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IFAから見た楽天証券の強みとは?

IFAとは、証券会社等の金融機関から独立した立場で金融商品の運用に関するアドバイスを行う投資の専門家を指す。

IFAの人数は年々増加していて、2008年6月末に2,172名だったのが、2023年6月末には6,544名となっている。

15年で3倍以上になり、人気の職業になりつつあると言える。

IFAが顧客に案内できる商品は、所属する金融商品仲介業者(以下、IFA法人)と提携している証券会社のものに限定される。

その中で、特に提携先として人気が高いのが楽天証券だ。

SBI証券と並ぶネット証券の最大手であり、2023年12月には総合開設口座数が1,000万件を突破した。

取り扱い商品の多さや楽天ポイントとの提携しやすさから、今後も口座数は伸びていくだろう。

ただ、実際にIFAとして楽天証券の商品を取り扱うことにどんなメリットがあるのかわからない、という人もいるのではないだろうか。

そこで本記事では、「IFAの目線から見た楽天証券の強み」について解説を行う。

また、IFAに転職する際の相談先についても解説する。IFAに興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

IFAの仕組み

まず、IFAの仕組みについて理解しておこう。

IFAは独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれ、個人投資家をメインターゲットに資産運用等のアドバイスを行う。

IFAの特徴としては、金融機関から独立した立場にあることで顧客に寄り添った商品を提案できることが挙げられる。

金融機関に所属している場合は、自社の収益や自身の成績を上げていかなければならない。

そのため、どうしても顧客が望まない商品を紹介しなければならない場面も出てきてしまうだろう。

この点、IFAであればノルマは発生せず、本当に自分がおすすめできる商品に絞って案内することが可能になる。

では、IFAになることで、他にどんなメリットが出てくるのだろうか。以下でまとめたので確認してほしい。

  • 顧客と長期的な関係を築くことができる

IFAになると、基本的に会社都合による転勤がなくなる。担当顧客を長期間支援することができ、信頼関係を構築しやすくなる。

顧客に信頼してもらえれば、自ずと依頼も増えるため、自分の成績アップにも繋がりやすい。

  1. 実力次第で高額な報酬を稼ぐことができる

IFAの雇用形態には「正社員型」と「業務委託型」の2種類がある。この内、業務委託型の場合は、報酬に完全歩合制が採用されている。

契約が取れるほど収入が上がっていくため、実力が反映されやすい。

  1. 自由に働きやすい

業務委託型のIFAであれば、金融機関に所属していた時と比較して時間を自由に使うことができる。

顧客との面談や金融情報の収集、プライベートなど自分が重視することに時間を使うことができるため、生活の満足度を上げやすい。

顧客との信頼関係が築きやすい点や自分のペースで働くことができる点が、IFAの大きな魅力と言えるだろう。

楽天証券とIFAの関係性

IFAへの理解が深まったところで、続いて楽天証券について解説していく。

まず、楽天証券とIFAはどういった関係性にあるのだろうか。

楽天証券は豊富な商品ラインナップと管理口座コースの存在から、IFAから人気を集めている。

それぞれについて、紹介しよう。

豊富な商品ラインナップ

主な取り扱い商品としては、日本株・外国株・外国債券・投資信託などがある。

中でも注目すべきなのは、「IFAコース専用取扱商品」と「IFA専用ラップ」の存在だ。

「IFA専用取扱商品」として、IFAは投信スーパーサーチ・楽天証券専用の債券・10種類の通貨為替を利用することができる。

上記の中でも、投信スーパーサーチでは、投資対象地域や取引種別などの条件を絞って、ファンドの運用成績を比較することが可能だ。

商品の提案をする際に利用することで、より顧客に適した商品を勧めることができるようになるだろう。

また、IFA専用ラップとして取り扱われている商品の一つに、ターゲットイヤーラップがある。

これは、目標の運用期間をターゲットイヤーとして資産運用を行う手法だ。

顧客の意向に合わせた運用が可能になり、成長型と安定型の使い分けや運用期間の変更も自由に決められる。

このように、楽天証券には顧客とIFAの双方にとって利用する価値が高いサービスや商品が豊富に揃っており、これが人気の一因と言えるだろう。

管理口座コース

管理口座コースとは、顧客の資産残高を元に取引手数料が決められる制度のことだ。

顧客とIFAに「資産残高を増やす」という共通の目的が設けられることで、信頼関係も深まりやすい。

通常の証券会社では、取引の度に規定の取引手数料が発生する。

これに対し、管理口座コースであれば、資産残高に対して年率1.1%の手数料を払うだけで済む。

顧客の資産残高が増えればIFAの報酬も同時に上がるため、IFAは顧客の利益をより重視した提案をすることが可能になるのだ。

管理口座コースは、顧客とIFAのどちらにとっても有益な制度となっている。

IFA業界での楽天証券の立ち位置

前段までの説明で、楽天証券がIFAにとって利用価値の高い会社であることが理解できただろう。

では、IFA業界において、楽天証券はどういったポジションの会社となるのだろうか。

現役IFAを対象としたアンケート結果を参考に考えてみよう。

IFAの担当口座数と預かり資産額から、証券会社の中での楽天証券の立ち位置が見えてくる。

1位〜3位までは、それぞれ以下の通りだ。

証券会社別にみたIFAの担当口座数
1位SBI証券:14万6,349口
2位楽天証券:9万5,706口
3位東京東海証券:3万7,893口
出典:アドバイザーナビ株式会社「アドバイザーナビ株式会社(https://adviser-navi.co.jp/)が運営する「IFA転職(https://ifa-tenshoku.com/)」より」
証券会社別にみたIFAの預かり資産額
1位SBI証券:2兆683億円
2位楽天証券:1兆50億円
3位東海東京証券:2,654億円
出典:アドバイザーナビ株式会社「アドバイザーナビ株式会社(https://adviser-navi.co.jp/)が運営する「IFA転職(https://ifa-tenshoku.com/)」より」

