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20代は生命保険に入るべき?保険は早期加入で効果的に活用しよう

この記事で解決できるお悩み
  • 現在20代で、生命保険に加入するべきか迷っている
  • 20代が生命保険を選ぶ際に気を付けるべきポイントが知りたい
  • 20代におすすめの生命保険を具体的に知りたい

生命保険文化センターの「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、20代の全生保の生命保険の加入率は、男性が58.5%、女性が59.9%だ。

また、年齢別の加入率では、20代が最も低いという調査結果が出ている。

20代ではまだ健康リスクも低く、家庭を支える必要がない人が多いと思われる。

しかし、これから20代は結婚や出産、育児などのライフイベントを控えている年代でもあるため、早めに目的にあった生命保険を選ぶことが大切だ。

20代で生命保険に加入するかどうか悩んでいる方はぜひ参考にしてほしい。

目次

20代は生命保険に入るべき?保険の役割と必要性とは

20代から生命保険に加入することで備えられるリスク

20代はまだ社会人になったばかりであり、具体的なリスクもあまり感じていない方も多いかもしれない。

生活をする上で今後どのようなリスクがあるのか解説する。

死亡リスク

20代で病気での死亡はまれだが、ケガでの死亡はあるかもしれない。

死亡に備える保険は、被保険者が死亡した場合に受取人へ保険金が支払われる。

被保険者の家族を受取人とすれば、被保険者が死亡しても家計を支えるために役立てられるのだ。

20代前半ではまだ家計を支えている方はそう多くはないだろう。

しかし20代でも後半の年齢になってくると、パートナーや子どもがいる可能性も増えてくる。

まだ貯蓄もあまりできていない時期に、もしものことがあると、残された家族は生活が立ちゆかなくなってしまう。

あってはならないリスクに備えるのが本来の生命保険の役割だ。

死亡に備える保険は、定期保険、終身保険などの種類がある。

定期保険は、一定の保険期間が定められており、保険期間中のみ保障を受けられる。

少ない保険料で大きな保証が備えられるのが定期保険だ。

終身保険は、同じ保険料で保障が一生涯続く保険だ。

病気やケガのリスク

20代は健康リスクが低く病気に罹患する確率は低い。

しかし若く健康な時代だからこそ、保険の加入を考える時期だ。

若く健康であれば保険料も安く、また選択できる保険商品の数も多い。

病気やケガに備える保険に加入していれば、病気やケガをした場合の費用を賄うことができる。

医療保険、がん保険などの種類があるため、必要に応じて検討しよう。

医療保険やがん保険は、入院や手術が必要になった場合に給付金が支払われるものだ。

最近では、医療の進歩により、がんに罹患しても通院での治療が多くなってきている。

そのため、治療のための通院に対して給付金が支払われる保険が主流になりつつある。

介護のリスク

介護と聞くと、かなり高齢になってからとの認識の方も多いだろう。

しかし若くても事故や病気で要介護状態になる場合もある。

公的な介護保険制度もあるが、その他にも民間の保険会社が提供している介護保険がある。

介護が必要な状態になると公的な介護保険制度だけではカバーしきれない部分も出てくるため、民間の保険会社が提供している介護保険に加入しておくと安心だ。

民間介護保険では要介護状態になると、一時金や年金を受け取れる仕組みになっているものが一般的だ。

また、介護状態になった際に、以後の保険料の支払いは免除され、保障は継続するものもある。

貯蓄目的の保険

リスクではないが、今後のライフイベントに備えるために、貯蓄目的の保険商品もある。

貯蓄目的の保険としては、学資保険や個人年金保険が代表的だ。

他には養老保険などが存在する。

学資保険とは、子どもの進学に必要な学費に備えるための保険だ。

特徴としては、契約者である親が亡くなった場合に、その後の保険料の支払いは免除され、保険金は満額受け取れるので確実に子ども教育費が準備できる。

個人年金保険は、公的年金の補完としての役割が大きい。

また、養老保険は貯蓄性のある死亡保険であり、満期を迎えれば満期保険金、被保険者が死亡すれば同額の死亡保険金が支払われる。

20代から生命保険に入るメリット

保険料が安い

若いうちから加入すれば安い保険料で契約でき、保険の選択肢も広くなる。

生命保険は、一般的には加入当初の年齢が若いほど保険料が安い。

一方、年齢が上がるほど病気に罹患するリスクや死亡するリスクが高くなるため、保険料の金額も上がっていく。

たとえば、定期的に更新が必要になる更新型の定期保険では、更新時の年齢に応じて保険料が高くなるが、加入時から保険料が一定の終身型の生命保険では、保険料が安い20代から加入することで払い込む保険料の総額は安くなるのだ。

