- 明治安田生命の学資保険のデメリットが知りたい
- 学資保険の選択肢が多くどれを選ぶべきかわからない
- 明治安田生命の学資保険を選ぶ上でのリスクを知りたい
子どもたちの将来に向けて、一体どの学資保険を選べば良いのか悩まれているご家庭も多いだろう。
今回は、明治安田生命の学資保険に焦点を当て、デメリットを中心に詳しく解説をする。
各社の学資保険は一概に良し悪しを評価すべきではなく、各家庭の希望や経済状況にあった商品を選ぶことが最も重要だ。
明治安田生命の学資保険がもつリスクを理解し、各家庭にあった保険を選択する中で役立ててほしい。
デメリットを知る前に!明治安田生命の学資保険とは
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、高い受取率で計画的に教育資金を準備することができる学資保険である。
返戻率 | 最大118.2%(2023年11月現在) |
受け取り方法 | 大学進学時に年1回、計4回分割で受け取り |
払い込み期間 | 10歳または15歳まで |
受け取れる時期 | 18歳から |
「つみたて学資」は、受取率が最大118.2%と業界でも比較的高水準で、大学進学の時期に合わせて資金を年に1回、合計4回まで分割で受け取ることができる。
学資保険選びのポイントでもあった、大学進学時期に合わせて、払込は10歳または15歳までで終了し、受け取りは18歳から可能である。
その過程で契約者に万が一のことがあった場合は、保険料の払い込みは免除。払い込み免除後も保障内容は変わらず、満期まで安心して保障を受け続けることができるのだ。
明治安田生命のブランドと実績
明治安田生命は、東京都千代田区に本社がある三菱グループの生命保険会社。1881年に旧明治生命として設立された。
本拠所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目1-1 |
設立年月日 | 1881年7月9日(旧・有限明治生命保険会社) |
業種 | 保険業 |
代表者 | 永島英器(取締役兼代表執行役社長) 牧野真也(取締役兼代表執行役副社長) 荒谷雅夫(取締役兼代表執行役副社長) |
資本金 | 9,800億円 |
現在は三菱グループである明治生命とみずほ銀行の系列でもある芙蓉グループの安田生命が合併し、明治生命保険を存続会社として運営。
この明治生命保険は「日本初の生命保険会社」として世に誕生したことでも有名である。
明治安田生命の学資保険の特徴
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の特徴は、大学入学から4回に分けて資金を受け取ることができ”各学年ごとの教育資金に当てられる”ということ。
入学金はもちろん、進学後は学年ごとに様々な費用が嵩むので、そのタイミングで受け取れるのは非常に嬉しい。
支払われる教育資金に特に使い方の指定はないので、例えば就活時のスーツ購入などにも資金を充てることができるのだ。
受け取り総額が高いプランほど返戻率もアップするので、「学資保険で大きい金額を用意しておきたい」という方にはおすすめである。
明治安田生命の学資保険加入に際しての注意点
加入時の注意点としては、受け取りのタイミングが1種類のみであること。
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、大学進学を想定した資金受け取りのプラン構成になっている。
「中学や高校進学のタイミングで受け取りたい」「資金が不足したタイミングで自由に受け取りたい」と考えている人には向いていない。
明治安田生命の学資保険のデメリット
プランがシンプルでわかりやすく、多くの方に選ばれている明治安田生命の学資保険「つみたて学資」だが、もちろんデメリットもある。
他社と比較して申し込みを検討している人は、ぜひマイナス面も知っておき、保険選びの参考にしていただきたい。
明治安田生命の学資保険はプランの自由度が低い
先ほど注意点でもお伝えした通り、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は保険金を受け取れるタイミングが「大学進学時・在学中」の一択である。
