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IFAから見たマネックス証券の強みとは?

IFAとは、証券会社や銀行等の金融機関から独立した立場で金融商品に関するアドバイスを行う人の総称だ。

近年IFAの数は急増しており、2019年6月末に3,632名だったのが、2023年6月末には6,544名となっている。

5年もしないうちに倍近くまで数を伸ばしており、転職先として人気を集めていることがわかる。

IFAが顧客へ提案できる商品は、所属している金融商品仲介業者(以下、IFA法人)と提携する証券会社のものに限定される。

提携先の証券会社の中でも、マネックス証券には一定の人気がある。

AIを利用したポートフォリオ提案サービスなどが特徴的な会社だ。

ただ、IFAとしてマネックス証券を取り扱う上での強みがわからない、という人もいるだろう。

そこで本記事では、「IFAの目線から見たマネックス証券の強み」について解説を行う。

また、記事の最後には、IFAに転職する際の相談先についても解説を行う。

IFAへの転職に興味がある人は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

IFAの仕組み

最初に、IFAの仕組みについて解説しよう。

IFAは「Independent Financial Adviser」の略称で、個人投資家をメインターゲットに資産運用等のアドバイスを行う。

IFAの特徴は、金融機関から独立した立場にあることで顧客の希望や将来設計に合わせて商品の提案ができる点にある。

金融機関に所属している時と違ってノルマがないため、顧客が望まない商品を無理矢理に紹介する必要はない。

では、IFAには他にどんなメリットがあるのだろうか。以下にまとめたので確認してほしい。

  • 自由に働きやすい

IFAの雇用形態には「正社員型」と「業務委託型」の2種類がある。この内、業務委託型は個人事業主として契約を結ぶ形となり、金融機関所属時と比較して時間を自由に使うことができる。

IFAとして働く時間とプライベートの時間を柔軟に設計でき、生活の満足度を上げやすい。

  • 顧客と長期的な関係を築くことができる

IFAには、基本的に会社都合による転勤がない。そのため、自分の顧客と長期間付き合うことが可能になり、信頼関係を構築しやすくなる。

顧客の信頼を得られれば自然と仕事も増えていくため、自分の成績アップに繋げやすい。

  • 実力次第で高額な報酬を稼ぐことができる

業務委託型のIFAであれば、報酬には完全歩合制が採用されている。安定性は低いものの、契約次第では大きな報酬を得ることもできる。

このように、自分のペースで働くことが可能な点や顧客との信頼関係が築きやすい点が、IFAの大きな魅力と言えるだろう。

マネックス証券とIFAの関係性

詳しくは後述するが、マネックス証券は多くのIFAに選ばれている証券会社ではない。

ただ、一定層からの人気を得ているのも事実であり、その元になっているのが「ON COMPASS」という独自のサービスだ。

顧客一人一人に合わせ、AIを活用した資産運用プランの提供が可能で、運用は会社が行ってくれる。

このサービスをIFAからのサポートを受けながら利用できるのが「ON COMPASS+」である。

運用中は顧客ごとに専用のWEBページが作成され、適宜運用状況を確認することができる。

状況に応じてプランを変更したり、追加で投資することも可能だ。

顧客一人一人に合わせた支援ができるため、IFAにとってもメリットが大きい。このサービスがあることで、マネックス証券を利用するIFAが存在するのだ。

また、IFAコースであれば「証券担保ローン」を利用することもできる。

手持ちの有価証券を担保にして融資が受けられる制度であり、有価証券を売却せずに資金調達ができることから特に企業オーナーからの人気が高い。

借入額は最大10億円で、特に富裕層をターゲットとするIFAにとっては魅力的なサービスだと言えるだろう。

IFA業界でのマネックス証券の立ち位置

前段までの説明で、マネックス証券には一定の支持層がいることが理解できたと思う。

では、IFA業界において、マネックス証券はどういったポジションにいる会社なのだろうか。

現役IFAへのアンケート結果をもとに分析してみよう。

結論から書くと、マネックス証券を活用しているIFAは多くない。

アンケートの「IFAの証券会社利用シェア」では4%、「IFAの預かり資産」では546億円となっていて、両項目で1位のSBI証券が74%・2兆683億円であることを考えると、どちらもかなり低い数字だ。

