- ジブラルタ生命の保険の評判や口コミが知りたい
- ジブラルタ生命が販売する保険商品を詳しく知りたい
- どのような人にジブラルタ生命の保険がおすすめなのか知りたい
ジブラルタ生命保険株式会社(以下、ジブラルタ生命)は、世界最大級の金融会社を親会社とする外資系の保険会社である。
専属のライフプランコンサルタントが、保険のカスタマイズをサポートしてくれるという特徴を持つ。
安心感の高さからジブラルタ生命の保険に加入を検討している方も多いだろう。
そこで本記事では、ジブラルタ生命の保険の評判や具体的な商品を踏まえ、「どのような人にジブラルタ生命の保険がおすすめなのか」について解説する。
ジブラルタ生命の保険に加入を検討しているという方には、ぜひ参考にしてほしい。
ジブラルタ生命の評判について詳しく知ろう
ジブラルタ生命と聞いて、どのようなイメージを抱くだろうか。
- 外資系の保険会社
- 外貨建保険に強い
- 営業担当のセールスが強そう
「ジブラルタ生命と言えば〇〇保険」のように、特定の保険商品が有名というわけではないが、外資系の大手生命保険会社として一定程度の認知度を獲得しているのは事実だ。
生命保険の加入は保険料を累計すると相当高額な買い物になるため、慎重な判断が欠かせない。
保険料や保障内容を比較検討するのはもちろんだが、保険会社の評判を判断材料にしたい人も多いだろう。
ここでは、ジブラルタ生命の基本情報や評判、口コミなどを順番に解説していこう。
ジブラルタ生命の会社概要
ジブラルタ生命の会社概要は下表のとおりだ。
会社名 | ジブラルタ生命保険株式会社 |
---|---|
営業開始 | 2001年4月3日 |
代表取締役社長 | 添田 毅司 |
従業員数 | 11,924名 |
総資産 | 12兆3,913億円(2023年9月時点) |
売上(保険料等収入) | 8,794億8,200万円(2022年度末) |
事業所数 | ・ライフプラン・コンサルタントチャネル:8営業本部/92支社/716営業所・代理店チャネル:4本部/8営業統括部/65営業部/5ユニット(2023年4月1日時点) |
主な業務内容 | 個人保険、個人年金保険、団体保険、団体年金保険、再保険 |
2023年11月時点の保険の種類 | 19種類 |
ジブラルタ生命は、世界最大級の金融系企業である「プルデンシャル・ファイナンシャル」が親会社だ。
同社の日本法人が「プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン株式会社」で、保険持株会社として、ジブラルタ生命とプルデンシャル生命を運営しているのである。
運営元を辿るとジブラルタ生命とプルデンシャル生命は同じ企業から生まれており、それぞれが独立した保険サービスを提供しているという特徴がある。
ジブラルタ生命は、2000年に経営破綻した協栄生命を買収したことがきっかけで営業を開始しており、協栄生命が教職員団体向けの保険商品を扱っていたことから、教員や自衛官の顧客が多いという点も特徴的だ。
ジブラルタ生命は死亡保険の取り扱いが特に多く、合計19の保険商品を提供している。
ジブラルタ生命が扱う保険商品
ジブラルタ生命が扱う保険商品は大きく分けて以下の4つだ。
- 死亡保険(定期・終身・養老)
- 疾病・医療保険
- 個人年金保険
- 年金支払型積立保険
それぞれで提供している保険商品は、下表のとおりである。
保険の種類 | 保険商品の名称 |
---|---|
死亡保険(定期保険) | ・平準定期保険 ・就労不能障害介護保障型家族収入保険(無解約返戻金型) ・高度障害療養加算型家族収入保険(保険料払込中無解約返戻金型) |
死亡保険(終身保険) | ・終身保険〔無配当〕 ・介護保障付終身保険(低解約返戻金型)〔無配当〕 ・米国ドル建終身保険〔無配当〕 ・米国ドル建終身保険(低解約返戻金型)〔無配当〕 ・米国ドル建介護保障付終身保険(低解約返戻金型)〔無配当〕 ・どるフィン(生存給付金特則付米国ドル建終身保険〔無配当〕) ・ドリーム・ゲート(生存給付金特則付米国ドル建終身保険〔無配当〕) ・一時払米国ドル建終身保険(米国ドル建終身保険〔無配当〕) ・積立利率更改型一時払終身保険 |
