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【保険を乗り換えたい】その前に知っておきたい3つのポイント

この記事で解決できるお悩み
  • 生命保険を乗り換えたいが、どのように行えば良いのかわからない
  • 生命保険を乗り換えるとどんなメリットがあるのか知りたい
  • 生命保険を乗り換える際の注意点を知りたい

様々なきっかけから現在加入している生命保険を見直し、乗り換えを検討することがあるだろう。

しかし乗り換えるとは言っても、今の保険よりどうすれば良くなるのかは、はっきりと分からない人も多いかと思う。

「乗り換えると実際にどんなメリットがあるのか」「どのような点を考慮して乗り換えを行えば良いのか」「そもそも本当に乗り換える必要があるのか」などの疑問や不安は尽きることがない。

本記事では生命保険の乗り換えを進める前に知っておきたい、比較の方法や乗り換えのメリット、そして注意すべきポイントを具体的に紹介していく。

保険の乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてほしい。

目次

生命保険の乗り換えをするメリット

生命保険の乗り換えをするメリット 生命保険ナビ

まずは、保険の乗り換えを行うことのメリットを見ていく。

誰しも乗り換えを行うからには、以前よりもメリットがあるから乗り換えるわけである。

では、実際にはどのような利点があるのだろうか。特に代表的な乗り換え理由について説明していく。

保険料負担の軽減

何よりもまず真っ先に挙がる乗り換え理由は、保険料負担についてであろう。

払い込んでいる保険料よりも、もっと安く同質のサービスを受けることが出来るのであれば、誰しも乗り換えたいと思うはずだ。

安くなる理由は色々と考えられるが、単純に後発の保険会社が誕生し、安価な保険料で高品質のサービスを展開し始めることもある。

特に、ネット保険会社などは経営コストの面からも、実店舗(対面販売)の保険会社に比べかなり安価な料金設定がされていることが多い。

もし、保障内容を確認してみて、自分の求めていた内容に不足がないのならば、検討する価値は十分ある。

生命保険は長期にわたり加入する商品なので、世の中の変化やニーズに応じて、保険自体も様々に変化していく。

ただ入りっぱなしではなく、そのような時代の変化に合わせて、時折見直しを行ってみると良いだろう。

保障内容の適正化

生命保険を契約する際、自分の将来を見据えた上で現在のライフステージをしっかりと認識し、求めている保険が何なのかを考え加入する。

ひとりひとり保険に求めているものは違うので、適切な商品は人によってそれぞれである。

加入時は良いと思っていても、年月を経て状況が変わり、最適な保障内容が当初とは違ったものになることは良くあることだ。

独身でいるつもりが結婚したり、子供が生まれたり、転職して仕事の内容が大きく変わるなど、様々な変化が人生にはある。全てがプラン通りということは、寧ろ稀であろう。

そうしたライフステージの変化により、より適切な保障の保険へと乗り換えを検討するというのは自然なことである。

環境の変化に合わせて保険も変化させることで、自分や家族の大切な未来を守っていきたい。

サービス面での利点

時が経てば、より優れたサービスが先行している商品を脅かす例は、何も生命保険に限った話ではない。

消費者は、より良いサービスがあるのならば、それを求めるのは当然のことだろう。

ネット保険会社は、安価な料金設定でありながら、ネットを駆使した使いやすいインターフェイスはもちろん、様々な契約状況の確認のし易さに加えて、実際の保障内容も非常にしっかりとしており、サービス面を比較した際に魅力的な存在となってきている。

安かろう悪かろうは昔の話なのだ。

生命保険の1番の肝が、死亡時やケガや病気などの際の保障や、学費や老後の資金などライフイベントへの備えというのは揺るがないし忘れてはならない。

だが、それらをしっかりとカバーした上で、メリットのあるサービスが多くあるのならば、契約者にとって嬉しいのは当然のことだ。

具体的な保険の乗り換え方法

具体的な保険の乗り換え方法 生命保険ナビ

乗り換えには様々な理由があることがわかったが、具体的にはどのようにして乗り換えるのだろうか?

