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女性におすすめの貯蓄型保険とは?選び方とポイント解説

この記事で解決できるお悩み
  • 女性向け貯蓄型保険に加入するメリット・デメリットを知りたい
  • 女性向け貯蓄型保険を選ぶ際のポイントがわからない
  • 女性向け貯蓄型保険が必要なケースと自分に最適な保険を知りたい

出産や乳がん・子宮頸がんなど、女性特有のリスクに備えて保険への加入を検討している女性の方は多い。

生命保険には「掛け捨て型保険」と「貯蓄型保険」の2種類があるが、それぞれの特徴やメリットを理解しているだろうか。

そこで本記事では、女性向け保険の中でも、万一の際の保障と貯蓄の双方の役割を持つ「貯蓄型保険」に焦点を当て、その特徴とメリット・デメリットや、保険を選ぶ際のポイントを解説する。

さらに、ケースごとに女性向け貯蓄型保険が必要となるケースについても紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

目次

女性におすすめの貯蓄型保険とは

女性向け貯蓄型保険とは 生命保険ナビ

もしものシーンに備える保険は、医療保険や火災保険など幅広いジャンルからベストな保険を選べ、心強い味方と言えるだろう。

ここでは、数多くある保険の中でも、将来のために役立つ〈女性向けの貯蓄型保険〉について解説していく。

貯蓄型の女性保険の特徴

貯蓄型保険とは、もしものシーンに備えながら、将来のために貯蓄もできる保険のことを指す。

保険料の一部が積み立てられていくため、解約・満期を迎えたタイミングでお金を受け取れるのだ。

満期保険金や、解約返戻金、死亡給付金としてお金を受け取れるため、貯蓄が苦手な人でもチャレンジしやすい傾向にある。

貯蓄型保険には、下記のような種類があるため、求める条件に合う保険を選ぶと将来のためになるだろう。

終身保険

死亡保障が一生涯続く保険で、被保険者が死亡もしくは高度障害状態になった場合、保険金を受け取れる保険だ。

また、途中で保険を解約すると、解約返戻金を受け取れる。葬儀費用や相続税対策として活用されることが多い。

養老保険

「老後の資金を確保したい」と、考える人におすすめの保険だ。

下記のようなシーンで保険金を受け取れるので、ぜひ参考にしてほしい。

  • 保険期間中に死亡する=死亡保険金を受け取れる
  • 保険期間中に高度障害になる=高度障害保険金を受け取れる
  • 各保険金を受け取ることなく満期を迎える=満期保険金を受け取れる
  • 途中で保険を解約する=解約返戻金を受け取れる

個人年金保険

公的年金の受給額は変動するため、将来の年金受給額が予測できず、老後の生活に不安を感じる人が多い傾向にある。そのようなリスクに備えられる保険が個人年金保険(私的年金保険)だ。

契約する際に決めた年齢になれば年金を受け取れ、年金を受け取る前に亡くなった場合は、払い込んだ保険料相当の金額を死亡給付金として受け取れる。

終身年金、有期年金、保証期間付終身年金、保証期間付有期年金、確定年金、夫婦年金の種類があり、自分が望む老後に合わせた種類を選べる。

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貯蓄型の女性保険のメリット

貯蓄型の助成保険のメリットは、下記のポイントになるため、自身に必要な保険かどうか見極めていこう。

貯蓄型の女性保険のメリット
  • 生命保険料控除を受けられる

一定金額を所得から引くことができるため、節税効果を得られる。詳しい控除額は、下記の表を参考にしてほしい。

※2011年12月31日以前に契約した保険は、控除額が異なるため注意

スクロールできます
契約日:2012年1月1日以降
一般生命保険料控除例
:終身保険
介護医療保険料控除例
:医療保険
個人年金保険料控除例
:個人年金保険
所得税40,000円40,000円40,000円
住民税28,000円28,000円28,000円
限度額所得税 120,000円、住民税 70,000円
参考:SMBC「節税効果のある「生命保険料控除」支払った保険料に応じて控除される制度」
  • 解約すると、解約返戻金を受け取れる

貯蓄型の保険であれば、解約すると〈解約返戻金〉を受け取れるようになっており、加入している期間が長いほど解約返戻金の金額が増えていく。

一定期間を過ぎれば、払い込んだ保険料よりも上回った金額を受け取れるポイントは、大きなメリットだ。

  • 貯蓄が苦手な人でも続けやすく、もしものシーンにも備えられる

「将来のためにお金を貯めたいけど、苦手なんだよね…」という悩みがある人も多いだろう。しかし、貯蓄型保険であれば、貯蓄をするのではなく〈保険料を支払う〉ため、貯蓄が苦手な人でも将来のための資金作りを行いやすい。

また、子どもの進学などさまざまなシーンで、「まとまった金額が必要なのに、お金がない…」と悩んだ際に、保険を解約すればまとまった金額を手にすることができる。保険の保障を受けられるだけではなく、経済的困難と向き合わなければならないときに〈最後の切り札〉があるのは、心に余裕を持たせるためのお守りにもなるだろう。

