20代独身女性のための医療保険入門！知っておくべき基本データと保険の選び方

若く健康で、まだ「家族のための保障」が必要のない20代独身女性は、どのように医療保険を選べばよいのだろうか。

若いうちから医療保険への加入を検討することで、選択の幅は広がり自分に適したものを選べる確率も高まる。

そこで本記事では、「20代独身女性の医療保険の選び方」について解説する。

ぜひ参考にして、自分に最適な医療保険を選ぶために役立ててほしい。

20代独身女性が医療保険に入るメリットとは

20代という若さで医療保険に入る必要性はどのくらいあるのだろうか。

社会人になったばかりの方や収入がまだ低い方もたくさんいるなかで、医療保険に入るメリットがあるのだろうか。

このように思う方もたくさんいるだろう。

そこでここからは、下記について解説していく。

ぜひ参考にしてほしい。

20代独身女性が持つ女性特有の疾患に対する健康リスク

20代はまだ若く、健康に対する意識も低い年代だ。

しかし、若いからといって病気にならない保証はどこにもない。

実際に子宮筋腫や子宮内膜炎などは若い女性に増えており、子宮頚がんにいたっては年配よりも若い20代の方が発症リスクがあり注意すべきだ。

とくにこれから妊娠や出産を控えている方は、妊娠高血圧症候群、切迫早産、異常分娩などさまざまなリスクについてもしっかり考えておくべきである。

また、厚生労働省の統計によると、20代女性の死因第1位はがんとなっており、つづいて不慮の事故、心疾患、脳血管疾患となっている。

このことから、若い年代であっても健康リスクはあり、医療保険で備える必要性の高さがわかるだろう。

• 参考：厚生労働省「人口動態統計年報」平成29年

20代独身女性の保険加入率と保険料平均

生命保険文化センターの調査によると、20代女性の保険加入率は57.1%となっており、半数以上の方が何かしらの保険に加入していることがわかった。

30代以降はほとんどの年代で80%以上の方が保険に加入している。

また、20代女性の保険料の平均は年間で9.6万である。

月払いにすると約8,000円の保険料を支払っていることがわかった。

まだ保険の必要性を感じていない方が多い年代であるとともに、社会人になったばかりで経済的な余裕がないことが要因だろう。

年代ごとの保険加入率と保険料の平均を表にしたので、下記で確認してほしい。

	保険加入率	年間保険料
20代女性	57.1%	9.6万円
30代女性	82.8%	14.0万円
40代女性	86.3%	18.6万円
50代女性	87.8%	19.0万円
60代女性	86.5%	15.9万円