払い込み期間や受け取りタイミングを選べる保険会社もある中で、プランが1種類からしか選べないのは”自由度が低い”と感じる人もいるだろう。
しかし、逆を言えばプランがひとつだと比較対象がなく、保険の知識が少ない人からすれば「わかりやすい」と感じる場合も。
自分のタイミングで受け取りたいという人には不向きだが、保険選びが初めての方でシンプルなものを選びたいという人にはおすすめである。
明治安田生命の学資保険は払込期間が短い
「つみたて学資」の払込期間は払込期間は10歳・15歳・全期前納の3パターンで、他社と比べると払い込み期間が短い。
払い込み期間が短く、”いつまで”と明確に決められていると、資金計画が立てやすく、払込の総額がいくらであったか把握しやすいというメリットがある。
しかし、短いが故に保険料は少々割高になる。
「できるだけコストを抑えたい」「契約の途中で定期的に保険料を見直したい」と考えている人には不向きである。
学資保険のキャンセルリスクと返戻金
明治安田生命を含め、学資保険は満期で受け取る際に高い返戻率で保険料を受け取れるようになっているが、万が一中途解約する場合は注意が必要だ。
保険料を先払いで納めている人は尚更。支払った金額以下の解約返戻金しか受け取れない可能性の方が高い。
また、一度学資保険を解約すると子供の年齢によっては再加入不可。
再加入できても保険料が高くなってしまうことがある。
デメリットを理解したら!明治安田生命の学資保険を選ぶべき人とは
明治安田生命の学資保険について、メリットやデメリットはおわかりいただけただろうか?
それを踏まえてどんな家庭に「つみたて学資」という商品がおすすめなのか、特徴をまとめてみた。
一定の収入が見込める家庭
明治安田生命の「つみたて学資」は、教育に必要な資金を積み立てて貯蓄できるというもの。
受け取りのタイミングは大学進学時・在学中の一択のみなので、「いつでも自由に受け取りたい」「資金不足になったタイミングで受け取りたい」という目的の方には不向き。
払込期間が短く、保険料も割高ではあるが、満期を迎えてこそ高い返戻率で受け取れるものになるので、中途解約を必要としない一定の収入がある家庭に向いている。
保障内容を優先する家庭
明治安田生命の学資保険は、高い返戻率と万が一に備えた払込免除の保障が手厚いサービス。
医療保障の特約等はないので、とにかく学資保険の保障に特化したものを選びたいという人にはおすすめである。
また、「つみたて学資」に加入すると「24時間妊娠育児相談サービス」というサポートが受けられる。
子供が生まれたタイミングで加入する学資保険。金銭面以外にも何かと悩みの多い時期に、メンタル面でも支えになってくれる心強いサービスである。
安定した企業ブランドを重視する家庭
明治安田生命は、保険販売店の先駆けである創業140年以上の老舗。
CM等でも目にする機会が多く、そのブランド力から「安心感がある」と加入を考える人も多い。
総資産や保険料収入は業界第3位を誇り、日本生命保険や住友生命保険などと並んで日本の”4大生保”の一角であるともいわれている。
倒産の危機が少なく、とにかく長く安心して利用できる場所を選びたいという人にはおすすめである。
明治安田生命の学資保険のデメリットを押さえて、ご家庭に合った保険を選びを
明治安田生命の学資保険は、その信頼性と充実した保障内容が評価されているが、一方でデメリットとしてプランの自由度の低さや保険料の問題、キャンセルリスクなどがある。
また、一定の収入が見込める家庭や安定したブランドを重視する家庭に対しては良い選択となりうるが、実際の保険選びには各ご家庭の事情を考慮した判断が必要になる。
こうした保険商品の選択にはしばしば専門的な知識が必要となる。
「生命保険ナビ」は保険のプロから直接アドバイスを受けられるサービスで、各種保険商品の比較や選択の際のサポートを行っている。
明治安田生命の学資保険に限らず、最適な保険選択のご検討もお手伝いしているので、学資保険に興味のある方は是非ともチェックしてみてほしい。