  • 契約者貸付の利用ができる可能性がある

上記のように、まとまった金額が必要になったとしても「なるべく保険は解約したくない…」と思う人もいるだろう。そのような場合、〈契約者貸付制度〉を利用できるケースがある。

契約者貸付制度とは、保障を受けながら、保険会社から一定金額内のお金を借りられる制度のことを指す。貸付になるため、利息はかかってしまうが、もしものシーンで解決策があるのは嬉しいポイントだと言える。

  • 保険料を支払えない状況になっても、保険料を立て替えてもらえるケースがある

例えば、病気を発症し、「どうしても保険料を払えない…」という事態に陥ってしまった場合、〈自動振替貸付制度〉を利用できるケースがあるのだ。

自動振替貸付制度とは、現在の解約返戻金内で保険会社が保険料を立替える制度のことを指し、自動振替貸付制度を利用した保険料も生命保険料控除を受けられる。

「貯蓄型がいいけど、病気になって払えなくなるのが不安…」という悩みがある人は、このような制度を知っておくと安心して貯蓄型保険に加入できるだろう。

のような制度を知っておくと安心して貯蓄型保険に加入できるだろう。

貯蓄型の女性保険のデメリット

貯蓄型の女性保険のデメリットを解説していくので、保険を選ぶときの参考にしてみてはいかがだろうか。

貯蓄型の女性保険のデメリット
  • 途中で解約すると、解約返戻金の金額が保険会社に支払った金額よりも少なくなる能性がある

上記で紹介した通り、解約返戻金の金額は保険の加入期間が長ければ長いほど多くなる。そのため、短期間で保険を解約すると、わずかな金額しか受け取れない傾向にあるのだ。

通常の貯蓄型保険よりも保険料が安く済む〈低解約返戻金型〉は、保険料払込期間中に解約すると解約返戻金が少なくなるシステムになっている。そのため、低解約返戻金型であればさらに解約返戻金の金額が少なくなる。

このように、解約するタイミングをしっかりと見極めなければ損をしてしまう可能性が高いため、デメリットだと言えるだろう。

  • 掛け捨ての保険に比べ、保険料が高く設定されている

掛け捨て型の保険は、貯蓄型保険に比べると保険料が安い傾向にある。なぜなら、貯蓄機能がないためだ。

そのため、気になる保障をすべて付帯させるのではなく、保険に加入する目的を明確にし、本当に必要な保障をつけるように意識するといい。継続して払い続けられる保険料にするのが、保険に加入する上で大切なポイントである。

  • 固定金利タイプの場合、インフレリスクがある

「昔は100円で買えたお菓子が、今は150円もするの?」と、驚いたことはないだろうか。このことを、インフレ(インフレーション)と言い、物価が上がり続けている状態のことを指すのだ。

インフレを別の視点から捉えると、〈お金の価値が下がる〉と言えるだろう。なぜなら、昔は100円で買えていたお菓子を、今は100円で買うことができないためである。

保険の金利が固定されたものは、解約返戻金などの金額が決まっているため、契約する時点では安心がある。しかし、解約返戻金を受け取るタイミングでインフレが起きていると、契約した時点よりもお金の価値が下がってしまうためデメリットだと言える。

女性向け貯蓄型保険を選ぶ際のおすすめポイント

女性向け貯蓄型保険を選ぶ際のポイント 生命保険ナビ

女性向け貯蓄型保険を選ぶ際のポイントを、1つ1つ解説していくので、参考にしながら複数の保険を比較してみてはいかがだろうか。

返戻率が何%か比較する

返戻率とは、保険料を支払った合計金額に対して、どれだけのお金が「解約返戻金(満期保険金)として返ってくるか」ということを割合で表したものを指す。

「銀行にお金を預けるだけでは、資産はなかなか増えていかない」という話しを聞いたことがある人も多いのではないだろうか。

増えていかない理由は、国内の有名銀行の金利(普通預金)が「0に近い数字」のためである。

三菱UFJ銀行(普通預金)