ここではその方法を説明する。

そもそもの基本として、生命保険の「乗り換え」とは、現在加入している保険を解約または減額し、別の保険会社の保険か同じ保険会社の別の保険に加入することである。

ここでは、解約し別の保険会社に加入する、という前提で話を進めていく。

生命保険には「更新」「転換」という切り替えの方法があるが、それらと混同しないように注意してほしい。この記事で取り上げているのは、更新や転換ではない。

現行の保険内容の確認

まずは、乗り換え先の保険を探すためにも、その基準となる現在の保険について、改めて把握することから始める。

この作業がおろそかになると、最悪の場合は「乗り換えない方が良かった」などの失敗に繋がるのでしっかりと行ってほしい。

なぜそこまで現在の保険についての把握が大切なのか。

それは、比較する元となる保険内容を適切に理解できていないと、乗り換え先を探そうにも新たに目にした保険商品が現在のものと比べて優れているのか劣っているのか、自分にとってメリットがあるのかデメリットが増えるのか、判別が出来なくなるからだ。

いわば、判断の基準を持つためにも、現在の保険についてしっかりと理解しておくことが大切になるのだ。

特に生命保険などは、加入からだいぶ年月が経ち、契約内容を細かく覚えている人はほとんどいないだろう。

どのような保障内容なのか、改めて細かい点まで確認してほしい。

契約書は分かりづらく、特に保険は複雑な性質を持った商品でもあるので、なかなか理解が難しい場合は、現在加入している保険内容の確認の段階から専門家に相談するのも手である。

あやふやなまま次の保険を探しても効果的とは言えないので、不安があるのなら専門家を頼ることは賢い方法と言える。

新しい保険の比較・選定

乗り換え先の保険の探し方は、インターネットを利用するのが良い。情報の量と収集のスピードにおいて、圧倒的に効率的だからである。

この時、1社や2社ではなく、なるべく多くの会社を調べるようにしたい。気づかなかった他社の良い商品などが目にとまるかもしれない。

また、インターネットには、複数の保険会社を一括で比較できるウェブサイトもある。

求めている保険がどのようなものか入力し比較を実行すると、沢山の会社の保険料とサービス内容が一瞬で表示され、比較することができるものである。

比較内容はあくまで概要であり大まかではあるが、どの会社を詳細に調べればよいか選ぶ際に大変参考になる。

こういったものを利用し比較を始めていくと、効率的に多くの会社から検討できるだろう。

比較の際に気にすべきポイントは、乗り換えを考え始めた動機により異なるので一概には言えない。

保険料の場合もあるだろうし、保障内容に新たなものを求めているのかもしれない。

あなたが改善したいと思っている点についてしっかり満たされているかは絶対条件にして、プラスアルファでその他の要素を比べるようにしてほしい。

乗り換えの手続き方法

十分に比較検討し、乗り換え先が決まったのならば、いよいよ実際に保険の乗り換え作業を行う。この際に注意してほしいのが、保険を解約するタイミングである。

もしかしたら、現行の保険を先に解約し、その後新たな保険に加入する、と想像している人も多いかもしれないが、実際は逆なので注意してほしい。

まずは、新たな保険会社に新規で加入する手続きを行う。審査などを経て、無事にパスすることができたら契約となる。

その後、最初の払い込みを行えば、保障が始まる「責任開始日」となる。ここまで行ってから、現在の保険会社に解約の連絡をし、保険を解約する。

通常、保険会社は解約を拒否することはできない。

このような流れとなる。急ぐあまり現在の保険の解約を先にしてしまわないように注意することである。

幾つか理由はあるが、例えば健康状態が原因となり新たな保険の審査に仮に落ちてしまった場合、先に元の保険を解約していると加入保険がない状態になってしまうため、そのような事態を避けるためである。

保険を乗り換える際の注意点

保険を乗り換える際の注意点 生命保険ナビ

最後に、生命保険の乗り換えを行う上で注意すべき点を取り上げていくので、実際の作業に活かしてほしい。

乗り換えに伴う手数料

保険の乗り換えに際して、保険会社は「手数料」という名目で費用を請求することはない。

しかし解約のタイミングなどによっては、この後説明する解約控除額が発生する場合があり、必ず一切の負担がないというわけではないため、自分のケースで何か金銭的な負担や損があるかは必ず確認をするようにしてほしい。

