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IFA法人企業の特徴|探すポイントや有名大手の特徴を解説

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、IFA法人に所属して働くことが多い。しかし、

  • どのようにIFA法人を探せばよいのか
  • IFA法人は具体的にどのような特徴があるのだろうか

など疑問に思う方が大半ではないか

弊社が運営する「IFA転職」は、支店を含め全国47都道府県に求人企業があり、時にはIFA法人と転職希望者の間に入り支店の立ち上げ交渉なども行う。金融未経験者から内資系・外資系証券会社に勤めている金融営業経験者まで過去150名以上の転職支援実績を持っており、多くのケースを見てきた。そのため、IFA法人に関する知見が広い。

本稿ではIFA法人のさまざまな特徴や所属先となるIFA法人の探し方、有名大手IFA法人の特徴などを解説するのでぜひ最後まで読んでほしい。

IFAを検討する際のおすすめの転職サイト

アドバイザーナビ株式会社が運営するIFA特化の転職エージェント。野村證券出身者が立ち上げたサービスで、IFAへの転職利用満足度No.1、金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1を獲得。

会員数8万名以上、日本最大級のハイクラス転職サイト。テレビ・新聞・雑誌など多くのメディアで紹介されている。

目次

IFA法人とは?

IFA法人とは、金融商品仲介業を始めとするIFA業務を事業として行い、利益を得る法人のことである。あくまで、提携先の金融機関と顧客の金融商品売買について仲介するのがメインの仕事だ。

IFAとして活動する方の多くは、IFA法人に所属する。完全に独立して自分でIFA法人を設立することもできるが、成功するには優れた実力や人脈、マーケティング戦略などが必要になるだろう。

「IFAに転職する=IFA法人に所属する」というイメージで差し支えない。以下では、IFA法人の主な特徴について解説する。

業務委託契約と正社員のどちらの募集もある

IFA法人のIFA募集には、「業務委託契約」「正社員(契約社員などもある)」の2パターンがある。

IFA法人と業務委託契約するケースでは、「高いバック率(50~70%)の手数料を受け取れる」「年収1,000万円以上も狙えるが、実力次第では収入が落ちる可能性もある」などの特徴として挙げられる。

一方で正社員として雇用されるケースでは、「業務委託契約よりもバック率は低め(20~40%)」「固定給+歩合制+福利厚生のところが多く、収入基盤が安定する」などが特徴だ。

どちらの契約で募集されているかは、各IFA法人の求人情報を確認してほしい。

金融商品仲介業以外の業務も行う法人もある

IFAの現状として挙げられるのが、金融商品の売買手数料だけでは経営が難しいという点である。

弊社が2021年12月24日から2022年2月3日の機関に行った、現役IFAに対するアンケートの調査結果では、ブローカレッジ以外に次のものが挙げられていた。

・保険関連業務
・不動産関連業務
・コンサルティング業務(税務・事業承継・M&A)

また最近の流れだと、保険代理店によるIFA参入の動きが見られる。参入理由としては、リスク・リターンがある金融商品とセーフティネットとなる保険商品は、資産運用プランを提案する上で相性がよいためだ。

このようにIFA法人は、金融商品仲介業以外の得意分野を持っている企業が増えつつある。

今後IFA業界で働くときは、「金融商品以外の知識が必要になる」「元証券マンでなくても、元保険営業員がIFAとして採用される」といった流れが加速する可能性がある。

IFA法人がIFAに提供する主なサポートとは

IFA法人と業務委託契約を結ぶ場合、提携先によっては営業面やスキルアップ面のサポートを実施する企業も増えてきた。「業務委託契約だから一切のサポートがない」というわけでは決してない。

IFA法人から提供されるサポートの例は次のとおりである。

・IFA向けの勉強会・研修会の実施によるスキルアップ支援
・IFA法人が持つ市場情報や投資理論などの情報提供・専用のWebシステムの提供といった営業面での支援
・IFA向けのコールセンター設置
・その他バックオフィス業務の支援

サポート体制の内容は、IFA法人によって異なる。「ビジネス面でのサポートが多いのか」「スキルアップ面の支援が充実しているのか」など、自分が求める特徴を持つIFA法人との契約を目指そう。

なお、あくまで傾向の話ではあるが、業務委託契約IFAよりも正社員IFAのほうが全体的なサポートが手厚い傾向がある。安定して働きたいなら、正社員IFAを目指そう。

所属先のIFA法人を探すときのポイント

今後IFAとして働くことを検討する方は、所属先のIFA法人を探すときのポイントを押さえておこう。具体的には次のとおりだ。

・業務提携中の証券会社はどこか
・バック率はいくらか
・IFA法人の雰囲気はどうなっているか
・IFA法人の得意分野は何か

業務提携中の証券会社はどこか

IFA法人がどの証券会社と提携しているかによって、IFAとして取り扱える金融商品も大きく変わってくる。IFA法人がどこの証券会社と業務提携しているかを、事前に確認しておこう。

よくある業務提携先として挙げられるのは、楽天証券、SBI証券、あかつき証券、東海東京証券、マネックス証券などだ。

自分が得意とする金融商品を取り扱っているIFA法人であれば、これまでの経験・知識を活かしやすい環境といえる。

注意したいのが他のIFA法人から転籍する場合。例えば、以前のIFA法人で取り扱っていた金融商品を取り扱わない法人に転籍するケースだと、移管などの作業に負担がかかる可能性がある。

