- 為替取引について知識を身につけたい
- おすすめのFX会社が知りたい
為替差益を利用して大きなリターンを期待できるFXは投資として人気がある。しかし、FXは知識もなく始めると負けてばかりで、投資で資産を増やすどころか損失だけで資産を失ってしまうリスクもある。
この記事では、通貨が違う為替取引で通貨ペアを選択する際のポイントや、多数のFX会社の中からどこを選ぶべきか、さらにFXの注意点について解説する。
FXを始めたい人は、ぜひ最後まで読んで参考にして頂きたい。
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通貨ペアの比較
2種類の通貨の為替差益を利用して取引を行うFXにはさまざまな通貨ペアがある。主要な通貨ペアを比較して自分に合ったものを選ぶことが大切だ。
また、ただ闇雲に通貨ペアを選べばいいのではなく、選ぶ時にはポイントがある。ここではFX初心者にオススメの通貨ペアを紹介する。
主要な通貨ペアの比較
FXで使用される通貨にはメジャー通貨とマイナー通貨とよばれる通貨の2タイプの通貨が存在する。
そのうち主要な通貨ペアは次の通りである。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
- 豪ドル/円
- 英ポンド/円
これら5種類の通貨ペアは日本でも馴染みが深く、特に米ドル/円については日本人が利用しやすい通貨ペアだと言えるだろう。
為替市場で最も取引が多い通貨ペアはユーロ/米ドルで、こちらもテレビなどで為替レートが毎日発表されるため利用しやすい。
通貨ペアを選ぶポイント
通貨ペアを選ぶときのポイントが5つあるのでFXを始める時には参考にして頂きたい。
スワップポイント
通貨ペアの金利差による損益をスワップポイントという。金利が低い通貨を売り、高金利の通貨を買うと金利差分の収益が得られるという仕組みだ。
金利差があればポジションを保有している間に収益を得られるため、スワップポイントに注目して通貨ペアを選んでみても良いだろう。なお、高金利の通貨は為替変動リスクが高いケースもあるため注意が必要だ。
流動性
FXで「流動性が高い=取引している人が多い」ことを示す。FXは外貨の売り手と買い手の間で成立する取引である。取引をしている人が多いほど取引が成立しやすくなるため利益を得られやすい。
ボラティリティ
通貨ペアの値動きが大きいことも通貨ペア選びの重要なポイントの1つである。FX用語で、価格変動の度合いのことを「ボラティリティ」とよんでいる。
ボラティリティが大きいとは通貨ペアの値動きが大きいということを意味する。ボラティリティの大きい通貨ペアは大きな利益を稼ぐ一方で、損失も大きいと理解しよう。
ボラティリティが大きい通貨ペアの代表としては
- ポンド/円
- 豪ドル/ポンド
があげられる。
その逆でボラティリティが小さい通貨ペアは
- 米ドル/円
- ユーロ/円
が代表的である。初心者はいきなりボラティリティが大きい通貨ペアを選ぶのは損失のリスクが高くなるため、小さい通貨ペアを選ぶようにしよう。
スプレッド
通貨ペアを売買する時の価格の差をスプレッドと言う。分かりやすい例をあげると、海外旅行に行った時、現地通貨を買う為替レートと、帰国後に売る為替レートが異なるが、FXではこの為替レートの差のことを示す。
スプレッドは取引の度に発生する実質的なコストであるため、できるだけスプレッドが狭い(小さい)通貨ペアを選ぶと良いだろう。
理解しやすい・なじみ深い
投資において「よく分からないもの」に手を出すのは危険だ。なじみ深く、理解しやすい通貨ペアを選ぶことをおすすめする。
私達が一般的に理解しやすい・なじみ深い通貨は米ドルやユーロではないだろうか。アメリカやヨーロッパの情報は容易に入手でき、イメージがしやすいためだ。
1ドルや1ユーロの為替レートの変動は、日常生活でも輸入品の値上がりなどでなじみ深いと言えるだろう。
FXで使用される通貨ペアは、普段聞きなれないアフリカやトルコなどの通貨も存在する。
これらの国々に頻繁に旅行などに行く人ならいざ知らず、あまりなじみがない通貨ペアは例え利益が大きいと感じても、初心者のうちは選ばない方が無難だといえるだろう。
