- 40代男性におすすめの医療保険が知りたい
- 医療保険を選ぶ時のポイントが知りたい
- 40代男性が医療保険に加入する際の注意点を理解したい
40代男性には、子どもの成長やキャリアの充実などの重大なライフイベントが数多く発生する。
そんな40代が医療保険に加入する際には、自身に最適なプランを選ぶことが何より重要であり、これが生活を守ることに直結する。
では、どのような医療保険に入れば良いのだろうか。
そこで本記事では、「40代男性におすすめの医療保険」について解説する。
保険を賢く活用し、安心して生活を送るためにもぜひ参考にしてほしい。
40代男性が医療保険を選ぶ時のポイント
公益財団法人生命保険文化センターが調査した「2022年度 生活保障に関する調査」によると、医療保険に加入している40代男性の割合は、74.9%であった。
医療保険は、世帯や資産の状況、また年代によっても重視しておくべきポイントが異なる。
一般的に、40代男性が医療保険を選ぶ場合のポイントは、以下の3点である。
- 世帯の状況で備え方を変える
- 既契約の見直しを検討する
- 適切な保険料で準備する
それぞれの内容について解説する。
世帯の状況で備え方を変える
独身か配偶者や子供がいるかなど、世帯の状況について医療保険の備え方が変わる。
独身の場合は、公的医療保険では補えない分を確保できるような保障内容にする。
ただ、配偶者や子どもがいる世帯では、病気の治療が長引いた場合に、貯金などを切り崩して家計を圧迫させてしまう可能性がある。
配偶者や子どもがいる場合は、治療費をまかなうだけでなく、長期間の治療によって収入が減るリスクや貯蓄を切り崩すリスクに対応できるように、三大疾病や生活習慣病といった保障を手厚くすると良い。
特に、40代は仕事や家庭の両面で責任が重くなる年代に差し掛かるので、心身ともに大きな負荷がかかりやすい年代である。
厚生労働省が2023年6月に発表した「令和4年人口動態統計月報年計」によると、10万人対の死亡者数は「悪性新生物(がん)」「心疾患」や「脳血管疾患」がトップ5に入っていた。
40代の入院患者数も推計で5万7100人と、リスクが徐々に高まり始めている年代なので、世帯の状況も加味しながら必要な保障を準備すると良いだろう。
既契約の見直しを検討する
子どもの成長に合わせて、加入している医療保険を見直せないか検討することも重要である。
子どもが小さい間は、家計の圧迫や貯蓄の切り崩しを防ぐ目的で手厚い保障内容にする必要がある。
ただ、子どもが成人するまでの期間で、医療事情が変わる可能性もあるので、その都度最新の医療実態に沿った保障内容に見直しておくと受け取りやすい保障内容となる。
また、ライフイベント発生の都度見直しておくと良いだろう。
また、子どもが独立すると教育費や子供の生活費が必要なくなるので、世帯の状況が変わった場合も、自分に必要な保障範囲で、医療保険を見直すと良い。
どのように見直すべきかは、健康状態や資産状況によっても異なるため、個別に保険の専門家に相談して解決すると良いだろう。
適切な保険料で準備する
保険料も適切な範囲で準備する必要がある。教育資金や住宅ローンの返済など、40代は支出する項目も多岐にわたる。
総務省が2023年5月に公表した「家計調査(資産・負債編)」では、40代の負債は1,246万円と発表されている。
そのため、保険料も家計を圧迫しない程度に準備できないか検討しておくことが望ましい。
また、更新で保険料が上昇する定期タイプの保険だと、現役世代では保険料を拠出できても、収入がなくなった老後生活に入ると保険料が払えなくなるリスクがある。
原則、保険料は契約時点から変わらない保険を準備すると良いだろう。
以上から、いくら保障内容が良くても、保険料を支払い続けないと保障は継続できない。
そのため、保障と保険料のバランスを見ながら準備すると良いだろう。
40代男性におすすめの医療保険とは
医療保険は、各保険会社がこぞって商品を出しているので、競争の激しいジャンルである。
また医療は日進月歩の世界であり、最近では入院より通院中心の治療になってきている。
そのため、短期間でトレンドが変わったり、おすすめできる医療保険が変わるケースがある。
医療保険として基本的な保障の形は「保障が一生涯継続できる医療保険」を準備すると良い。
