- 医療保険を選ぶ際に他の方の意見や感想を知りたい
- 評判の良い医療保険を見つけたい
- 自分に合った医療保険を見つける方法が知りたい
医療保険を選ぶ際には、保障内容や保険料など様々な選択基準がある。ただ、同時に気になるのが口コミであろう。
商品の評判や実際の加入者の感想は、多かれ少なかれ医療保険を選ぶ上で重要な判断材料となる。
そこで本記事では、評価の良い医療保険やその口コミ、そして自分に適した保険の選び方について解説していく。
医療保険への加入を検討している方、また既に加入している方で保険を見直したいと考えている方には、ぜひ参考にしてほしい。
評価の高い医療保険とは
口コミなどで評価の高い医療保険とは、どのようなものであるか。
まずは、評価の高い医療保険の特徴と、その特徴をもつおすすめの保険商品の具体例を紹介する。
評価の高いの医療保険
いくつかの種類に分けられる医療保険だが、中でも評価が高いものとして、終身医療保険・女性保険・緩和型医療保険の3つを取り上げ、これらの特徴について解説する。
終身医療保険:障害の病気に備えられる
終身医療保険は、入院・手術の保障が一生続くという特徴がある。
この保険は将来の治療費リスクに備えるため、高齢になるほど病気のリスクが高まる場合でも、加入した時点の保険料のまま一生涯備えることができる。
高齢時の入院リスクに備えつつ、将来の治療費の負担を軽減したい方に適している。
女性保険:女性によくあるリスクに備えられる
女性保険は通常の医療保障に加えて、女性特有のリスクに重点を置いた保険だ。
乳がんや帝王切開など女性特有の病気に対して、追加の給付金を受け取ることができる。
また、個室や少人数の病室での入院を選択した場合でも、女性保険により個室代の負担を軽減できる。
女性特有のリスクに備え、プライバシーを大切にしたい方におすすめである。
緩和型医療保険:病気でほかの医療保険に加入できない人でもリスクに備えられる
緩和型医療保険は、通常の医療保険よりも健康状態の告知が少ないため、持病や治療歴がある方でも加入しやすい特徴がある。
さらに、持病の再発リスクにも備えられる点が魅力的である。
ただし、加入がしやすい分保険料はやや割高になる傾向がある。
通常の医療保険に加入できなかった場合に備え、緩和型医療保険の検討をおすすめしたい。
おすすめの医療保険
評価の高い医療保険については、理解いただけたかと思うが、具体的にはどのような保険商品があるのか。
ここからは、評価の高いおすすめの医療保険について解説する。
チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ」
チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ」は、特定疾病にも備えつつ、保険料が全年代で割安なのが特徴である。
入院給付金の支払い限度日数や日額を選択でき、健康祝金や特定疾病の特約を追加できる。
加えて、保険料の検証では全年代で平均よりも割安であり、50代までは特に安価だ。
自分の好みに合わせて保障をカスタマイズしたい方や、健康祝金が魅力的な方におすすめしたい。
メディケア生命「新メディフィットA(女性医療特約)」
メディケア生命の「新メディフィットA(女性医療特約)」は、女性医療特約を備えつつ全年代で割安な保険料が魅力である。
女性特有の病気に備え、入院給付金や手術給付金を上乗せで受け取ることができる。
女性特有の通院治療にも対応し、特定女性疾病通院治療特約を追加すれば通院でも給付金が受け取れる。
女性特有のリスクに備えたい方や、保険料が割安な商品をお探しの方におすすめである。
はなさく生命「かんたん告知はなさく医療」
はなさく生命の「かんたん告知はなさく医療」は、終身保障の緩和型商品であり、全年代で割安な保険料が特徴だ。
入院給付金や公的医療保険に連動した手術給付金が主な保障となっている。
特約を付けることで一時金の受け取りや追加の保障が可能で、高齢で保険料が安い商品をお探しの方に適している。
健康告知の項目数は3つで、高齢の方でも手軽に加入できる商品である。
そもそもなぜ医療保険が必要なのか
評価の高い医療保険の特徴に関してはご理解いただけたかと思う。
では、単純に評価の高さだけで医療保険を選んでしまっていいのだろうか?