どちらも1位がSBI証券・2位が楽天証券となっている。

3位の東海東京証券と比較すると口座数は3倍・預かり資産は4倍以上の差があり、楽天証券が多くの顧客から選ばれていることが分かる。

これらの結果から、楽天証券はIFAが営業する際には欠かせない証券だと言えるだろう。

現役IFAへのアンケートから見る、楽天証券の強み

前章までの説明で、楽天証券が多くのIFAから人気を集めていることが理解できたと思う。

では、IFAが実際に楽天証券の商品を取り扱う際には、どのような点に利便性を感じているのだろうか。

本章では、アンケート結果を元に、IFAに楽天証券が選ばれている理由を2つ解説する。

システム操作性

多くのIFAが挙げている強みが、システムの操作性だ。

IFAが楽天証券の商品を取り扱う際に利用しているのが「IFA管理WEB」となる。

主な機能としては①資産管理②保有商品の検索③受注と発注の注文取次が挙げられる。

これが他証券会社と比べても使いやすいという声が多いのだ。

アンケートでは、「システムの操作性」に対する各証券会社への満足度割合について、以下のような結果が出ている。

「非常に良い」「良い」と答えたIFAの割合
1位楽天証券:87%
2位PWM証券:71%
3位あかつき証券:39%

PWM証券は回答者が14人しかいないのに対し、楽天証券の回答者は126人となっている。

回答者が少ない方が良い結果の割合が高くなりやすいため、楽天証券のシステムが圧倒的に支持されていることが読み取れる。

サポート体制

楽天証券では、IFAへのサポート体制も充実している。

具体的には、以下のような支援が行われている。

  • 楽天証券のIFA事業部による客先への同行訪問
  • 楽天ポイントプログラムの実施
  • IFA専用のコールセンター「IFAダイヤル」の設置
  • マーケットや金融商品・サービス勉強会の実施
  • IFAシステムの操作方法に関するオンライン説明会の開催

上記のような充実したサポート体制により、IFAからの信頼も厚くなっている。

アンケートの「サポート体制」に対する満足度割合は以下のような結果となり、楽天証券が大手証券会社の中では一歩抜けた存在であることが分かるだろう。

「非常に良い」「良い」と答えたIFAの割合
1位PWM証券:78%
2位楽天証券:70%
3位あかつき証券:56%

また、IFA法人と連携している証券会社について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にして欲しい。

楽天証券と提携するIFA法人に転職するための相談先

IFAになってから楽天証券を利用できれば、利便性の高いシステムや手厚いサポートを受けることができる。

業務の効率化を図るためにも、優先的に利用すべきだと言えるだろう。

では、楽天証券の商品が提案できるIFAになるにはどうすれば良いのだろうか。

最後の章では、IFAに転職するための具体的な相談先を2つ紹介する。

楽天証券

楽天証券の公式サイトには、IFAに関する説明会への申し込み案内が掲載されている。

対面とオンラインの両方から申し込めるため、自分に合った方法で参加すると良いだろう。

説明会の対象者と内容は以下の通りだ。

スクロールできます
対象者説明会の内容
IFAについて興味や質問がある人
実際にIFAへ転職したい人
他証券でIFA登録をしていて、楽天証券に追加でIFA登録を考えている人
IFA法人の起業に興味がある人
在籍法人でIFA法人への登録を検討している人
楽天証券のIFAに対するサポート体制を説明。
以下の内容について、30分程度で説明が行われる。
IFAの独立を支援する体制について
IFAが利用する業務システムの概要
IFAが紹介する取扱商品の解説
IFAと業務委託契約を結んだ際の報酬体系
参考:楽天証券「IFA説明会への参加お申し込み」

なお、他証券でも楽天証券と同様にIFA転職希望者への説明会や座談会が開催されている。

それぞれの証券会社の説明会に参加してIFAに関する様々な情報を取得すれば、比較検討の材料とすることができる。

より自分に合った転職先を見つけるためにも、複数の証券会社から情報を収集しておくことをおすすめする。

転職エージェント

IFAは2004年から日本で導入された職業で、転職に必要な情報は他の職種に比べてまだまだ少ない。

また、各IFA法人のHPには、提携企業や雇用形態など、IFAになる上での基本情報しか掲載されていないケースも多い。

「IFAになるために必要なスキルがわからない」、「所属するIFA法人を決めるポイントを知りたい」等のお悩みを抱える人もいるだろう。

IFAへの転職に不安や悩みを抱えている場合は、IFA特化型の転職エージェント「アドバイザーナビ」を活用してほしい。

アドバイザーナビは、外資系プライベートバンカーや大手・中堅証券会社のリテールを含む100名以上の方のIFA転職支援実績を誇る。

これまで培ってきた転職支援ノウハウを活かし、IFAに転職するという夢を全面的にバックアップすることをお約束する。

また、転職エージェントメンバーは野村證券など大手証券出身者であり、実務面への理解も深い。

無料で面談ができるので、お気軽に相談してみてほしい。面談のお申し込みは下記フォームから。

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