・楽天ANAマイレージクラブカードとはどんなカードか知りたい
・新規に楽天ANAマイレージクラブカードを作る方法を知りたい
・たまったANAマイルをどう活用するのが一番オトクなのだろうか
楽天ANAマイレージクラブカードは、通常の楽天カードにANAマイレージクラブ機能が組み込まれたカードだ。
この記事では、楽天ANAマイレージクラブカードの基本情報やメリット、デメリット、作り方とともに、ANAマイルの効率的な獲得方法、有効な活用方法についても解説する。
これから楽天ANAマイレージクラブカードを新たに作りたい人は、ぜひ参考にしてほしい。ANAマイルの魅力を最大限に引き出し、存分に活用することができるだろう。
楽天ANAマイレージクラブカードがどんな人におすすめか知りたい方は下記記事も参考にしてほしい。
楽天ANAマイレージクラブカードの概要
楽天ANAマイレージクラブカードは、通常の楽天カードに、ANAマイレージクラブ機能がセットになったカードである。
詳しい特徴やメリットを見ていこう。
楽天ANAマイレージクラブカードの基本情報
国際ブランド | VISA Mastercard JCB |
入会資格 | 18歳以上 |
審査・発行期間 | 通常1週間 |
年会費 | 550円(初年度無料) ※年1回以上利用で翌年度無料 |
サービス | 海外旅行傷害保険 |
追加機能 | 家族カード ETCカード |
楽天カードとしてのクレジットカードの機能に加え、ANAマイレージクラブカード、電子マネーである楽天Edy、楽天ポイントカードが一体化したカードである。
年会費は550円かかるが、年1回以上の利用で無料になるため、実質年会費は無料といえるだろう。
楽天カードがベースになっており、日常の買い物だけで楽天ポイントをためることができるが、ANAマイルを直接ためることもできるのが特徴だ。
楽天ANAマイレージクラブカードのメリット
このカードの一番のメリットは、ANAマイルがためやすい、ということだろう。ANA航空機への搭乗はもちろん、日常の買い物でのクレジットカード利用でも、マイルをためることができる。
楽天ANAマイレージクラブカードでは、事前に「楽天ポイントコース」「ANAマイルコース」のどちらかを選んでおく。
それによって、カード利用時にどちらのポイント(マイル)を付与するかを指定することができる。
- 楽天ポイントコース:100円ごとに1楽天ポイント付与
- ANAマイルコース:200円ごとに1ANAマイル付与
また、ANAマイルコースと楽天ポイントコースの切り替えは、「楽天e-NAVI」でいつでも可能だ。
ある程度の期間、楽天ポイントをためておき、まとめてANAマイルに交換することもできるが、最初からANAマイルコースに設定しておけば、自動で毎月マイルをためることができる。
なお、まとめて楽天ポイントをANAマイルに交換する際は、2楽天ポイントに対して、1ANAマイルの交換レートとなる。
楽天ポイントを使う際は、1ポイント=1円相当で使えるが、たまったマイルを使用する場合は特典航空券に引き換えることで、1マイル=3−5円相当となる。
ANAマイルを使う際は、特典航空券に引き換えることをおすすめする。
楽天ANAマイレージクラブカードのデメリット
一方、デメリットも理解しておこう。まずは、年会費550円が発生することだ。
年1回利用するだけで、年会費は無料となるため、メインのクレジットカードとして使っていれば問題ないが、サブのカードだと、普段の利用のことを忘れがちだ。忘れずに利用するようにしたい。
また、通常の楽天カードでは、利用回数や金額ごとに、楽天ポイントクラブ会員ランクが設定される。獲得した楽天ポイントや獲得回数に応じて、ランクがシルバー→ ゴールド→プラチナ→ダイヤモンドとアップしていく。
ただ、ANAマイルコースを選択していると、このランクアップを受けることができないことは注意が必要だ。
通常のANAカードでは、ANA飛行機に搭乗する際、毎回フライトボーナスマイルが付与される。
ボーナスマイルは、ANA一般カードだと基本マイルの10%相当となる。また、毎年のANAカード継続時に、継続ボーナスマイルがもらえる。
ANA一般カードの場合、継続ボーナスは1,000マイルだ。
これらのボーナスマイルは、楽天ANAマイレージクラブカードの場合は、残念ながらもらえない。
楽天ANAマイレージクラブカードの作り方
新たにカードを作る際は、パソコンやスマホで登録が可能だ。
インターネット経由での申し込みとなるので、回線が安定している自宅などで登録を行おう。
楽天カードを持っていない人が新たに申込むとき
楽天カードを持っていない人が、新たに楽天ANAマイレージクラブカードを申込むときの手順を確認しよう。
事前に用意しておく必要があるものは、以下の3種類だ。