具体的に加入する医療保険を検討する上では、評価だけで選ぶわけにはいかない。
なぜなら、個人のおかれる環境や状況は人それぞれであり、他の人に選ばれている保険が、自分にも最適とは限らないからだ。
では、自分に最適な保険とはなんだろうか?
それを考えるためには、「そもそもなぜ医療保険が必要なのか?」について一考しておく必要がある。
ここからは、医療保険の必要性やメリット・デメリットについて解説する。
医療保険が必要な理由
医療保険が必要な理由は、主に以下の3点である。
- 治療・入院費用のリスク回避
- 収入減少のリスク回避
- 未知の不安に対するリスク回避
これらについて、詳しく解説する。
治療・入院費用のリスク回避
医療保険に加入する主な理由の一つは、病気やケガに伴う医療費への備えである。
公的医療保険の被保険者(70歳未満)は、治療費の自己負担が原則的に3割だ。
一方で、この3割の部分でも一定額を超えると、超過分が支給される高額療養費制度がある。
これにより、ひと月の医療費負担の上限は約9万円程度になる(2023年8月時点の高額療養費制度、70歳未満、標準報酬月額が28万円〜50万円の方の場合)。
しかし、貯蓄がある場合、高額な医療保険に加入する必要はないかもしれない。
ただし、入院時には公的医療保険の対象外となる差額ベッド代、食事療養費、先進医療の技術料などの負担が発生する。
公的医療保険の不足部分を確認し、自己負担部分をカバーできる保険内容を選ぶことが重要である。
収入減少のリスク回避
医療保険に加入する理由の中で見落とされがちなのが、入院に伴う収入減少への備えである。
長期の闘病生活では、自営業者は収入の大部分を失う可能性がある。
会社員の場合は傷病手当金制度があるが、収入の一部しか補填されず、支払いが必要な家賃や住宅ローン、家族の生活費などには対応しきれない。
収入減少に備えるため、十分な考慮が必要である。
未知の不安に対するリスク回避
急な入院が必要な場合、お金や将来の不安などさまざまな心配事が頭をよぎる。
医療保険に加入することで、経済的な不安が軽減され、治療に専念しやすくなる。
ただし、余計な心配事を減らすためにも必要な保障を選び、自分に適した医療保険に加入することが重要である。
医療保険のメリット
続いて、医療保険のメリットについて考えたい。
医療保険の主なメリットは下記の通りである。
- 高額な治療を少額な保険料で受けられる
- 特約を活用して自分に合わせたプランを作れる
- 生命保険料控除が受けられる
ここからは、これらのメリットについて解説する。
高額な治療を少額な保険料で受けられる
医療保険の重要なメリットの一つは、高額な治療に対してわずかな保険料でカバーできることだ。
例えば、先進医療などを受けた場合は膨大な費用がかかることがあるが、医療保険によってはこれらの費用の一部または全額を補償できる。
これにより、経済的な負担を最小限に抑えながら必要な治療を受けることが可能である。
特約を活用して自分に合わせたプランを作れる
医療保険にはさまざまな特約が用意されており、これを活用することで自分に適したプランを構築できる。
例えば、終身医療保険には入院特約や先進医療特約があり、女性向けの保険には乳がん特約や妊娠・出産特約などが提供されている。
これらの特約を組み合わせることで、リスクや希望する保障内容に合わせた保険プランをカスタマイズできる。
将来のライフプランや健康状態を考慮して特約を選ぶことで、より効果的な医療保険を構築することができる。
生命保険料控除が受けられる
医療保険に加入することで、生命保険料の所得控除を受けることができる。
これにより、生命保険料を所得から差し引くことで納税額を軽減することが可能である。
ただし、控除の対象となる医療保険料は一定の範囲に限られるため、具体的な制度や条件を確認し、税務の専門家と相談することが重要である。
医療保険のデメリット
医療保険には、さまざまなメリットがあるが、以下のようなデメリットもあることを理解しておいていただきたい。
- けがや病気をせずに給付金を受取らなかった場合には掛け捨てになる
- 毎月の保険料支払いが必要
- 定期的に見直しが必要
ここからは、これらのデメリットについて解説する。
健康状態によっては掛け捨てになる
医療保険では、健康状態によって支払った保険料が無駄になることがある。