初心者にオススメの通貨ペア
上記の通貨ペア選びのポイントを踏まえ、FX初心者におすすめの通貨ペアは以下の3つだ。
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/円
上記の通貨ペアは流動性が高いため取引が成立しやすく、スプレッドも小さいことが特徴となっている。アメリカ・ヨーロッパの通貨であるため情報も入手しやすく、ボラティリティの小ささから損失のリスクも比較的低い。
これからFXを始めようと検討中の方は、まず上記の通貨ペアから始めてみると良いだろう。
FX会社の比較
FX取引を行っている会社は多数あるので、初心者はどのFX会社に口座開設をすればよいのか迷ってしまうだろう。
さらに、FX会社には海外FXの取引を行う会社も多数存在する。英語が堪能であれば魅力的なボーナスがある海外FX会社も検討するだろう。
しかし、初心者にとっては海外FXは面倒な手続きや利益の払い出しなどが一切ないといったデメリットが気になるのではないか。そんな点を踏まえ、本記事では、日本国内の主要なFX会社をご紹介する。
主要なFX会社の比較
ここでは「使いやすさ・少額から始められる・スワップポイントが高水準」の3つの観点から国内FX会社4社を比較していこう。
比較した4社は以下の通りである。
- 松井証券
- GMOクリック証券
- GMO外貨
- LIGHT FX
FX会社の特徴の比較
通貨ペア数 | 最小取引単位 | スプレッド | キャンペーン | |
---|---|---|---|---|
松井証券 | 20銘柄 | 1通貨 | 原則固定米ドル/円:0.2銭ユーロ/円:0.5銭 | 取引数量に応じて最大100万円のキャッシュバック |
外為どっとコム | 30銘柄 | 1,000通貨(露ルーブル/円は10,000通貨) | 原則固定(例外あり)米ドル/円:0.2銭ユーロ/円:0.4銭 | 新規口座開設+条件達成で最大で合計100万円のキャッシュバック |
GMO外貨 | 24銘柄 | 1,000通貨(南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、人民元/円、香港ドル/円は10,000通貨) | 原則固定米ドル/円:0.2銭ユーロ/円:0.4銭 | 新規口座開設&お取引で最大100万円キャッシュバック |
LIGHT FX | 44銘柄 | 1,000通貨(ロシアルーブル/円、ハンガリーフォリント/円は10,000通貨) | 原則固定米ドル/円:0.2銭ユーロ/円:0.4銭 | 新規口座開設+取引で最大40万円キャッシュバック |
松井証券
松井証券は、他社が1万通貨または1,000通貨から取引できるのに対し、1通貨から取引できるのが最大のポイントである。
リスクコントロールも事前にレバレッジ倍率が選択可能なため、しやすい。投資資金の追加も自分の希望額で設定できるように細かく設定が可能なので、初心者にとっては使いやすいのも大きなメリットと言えるだろう。
- 公式サイト: 松井証券
外為どっとコム
「らくらくFX積立」機能を使用してリスクを抑えながら、地道に運用ができる。初心者に便利なFXを学べるコンテンツが充実している。
- 公式サイト: 外為どっとコム
GMO外貨
FXで得た外貨を無料で両替できるのが特徴。パソコン、スマホ、タブレットで利用できる高性能、かつ使いやすいツールで初心者でも簡単に取引ができる。
専用アプリでスマホからバイナリーオプションも行える。
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LIGHT FX
スワップポイントが業界最高水準のLIGHT FXは通貨ペアごとに売買比率がチェックできるのが便利である。
マーケット情報のツールも豊富なので使いやすい。
- 公式サイト:LIGHT FX
FX会社を選ぶポイント
数あるFX会社の中から、FX会社を選ぶポイントが5つあるのでFXを始める時の参考にして頂きたい。
取引コストが安価
FXの取引には「スプレッド」と「売買手数料(取引手数料)」のコストが必要になる。「スプレッド」幅は、FX会社が決めているため、取引コストを抑えるためには「スプレッド」幅が狭いFX会社を選ぶことが重要だ。