- メールアドレス(楽天会員でない場合)
- 引き落とし銀行口座のキャッシュカード(または通帳)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
そのうえで、公式サイトの申し込みページから必要情報を適宜入力していく。
申し込みの際は、ANAマイレージクラブのお客様番号やANAマイレージクラブパスワードも合わせて入力する必要がある。
入力後は、入会審査が行われ、Webページやアプリで審査状況を確認することができる。審査完了後、1週間から10日程度でカードが自宅に届くはずだ。
なお、公式サイトから新規に楽天ANAマイレージクラブカード入会することで、2,000ポイントをゲットすることができ、さらにカード利用で3,000ポイントを追加で獲得することができる。
入会キャンペーンはオトクに利用するようにしたい。
楽天カードを持っている人が切り替えるとき
今すでに楽天カードを持っている人が、楽天ANAマイレージクラブカードを希望する場合は、カードの切り替えを申請する必要がある。
切り替えの手続きは、「楽天e-NAVI」を使って行うことができるが、手数料が1,100円かかってしまうのが残念なところだ。
今までの楽天カードで使っていた楽天Edyの残高を引き継ぐことはできないし、クレジットカード番号が変わってしまう点も注意が必要だ。
ANAマイルをできるだけ効率的にためたい人は別として、今まで使っていた楽天カードから切り替えることで、自分なりのメリットがあるかを考えてから対応するようにしたい。
楽天ANAマイレージクラブカードの使い方
楽天ANAマイレージクラブカードは、効率的にANAマイルをためて、オトクな方法で使い切ることが大切だ。
ANAマイルの獲得方法
ANAマイルをためるための二本柱が「搭乗」と「決済」である。
ANA航空機に搭乗してマイルをためる場合は、飛行距離と運賃によってマイル数が確定する。
同じ搭乗距離であっても、割引運賃よりもプレミアム運賃のほうが、より多くのマイルを獲得することができる。さらに、飛行距離が長いほうが、獲得マイルが多くなる。
とはいえ、出張や旅行で頻繁に飛行機に乗る人はともかく、通常は搭乗だけではなかなかマイルがたまらない。
効率的にマイルを増やすためには、クレジットカードの利用決済が不可欠である。
他の楽天カードと同様、Visa、Mastercard、JCBの国際ブランドのいずれかを選ぶことができ、日常の支払いにもフル活用することができる。
コンビニやスーパーでの買い物、公共料金、携帯電話料金などの支払いに使うことで、200円ごとに1マイルを獲得することができる。
また、最近では、電力や銀行などのサービスを使うだけで着実にマイルをためる方法も出てきている。たとえば、「ANAでんき」に電力会社を変更するだけで、月200−300マイルが付与される。
また、スルガ銀行ANA支店を給与振込口座に設定すると、月50マイル得られる。
これらは最初に設定しておくだけで、年間2,000マイル以上を獲得できるため、有効に活用すべきだろう。
ANAマイルの有効活用方法
楽天ポイントを使用する場合、通常は1ポイント=1円として交換できる。しかし、マイルは交換するアイテムによって1マイル=2円以上の価値があることを知っておくと良い。
たとえば、ANAセレクションでは、獲得したマイルをさまざまな商品と交換できる仕組みがある。商品ごとにレートは異なるが、ほとんどは1マイル=1円相当の価値となっているようだ。
たまったマイルを楽天ポイントに交換する際には、ANAのマイル10,000マイルを楽天ポイント10,000ポイントとして、1:1の比率で交換できる。
ただし、このような1マイル=1円相当の交換はすべきではない。マイルを交換する際に最も価値があるのは、やはり無料航空券との交換だろう。
たとえば、東京〜札幌の航空券だと、特典航空券に必要なマイル数はレギュラーシーズン7,500マイルとなる。
普通席運賃(FLEXD通常)が39,200円なので、1マイルあたりの価値は39,200 ÷ 7,500 = 約5.2円相当とかなりオトクなことがわかるだろう。
また、割引運賃(SUPER VALUE)の場合、半額程度になることもあるが、それでも1マイル=約2.6円程度だ。
マイルの有効活用としては、特典航空券に交換することが一番メリットが高いといえる。
- 参考:ANAセレクション
楽天ANAマイレージクラブカードを作成してみよう
楽天ANAマイレージクラブカードは、ANAマイルを効率的にためて、オトクな無料特典航空券と引き換えることで、便利に利用することができる。
旅行好きな人にとっては、最適なカードであるといえるだろう。
この記事を読んで興味を持った人は、ぜひ作ってみてはいかがだろうか。