バック率はいくらか

IFAが受け取れる手数料の割合であるバック率は、IFA法人ごとに設定値が違っている。収入額に直接関わるため、所属先を決めるときはバック率に注目しておこう。

傾向としては、バック率が低い代わりにサポートが手厚く、バック率が高い代わりに自己責任の割合が大きいというイメージだ。

IFA法人の雰囲気はどうなっているか

業務委託契約・正社員で働くいずれにおいても、所属予定のIFA法人の雰囲気がどうなっているかを事前にチェックしておこう。チームで動く方針のところや競争意識が高いところなど、IFA法人によって方針や人間関係は大きく変わるからだ。

たとえ業務委託契約として働くときであっても、オフィスへの出勤や同僚とのやり取りは発生するため、自分と雰囲気が合わないと働きにくい可能性がある。

IFA法人の雰囲気については、会社案内、社員のSNS、企業口コミサイトなどで確認しよう。

IFA法人の得意分野は何か

所属予定のIFA法人の得意分野が、自分の営業方針やキャリアプランなどと合っているかもチェックしておこう。

前述した「金融商品仲介業以外に展開している事業」に加え、得意分野の判断材料としては「富裕層向けなのか一般層向けなのか」「金融商品のうちどれに力を入れているのか」「若者向けかシニア向けか」なども挙げられるだろう。

代表的な大手IFA法人

ここからは日本の中でも代表的なIFA法人である、以下3社の特徴について解説する。IFA法人はどのような方針・雰囲気を持っているのかを知るための参考にしてほしい。

・株式会社アイ・パートナーズフィナンシャル
・株式会社Innovation IFA Consulting
・株式会社ひびきFA

株式会社アイ・パートナーズフィナンシャル

株式会社アイ・パートナーズフィナンシャルは、日本のIFA法人として最大規模を誇る業界のパイオニアだ。マザーズ上場も果たしている、IFA法人の大手中の大手である。

IFA不在時に代わりに担当する事務局があったり、IFAへ積極的に情報提供したりなど、IFA個人に寄り添うさまざまなサポート体制を整えているが特徴だ。構成メンバーは、大手を中心とした証券会社出身者とほとんどとなっている。

株式会社Innovation IFA Consulting

株式会社Innovation IFA Consultingは、2019年に創業された新鋭のIFA法人である。東証グロース市場上場の株式会社イノベーションのグループ傘下でもある。

IFA同士のつながりを意識しており、さまざまな勉強会開催や情報共有が盛んな法人だ。20~30代が所属するIFAのボリューム層であるが、ベテランIFAも在籍している。

また、「自由な働き方」をテーマの1つとしており、働く場所・時間・雇用形態を自分で選びやすいのも当法人の特徴といえるだろう。

株式会社ひびきFA

株式会社ひびきFAは、創業100年を超えるひびき証券株式会社が母体となっているIFA法人である。他のIFA法人にはない独自の商品を取り扱っている。

富裕層向けのサービスを展開しており、不動産、相続、事業承継などの相談も受け付けているのが特徴だ。また、「担当顧客を原則として変えない」という方針を取っていることから、同じ顧客と長期的なパートナーシップを結ぶことを前提に働くことになるだろう。

さらに多くのIFAの大手について知りたい方は、下記の記事を参考にして欲しい。

IFA法人についての相談はIFA転職まで

今回紹介したところ以外にも、弊社アドバイザーナビ株式会社ではさまざまなIFA法人にインタビューを実施している。

IFA法人ごとのさまざまな特徴を知りたい方は、ぜひ一度目を通してほしい。

おわりに

IFAに転身する上では必要な資格や雇用体系、報酬の仕組みや証券会社のアドバイザーとの違いについて理解しておくことが大切だ。
まずは証券外務員資格を取得し、金融機関である程度の実務経験を積んでから転職活動を始めよう。

IFAは雇用体系によって報酬の仕組みや働き方が大きく異なる。自分に合った雇用体系を選び、IFAとしての活躍を目指していこう。
IFAになる際に、基本的にはどこかの法人に所属する形を取ることになる。

しかし、全国には約650社ものIFA法人があり、情報を取ることや比較することが難しい。また、

「いくらぐらいの預かりがあれば良いのか?」

「金融機関時代の様なビジネスはできるのか?」

等、IFAになること自体に対する不安の声も多い。IFAへの転職に悩んでいる方は、ぜひIFA特化型の転職エージェント「アドバイザーナビ」に相談してみて欲しい。

弊社はこれまでに100名以上のIFAへの転職支援実績があり、「IFAへの転職利用満足度No.1」を獲得している。まずは情報収集をしたいといったカジュアルな形からでも無料で面談ができるので、お気軽に相談してみてほしい。

最近は異動時期や賞与の時期が近いということもあり、毎日多くのご相談をいただいている。現在、弊社代表も現場に出て転職エージェントとして面談をしているが、面談予約枠に限りがあるので早めの申し込みをおすすめする。

\ IFAへの転職を検討している方は /

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