医療保険には、契約してから保険料が上がらない「終身型」と、一定期間を迎えて保険を継続すると保険料が上がる「更新型」に分かれる。
老後を迎えても医療保険に加入してリスクをカバーする目的であれば、基本的に終身型を選んでおいた方が良いだろう。
また、医療保険は入院や手術を受けると治療費が支払われる保障内容が基本となっている。
オプションで保険料を上乗せすれば保障が追加できる特約は、各保険会社によって特徴が分かれる。
そのため、どのような特約を準備したいかによって、おすすめできる保険会社が異なる。
今回は、40代男性におすすめする医療保険を、以下の項目に分けて紹介する。
- 生活習慣病への保障が手厚い医療保険
- 保険料が安い医療保険
- 特約が充実している医療保険
それぞれの項目ごとに特徴も異なるので、参考にしてほしい。
生活習慣病への保障が手厚い医療保険
がんや生活習慣病の保障が充実している医療保険は、はなさく生命の「はなさく医療」がおすすめである。
医療保険の基本保障である入院や手術の保障に加えて、以下の特約を付加すれば、がんをはじめとする生活習慣病で入院した場合、支払い限度日数が無制限になる。
- 3大疾病入院支払日数無制限特則
- 8大疾病入院支払日数無制限特則
3大疾病として保障されるのは「がん」「心疾患」「脳血管疾患」で、8大疾病はさらに「肝疾患」「膵疾患」「腎疾患」「糖尿病」「高血圧性疾患」が上乗せされる。
入院の支払限度日数が無制限になる保障において、8大疾病まで保障ができる点が幅広い。
また、こうした生活習慣病で入院や手術をすると、入院給付金とは別でまとまった一時金が支払われる「特定疾病一時給付特約」も付加できる。
一時金を受け取れる免責期間も1年なので、保障要件としては受け取りやすくなっているといえる。
保険料が安い医療保険
保険料については、たいていどの保険会社も安く販売されているが、シンプルな医療保険で保険料も安い保険会社は、メディケア生命の「メディフィットA」である。
実際に、40歳の男性で以下の条件の場合、保険料は毎月1,570円であった。
- 入院給付金:5,000円
- 保険料払い込み期間:終身
- 給付限度の型:60日
- 手術給付金:1型
- 先進医療特約:付加
もちろん、ニーズにあわせて保障内容はカスタマイズできる。保険料を安く抑えたい場合は検討すると良い。
特約が充実している医療保険
特約が充実している医療保険では、SOMPOひまわり生命の「健康のお守り」がおすすめだ。
契約途中でも保障を上乗せできるので、メンテナンスがしやすい。
特約は18種類で、それぞれ以下の通りとなっている。
- 医療用新先進医療特約
- 医療用健康回復支援給付特約
- 医療用保険料免除特約
- 医療用特定疾病診断保険料免除特約
- 医療用入院一時金特約
- 医療用通院特約
- 新三大疾病支払日数無制限特則
- 七大生活習慣病追加給付特則
- 医療用新三大疾病一時金特約
- 医療用総合生活障害保障特約
- 医療用新がん診断給付特約
- 医療用新がん外来治療給付特約
- 医療用抗がん剤治療給付特約
- 医療用がん入院特約
- 介護一時金特約
- 医療用介護年金特約
- 医療用女性疾病入院特約
- 手術給付金不担保特則
保障内容や特約の詳細については、資料やパンフレットだけでは分かりにくいことも多い。
そのため、保険の専門家に相談してみると良いだろう。
このように、「いつ医療保険に入るか」によって最適な保険商品は変わる。
年代別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくと、より40代の加入者が重視するべきポイントが理解できるはずだ。
40代男性が医療保険に入る際の注意点
40代は、生活習慣病のリスクが高まっている点や、配偶者や子どもを養う世帯主となっている場合、病気によって働けずに家計に負担を与えるリスクや、資産を切り崩すリスクも高まる。
また、将来の教育資金や老後資金を確保する必要があるので、余計な支出は防ぐ必要がある。
そのためにも、医療保険に加入する必要性は高いといえる。しかし、ただ医療保険に加入していればいいわけでない。
医療保険に加入する場合に、注意すべきポイントがある。
