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10年満期の貯蓄型保険とは?特徴から上手な活用方法まで徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 10年満期の貯蓄型保険のメリットとデメリットが知りたい
  • 保険の加入を考えているが、どの保険が自分に最適かが分からない
  • 10年満期の貯蓄型保険をうまく活用したい

「掛け捨て型保険」と比較してよく耳にする「貯蓄型保険」だが、実際はどのような保険で、どんな特徴があるのか、皆さんはご存じだろうか。

本記事では、貯蓄型の中でも「10年満期」の保険に着目して、その特徴とメリット・デメリットを説明する。

また、10年満期の貯蓄型保険をうまく活用する秘訣も紹介する。

保険選びに悩む方、貯蓄型保険に興味があるが実際のところどうなのかと疑問を持つ方、ぜひ参考にしてほしい。

目次

【10年満期】そもそも貯蓄型保険ってなに?

そもそも貯蓄型保険ってなに? 生命保険ナビ

保険はさまざまな種類があるため、「貯蓄型保険ってどんな保険なんだろう?」と思う人もいるだろう。

ここでは、貯蓄型保険について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてほしい。

貯蓄型保険の基本的な性質

貯蓄型保険とは、リスクに備えるための〈保障〉だけではなく、〈貯蓄機能〉がついている保険のことを指す。

貯蓄機能ってどういうこと?

掛け捨て型保険を解約する場合、今まで給付金を受け取ることがなかったとしても、保険金を受け取れない。

しかし、貯蓄型保険であれば、貯蓄機能がついているため、解約や満期を迎えた際に保険金を受け取ることができるのだ。

(例)解約返戻金・満期保険金

具体的な貯蓄型保険の種類とその特徴

貯蓄型保険には、医療保険などの複数の種類がある。そのため、自分が保険に加入する目的にあった保険を選ぶと、保障を受けながら貯蓄することが可能だ。

どのような種類の貯蓄型保険があるかを紹介するので、自分の目的に合う保険はどの保険か学んでいこう。

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貯蓄型保険一覧特徴
終身保険被保険者が、死亡・高度障害状態になった場合、保険金を受け取れる保険のこと。
保険を解約する場合は、解約返戻金を受け取れる。
被保険者が死亡した場合の葬儀費用や、相続税対策として活用できる保険だ。
養老保険被保険者が満期までの間、生存していても、亡くなってしまっても
保険金を受け取れる保険のことを指す。
老後のために資金形成をしたい人におすすめの保険で、シーンに応じた保険金を受け取れる。

被保険者が死亡:死亡保険金(契約終了)

被保険者が高度障害になる:高度障害保険金(契約終了)
上記に該当しないまま満期を迎える:満期保険金

解約する:解約返戻金
個人年金保険公的年金だけでは、老後の生活に不安を感じる人が加入する傾向にある。
契約する際に設定した年齢になれば、年金を受給できるシステムになっている。
もし、年金を受け取る前に亡くなった場合、今まで払い込んだ保険料相当の金額を受け取れる。
学資保険
(子ども向け)
子どもが進みたい道を歩めるために、学費などを貯蓄していく保険である。
進学などのタイミングに合わせ、お祝金や満期保険金を受け取れる。そのため、進学費用や制服代などさまざまな使い方ができる。
契約者(親・祖父母など)が死亡、もしくは高度障害になった場合、保険料の支払が免除になる。

このように、保険に加入する目的によって適した保険が違い、保険の受け取り方も異なる。

自身に合った保険を選ぶには、どのような保険から選べるか把握しておくと、保険を選びやすくなるだろう。

貯蓄型保険を選ぶべき人とは?

貯蓄型保険を選ぶべき人の特徴を下記で紹介するので、自分が抱える悩みに近いものがないか確認していこう。

貯蓄型保険に向いている人
  • 保障を受けながら、貯蓄を行いたい人
  • 貯金が苦手で、なかなか目標金額に達成できない人
  • 将来のために資産形成をはじめたいと計画を練っている人
  • 投資には専門知識が必要なため、他の方法で資産を効率的に増やしたい人
  • 「老後のために」「私が亡くなっても家族が困らないように」など、お金を貯める目的が明確な人

最近では、少額投資非課税制度のNISAに注目が集まっているため、投資で資産運用を行おうと考えている人も少なくない。プロが代わりに資産運用を行う投資信託という投資方法もあるため、「それなら私でもできるかな?」と思う人もいるだろう。