保険の選択肢が増える

加入時に健康状態や病歴などの申告をしなければならない保険も多く、申告した内容によっては保険に加入できないケースもある。

たとえば、過去5年以内に傷病歴がある場合、生命保険に加入することができなかったり、制限された保障内容で割増された保険料となる場合が少なくない。

年齢を重ねるごとに、体調の変化を感じる人が増える可能性があるため、健康な20代のうちのほうが保険へ加入しやすいといわれている。

将来のための資産形成にも有効

貯蓄型の生命保険を選ぶことで、将来の生活資金や子どもの教育費などのための資産形成も可能だ。

貯蓄型と呼ばれる生命保険は毎月の保険料が積み立てられていく。

死亡保険の場合、万が一のことがあった場合に死亡保険金を受け取ることができ、一般的に解約時に解約払戻金としてお金が戻ってくるものもある。

ただし、貯蓄型といっても契約内容や経過年数によっては解約したときに受け取ることのできる解約払戻金が、累計の払込保険料を下回る可能性があることには注意が必要だ。

20代における生命保険の必要性と20代が入るべき保険の種類

生命保険にはさまざまな種類があり、どれを選べばいいのかわからないという方もいるだろう。

以下では、20代から加入を検討すべき生命保険の主な種類について解説する。

病気やケガなどの治療を保障する「医療保険」

医療保険は医療保障に特化した保険で、保障の対象となっている病気やケガをした際に給付金を受け取ることができる。

医療保険は、主に定期型と終身型の2種類に分けることができる。

定期型は契約期間中のみ保障され、終身型は契約を解約するまで一生涯保障が続く保険だ。

医療保険の中には、死亡保障の特約を付加できるものもある。

医療費は高額になる場合もあり、特に20代は就職したばかりで収入や貯蓄が安定していない場合が多いため、医療保険で万が一の出費に備えておくことがおすすめだ。

日本では公的医療保険が充実しており、民間の医療保険は必要ないという議論もあるが、

公的医療保険が利用できない場合もある。入院した場合の差額ベッド代や食事代、雑費などがある。

お金の心配をせずに治療に専念するためには、若いうちから考えておこう。

がんの治療に特化した「がん保険」

がん保険は、がんと診断された人のみが給付金を受け取れる保険だ。

ただし、保険の種類や給付条件などによって、給付金を受け取れるタイミングが異なる。

給付金を受け取れるタイミングとして、がんと診断されたとき、がんで入院したとき、手術を受けたとき、通院が必要になったとき、放射線治療や抗がん剤治療を受けたときなどが挙げられる。

働けなくなった際の保障を受けられる「就労所得保障保険」

就労所得保障保険は、病気やケガで長期間働けなくなったときに、給付金を受け取れる保険だ。

病気やケガなどで長期間の入院が必要となり、働くことができなかった場合、収入が大きく減少してしまう可能性がある。

公的保障もあるが、公的保障だけでは足りない場合もあるため、自分自身が受け取ることができる公的保障の内容を考慮し、検討する必要がある。

老後の生活資金を蓄えられる「個人年金保険」

個人年金保険は、保険料を支払った金額に応じて将来、年金を受け取ることができる保険だ。

年金を受け取り始める年齢は、被保険者自身が契約の際に設定できる仕組みになっている。

個人年金保険は、老後の生活資金のために蓄えられるため、公的年金だけでは老後の生活が心配という人にもおすすめだ。

20代が入るべき生命保険のポイント

20代が保険を選ぶポイントを3つのパターンで見ていく。

  • 独身
  • 既婚・子どもなし
  • 既婚・子どもあり

独身

20代で独身の場合は、まずは医療保険の加入を検討しよう。

とくに、20代は社会人になりたてで十分な貯蓄がない人が多いため、入院や手術などで高額な医療費が発生した場合にすべてを賄えない可能性がある。

万が一の病気やケガで働けなくなった場合や、早くから老後の生活資金に備えたい場合は、個人年金保険などにも加入することも検討しよう。

既婚・子どもなし

既婚者で家族がパートナーのみの場合は、自分自身が病気やケガをした際の治療費の備えだけではなく、自身に万が一のことがあった際のパートナーの生活費の確保も考えておく必要がある。