主な注意点は、以下の3つである。
- 公的医療保険でまかなえない部分をカバーする
- 他の保険と保障内容が重複していないかチェックする
- 加入できる健康状態か目安を確認する
それぞれのポイントについて解説しよう。
公的医療保険でまかなえない部分をカバーする
まずは、必要以上に医療保険の保障内容を手厚くし過ぎない点に注意する。
一般的に、医療保険は、公的医療保険でまかなえない部分をカバーするためにある。公的医療保険制度を活用すれば、窓口負担は3割で済む。
自己負担額が一定額を超えた場合は「高額療養制度」が活用できる。
高額療養制度は、所得等に応じて自己負担額が異なるので、自分がどの区分に該当するかは、以下を参考にしてほしい。
そのため、医療保険は高額療養費制度を利用しても自己負担が必要な分だけカバーするようにすると良い。
注意点は、高額療養費制度はあくまでも公的医療保険が適用となる治療費をカバーするための制度なので、入院になった場合は、以下の項目が別途負担が必要となる。
- 差額ベッド代
- 食事代
- 衣服代
また、公的医療保険が適用されない先進医療などの治療については、全額自己負担となるので、別途「先進医療特約」を付加してカバーしておくと良いだろう。
他の保険と保障内容が重複していないかチェックする
すでに加入している他の保険で、同じ保障内容を付けていないかチェックしておく。
基本的に、医療保険は公的医療保険でカバーできない部分を保障する。そのため、必要以上に保障を手厚くする必要はない。
そのため、他で加入している保険と内容が重なっていないか、確認したうえで医療保険を検討すると良いだろう。
特に、入院給付金については、保障が重複しやすい。
たとえば、がん保険で入院給付金がある場合、がんで入院した場合は医療保険とがん保険のそれぞれで給付金が受け取れる。
保障が重複しているので、この部分が本当に必要なのかは、よく検討しておくと良いだろう。
その他にも、生命保険などの特約に医療保険が付加されているケースもある。
保障内容が重なって、無駄な保険料の支払いとならないか確認しておくと良いだろう。
どのように医療保険を準備すれば他の保障と重複せずに準備できるかは、保険会社の商品特徴や現在の保障内容を把握して検討する必要がある。
専門的な知識を必要とするので、こうした相談については、保険の専門家に相談すると良いだろう。
加入できる健康状態か目安を確認する
最後に、これまでの健康状態を詳細に把握したうえで、医療保険に加入する前に加入できる目安かどうかを検討しておく必要がある。
40代を超えると、健康診断でさまざまな項目に精密検査や治療をするように指示を受けるケースがある。
また、病院で診察を受ける機会や薬を処方されるケースも増えるだろう。
保険に加入する場合は、過去に患った病気や治療歴などを保険会社に告知する必要がある。
告知した内容によっては、保険に加入できない可能性もある。
そのため、事前に健康状態を把握して加入できる目安かを確認しておかないと、契約後に医療保険に入れないなどのケースが起こる場合もある。
また、過去の健康状態を誤って加入した場合は、保険金が受け取れない可能性もあるので注意が必要である。
健康状態によっては、加入できる医療保険が限定される場合もある。
スムーズに自分に合う医療保険を見つけられるようにするためにも、健康状態を詳細に把握しておくと良いだろう。
医療保険に加入できる目安は保険の専門家に相談して確認してもらう必要がある。
過去5年以内の診察や入院、服薬、手術歴や、過去2年以内の健康診断での指摘の有無について確認したら、相談してみると良いだろう。
まとめ
本記事では、「40代男性におすすめの医療保険」について解説した。
40代男性が医療保険を選ぶ場合、世帯や資産の状況によって必要な保障内容も異なる。
あくまでも公的医療保険でまかなえない部分をカバーすることが目的だが、状況によってはがん保険や三大疾病の保険と組み合わせて検討する必要があるだろう。
40代におすすめできる医療保険を実際に紹介しているので、参考にしてほしい
保険選びに少しでも疑問や不安があれば、保険のプロへ相談しよう。
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