- 掛け捨て保険の特徴が知りたい
- 掛け捨て保険を安い保険料で利用するためのポイントを理解したい
- 保険料が安いおすすめの掛け捨て保険が知りたい
結婚や子どもの誕生を機に生命保険への加入を検討し始める人は多い。
ただ、日々の生活費や子どもの教育費がかかる中、保険料については少しでも抑えたいと考える人もまた多くいるだろう。
そんな希望を叶えてくれるのが、掛け捨て保険である。
本記事ではこの掛け捨て保険に注目し、その特徴や保険料を抑えるポイント、そしておすすめの商品について解説を行う。
掛け捨て保険への加入を検討しているという方には、ぜひ参考にしてほしい。
保険料が安い掛け捨て保険の特徴
掛け捨て保険とは一体どのような仕組みなのだろうか。
また、貯蓄型保険との違いやどう活用すべきなのか知らない方は多いはずだ。
そこでまずは下記について解説していく。
- 掛け捨て保険の概要
- 掛け捨て保険と貯蓄型保険の比較
- 掛け捨て保険を利用するメリット・デメリット
掛け捨て保険を検討している方はぜひ参考にしてほしい。
掛け捨て保険の概要
掛け捨て保険とは、定期保険のことだ。10年、15年といった一定の期間のみを保障する保険である。
更新時期が訪れ、そのまま更新するか、あるいは保障を下げるか、更新せずに他の保険に切り替えるかなどを自由に選択することが可能だ。
掛け捨て保険で多いのが、死亡保障や医療保障、がん保障などで、解約返戻金や満期金などは一切ないのが特徴である。
一定期間の保障のため、安価な保険料が魅力だ。
掛け捨て保険と貯蓄型保険の比較
貯蓄型保険といえば、終身保険や個人年金保険、学資保険などが該当する。
これらの貯蓄型保険は保険料の中に、将来受け取る満期金や解約返戻金の一部が含まれているため、掛け捨て保険に比べて保険料が高くなるのが一般的だ。
満期時や払込期間を終えると満期金や解約返戻金が受け取れるのが魅力である。
掛け捨て保険を利用するメリット・デメリット
掛け捨て保険は安価な保険料が魅力である反面、満期金や解約返戻金などの受け取りはできない商品になっている。
ここからは掛け捨て保険を利用するメリットとデメリットについて詳しく解説していく。
【メリット1】安価な保険料
掛け捨て保険のメリットと言えば、まず保険料が安価なことが挙げられる。
とくに下記に該当する方にはおすすめだ。
- 社会人になったばかりの方
- 子どもの教育費にお金がかかる方
- 住宅ローンなどで家計に余裕がない方
このように収入がまだ低い方や教育費や住宅ローン、その他の生活費にお金がかかり「保険料はなるべく安く抑えたい」という方にとって、掛け捨て保険の保険料の安さは魅力である。
【メリット2】手厚い保障がもてる
掛け捨て保険は手厚い保障をもちやすいのもメリットだ。
一般的に、保障を手厚くするほど保険料が高額になるため、保険料とのバランスを考え保障金額を調整することになる。
しかし掛け捨て保険は上述したように保険料がもともと安価なため、保障を手厚くしやすいのだ。
「子どもが成人するまでは手厚い保障がほしい」「定年するまでは家族にたくさん残してあげたい」という方にとって大きなメリットと言えるだろう。
【メリット3】保険の切り替えや見直しがしやすい
掛け捨て保険は一定期間を保障する保険であるため、保険の切り替えや見直しがしやすいのもメリットである。
医療技術の発達により医療保険やがん保険は年々進化しており、最新の保険商品がつぎつぎに販売されている。
掛け捨て保険は新しい商品への乗り換えや特約の付加などが柔軟にできるのが魅力だ。
また、契約期間中に結婚や子どもが生まれるなどの大きなライフイベントがあったときにも、掛け捨て保険であれば見直しがしやすいだろう。
【デメリット1】保障が一定期間のみ
掛け捨て保険は、加入時に定めた一定期間のみを保障する保険だ。
期間中に支払い事由に該当することがあったときは保険金を受け取れるが、それ以外の期間は対象外となるのがデメリットと言えるだろう。
【デメリット2】貯蓄性がまったくない