年0.0010%

  • 上記利率は変動金利です。カブドットコム支店の普通預金利率は、上記利率とは異なる場合があります。

しかし、貯蓄型保険であれば、多くの保険が109%(うち100%は払込済保険料)以上になるため、貯蓄よりも資金を効率的に増やしやすいのだ。

そのため、自身の目的にあった保険を選ぶ際には、返戻率はしっかりと確認するといいだろう。

「どうして保険に加入したいのか?」を明確にする

保険に加入する目的を明確にすることは、保険を選ぶ上で非常に重要なポイントである。

目的が明確になっていなければ、必要以上の保障内容を選び保険料が高くなる、もしくは、もしものシーンで保険だけではカバーできないなどの結果を招きかねない。

そのため、保険に加入するための目的を明確にし、目的を軸として必要な保障や譲れない条件などを決めていくと選びやすくなる。

貯蓄型保険は払い続けることで解約返戻金(満期保険金)の金額が増えていくので、家計に負担なく払い続けられる保険料にするためも、しっかりと考えるべきだと言える。

保険期間はどのくらいか

上記で、保険に加入するための目的を明確にすると、「目標金額に達するまでどれくらいの期間が必要か」というポイントが分かりやすくなるだろう。

しかし、目的を明確にするだけでは期間を選ぶのが難しいケースもある。

そのような場合は、可能な限り期間を短く設定するといいだろう。

注意点は、期間を短くすると保険料は上がってしまうため、「払い続けられる保険料かどうか」についても考えて決めるといい。

例えば、老後のために貯蓄型保険で資産を確保したいと考えている場合、定年退職するまでの年数に合わせると、収入がある間に保険料の支払いが終わるので安心だ。

だが、「とりあえず、70歳でいいか」と適当に決めてしまうと、定年退職後の収入が減った状態で保険料を支払うことになるので、生活が厳しくなる可能性がある。

将来のことをイメージするのは難しいが、少し時間をかけて慎重に決める方が理想的な現実を手に入れやすいので、考えてみよう。

女性に保険の加入が必要なケースと選ぶべきおすすめ貯蓄型保険

保険の加入が必要なケースと選ぶべき保険 生命保険ナビ

その人によって、保険の加入が必要かどうかは違ってくる。

また、保険は数多くの種類があるため、目的に適した保険を選ぶことが重要だ。

ここでは、「各保険がどのようなシーンで役立つ保険か」を中心に紹介していくので、上記で明確にした目的から「この保険は必要かも?」と選んでみよう。

女性特有の疾病やケガをしたときの備え

女性特有の疾病やケガをしたときに備えるのが、「医療保険」だ。では、女性特有の疾病はどのような病気を指すのか、学んでいこう。

女性特有の疾病
  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 乳がん
  • 卵巣のう腫
  • 子宮に関連するがん(子宮頸がんなど) など

女性疾病特約などの特約を付帯しておけば、入院給付金が上乗せされるため、もしものシーンで安心できる。また、医療保険の貯蓄型には下記の種類がある。

  1. お祝い金型
    • 定められた期間中に、病気やケガによる入院などの給付金を受け取らなかった人が受け取れるもの
  2. 解約返戻金型
    • 医療保険を解約したタイミングで、解約返戻金を受け取れるもの
  3. リターン型
    • 保険料を一定の年齢まで支払うことで、支払った全ての保険料が戻ってくるもの

自分が望むお金の受け取り方や、保障内容など複数の保険を比較し、ベストな保険を選んでいくと心強いパートナーになるはずだ。

万が一、自身が死亡した場合に遺された家族のため

不慮の事故や病気などが原因で、自身が亡くなってしまった場合のために加入するのが、「終身保険」である。

保険金を自身の葬儀費用や、相続税対策として利用する人が多い。

独身であれば、最低限の保険金で問題ないだろう。

しかし、家庭がある人は、遺された家族が経済面でも辛い思いをしないためにも慎重に金額を決める必要がある。

年齢や家族構成によって保険金に差が出るため、「私は独身だから〇〇〇万円くらいで十分かな」などのように決めていくといい。

老後資金のため

年金の受給額は年々減ってきており、「老後のために2,000万円が必要だ」という話しを聞いたことがある人も多いだろう。

その人の暮らし方によって、必要な金額は異なるが、年金だけで生活するのは難しい。

夫婦が暮らすための必要最低限の生活費が〈23.2万円/月〉と言われているが、2023年10月時点での国民年金受給額は満額で〈66,250円/月〉である。

そのため、将来のために資産形成を早い段階から行う必要がある。

最近では、一定金額が非課税になる制度「NISA」を活用した投資にも注目が集まっているが、元本割れなどのリスクだけではなく、専門的な知識が必要になる。そのため、投資に対して抵抗がある人も少なくない。

しかし、貯蓄型の保険であれば、専門知識がなくても利益を得られる可能性が高く、安心して資産形成を行いたい人におすすめの手段である。

将来のために資産を増やすのであれば、「個人年金保険」「終身保険」がおすすめなので参考にしてほしい。

女性におすすめの貯蓄型保険は目的によって使い分けよう

まとめ 生命保険ナビ

本記事では、貯蓄型の女性保険の基本的な知識と、選ぶ際のポイントについて詳しく説明した。

また、保険選びは、自身のライフスタイルや価値観も大いに関係してくるため、一人ひとりに最適な保険が存在する。

ケースごとに最適な保険も想定したので、自身のライフプランに照らし合わせて、保険選びの参考にしてほしい。

もし自身だけで選ぶのは不安という方やより深く知りたい方は、専門家への相談を検討しよう。

しかし、自分に合った保険のプロを探すことは難しい。

そこで、全国の保険のプロが集まる「生命保険ナビ」では、あなたの問い合わせに最適な保険のプロを見つけることが可能だ。

適切なアドバイスを得ることで、自分にピッタリの保険選びに大きく近づくことができる。お申込みはこちらから。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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