たとえば、自分が死亡した場合や収入を得られなくなった場合などを考慮すると、医療保険とあわせて死亡保険や就労所得保障保険などの追加を検討しよう。

また、パートナーが加入している保険の保障内容なども確認し、必要に応じて見直すことが大切だ。

とくに、女性は妊娠前に医療保険に加入しておこう。

妊娠中は保険加入が制限される場合があり、あらかじめ医療保険に加入していれば妊娠や分娩のトラブルに備えておくこともできる。

既婚・子どもあり

パートナーや子どもがいる場合は、自分自身が病気やケガをした際の治療費の備えだけではなく、万が一に備えて、家族の生活費や養育費を確保できる保険を検討しよう。

たとえば、医療保険、死亡保険や就労所得保障保険、学資保険などの追加も検討しよう。

20代が入るべき生命保険

独身

はなさく生命 はなさく医療

はなさく生命は大手保険会社の「日本生命グループ」なので安心だ。

入院や手術に備える一生涯の医療保険だ。

3大(8大)疾病入院支払日数無制限特則を適用すると、3大(8大)疾病による入院の支払日数を無制限にすることができる。

そのほか、様々な特約を付加することも可能だ。

生活習慣病などによるさまざまなリスクに備えられるのが特徴。たとえば「特定疾病一時給付特約(22)」を付加すると、がんなどの特定の疾病で所定の治療を受けると一時金が受け取れる。

保障の範囲は3大疾病のみをカバーするタイプから特定8疾病・臓器移植をカバーするタイプまで、4つのタイプから選択することが可能。

25歳・男性・保険料月額1,264円

既婚・子どもなし

オリックス生命 終身保険RISE [ライズ]

保険料払込期間中の解約払戻金を通常より抑えることで、保険料をお手頃にした「低解約払戻金型終身保険」だ。

いつ亡くなったとしても保険金を受け取ることができ、保険料は掛け捨てではない。

保険料払込期間は短期払いと終身払いがあり、短期払いは5年刻みで5年~20年、または5歳刻みで50歳〜80歳の範囲で選択可能だ。

死亡保障が不要になった場合には、保険契約を解約して、解約払戻金を活用することもできる。

25歳・男性・保険金額200万円・65歳払い済み・保険料月額3,018円

既婚・子どもあり

SBI保険 「クリック定期!Neo」

25歳・男性・保険金2,000万円・保険料月額1,500円

保険期間10年のみの取扱いから、保険期間を拡大し、保険期間をより細かく設定することができるようになった。

万が一必要な保障を、必要な期間だけ準備できるのだライフステージ毎に保険金額が見直せ、最長80歳まで自動更新される。

保険金額は300万円〜1億円(契約年齢20歳の場合は5,000万円)の範囲で、100万円単位で選べる定期保険だ。

SBI生命 「終身医療保険Neo」

25歳・男性・基本プラン・優良体料率・保険料月額875円

基本的な保障に加えて、ニーズが高い保障を厳選した終身医療保険だ。

必要な特約を組み合わせて、顧客のニーズに合わせた保障にカスタマイズすることができる。

「特別保険料制度」「特定疾病・部位不担保法」などの制度により引受範囲を拡大し、これまで契約できなかった方も加入できる可能性が高くなっている。

SBI生命の2本の保険に加入しても保険料は2,315円だ。

保険料は安く、保障もシンプルにすることで20代・既婚・子どもありでも必要な保障を確保できる。

このように、「いつ保険に加入するか」で最適なプランは異なる。また同じ20代であっても、性別や独身・既婚などのステイタスによってその最適解は変わってくる。

年齢別におすすめの保険20代におすすめの保険をまとめたこちらの記事も参考にしていただくと、より20代のあなたが気をつけるべきポイントへの理解も深まるだろう。

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現在20代で、生命保険に加入するべきか迷っている方に、生命保険を選ぶ際に気をつけるべきポイントや家族構成ごとにおすすめの生命保険を具体的に紹介した。

20代が生命保険に加入するメリットは、保険料の安さと選択肢が多いということだ。

また、独身か子どもがいるかによって、必要な保障も違うので、この記事を参考に自分と家族に対するリスクを補う保障を再確認してほしい。

またいくつか具体的な商品を紹介したが、あくまで一例であり、大切なことはあなたにとって最適な保険を見つけることだ。

そのため、保険選びに少しでも疑問や不安があれば、保険のプロに相談することをおすすめする。

専門的なアドバイスを受けることで自分に必要な保険を見つけることができるだろう。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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