掛け捨て保険には貯蓄型保険のような満期金や解約返戻金は一切ない。
そのため、保険金を受け取るような事由がなかった人のなかには「保険料を払い続けても何も返ってこない」「掛け捨て保険は損だ」と感じる人も一定数いるだろう。
掛け捨て保険は一定期間の保障には優れているが、貯蓄性はまったくないことを理解して加入すべきである。
【デメリット3】更新後に保険料が上がる
掛け捨て保険には更新時期がやってくる。更新後の保険料は、更新時の年齢で再び計算されるため保険料が上がるのが一般的だ。
更新がくるたびに保険料が上がり続けるので、支払いの見通しが立てにくいのはデメリットになるだろう。
掛け捨て保険の保険料を安く抑えるには
ここからは、掛け捨て保険の保険料をさらに安く抑えるポイントについて解説していく。
- 若くて健康なうちに加入する
- 特約の必要性は慎重に判断する
- 保険期間を必要な間だけに設定する
順番に解説するのでぜひ参考にしてほしい。
若くて健康なうちに加入する
若いうちは「自分が病気になるなんてまだ先」「健康だから保険は必要ない」と考える人も多くいるだろう。
若いうちから保険料を支払うことがもったいないと感じる人もいるのではないだろうか。
しかし、若く健康なうちに加入することこそ、保険料を安く抑えるポイントである。
保険料は性別、年齢、保障内容、保障期間、健康状態などのさまざまな項目を考慮して定められている。
そのなかでも年齢と健康状態の良さは、保険料を決定するうえで重要なポイントだ。
年齢が上がるにつれて保険料は高くなるのはもちろんのこと、健康状態が悪くなれば保険料の割増や保障内容の制限などの心配も出てくるだろう。
若くて健康なうちに加入するのが、保険料を安く抑えるためのもっとも簡単で確実な手段と言えるだろう。
特約の必要性は慎重に判断する
掛け捨て保険に加入する際、どの特約を付加すべきかは慎重に判断すべきだ。
特約とは主契約に付加できるオプションのような存在で、自分で選択することが可能である。
掛け捨て保険に付加できる主な特約は下記のとおりだ。
三大疾病特約 | 三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった際に保険金が支給される。 |
---|---|
介護保障特約 | 保険会社が定める介護状態になった際に保険金が支給される。 |
身体障害保障特約 | 保険会社が定める身体障害状態になった際に保険金が支給される。 |
入院特約 | 病気やケガによる入院や手術をした際に給付金が支給される。 |
がん特約 | がんと診断されたときやがんの治療による入院、手術を受けた際に給付金が支給される。 |
女性疾病特約 | 女性特有の疾病を原因とする入院や手術を受けた際に給付金が支給される。 |
保険料払込免除特約 | 保険会社が定める状態に該当した場合、それ以降の保険料の払込が免除される。 |
このようにさまざまな特約があり、必要性を感じる特約を付加して保障をより手厚くできるのが魅力だ。
掛け捨て保険は保険料が安価とは言え、特約を付加するほど保険料は当然高くなる。
保障内容が重複していないかを確認し、自分に必要性がある特約のみを付加することを心がけよう。
保険期間を必要な間だけに設定する
保険期間の長さは、保険料に関わる重要なポイントである。
保険期間が短いほど保険料は安くなり、保険期間が長くなるほど保険料が高くなるのが一般的だ。
たとえば「子どもが成人するまで」などの明確な期間が決まっている場合は、末子の年齢に合わせて保険期間を決めよう。
たとえば末子の年齢が5歳の場合、保険期間を15年に設定すれば末子が成人するまで同じ保険料で保障を確保することが可能だ。
「保険期間を10年にした方が保険料は安くなるのでは?」と考える人もいるかもしれない。
しかし末子の年齢が5歳で10年にした場合、末子が15歳で更新を迎えてしまうためおすすめできない。
自分にとって保障が必要な期間を絞って設定することが重要だ。