信託保全がある
FX会社は投資家から預かった保証金を信託銀行に預け入れる。これは、もしFX会社が倒産や破産になっても投資家から預かった保証金は保証されていることを表す。
少額取引ができる
FX会社の最低金額は、会社によってもまちまちだが、1万通貨単位の会社が多い。しかし、近年では1通貨や100通貨などの少額取引ができるFX会社も登場している。
少額取引ができるFX会社は、証拠金も少なくて済むのでFX初心者には便利と言えるだろう。
取引通貨ペア、レバレッジなどのFX取引に関する情報が明確
FX会社の公式サイトには使用可能なレバレッジ、取扱い通貨ペア、各種手数料などFX取引に必要な情報が記載されている。
FX取引に関する情報が明確な会社は投資初心者でも安心して取引できるだろう。
使いやすい機能が充実しているか
FX会社のFX取引に使用するツールや、コンテンツなどが充実しているFX会社は、初心者向けのコンテンツやFXに関する便利な情報を提供している。そのためFX取引の実践だけでなく役立つ情報が得られるだろう。
初心者にオススメのFX会社
主要なFX会社の中から初心者にオススメのFX会社3社は次の通りである。
- 松井証券
- 外為どっとコム
- LIGHT FX
この3社は少額取引が可能であったり、初心者向けのコンテンツが充実していたりする。初心者にも使いやすいのが特徴であるため、これからFX取引を始める場合は上記の業者から選ぶことをおすすめする。
FXのリスクと注意点
FXには外貨による取引のために思いがけないリスクが起きることもある。それらのリスクに対する注意点があるので、FXを開始する時には理解しよう。
- 為替変動リスク
- 元手以上の損失をすることもある
- リスク管理を万全にする
為替変動リスク
日本円と外貨の通貨ペア、もしくは外貨同士の通貨ペアは思いもよらない価格変動をすることがある。FXは24時間、市場の為替レートが変動しているので、為替の上昇、下落によるリスクがあることを理解しよう。
さらに金利の変動があった場合、スワップポイントがマイナスになってしまうこともある。
元手以上の損失をすることもある
レバレッジ取引により証拠金以上の利益を得ることもできるが、その反対に為替レートの急激な変動により、証拠金以上の損失が起こることがある。
これは、為替レートの変動率より、証拠金の損益の変動率が大きいために、証拠金がマイナスになってしまうことを示す。
リスク管理を万全にする
FXはこのようなリスクが発生するため、リスク管理は万全にすべきである。リスク管理については2つあるが、誰にでもできる方法なので、活用しよう。
テクニカル分析
過去の相場の値動きをチャートを利用して着目し、FX取引の戦略を立てることをテクニカル分析という。過去の為替の値動きパターンを分析して、未来の為替の変動にも起こりうるとの前提で為替の値動きを予測するものである。
参照する指標としてはローソク足や移動平均線などが挙げられるが、これらの要素をもとにチャートのトレンドパターンを推測する必要がある。
ただし、テクニカル分析は必ずしも未来の為替の値動きを保証するものではないことを理解したうえで利用しよう。
損切の目安を設定して取引を行う
FX取引では通貨ペアの値動きが予想とは反対に動いたために損失となることがある。損失が出たときに「もう少し待てば損失を取り戻せるかも」などと考えて取引を継続してしまい、さらに損失が拡大してしまうケースは少なくない。
こうした事態を避けるためにも、一定の損失が出たら取引をやめるという「損切り」のルールを設定しておこう。「◯%の損失が出たら損切りをする」などとあらかじめ決めておけば、損失を最小限に抑えられる。
感情に左右されて損失が大きくなってしまわないよう、事前に損切りの目安を設定した上で取引を行おう。
まとめ
この記事ではFX取引に必要な為替の通貨ペアの比較、FX会社の選び方と比較、さらにFXを行ううえでの注意点などを解説した。
初心者がFXを始める時、通貨ペアの値動きの推測が難しいと感じるだろう。
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