死亡保険(養老保険) | ・米国ドル建リタイアメント ・インカム(米国ドル建年金支払型特殊養老保険〔無配当〕) |
疾病・医療保険 | ・医療保険(医療保険(14)(保険料払込中無解約返戻金型)〔無配当〕) ・低解約返戻金特則付 特定疾病保障終身保険〔無配当〕 ・米国ドル建特定疾病保障終身保険(低解約返戻金型)〔無配当〕 |
個人年金保険 | ・通貨指定型個人年金保険 ・通貨指定型個人年金保険(米国ドル建)<円建保証タイプ> |
年金支払型積立保険 | ・リタイアメント・インカム プラス(豪ドル建) |
外資系の生命保険会社の場合、細かな条件ごとに商品を販売しているため、どの保険が自分に適しているか一見して分かりづらいのがネックだ。
この点、ジブラルタ生命の場合、後述する「ライフプラン・コンサルタント」が顧客のニーズに合わせて最適な保障を用意して、顧客の満足度を高めている。
ジブラルタ生命に加入した人のプラスな口コミ
ジブラルタ生命に加入している契約者から寄せられたプラスな口コミは以下のとおりだ。
- 担当者の丹念でわかりやすい説明が良かった
- メリットだけでなくデメリットも伝えてくれた
- 医療保険の入院通算期日が長くて助かる
- 月々の保険料も安く、家計の負担になっていない
- 保険料と保障内容のバランスが良い
ジブラルタ生命の口コミとして多かったのが、「担当者が懇切丁寧に提案してくれた」「保険料を安価に抑えられた」という内容である。
先述したとおり、ジブラルタ生命は提供している保険商品が多く、ライフプラン・コンサルタントが顧客にヒアリングしたうえで、最適な保険を提供する仕組みを採用している。
そのため、コンサルタントとの相性によって口コミも大きく左右されている。
保障内容に関する口コミもいくつか見受けられ、結論としては「手厚い保障内容が良かった」というものだ。
この点は生命保険各社においても同様で、顧客のニーズにマッチする保障が見つかれば、自ずとプラスの評価がつくと想像できる。
保障内容の割に安価な保険料であれば、加入した顧客の満足度はさらに高まるだろう。
ジブラルタ生命に加入した人のマイナスな口コミ
ジブラルタ生命に関する口コミはプラスのものだけでなく、マイナスな評価もいくつか見受けられた。
- 個人情報を何かと収集しようとする姿勢に疑問を抱いた
- 解約しようとしたら書類が届かなくて不誠実な対応をされた
- 保険金の請求をしても言い訳をつけて支払おうとしない
- 契約前後で担当者の態度がガラッと変わって残念だった
- 保険金を請求する際の診断書が細かすぎて手間がかかった
マイナスな口コミで特に多かったのが、「保険金の請求や解約に伴う対応の不誠実さ」だ。
書類が送付されてこなかったり、必要な診断書が規定の書式で非常に細かかったりなど、精神的に不安な状況下でやりとりに時間がかかるのは、相当なストレスになるだろう。
保険金は素早く申請でき、支払いまでスムーズなほど満足度は高まる。
この点に関して、ジブラルタ生命の体制を疑問視する声が相当程度あることには注意が必要である。
また、ジブラルタ生命はインセンティブ報酬によって契約件数や契約額が給与に直結するため、紹介を求められることが多い。
コンサルタントからのプッシュが強かったり、友人や知人の紹介を何度も求められたりするなど、相性が合わないと評価がマイナスになってしまうのは無理もないだろう。
評判を理解したら!ジブラルタ生命の保険商品を徹底解説
ジブラルタ生命は、大きく4つの保険の種類に対して合計19の保険商品を提供している。ここでは、ジブラルタ生命の主力商品を3つ紹介しよう。
生命保険の加入や見直しを検討している人は、以下の内容をぜひ参考にしてほしい。
終身保険:米国ドル建終身保険(無配当)
『米国ドル建終身保険(無配当)』は、死亡または高度障害状態に認定された場合に保険金を受け取れる終身タイプの死亡保険だ。
おもな特徴は以下のとおりである。
- 保険料と保険金の支払いは米国ドル建て
- 不慮の事故で身体障害状態になった場合は保険料の払込が免除
- 解約返戻金を担保に契約者貸付を利用可能
- 年金の受け取り方法は米国ドルと日本円から選べる
- 介護前払特約をつけると介護年金として受け取れる など
