は難しい。無理のない範囲で定期的に利用して、審査に通過しやすい状況を整えておこう。

複数申し込みを避ける

クレジットカードの申し込みを短期間で複数回行うと、多重申し込みとして信用情報機関に記録される。

複数のカードやローンに申し込むことで「返済能力が不安定なのではないか」と判断され、審査通過が難しくなりやすい。

そのため、三井住友カード プラチナプリファード の作成を考えているなら、クレジットカードやローンの申し込み履歴が残っていない状態で申し込むべきだ。

申し込み情報は6か月記録されるため、多重申し込みによる審査落ちのリスクを回避したいなら前回申し込みから半年以上の期間を空けよう。

キャッシング枠は必要なければ不要にする

三井住友カード プラチナプリファードを申し込む際に、キャッシング枠を設定するかどうか選択できる。

キャッシング枠とは、カードを利用して現金を借りる機能のことだ。いつでも借金ができる状態を希望することになるため、審査にマイナスの影響を及ぼす可能性がある。

したがって、審査通過の可能性を高めるためにキャッシング枠は0円に設定しておくべきだろう。

また、どうしてもキャッシングが必要になった場合、後から追加で申請することも可能だ。すぐに利用する予定がないなら、申し込み時は不要にしておこう。

年会費と獲得ポイントの損益分岐点を理解する

ポイント還元率が魅力的な三井住友カード プラチナプリファードを最大限に活用するためには、年会費33,000円（税込）を上回るメリットを享受できる年間利用額を把握することが大切だ。

なぜなら、年間利用額が少ない人が作成しても、三井住友カード プラチナプリファードのメリットを享受できないためだ。

まず、三井住友カード プラチナプリファードは100円（税込）利用するごとに1ポイント貯まる。

さらに、利用金額100万円（税込）ごとに10,000円のボーナスポイント（最大40,000ポイント）が翌年に付与される。

年間利用額に応じて獲得できるポイントは以下の表にまとめているので、ぜひチェックしていただきたい。

年間利用額	合計獲得ポイント	基本の還元ポイント	ボーナスポイント
50万円	5,000ポイント	0ポイント	0ポイント
100万円	20,000ポイント	10,000ポイント	10,000ポイント
150万円	25,000ポイント	15,000ポイント	10,000ポイント
200万円	40,000ポイント	20,000ポイント	20,000ポイント
250万円	45,000ポイント	25,000ポイント	20,000ポイント
300万円	60,000ポイント	30,000ポイント	30,000ポイント
350万円	65,000ポイント	35,000ポイント	30,000ポイント
400万円	80,000ポイント	40,000ポイント	40,000ポイント

年間200万円以上を利用する人なら、基本の還元ポイントとボーナスポイントだけで年会費の元を取れる。

さらに、三井住友カード プラチナプリファードには、特約店でのポイントアップ（最大14％）や海外利用での2倍還元、対象店舗でのタッチ決済で還元率+6%といったポイントアップ制度もある。

これらのサービスを効果的に活用すれば、表に記載している以上に多くのポイントを獲得できるだろう。

利用する特典があるか確認する

三井住友カード プラチナプリファードには、高いポイント還元率以外にも以下のような特典がある。

特典	内容
コンシェルジュサービス	レストランやレンタカー、ゴルフ場などの予約案内や希望や用途に合わせたギフトの手配などをしてもらえる
空港ラウンジサービス	国内空港とダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジを無料で利用できる
最高5,000万円の海外旅行傷害保険（利用付帯）	海外旅行中に発生したケガや病気の治療費などを補償してもらえる
最高5,000万円の国内旅行傷害保険	国内旅行中の事故や火災によるケガを補償してもらえる

これらの特典は、旅行や出張が多い人や高品質なサービスを求める人にとって非常に有用だが、活用できるかどうかはライフスタイルによる。

例えば、旅行好きの人では空港ラウンジサービスや旅行傷害保険といった特典を活用できる。

一方、これらの特典をほとんど利用しない場合は、年会費に見合う価値を感じられないだろう。

そのため、三井住友カード プラチナプリファードを作成する前には、特典内容をチェックしてあなたにとって年会費以上の価値があるか確認していただきたい。

三井住友カードプラチナプリファードの作り方を把握してスムーズに発行しよう

高いポイント還元率が魅力的な三井住友カード プラチナプリファードの作り方は以下の通りだ。

申し込む際には、運転免許証やマイナンバーカードといった現住所が記載されている本人確認書類と、支払い口座に設定する金融機関の通帳やキャッシュカードが必要になる。

最後までスムーズに手続きを終えられるように、事前に用意しておこう。

また、審査では属性情報（年齢、年収、職業など）や信用情報（クレジットヒストリー）が重視される。

安定した収入と良好なクレジットヒストリーを維持し、申し込み内容に不備がないようにすることが審査通過のポイントだ。

短期間で複数のカードに申し込んだり、キャッシング枠を必要以上に設定したりすると審査に落ちやすくなるため、注意していただきたい。

審査基準は高いが発行すれば、ポイント還元率が高くて特典が豊富なカードを使用できる。

年間のクレジットカード利用額が大きく、特典を効果的に活用できる人は、三井住友カード プラチナプリファードに申し込んでみてはどうだろうか。