また生命保険の解約は、保険契約者はいつでも行うことができ、通常、保険会社はこれを拒否することはできない。解約は極めて自由に行うことが出来るのだ。

契約期間が短い場合は、解約返戻金から解約控除額が差し引かれる場合がある。

10年以上などの加入期間があった場合は、基本的に解約控除額の請求を行わない保険会社が殆どであるが、それ以外のケースでは解約控除額の分が差し引かれて返金される。

この差し引かれる分は加入者が負担することとなる。保険の契約期間が短ければ短いほど、解約控除額は高くなる。

また、各保険商品の契約によるが、解約返戻金が保険料の払込み金額を下回る場合は、その差額の分を損することにはなってしまう。

これらの実質的な負担が発生した場合でも、乗り換えた方が将来的に価値があるかどうかの判断を含め、乗り換えのタイミングは重要になる。

あまりにも短期で乗り換えを行う場合は、解約控除額がどの程度なのか事前に確認したい。

そもそもの話だが、そのようなことにならないためにも、契約前には本当にその商品で良いのかどうかを、この記事で紹介したような方法に基づいてじっくりと検討するべきだろう。

その上で、解約控除額が発生しないためにも、乗り換えは10年のスパンで検討するのが得策と言えるだろう。

やむを得ずそれよりも短い期間で乗り換える場合は、解約控除額と新たに加入する保険の保障内容のバランスをうまく取るように意識したい。

保険内容の重複・欠落に注意

慎重に検討すれば発生しないと信じたいが、保険を乗り換えたことで、本来必要としていた保障内容が欠落している、などのケースも稀にあるので、確認は十分に行いたい。

特に、保険料にばかり注意が集中すると、思わぬ保障内容の落とし穴に気づかないなどもあり得るので、保険料金額だけでなくしっかりと保障内容にも目を向けよう。

また、例えば自動車保険などに加入している場合、その保障内容と乗り換え先の生命保険の保障内容に重複がある場合などは、保険を過剰にかけていることとなる。

折角の機会なので、そういった細かい点でも契約内容を最適化するべきであろう。

乗り換えの際は、保障内容全体の整理整頓をするような心持ちでのぞみ、断捨離と最適化を行うイメージでスッキリとさせたいものだ。

乗り換え時期の見極め

最後に、乗り換えのタイミングについて触れておきたい。

一生涯保険料の変わらない終身保険などなら別であるが、定期的に保険の更新があるタイプの保険の場合は、更新の直前に乗り換える方が得なことが多い。

必要があるのなら、わざわざ更新ぎりぎりまで待つ必要はないが頭に入れておこう。

基本的に更新型の保険の場合、年齢が上がると保険料は高くなるので、最初は保険料が安く加入出来ていても、更新時は保険料が上がるものだ。

そうなってしまう前に、保険を乗り換えようというのがこの考えの趣旨である。

ただし、結婚や出産、子供の独立や転職などライフイベントは待ってくれないであろうし、機というのは逃すと良いことがない場合も多い。

必要以上にタイミングに固執するあまり、求めていた保障内容を受けられなかったりしては本末転倒なので、臨機応変に考えたい。

それとは別に、現在加入中の保険の満期との兼ね合いや解約返戻金については考える必要があるだろう。

どのようなタイミングがベストかは、結局は個々人の状況に左右される。

もし迷ってしまうようならば、やはり専門家のアドバイスを求めるのが確実であろう。

信頼できる相談先は、この記事の下部のリンクからも探すことが出来るので、この機会にぜひ活用してみてほしい。

まとめ

まとめ 生命保険ナビ

生命保険を乗り換えるメリットは、保険料の負担軽減や保障内容の見直しと最適化、サービスの向上など様々だ。

手続きの前には現行の保険内容の確認から新しい保険の比較・選定といったステップで進めることにより、効率的にあなたの現在のライフステージにあった保険を見つけることができるだろう。

ただ、同時に乗り換えに伴う解約控除額が発生するかどうかの問題や、保険内容の重複・欠落の確認、乗り換え時期の見極めも求められる。

自分で保険の乗り換えを行う際にはこれらに注意し、慎重に判断しなければならない。

生命保険というのは複雑な商品なので、もし少しでも1人で進めることに不安を感じた際には、積極的に保険のプロに相談することをおすすめしたい。

あなたの事情を考慮して、最適な保険選びをサポートしてくれるだろう。

プロに相談とは言っても、自分に合った相談先をどう見つければいいか分からないかと思う。

そんな時こそマッチングサービス「生命保険ナビ」である。

誰に依頼すべきか迷うということなく、全国の数多い保険のプロの中からあなたに合った専門家を簡単に探すことが可能なサービスだ。

生命保険の乗り換えについて、安心して的確な判断をしたいと考えている方は、ぜひ利用してみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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