終身保険としてもしもの事態に備えるのはもちろん、米国ドル建てで資産運用できる側面もあるため、日本円以外の資産を保有できる点においてもメリットが大きい。
解約返戻金の受け取り方に関しても米国ドルと日本円を毎年選択できるため、その都度の為替状況に合わせて為替変動リスクを回避できる。
死亡保障に高い貯蓄性を持たせたい場合は、ジブラルタ生命の米国ドル建終身保険がおすすめだ。
疾病・医療保険:医療保険(保険料払込中無解約返戻金型)〔無配当〕
『医療保険(保険料払込中無解約返戻金型)〔無配当〕』は、入院初期の固定費用をカバーしつつ、三大生活習慣病による長期入院にも備えられる医療保険だ。おもな特徴は以下のとおりである。
- 保険料払込期間中の解約返戻金をなくしたことで安価な保険料を実現
- 1泊2日以上から10日目までの入院に対して、一律10日分の入院給付金を支給
- 入院初期加算給付金を上乗せすることも可能
- がん・心疾患・脳血管疾患による入院の場合、支払日数無制限で疾病入院給付金を受け取ることも可能
- 先進医療特約をつけると通算2,000万円まで保障 など
近年、入院日数は短期化する傾向にあり、入院した人の2人に1人は10日以内に退院している。
ただし、入院日数が短くなったとしても入院にかかる固定費は変わらず、一定程度の負担を強いられるのは変わらない。
この点、ジブラルタ生命の医療保険なら10日目までの入院に対して、一律で10日分の入院給付金が支払われるのは安心できるだろう。
また、特約も豊富に用意しており、自身のニーズに合わせてカスタマイズしやすいのも特徴だ。
保険期間は定期または終身から選べるため、必要な期間を選びつつ、入院時の経済的負担を減らしたい人には特におすすめである。
養老保険:米国ドル建リタイアメント・インカム
養老保険の『米国ドル建リタイアメント・インカム』は、死亡保障と個人年金保険をセットにしたような死亡保険である。
「リタイアメント・インカム」という名称のとおり、退職後の収入を用意する自分年金の意味合いが強い保険商品だ。
米国ドル建リタイアメント・インカムの特徴は以下のとおりである。
- 日本円で保険料を払い込み、米国ドルで運用される
- 保険期間が満了すると、満期保険金、20年または40年の確定年金、終身年金から受け取り方法を選択できる(契約時に指定)
- 満期のタイミングで一生涯の死亡保険に変更することも可能
- 保険料の払込期間を全期払タイプと短期払タイプから選べる など
保険期間中に亡くなった場合は死亡保険金が支払われ、期間を満了すれば、満期保険金として一括で受け取ったり、年金として毎月受け取ったりできる。
死亡保障をしつつ、老後の生活にも備えられる一石二鳥な生命保険と言えるだろう。
米国ドル建てで運用がなされるため、為替リスクがある点には注意が必要だが、1つ目に紹介した終身保険同様、米ドルを資産として保有しておくこと自体が資産形成におけるリスク分散にも役立つのは事実だ。
死亡保障と個人年金を並行して用意したい人は、米国ドル建リタイアメント・インカムを検討すると良いだろう。
評判と主力商品から考える、ジブラルタ生命がおすすめな人とは
ジブラルタ生命の主力商品を紹介したが、これから保険の加入を検討したり、現在の保険から乗り換えを検討したりするにあたって、ジブラルタ生命にすべきか迷う人も多いだろう。
ここでは、ジブラルタ生命の保険に加入するメリット・デメリット、おすすめできる人とそうでない人について詳しく解説しよう。
ジブラルタ生命の保険のメリット
ジブラルタ生命の保険に加入するメリットは以下のとおりだ。
- ライフプラン・コンサルタントに相談できる
- オーダーメイドの生命保険を提案してくれる
- 貯蓄性の高い保険に加入できる
ジブラルタ生命は保険商品が細かく分けられているからこそ、ライフプラン・コンサルタントからオーダーメイドの生命保険の提案を受けられる。
実際、各生命保険の仕組みや保障内容に関して、正しく理解できる人のほうが少ないだろう。
備えたいリスクは人によって異なり、保険の優先順位も千差万別だ。
ジブラルタ生命なら、知見のあるライフプラン・コンサルタントが顧客一人ひとりにヒアリングし、最適な保障内容を用意してくれる。
保険選びに自信がない人は、専門的な知識のあるプロから提案を受けたほうがメリットも大きいだろう。
