明治安田生命の学資保険の評判は？特徴と口コミを検証

明治安田生命の学資保険は手厚い保障内容と大手保険会社としての信頼感で人気がある。

しかしながら、実際の利用者からの評価はどのようなものなのだろうか？

そこで本記事では、口コミから実際の利用者の声、サービス内容を紹介する。

また、他社の学資保険と比較し、明治安田生命の学資保険のメリットとデメリットを詳しく解説する。

ぜひ最後まで読んでいただき、より良い保険を選択するための一助にしてほしい。

明治安田生命の学資保険の口コミを検証する前に！学資保険とは何か?

学資保険は、子供の教育資金を準備しておくために加入する貯蓄型の保険のこと。

子供の親が契約者となり、親に万が一のことがあった場合や、入学・進学など子供のイベントに合わせて保険金が受け取れるようになっている。

ここでは、学資保険の基本的な仕組みや活用方法、選び方のポイントなどを解説していく。

学資保険の基本的な仕組み

学資保険は、前述した通り「毎月一定額を支払うことで進学のための準備金や満期の学資金を受け取れる」というもの。

万が一親(契約者)が死亡した場合は、その後の保険料の払込は免除されるが、保障はそのまま継続されるという仕組みだ。

また、学資保険の中には特約で医療保障がついた商品もあり、この場合受け取れる学資金の返戻率が下がる場合もある。

学資保険の目的と活用方法

令和3年度に行われた文部科学省による子供の学習費調査によると、幼稚園(3歳)から高校3年生までの15年間について、各学年の学習費総額は次の通り。

学校種別・公立私立別学習費総額合計の推移(円)
	H22年度	H24年度	H26年度	H28年度	H30年度	R3年度
公立幼稚園	662,340	659,363	634,881	682,117	649,088	472,746
私立幼稚園	1,610,918	1,461,564	1,492,823	1,445,385	1,584,777	924,636
公立小学校	1,821,397	1,829,736	1,924,383	1,934,173	1,926,809	2,112,022
私立小学校	8,810,687	8,538,499	9,215,345	9,164,628	9,592,145	9,999,660
公立中学校	1,379,518	1,351,309	1,444,824	1,433,090	1,462,113	1,616,317
私立中学校	3,839,621	3,887,526	4,017,303	3,979,521	4,217,172	4,303,805
公立高校	1,175,267	1,158,863	1,226,823	1,351,336	1,372,072	1,543,116
私立高校	2,755,243	2,886,198	2,973,792	3,109,805	2,904,230	3,156,401

表を見ても分かる通り、子供1人を育てるためにはこれだけの費用がかかり、さらにそこから大学や専門学校へ進学となると、資金はさらに膨大になる。

このように、将来かかることが予想される子供の教育費用を計画的に積み立てて貯蓄することが学資保険の目的である。

しかし、学資保険は必ずしも「教育資金に使わなければいけない」という決まりはなく、基本的に使い道は個人の自由である。

このようなケースの場合も、学資保険をその準備費用として使うことができる。

また、学資保険で受け取れるお金を子供が使わなかったという場合、親の生活費や老後資金として活用することも可能である。

”子供のため”に加入する保険であるが、家庭全体の資産としてもみることができる。

学資保険の選択のポイント

学資保険を含め、保険商品を購入するときはまず加入目的を明確にする必要がある。

学資保険の満期までと、その先のライフプランを立ててどれぐらいの保障内容が必要か試算してみよう。

その上で、学資保険は次の4つのポイントを意識して選ぶと良い。

学資保険は積み立て式の保険であるが、「返戻率」というものがあり、支払った金額に対して受け取る金額が商品ごとに違う。

返戻率が高いほど、小さなコストで大きいリターンを得られる＝貯蓄性が高いということになる。

返戻率の計算方法は以下のとおり。

返戻率(％)＝受け取る保険金総額÷支払う保険料総額×100

また、学資保険はいつまでにどれくらい受け取りたいかも選ぶときの重要なポイントである。

「どれくらいで受け取るのが理想的なの？」と悩む人も多いが、基本的に学資保険は大学進学の年齢で大きく受け取れるようになっている。

まだ子供が小さい時にかける保険であることから、まずは大学進学をゴールに目標設定しておくのが良いだろう。

明治安田生命の学資保険

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、高い返戻率で計画的に教育資金を準備することができる学資保険である。

ここからは、「つみたて学資」の基本内容や他者との比較をまとめていく。

明治安田生命の学資保険の基本的な内容

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の基本情報をまとめてみた。

返戻率	最大118.2%(2023年11月現在)
受け取り方法	大学進学時に年1回、計4回分割で受け取り
払い込み期間	10歳または15歳まで
受け取れる時期	18歳から