しかし、最低限の投資知識が必要になることや、定期的な見直しをするなど、保険に比べて手間がかかる傾向にある。

そのため、仕事や家事で忙しくしている人には適した方法ではない可能性があるので注意しなければならない。

資産を確実に増やしていくためには、自身が今いる環境・性格・目的(目標額)などを元に、どの資産運用が適しているか見極めることが重要なので覚えておこう。

また、おすすめの貯蓄型保険についてまとめた記事も参考にしていただくと、より具体的なイメージも膨らむだろう。

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10年満期の貯蓄型保険の特徴

10年満期の貯蓄型保険の特徴 生命保険ナビ

ここでは、10年満期の貯蓄型保険について解説していく。

貯蓄型保険の特徴や、メリット・デメリットも把握し、自分にとって最適な保険を探していくといいだろう。

10年満期の貯蓄型保険とは?

保険という視点で〈満期〉という言葉を見た場合、「契約する際に設定した年数を迎えた」という意味になる。つまり、10年満期とは、「保障期間(保険料の支払期間)が10年の保険」を指す。

保険であれば、満期を迎えたタイミングで〈満期保険金〉を受け取れるシステムになっており、養老保険などは今まで支払った保険料以上の金額を得られるケースもある。

解約返戻金と

上記でも出てきた〈解約返戻金〉という単語だが、満期保険金との違いについて一度整理し、学びを深めていこう。

解約返戻金とは、満期になる前に途中で保険を解約するときに受給できる保険金のことを指し、保険料が支払えない状態やまとまった金額が必要なシーンに利用する人もいる。

しかし、一定期間を過ぎなければ、今まで支払った保険料よりも低い金額になってしまうなどのデメリットもあるので注意が必要だ。

10年満期保険を選ぶメリットとデメリット

10年満期保険のメリットとデメリットを紹介していくので、今後の保険選びの参考にしてみてはいかがだろうか。

10年満期保険を選ぶメリット

10年という期間が定められているため、終身保険と違い、自身のライフプランに合わせて保険に加入できるのがメリットだ。

例えば、「10年後に定年退職予定だから、それまでに1,000万円を用意したい」というように、保険期間が決まっていれば具体的に計画を進めやすくなるだろう。

10年満期保険を選ぶデメリット

10年満期保険を選ぶデメリットは、保険料が高いことが挙げられる。

貯蓄型保険は、掛け捨て型保険に比べ保険料が高めに設定されていることが多い。

そのため、自身が目標としている満期保険金の金額を10年間のうちに貯蓄しようと考えると、想像しているよりも保険料が高くなるケースがある。

他にも、金利水準が低い場合、支払った保険料よりも少ない金額(元本割れ)になる可能性があるため、デメリットを把握しておくことが大切だと言える。

また、途中で保険を解約する場合〈解約返戻金〉を受け取れるが、払込期間中に解約すると返戻率は低いため、わずかな解約返戻金しか受け取れない可能性が高いので注意しよう。

返礼率とは?

保険会社に支払った保険料に対して、どれだけの利益を得られるか割合にしたものを指す。

例:今まで保険会社に支払った金額が100万円、受け取れるお金が110万円=返礼率110%

10年満期の貯蓄型保険を上手く活用する秘訣

10年満期の貯蓄型保険を上手く活用する秘訣 生命保険ナビ

10年満期の貯蓄型保険を、上手く活用するにはどのような秘訣があるのだろうか。

ここでは、おすすめの方法を中心に紹介していくので、ぜひ参考にしてほしい。10年後の生活を豊かなものにするためにも、10年満期の貯蓄型保険を知っていこう。

10年満期の貯蓄型保険を選ぶときのポイント

10年満期の貯蓄型保険を選ぶ際に、下記のポイントに注目すると理想を叶えやすい保険と出会える可能性が上がるので基準軸にしてはいかがだろうか。

保険に加入する目的を具体的にする

保険を加入する目的を具体的にすることは、非常に重要なポイントである。「友達に勧められたから加入しよう」と、具体的な目的を立てていなければ、保険料で生活が苦しくなってしまうなどの状況になりかねない。

そのため、「15年後は〇〇の予定があるから、〇〇〇万円必要になる。つまり、5年以内に10年満期の保険に加入する必要があるね。」など、1つ1つ明確にしていこう。

10年満期の貯蓄型保険の返戻率を確認する

保険を選ぶ場合、複数の保険を比べる必要がある。そのとき、比較するポイントとして重要なのは返戻率だ。上記で紹介した通り、返戻率は支払った保険料よりどれだけの金額が増えるのかを表しているため、効率的に資産を増やすためには必要な情報なのだ。