おすすめの保険料が安い掛け捨て保険を紹介
ここからはおすすめの掛け捨て保険を紹介するとともに、掛け捨て保険を利用する際の注意点について解説していく。
ライフネット生命「定期死亡保険かぞくへの保険」
安価な保険料で死亡保障を確保できるのがライフネット生命の「かぞくへの保険」だ。
死亡理由に関わらず同額の死亡保険金が支給されるので、シンプルでわかりやすいのが特徴である。
保険期間は10年・20年・30年・65歳まで・80歳まで・90歳までの6パターンから選択することが可能だ。
保険期間10年・死亡保障1,000万円の月払保険料を下記の表で確認してほしい。
男性 | 保険料 | 女性 | 保険料 |
---|---|---|---|
20歳 | 920円 | 20歳 | 547円 |
30歳 | 1,068円 | 30歳 | 846円 |
40歳 | 1,925円 | 40歳 | 1,463円 |
50歳 | 4,217円 | 50歳 | 2,686円 |
このように割安な保険料で1,000万円の死亡保障を確保できるのが、掛け捨て保険の魅力である。
SBI生命「クリック定期!Neo」
安価な保険料で加入できるおすすめの掛け捨て保険がSBI生命の「クリック定期!Neo」だ。
一定期間の死亡、高度障害の保障が確保できる。保険期間は10年・15年・20年・25年・30年・55歳まで・60歳まで・65歳まで・70歳まで・75歳まで・80歳までと幅広く設定することが可能だ。
保険期間10年・死亡保障1,000万円の月払保険料を下記の表で確認してほしい。
男性 | 保険料 | 女性 | 保険料 |
---|---|---|---|
20歳 | 860円 | 20歳 | 520円 |
30歳 | 990円 | 30歳 | 790円 |
40歳 | 1,860円 | 40歳 | 1,390円 |
50歳 | 3,990円 | 50歳 | 2,580円 |
このように安価な保険料で保障を確保できるのが魅力だ。
掛け捨て保険を利用する際の注意点
掛け捨て保険を利用する際に注意すべきポイントは下記のとおりだ。
- 必要な特約のみ付加する
- 複数比較する
- 加入目的を明確にする
詳しく解説していく。
必要な特約のみ付加する
上述したとおり、掛け捨て保険にはさまざまな特約が用意されており、自由に付加することが可能だ。
特約を付加すれば保障は手厚くなるが、保険料も高くなるため保険料と保障内容のバランスを見て、自分に必要な特約のみを付加することを心がけよう。
複数比較する
各保険会社で保険期間の範囲や保険料、サービスなどが異なるため、掛け捨て保険に加入する際は複数の商品を比較することをおすすめする。
自分のライフステージに適した掛け捨て保険を見つけよう。
加入目的を明確にする
掛け捨て保険に限らず保険に加入する際は加入目的を明確にすることが重要だ。
どのようなときにどのくらいの保障を希望するのかによって、選ぶべき商品が変わるだろう。
保険料の安さだけで決めてはいけない!保障内容とのバランスを考えよう
本記事では、掛け捨て保険に注目し、その特徴や保険料を抑えるポイント、おすすめの商品について解説を行った。
掛け捨て保険は、支払った保険料が戻ってこない代わりに貯蓄型保険と比較して保険料が抑えられているのが特徴だ。
また若くて健康なうちに加入することや、特約を無駄につけないようにするなど工夫をすることでその保険料はさらに安くできる。
おすすめの具体的な商品についてもいくつか紹介したが、あくまで一例であり、大切なことはそれぞれの状況に合わせて保険の必要性や最適なプランを判断することだ。
そのため、これらの判断に少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することをおすすめする。
専門的なアドバイスを受けることで自分に必要な保険を見つけることができるだろう。
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