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生命保険はなんのために必要?有活用するための保険の選び方を紹介

この記事で解決できるお悩み
  • 生命保険の目的について知りたい
  • どのような生命保険を選べば良いのか分からない
  • 保険の選び方に迷っている

生命保険は、もしもの時に自分や家族を助けるための重要なツールである。

しかし、「生命保険は本当に必要なのか?」と疑問を抱く人々も少なくないだろう。

本記事では、その疑問を解消するため、生命保険の必要性と保険選びのポイントについて詳しく解説する。

この記事を参考にあなたに合った保険を見つけてほしい。

目次

生命保険はなんのためにあるのか

なぜ生命保険は必要なのか? 生命保険ナビ

生命保険への加入を検討する場合には、その必要性について明確にしておく必要がある。

周りから勧められたから、友人も加入していたから、という理由だけで加入しないようにしたい。

ここでは生命保険の必要性や加入率について解説する。

なんのための生命保険?

生命保険が必要な理由は、「万一」が発生したときに、保険金や給付金で負担を軽減するためである。

亡くなったときに備える死亡保険、病気やケガに備える医療保険、老後の生活に備える個人年金保険などがある。

生命保険文化センターでは、「生命保険の加入理由」について調査している。

必要な理由とは少し異なるが、なぜ生命保険に加入したのか、その意向が見て取れるだろう。

上位5位の理由を紹介しておく。

生命保険の加入理由(複数回答)

希望にあった生命保険だったので42.3%
営業職員や代理店の人が親身になって説明してくれたので21.4%
掛金が安かったので18.7%
営業職員や代理店の人が知り合いだったので15.1%
家族、友人、知人などにすすめられたので13.7%
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p83」

「希望にあった生命保険だったので」が42.3%で、生命保険の必要性に関する理由である。

2位以降では、営業に関するものが目立つ。なお、複数回答であるため、「親身になって説明した」だけで加入したわけではなく、あくまでも「希望にあった生命保険であった」ことが理由であると考えられる点には注意したい。

生命保険の加入率

生命保険文化センターでは、世帯主と配偶者の加入率についても調査している。

29歳以下や高齢になると加入率は下がるが、全体的に8〜9割程度の加入率である。

また配偶者の加入率は、世帯主よりも低めであることがわかる。

世帯主の加入率

29歳以下63.5%60~64歳89.3%
30~34歳87.8%65~69歳90.8%
35~39歳83.3%70~74歳82.4%
40~44歳88.6%75~79歳79.1%
45~49歳89.6%80~84歳68.1%
50~54歳90.3%85~89歳56.6%
55~59歳91.8%90歳以上30.4%
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p10」

配偶者の加入率

29歳以下63.0%60~64歳85.5%
30~34歳72.2%65~69歳84.7%
35~39歳80.4%70~74歳78.6%
40~44歳82.2%75~79歳72.8%
45~49歳84.1%80~84歳62.5%
50~54歳85.5%85~89歳42.4%
55~59歳87.5%90歳以上40.0%
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p12」

生命保険が不要と言われる理由

一方、生命保険に加入しない理由も調査している。

おもな非加入理由を紹介する。

生命保険の非加入理由(複数回答)

経済的余裕がない38.9%
現時点では生命保険の必要性をあまり感じない27.9%
健康上の理由や年齢制限のため加入できない13.4%
ほかの貯蓄方法のほうが有利10.0%
生命保険についてよくわからない7.1%
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査p191」