「よくわからないし、とりあえずこの保険にしよう」と決めるのではなく、「〇〇保険の返戻率は、△△保険に比べると3%少ないのか」と比べるといいだろう。

払い続けられる保険料に設定できるかシミュレーションをする

上記で紹介した通り、途中で保険を解約すると、解約返戻金の金額は支払った保険料よりも少なくなる保険が多い。そのため、「満期を迎えるまで払い続けられる保険料か」というポイントはしっかり考えるといい。

「保険料が毎月〇万円なら、なんとか払えるかな…?」と思う金額よりも、「〇万円なら確実に毎月払えるね!」と思える金額になっているかシミュレーションしよう。

10年間の間に収入が上がるケースもあるが、自身や家族が大きな病気を患い経済的負担が今よりも大きくなるケースもあるため、さまざまな視点から支払える保険料を考える必要がある。

貯蓄目的で10年満期保険を活用する方法

「10年後までに〇〇〇万円貯めたい!」と考えた場合、銀行にお金を預ける、株式投資などの投資を行う、貯蓄型の保険に加入する方法がメインとして挙げられるだろう。

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資産運用方法特徴
銀行にお金を
預ける
大手銀行にお金を預けた場合、普通預金の金利は年0.0010%などの0に近い数字であるケースが多い。そのため、効率的に資産を増やすことは難しい傾向にあるが、元本保障されているポイントは安心である。
インフレリスクがあるため、資産の100%が現金というのもリスクになるので注意が必要である。
株式投資などの
投資を行う
株式・債券・不動産・投資信託などさまざまな方法から、自分に合った手段で資産を増やすことが可能。インフレにも備えられる。
しかし、専門知識が必要になるため、時間がない人などには不向きの資産運用だ。
また、元本割れするリスクがあるため、慎重に投資をする必要がある。
貯蓄型の保険に加入する貯蓄をしながら、自身が死亡・高度障害になったときなどのもしものシーンに備えられる。
投資に比べると利益は少ない傾向にあり、インフレリスクがあるため注意が必要だ。
一定期間を経過する前に、途中で保険を解約してしまうと、元本割れする可能性が高い。
しかし、気を付けるべきポイントを理解すると、専門的な知識は必要なく、計画的に目標金額に近づきやすい方法だと言える。

インフレリスクとは?

インフレ(インフレーション)とは、物価が上がり続けていく状態のことを指す。

10年前100円10年前であれば100円で購入できたものが、現在では購入できない
=お金の価値が下がった(インフレリスク)
現在150円

保険としての側面を活かす方法

10年満期保険の最大の魅力は、〈保障を受けながら、貯蓄もできる〉というポイントだ。

そのため、自身が望んでいる保障を受けられる保険を選ぶと活用できるだろう。

例えば、Aさんは養老保険の加入を検討しており、現時点で医療保険に加入していないとする。

しかし、「公的保険だけでは少し不安だな…」と、病気やケガに備えたいと考えている場合は、医療特約に加入するとAさんが望んでいる条件をクリアできるのだ。

このように、保険のいいところを活用できれば、現在抱えている悩みを解決できる可能性が高くなる。

だが、「どの保険なら悩みを解決できるのかわからない…」と悩んでしまう人も多いだろう。

保険は何年も支払い続ける大きな買い物になるので、慎重に選ぶことが重要だ。

「1人で保険を決める自信がない」と悩んでいる人は、保険の専門家に相談することをおすすめする。

専門家であれば、条件に近いベストな保険を提案してくれるので、将来が楽しみになるだろう。

目的達成のために10年満期の貯蓄型保険を賢く活用しよう

まとめ 生命保険ナビ

10年満期の貯蓄型保険は、死亡や高度障害などから自分の将来を守り、かつ満期を迎えるとまとまった金額が支払われるため、貯蓄として使うこともできる。

しかしながら、その利点を最大限に活かすためには、自身のライフスタイルやライフイベントをよく理解し、商品の特性を把握した上で選択することが重要だ。

もしも保険選びに迷ったら、その時の生活状況や価値観に合わせてプロのアドバイスを受けるのも一つの手段であるが、自分に最適な保険のプロを探すことは簡単ではない。

そこで、保険のプロを選ぶ際には、「生命保険ナビ」を活用してみてはいかがだろうか。

「生命保険ナビ」は全国の保険のプロからあなたに最適な担当者を選べるサービスだ。

あなたに合った担当者からの適切なアドバイスにより、自分に最適な保険選びが可能となるだろう。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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