また、ジブラルタ生命はドル建ての保険商品を数多く用意しているため、貯蓄や資産運用を兼ねた保険に加入したい人にもメリットがある。
もちろん、外貨建て保険には為替変動リスクがつきものであるため、正しい理解が欠かせない点には注意が必要だ。
ジブラルタ生命の保険のデメリット
ジブラルタ生命の保険にはデメリットもあり、なかでも以下の点は押さえておこう。
- 受けられる提案がライフプラン・コンサルタントのスキル次第
- 過去に何度か不祥事を起こしている
- ライフプラン・コンサルタントから都度営業を受けることも
ジブラルタ生命は対面販売がメインのため、提案を受けられる保険商品の内容やクオリティは、ライフプラン・コンサルタントのスキルに依存する。
対面販売には担当者との相性もあるため、思っていたような保障内容にはならない場合もあるだろう。
また、ジブラルタ生命は、退職者によるシステムへの不正アクセスや元社員による保険料の詐取事件が起きており、過去の不祥事をネックに感じるケースもある。
対面販売を重視するジブラルタ生命の営業方針からしても、契約をためらいたくなる人がいても無理もないだろう。
さらに、ライフプラン・コンサルタントによって、報酬目当てで都度営業をかけられたり、知人や友人の紹介をしてもらえないかという話がきたりする。
押しが強い側面も否めないため、契約後のやり取りが増える可能性が高い点もデメリットになるだろう。
ジブラルタ生命の保険がおすすめな人
ジブラルタ生命の保険がおすすめな人は以下のとおりだ。
- 担当者と対面で話を聞きながら保険を検討したい人
- 貯蓄性や投資性の高い保険商品を検討している人
- 保険料の安さを重視したい人
- ニーズに合わせて保障をオーダーメイドしたい人
ライフプラン・コンサルタントから保障内容の提案を受けられるため、対面で保険の内容を検討したい人や、ニーズに合わせて最適な保険を用意してほしい人には特におすすめだ。
また、ドル建て保険を通じて資産運用をしたいと考えている人にとっても、ジブラルタ生命は有力な選択肢になるだろう。
さらに、保険料は比較的安価に抑えられるため、保障内容は最低限にしつつ値段を重視したい人にもジブラルタ生命はぴったりだ。
ジブラルタ生命への加入が向いていない人
ジブラルタ生命への加入が向いていない人の特徴もまとめておこう。
- シンプルで分かりやすい保険に加入したい人
- 自分で調べて生命保険を比較検討したい人
- 為替に対する理解が乏しい人
- 対面で断るのが苦手な人・押しに弱い人
ジブラルタ生命は対面販売がメインのため、自分で調べて保険を検討したい人にとっては向いていない。
ライフプラン・コンサルタントがニーズに合わせて保険商品を提案してくれるものの、各商品の特徴を完璧に理解するのはやや難しい印象だ。
シンプルで分かりやすい保険を希望する人も、ジブラルタ生命はあまり向いていないだろう。
また、外貨建保険の扱いが多く、契約後の払込期間と受け取り時の為替レートによっては損をする可能性もある点には注意が必要だ。
外資系保険会社の場合は営業担当のセールスが総じて強い傾向にあるため、断るのが苦手な人や押しに弱い人は、他社の生命保険を検討したほうが良いだろう。
ジブラルタ生命の保険の評判を参考に自分に最適な保険を選ぼう
本記事では、ジブラルタ生命の保険の評判や具体的な商品を踏まえ、「どのような人にジブラルタ生命の保険がおすすめなのか」について解説した。
ジブラルタ生命では、専属コンサルタントが加入者の希望に合わせて保険を提案してくれる。
また、経営状態も安定しているため、保険会社としての信用力は高いと言えるだろう。
ただ、店舗や対面でしか申し込みが出来ず、時間が取れない人には向いていないかもしれない。
実際の商品内容を確認しながら、加入すべきか判断する必要があるだろう。
自分がジブラルタ生命の保険に入るべきか、一人で判断するのが不安だという方は、保険のプロに相談することも検討してほしい。
一人一人に合ったアドバイスをもらうことで、自分が入るべき保険を的確に選ぶことができるはずだ。
また、保険のプロは数多く存在し、その中から自分にとって最適な担当を見つけるのは難しいだろう。
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