加入しない最も多いのは、経済的理由である。保険は将来のためにあらかじめ加入しておくもので、無理して加入すると今の生活に支障をきたしてしまう。

詳しい家計の状況はわからないが、無理して加入する必要はない。

またそのほかの理由から、生命保険に加入しないのは、生命保険の必要性や明確な加入目的がないと考えられる。

なんのために入る?多くの人が抱えているリスクとは

多くの人が抱えているリスクとは 生命保険ナビ

人にはさまざまなリスクを抱えており、長い人生では、リスクの有無や大きさは変化する。

多くの人が抱えるリスクを3つ紹介する。

収入減リスク

一般的に、社会人になってから少しずつ収入は上昇する。

しかし、病気やケガで働けなくなり、収入が減ってしまうリスクは誰もが抱えている。

会社員であれば労災や健康保険が使えるため、ある程度の負担を軽減できる。

自営業者には労災がないため国民健康保険のみだが、治療費の負担は軽減できる。

働けなくなった場合の損害について、自営業者は会社員より大きくなる可能性がある。

このように立場によって異なるが、誰にでもリスクがある。

治療費の負担だけでなく、収入が減ってしまうと、金銭的負担は大きい。

医療保険を手厚くするだけでは、十分な保障とならない可能性もある。

収入減に備えるためには、就業不能保険を検討するとよい。万一のときの助けとなってくれるだろう。

医療費の負担リスク

病気やケガで入院や手術をしたり、通院治療を続けたりすると医療費の負担が発生する。

公的医療保険により、医療費負担は3割におさえられており、高額になったとしても高額医療費制度がある。

しかし、それでも長期の治療になれば、医療費負担は大きくなり、生活に影響を及ぼしかねない。

医療費の負担リスクは、医療費だけでなく、病院までの交通費や諸費用、収入減などがあり、家計に大きな影響を与えることがある。

医療費のみであれば医療保険やがん保険、収入減にも対応するなら就業不能保険を活用できる。

長生きリスク

厚生労働省によると、令和4年の平均寿命は、男性が81. 05年、女性が87. 09年である。

平均寿命は0歳の平均余命のことであり、65歳の平均余命は男性19. 44年、女性24. 30年となっている。

65歳の退職から約20〜25年の人生があり、平均余命が長くなるほど、生活費はもちろん、医療費や介護費用などの負担が大きくなる。

65歳を過ぎると、収入の上昇は見込みにくく、身体の衰えから医療費などの支出が増加する可能性がある。

それまでの20〜25年とは異なる状況下で、リスクに対応しなければならない。

医療保険や介護保険、個人年金保険などの保険を活用しよう。

なんのためかわかったら生命保険の加入を検討しよう

生命保険の加入を検討しよう 生命保険ナビ

生命保険の必要性や加入率を確認したら、生命保険への加入を検討する。

検討する際には、生命保険のメリットや保険選びのポイントを整理しておくとよい。

ここでは、生命保険の加入を検討する際に必要な知識をまとめる。

あわせて読みたい

生命保険に加入するメリット

世帯主が亡くなった場合、家族が経済的に不安定になったり、大きな病気やケガで治療費が家計に重くのしかかったりする可能性は誰にでもある。

発生する確率は低くても、万一のことが起こると、個人や家族だけでは解決できないほどの影響が出る。

この万一に備え、金銭的負担を軽減するのが生命保険である。

生命保険が必要な人の特徴

リスクに対して、いくつかの対処法がある。たとえば、自動車事故による損害賠償責任を回避するために、自動車を使用しないなどが挙げられる。

運転頻度を減らしたり、使用する時間帯を限定したりすれば事故の発生確率を減らせるかもしれない。

しかし、生活がある以上、一般的にはリスクを抱えなければならない。

病気やケガ、死亡、介護など自動車のようにはいかず、健康的な食事や適度な運動などで発生率を抑えるしかなく、リスクをゼロにはできない。

このような日常生活におけるリスクに対応できるのが、生命保険である。

リスクにより受けるであろう損害分の貯蓄や資産がない人は生命保険が必要だといえる。

生命保険選びのポイント

生命保険を選ぶ場合、次のステップで進めるとよい。

  • 毎月・毎年支払える保険料の額の決定
  • リスクの確認と優先順位の決定
  • 複数の保険商品の比較・検討

生命保険は将来のために支出するため、今の生活にある程度のゆとりがあることが前提となる。

毎月・毎年の収入と支出を確認して、保険料に充てられる予算を決定する。

次に、どのようなリスクがあり、損害額としてどの程度か想定する。

さまざまなリスクがあるが、予算内で保険でカバーできるリスクを考える。緊急用資金の準備も同時に行いたい。

予算と保険を活用するリスクが決まれば、該当する保険商品を調べる。

この際、複数の商品を比較して、自分に合った商品に絞り込むことが重要である。

なんのための生命保険かを理解して自分に合った保険選びを

まとめ 生命保険ナビ

生命保険は、もしもの時に私たちとその家族の人生を守る一つのツールとなる。

そのため、ライフステージごとに必要な保障内容をしっかりと把握し、最適な保険に加入することが重要である。

しかし、細かな条件や自身の状況に応じて選ぶべき保険は大きく異なる。

さらに、保険は膨大な数の商品があり、全てを理解した上で比較検討することは難しいだろう。

そのため、自分一人で選ぶことに不安を感じた場合は、保険のプロに頼ることも良いだろう。

また、その際には「生命保険ナビ」を活用することで、全国にいる保険のプロの中からあなたに合った相談相手を見つけることができる。

自身に適した保険のプロに相談してみてはいかがだろうか。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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