たとえば、健康を維持しており、特定の疾病やケガにかかっていない場合、その期間中は医療保険の給付を受けず、支払った保険料が戻ってくることはない。
毎月の保険料支払いが必要
医療保険には、毎月一定の保険料を支払う必要がある。
これは定期的な経済的な負担となり、生活費や他の支出との調整が必要である。
特に、負担が大きい場合や支払い能力が不安定な場合、医療保険に加入することが難しい状況も考えられる。
保険料の支払いが継続可能かどうかを検討し、予測可能な範囲での経済的な負担を確認することが必要である。
定期的に見直しが必要
医療保険は、ライフスタイルや健康状態の変化に応じて、保障内容や保険料の見直しが必要だ。
特に、家族構成や収入などに変化があった場合、現行の医療保険が適切でなくなる可能性がある。
したがって、一定の期間ごとに保険の見直しを行い、最適なプランにアップデートすることが重要である。
自分に適した保険の選び方
医療保険は、さまざまな会社やさまざまな保険商品があり、プランも複数あるため、自分にあった保険を見つけることが大切である。
自分に最適な医療保険を選ぶためには、以下のことに注意していただきたい。
- ライフプランを考慮する
- 加入目的を明確にする
- 無理のない範囲で検討する
ここからは、これらの詳細について解説する。
ライフプランを考慮する
医療保険を選ぶ際には、将来の生活イベントや目標を考慮することが不可欠である。
例えば、結婚した際には、夫婦の働き方により必要な保障の考え方が変わる。
どちらか一方で家計を支えている場合は、保険によって生活費をカバーする必要がある。
また、住宅の購入やローンの返済も保険を見直すライフプランの重要な要素である。
住宅ローンの契約とともに、団体信用生命保険に加入することが一般的であるため、加入している保険の保障と重複している場合には、見直す必要がある。
また、家計が大きく変化するため、病気や死亡などの万が一のアクシデントの際に、住宅ローン返済や家計の出費をどうするかを考慮して見直す必要も出てくる。
このように、ライフプランに基づいて医療保険を選ぶ際には、将来の生活イベントや目標を考慮することが不可欠だ。
しっかりとライフプランを見据えて、自分に最適な医療保険を選ぶことをおすすめしたい。
加入目的を明確にする
医療保険に加入する際には、加入目的を明確にすることが非常に重要である。
例えば、将来の医療費の不安を軽減したい場合と、突発的な疾病やケガに備えたい場合とでは、必要な保障内容は異なる。
このように、加入目的を明確にすることで、自分に合った保障内容が判断しやすくなるのだ。
そのため、自身の健康状態や年齢などを考慮して、それぞれの目的に合わせて保険の種類や内容を選ぶようにしてほしい。
無理のない範囲で検討する
無理のない範囲で医療保険を検討することは、将来的に経済的な安定を考える上で非常に重要である。
まず、保険料は将来的にも継続的に支払う必要があるため、自身の経済状況を踏まえて保険を検討することが不可欠だ。
無理なく支払える範囲内で保険料を選ぶことで、経済的な負担を最小限に抑えることができる。
例えば、毎月の生活費や将来の貯蓄計画に支障が出ないように注意深く保険を選ぶことが重要だ。
次に、将来的なライフプランや目標に合わせて保険を検討する際にも、無理のない範囲で選ぶことが重要である。
将来の家族の変化や住宅の購入、子供の教育資金の準備など、それぞれの目標に応じて保険の内容や保障額を選ぶことで、財政的な安定を保つことができる。
また、定期的にライフプランや経済状況を見直し、必要に応じて保険内容を調整することも重要である。
変化する状況に合わせて保険を最適化することで、無理なく経済的に安心して保障を受けることができる。
まとめ
本記事では、評価の高い医療保険や医療保険に加入するメリットデメリット、自分に適した保険の選び方について解説した。
医療保険は、病気やケガなどもしもの時に自分や家族を助けてくれる重要なツールである。
そのため、ライフスタイルや目的に合った保険を選ぶ必要がある。
しかし、自分でライフプランを作成することはハードルが高い。
さらに、保険は商品性が複雑な上に、数多くあるため最適なものを選ぶのは難しいだろう。
そんな時は、保険のプロに相談しよう。
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