20代独身女性が医療保険に加入するメリット

20代独身女性が医療保険に加入するメリットと言えば、若く健康なため好条件の医療保険が見つかりやすいという点だ。

また、好条件の医療保険に割安な保険料で加入できるのも魅力である。

年齢とともに健康リスクも上がるため、保険料は歳を重ねるほど高くなっていくのが一般的だ。

20代であれば割安で保障内容が充実した医療保険に加入できるだろう。

20代独身女性が医療保険を選ぶ際のポイント

20代独身女性が医療保険を選ぶ際に重要なポイントは下記のとおりだ。

詳しく解説していくのでぜひ参考にしてほしい。

保険料が高額になりすぎないように選ぶ

20代という年齢であれば、よほど保障を手厚くしすぎない限り、保険料が高額になる可能性は低い。

しかし、保険金額や保障期間などの設定の仕方によっては高額になることもあるだろう。

保険料は長期間支払い続けていくため、無理なく支払える範囲で選ぶことをおすすめする。

20代独身女性のなかには今後結婚や妊娠、出産を経験する方も多く、働き方が変わったり収入が下がったりすることも考えられるからだ。

また、結婚のタイミングで保険を見直すとすれば、高額な医療保険に加入するよりも割安で保険の見直しがしやすい商品がおすすめだからである。

医療保険で何の疾病に備えたいか考える

医療保険に加入する際は、何の疾病に対しての保障に重点をおくかも重要なポイントだ。

たとえば、女性特有の疾病、医療費が高額になりやすいがん、妊娠・出産での疾病など、何の疾病に備えたいのかで選ぶべき医療保険は変わってくるのだ。

最適な保障期間を検討する

医療保険には、一生涯の保障を確保できる「終身型」と10年間、15年間といった一定の期間の保障を確保する「定期型」がある。

どちらにもメリット・デメリットが存在するが、将来結婚や出産のタイミングで保険の見直しをする前提であれば、見直しがしやすい定期型がおすすめだ。

また「更新後に保険料が上がるのを避けたい」「総額の保険料を抑えたい」という方には終身型がおすすめである。

保険を選ぶ際は、まず自分にとって最適な保障期間は何か、終身型と定期型のどちらが向いているのかを明確にしよう。

20代独身女性に必要な医療保険の特徴

ここからは20代独身女性におすすめしたい医療保険を紹介していく。

上述したとおり、20代独身女性は保険料が割安なうえに好条件の医療保険が多数ある。

保障内容や保険料をチェックして、これからの医療保険の参考にしてほしい。

ネオファースト生命「ネオdeいりょうレディースプラン」

健康割引が適用されるネオファースト生命の「ネオdeいりょうレディースプラン」も20代独身女性におすすめしたい医療保険だ。

入院、手術、先進医療給付金がついており、女性特有疾病による入院、手術をした際は通常よりも手厚い保障を受けることが可能である。

乳がんや子宮筋腫、子宮内膜症など、女性がかかりやすい疾病はほとんど保障対象となっており、帝王切開や切迫早産などでも給付金の受け取りが可能だ。

また、乳房再建術に対しての保障があることも魅力である。

20代女性が乳がんで乳房を失ってしまった場合、おそらくほとんどの方が乳房再建術を希望するのではないだろうか。

高額な費用がかかる乳房再建術に対しての保障は、若い女性だからこそ必要な特約と言えるだろう。

詳しい保障内容は下記で確認してほしい。

20歳女性、保険料払込期間・保障期間終身、月額保険料1,717円

入院給付金日額	1日につき5,000円	女性疾病入院給付金	1日につき5,000円
手術 （入院中） 手術（外来）	50,000円 25,000円	女性特定手術給付金 乳房再建給付金	基準給付金額 ×所定の割合
先進医療給付金	通算2,000万円

チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムZ Lady」

健康で、将来妊娠や出産をする可能性の高い20代独身女性におすすめなのが、チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ Lady」だ。

女性特約を付加することで、女性特有のさまざまな疾患に対して手厚い保障を一生涯確保することが可能だ。

また、更新ごとに保険料が高くなるのを避けたい、総額の保険料を抑えたい、という方にとって、一生涯保険料が変わらないのも嬉しいポイントである。

終身医療保険プレミアムZ Ladyのもっとも大きな特徴といえば、下記の事由に該当すると各5万円の給付金が受け取れる点だ。

20代の女性がもっとも恩恵を受けやすい医療保険ではないだろうか。

20歳女性、保険期間・保険料払込期間終身での月額保険料は2,879円だ。

詳しい保障内容は下記の表で確認してほしい。

入院給付金	1日につき5,000円	手術（入院中） 手術（外来） 放射線治療 骨髄ドナー	5万円 2.5万円 5万円 5万円
入院給付金 （女性特有疾病）	1日につき5,000円	手術 （女性特有の疾病）	2.5〜50万円
放射線治療 （女性特有の疾病）	25万円	入院一時金 （女性特有の疾病）	2.5万円
先進医療給付金 支援給付金	通算2,000万円 最大15万円	入院一時金	10万円
所定の不妊治療を受けたとき 出産をしたとき 契約日から10年ごとの無事故祝い金	各5万円

メットライフ生命「終身医療保障保険マイ フレキシィ」

途中から特約を付加し、幅広い保障を確保できるのが、メットライフ生命の「終身保障保険マイ フレキシィ」である。

主契約は入院給付金日額10,000円となっており、入院をしなかった場合は3年ごとに10万円が最長100歳まで受け取れる終身医療保険だ。

健康リスクが低い若いうちは最低限の入院保障と3年ごとのボーナスを確保し、結婚した際や健康リスクが高まる年齢になった際に特約を付加すれば、手厚い保障を確保することが可能である。

入院給付金日額10,000円、3年ごとに10万円のボーナス、20歳女性、保障期間・保険料払込期間終身で月額保険料は4,040円だ。

特約の内容は下記で確認してほしい。

先進医療特約	通算2,000万円	がん通院特約	1日につき5,000円
入院中の手術	1回につき6万円 1回につき10万円	三代疾病一時金特約	1回につき100万円
八疾病延長入院特約	入院日数無制限	三疾病月払給付特約 ホルモン剤治療・緩和療養	月ごとに10万円 限度5万円
通院特約	1日につき5,000円	がん一時金特約	100万円
がん治療月払給付特約 ホルモン剤治療・緩和療養	月ごとに10万円 限度5万円	三大疾病保険料払込免除	付加
女性疾病入院特約	1日につき5,000円

このように、「いつ医療保険に入るか」によって最適な保険商品は変わる。

年代別におすすめの医療保険についてまとめた記事もあるので、比較していただくと、より20代の加入者が重視するべきポイントが理解できるはずだ。

まとめ

本記事では、「20代独身女性の医療保険の選び方」について解説した。

20代独身女性は他の年代に比べて健康リスクが低い。

だからこそ好条件で医療保険を選べるのだ。

若く健康なうちに医療保険に加入する必要性は高いと言えるだろう。

20代独身女性は、保険料を抑えながら女性特有の疾患に備えられる医療保険を選択することをおすすめする。

20代独身女性におすすめの商品を参考にして、最適な医療保険を選んでほしい。

また、保険のプロに相談することで、自分に必要な医療保険を見つけることができるだろう。

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