上記のような結果になっている理由としては、そもそも提携しているIFA法人が少ないことが挙げられる。

「証券会社の提携IFA法人数」を見てみると、マネックス証券は23社となっている。

これは、SBI証券の168社や楽天証券の117社と比べてもかなり少ない。

そもそも提携先となっていなければ商品を紹介することができないため、シェアが伸び悩んでいるのだろう。

ただ、前述した通りマネックス証券には魅力的な点も多数存在する。

「ON COMPASS+」や証券担保ローンは顧客への提案の幅を広げることができるだろう。

自身が対応する投資家層や個々人のニーズに合わせて活用を検討する必要がある。

現役IFAから見たマネックス証券の強み

現役のIFAからみて、マネックス証券の利便性はどこにあるのだろうか。

考えられる点として、豊富な商品のラインナップが挙げられる。

マネックス証券では、主に日本株式(現物取引・信用取引)、投資信託、債券、米国株などを取り扱っている。

特に投資信託については、銘柄数が1,500種類以上にのぼる。それぞれの商品の詳細については「ファンド検索・商品一覧」のページから検索可能だ。

また、米国株では優先株預託証券など他社には取り扱いのない商品もある

マネックス証券と提携しているIFA法人に所属すれば、顧客へ紹介する商品の幅が広がり、IFAとしても仕事がやりやすくなるだろう。

また、IFA法人と連携している証券会社について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にして欲しい。

マネックス証券と提携するIFA法人へ転職するための相談先

マネックス証券は、独自のサービスがあることで一定の人気を得ている会社だ。

提携先としているIFA法人が少ないため、利用できれば他のIFAと提案内容に差をつけることができるだろう。

では、マネックス証券と提携するIFA法人に転職するにはどうすれば良いのだろうか。

最後の章では、IFAに転職するための具体的な相談先を2つ紹介する。

各証券会社の座談会や説明会を利用する

それぞれの証券会社では、IFA志望の人に向けて支援プログラムが提供されている。

ただ、マネックス証券の場合は対象が「IFA法人」になっていて、IFA法人に所属していない段階では支援を受けることができない。

そのため、IFAに興味があって転職したい場合は、他証券で開かれている座談会や説明会に参加してみよう。

例えば、あかつき証券では電話やZoomを利用して個別相談会が行われている。

開催時間は平日の9時〜19時で、就業条件や転職の手続きなどの具体的な話が相談できるだろう。

さらに、国内外のIFAビジネスの概要やあかつき証券のサービス内容を解説する説明会も定期的に開催されている。

また、複数の証券会社のIFAに関する説明会を回れば多くの情報を手に入れることができ、自分がどのIFA法人に転職すべきかの比較検討がしやすくなるだろう。

転職をスムーズに進めるためにも、様々な会社の説明会に参加しておくことをおすすめする。

転職エージェント

ここ数年でIFAの数は急速に増加しているが、それでもIFAが転職先として注目され始めてからはまだ日が浅い。

そのため、転職に必要な情報はネット上にも少なく、自分だけで十分な判断材料を集めるのは難しい。

また、各IFA法人のHPを見てみると、雇用形態や業務内容など、IFAになる上での基本情報しか掲載されていないところも多い。

「雇用契約と業務委託のどちらを選ぶべきかわからない」、「所属するIFA法人を見極めるポイントが知りたい」等の悩みを抱える人も多いはずだ。

IFAへの転職に不安や悩みがある場合は、IFA特化型の転職エージェント「アドバイザーナビ」への相談を検討してほしい。

アドバイザーナビは、大手・中堅証券会社のリテールや外資系プライベートバンカーを含む100名以上の方のIFA転職支援実績を誇っている。

これまで培ってきた転職支援ノウハウを活かし、IFAに転職するという夢を全面的にバックアップすることをお約束する。

また、転職エージェントメンバーは野村證券など大手証券出身者であり、実務面への理解も深い。

無料で面談ができるので、お気軽に相談してみてほしい。

面談のお申し込みは下記フォームから。

IFAになりたいというあなたの希望を叶える支援ができれば幸いだ。

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