「つみたて学資」は、加入時一括払いの場合の返戻率が最大118.2%と、業界でも比較的高水準。

また、大学進学の時期に合わせて資金を年に1回、合計4回まで分割で受け取ることができる。

学資保険選びのポイントでもあった、大学進学時期に合わせて、払込は10歳または15歳までで終了し、受け取りは18歳から可能。

その過程で契約者に万が一のことがあった場合は、保険料の払い込みは免除となる。

払い込み免除後も保障内容は変わらず、満期まで安心して保障を受け続けることができる。

明治安田生命の学資保険と他社の商品の違い

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」が他者と違うのは、大学入学から4回に分けて資金を受け取ることができ”各学年ごとの教育資金に充てられる”ということ。

入学金はもちろん、進学後は学年ごとに様々な費用が嵩むので、そのタイミングで受け取れるのは非常に嬉しい。

支払われる教育資金に特に使い方の指定はないので、例えば就活時のスーツ購入などにも資金を充てることができるのだ。

受け取り総額が高いプランほど返戻率もアップするので、「学資保険で大きい金額を用意しておきたい」という方にはおすすめである。

明治安田生命の学資保険のメリット・デメリット

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」は、高い返戻率やシンプルな商品構成がメリットである。

また、【申し込み後から最長15歳までコツコツ積み立て→大学進学時に受け取り】というシンプルなプランが組まれているので、保険の知識が少ない方でもわかりやすい。

明治安田生命は日本生命保険や住友生命保険などと並んで日本の”4大生保”の一角であるともいわれており、倒産の危機が少ない大手故の安心感も魅力である。

デメリットは、月の負担が少々割高であるということ。

「つみたて学資」の払込期間は10歳・15歳・全期前納（一括）の3パターンで、他社と比べると払い込み期間が短めに設定されている。

そのため、月々に払う保険料は高くなっている。

そして、メリットでもある「大学進学時に資金を受け取れる」というシンプルなプラン構成は、「受け取り方法が1パターンしかない」というデメリットとも受け取れる。

一括で受け取ったり、中学や高校のタイミングで受け取りたいと思っても難しいので、大学進学を前提としない教育資金の貯蓄方法としては不向きである。

明治安田生命の学資保険ユーザーの口コミ

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」を実際に利用している方の声を集めてみた。

肯定的な意見と、否定的な意見を踏まえたうえで、ユーザーからのアドバイスにはどのようなものがあったのかもまとめている。

これから学資保険への加入を検討している方は、ぜひ保険選びの参考にしてみよう。

明治安田生命の学資保険ユーザーの肯定的な口コミ

「つみたて学資」のユーザーの多くは、保険に関する知識が未熟な、保険利用の初心者が多い。

プランがシンプルでわかりやすく、多少保険料が高いとはいえ「毎月無理なく積み立てられる」という声が多かった。

銀行に預けるだけでは金利が良くないので同じお金を預けるなら良い方に…と明治安田生命様の学資保険を利用。

流行りのドル建ての知識はなく不安だったので日本円で積み立てられるものに魅力を感じた。

0歳から積み立てているのでこつこつ資金がたまっていると実感できる。

急に200万円を用意するのは難しい中、毎月の引き落としで無理のない金額で積み立てられる。

• 参考：みん評「明治安田生命つみたて学資」

明治安田生命の学資保険ユーザーの否定的な口コミ

一方で、「とにかく対応が遅い。1日2日返事が返ってこない。」と、対応の悪さを指摘する声もあった。

希望があれば、明治安田生命では担当者の変更も受け付けているので、一度相手を変えてもう一度説明を聞いてみるのも良いかもしれない。

•  参考：mamari「明治安田生命つみたて学資」、みん評「明治安田生命つみたて学資」

明治安田生命の学資保険ユーザーからのアドバイス

両者の評価を踏まえて、これから明治安田生命の学資保険への加入を検討している人にアドバイスがあるとすれば、やはり「ライフプランはしっかり立てよう」ということだ。

子供が生まれて初めて考える「学資保険」という選択肢は、先行きがわからずかける意味はあるのかと不安に思う人も多いだろう。

まずは、自分が子供のためにどのような教育を受けさせたいかを想像し、そのためにいくら必要なのかを明確にしていこう。

なかなか自分でライフプランを決めるのが難しいという人は、保険の専門家に相談して一緒に考えていくのも良いだろう。

明治安田生命の学資保険の口コミを参考に最適な保険選びを

近年、学資保険は子供の教育費用を確保するための重要なものとなっている。

明治安田生命の学資保険はその信頼感と手厚い保障で魅力があるが、実際の保険選びには自身のライフスタイルや子供の教育計画に合わせることが重要である。

また、他社商品と比較することで、より最適な学資保険を選ぶことができるだろう。

それには自分一人で考えるより、専門的な視点からアドバイスをしてくれる専門家に相談する方がよりよい保険を見つける可能性は高いだろう。

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